戸塚区

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とつかく ウィキデータを編集
戸塚区
舞岡公園
日本の旗 日本
地方 関東地方
都道府県 神奈川県
横浜市
市町村コード 14110-1
面積 35.79km2
総人口 282,565[編集]
推計人口、2024年3月1日)
人口密度 7,895人/km2
隣接自治体
隣接行政区
横浜市南区保土ケ谷区港南区
旭区栄区泉区
鎌倉市藤沢市
区の花
戸塚区役所
所在地 244-0003
神奈川県横浜市戸塚区戸塚町16番地17
北緯35度23分47.3秒 東経139度31分56.4秒 / 北緯35.396472度 東経139.532333度 / 35.396472; 139.532333座標: 北緯35度23分47.3秒 東経139度31分56.4秒 / 北緯35.396472度 東経139.532333度 / 35.396472; 139.532333
戸塚区役所新庁舎
戸塚区役所新庁舎
外部リンク 横浜市戸塚区役所ホームページ
横浜市戸塚区位置図

戸塚区位置図

ウィキプロジェクト

戸塚区(とつかく)は、横浜市を構成する18行政区のうちの一つである。「塚」は旧字体の「塚」が使われることもある[脚注 1]

概要

戸塚は、江戸時代東海道宿場町として栄えた。明治時代になると東海道本線が開通し、戸塚駅が開業する。戸塚駅は現在でも当区主要駅となっている。

近代化に伴って日立製作所など多くの企業が進出し、高度経済成長以降は丘陵地の造成が進んだ。現在、東京横浜ベッドタウンとなっている。

都市整備は横浜市中心部に比べて大幅に遅れた。特に戸塚駅西口再開発事業は1962年の計画立案以来、住民の反対もあり計画が大幅に遅れた。

一帯の再開発が課題となっていたものの、2007年6月より本格的な事業着手や工事が開始された。2010年4月に商業施設トツカーナが完成した。2012年秋に第2交通広場、戸塚区役所新庁舎などが完成した。2013年同旧庁舎より新庁舎へ移転も完了し、翌年には旧庁舎が解体された。これにより、戦後闇市以来の歴史がある「旭町通商店街」や「さくらモール」は消滅した。

戸塚駅周辺の概況については、戸塚駅を参照されたい。

地理

横浜市戸塚区は、JR横浜駅とJR大船駅の丁度中間辺りに位置し、面積は横浜市18区内中で最大である。人口は同第4位。区域は北東から南西にかけて延びており、中央部を柏尾川・東海道線・国道1号が縦断している。谷戸の地形が多い。区内の交差点や踏切など、渋滞の起こりやすい箇所がある。柏尾川流域は古くからの工場が多い。また、ほとんどの丘陵地が住宅地として開発されている。

歴史

年表

地名の由来

伝説によると、「戸塚」の地名には「富塚」「十塚」「豊塚」という三つの由来がある。また、富塚八幡(戸塚町)の縁起には、平安時代の後期、戸塚修六郎友晴及びその子孫がこの地の開発に努力したので「戸塚」と呼ぶようになったと記述されている。

地域

現行行政町名

戸塚区内では、一部の区域で住居表示に関する法律に基づく住居表示が実施されている。

町名 町名の読み 設置年月日 住居表示実施年月日 住居表示実施直前の町名 備考
下倉田町 しもくらたちょう 1939年4月1日 未実施
上倉田町 かみくらたちょう 1939年4月1日 未実施
吉田町 よしだちょう 1939年4月1日 未実施
矢部町 やべちょう 1939年4月1日 未実施
鳥が丘 とりがおか 1978年8月27日 未実施 町名地番整理実施区域
戸塚町 とつかちょう 1939年4月1日 未実施
汲沢町 ぐみざわちょう 1939年4月1日 未実施
汲沢一〜八丁目 ぐみざわ 1983年7月18日(一〜四) 1983年7月18日 汲沢町、戸塚町の各一部
1985年7月22日(五〜八) 1985年7月22日 汲沢町の一部
深谷町 ふかやちょう 1939年4月1日 未実施
原宿一〜五丁目 はらじゅく 1999年10月25日 1999年10月25日 原宿町の全部及び小雀町、深谷町の各一部
俣野町 またのちょう 1939年4月1日 未実施
東俣野町 ひがしまたのちょう 1939年4月1日 未実施
影取町 かげとりちょう 1939年4月1日 未実施
小雀町 こすずめちょう 1939年4月1日 未実施
舞岡町 まいおかちょう 1939年4月1日 未実施
南舞岡一〜四丁目 みなみまいおか 1980年11月10日 1980年11月10日 舞岡町、港南区上永谷町の各一部
柏尾町 かしおちょう 1939年4月1日 未実施
上柏尾町 かみかしおちょう 1939年4月1日 未実施
平戸町 ひらどちょう 1939年4月1日 未実施
平戸一〜五丁目 ひらど 1982年7月19日 1982年7月19日 平戸町の一部
品濃町 しなのちょう 1939年4月1日 未実施
川上町 かわかみちょう 1939年4月1日 未実施
前田町 まえだちょう 1939年4月1日 未実施
秋葉町 あきばちょう 1939年4月1日 未実施
名瀬町 なせちょう 1939年4月1日 未実施
上矢部町 かみやべちょう 1939年4月1日 未実施
上品濃 かみしなの 1996年10月21日 1996年10月21日 川上町、品濃町の各一部

住宅団地

  • 横浜市住宅供給公社ドリームハイツ(俣野町)
  • 神奈川県住宅供給公社ドリームハイツ(俣野町)
  • UR 下倉田団地(下倉田、2C、 賃貸374 1958年)
  • UR 上倉田団地(上倉田、賃貸640 1959年)
  • UR 矢部団地(矢部、特殊設計 賃貸811 1960年)
  • UR 大正団地(原宿 (横浜市)
  • 原宿 (横浜市)県営団地
  • 県営柏尾団地(上柏尾町)
  • 県営サイドヒル矢部(矢部町)
  • 県営川上第一団地(川上町497外)
  • 県営汲沢団地(汲沢1丁目)
  • 県営平戸団地(平戸町)
  • 県営柏陽台団地(柏尾町)
  • 県営川上第二団地(川上町)
  • 県営チェリーヒルズ上倉田(上倉田町)
  • 県営原宿団地(原宿5丁目)

行政

区長

  • 地曳良夫( - 2004年3月31日)
  • 塚原良一(2004年4月1日 - 2007年3月31日)
  • 谷内徹(2007年4月1日 - 2010年3月31日) - 就任早々の2007年4月、大黒海釣り公園にて、釣り禁止時間帯に公園内に侵入し、書類送検された。
  • 葛西光春(2010年4月1日 - )

商業施設

戸塚駅周辺地区

東口エリア都市型商業施設

ラピス戸塚1(戸塚モディ)
ラピス戸塚1(戸塚モディ
ラピス戸塚2
  • 白木屋戸塚東口駅前店
  • 有隣堂戸塚カルチャーセンター・戸塚ミュージックサロン、その他多数のテナント有り。
ラピス戸塚3
アピタ戸塚店
その他

東口エリア郊外型商業施設

西口エリア都市型商業施設

トツカーナ(東急プラザ戸塚及びトツカーナモール)
トツカーナ東急プラザ戸塚及びトツカーナモール)
戸塚区総合庁舎
  • 102Cafe(ワン・オー・ツー・カフェ)
  • 戸塚区地産地消直売コーナー
戸塚パルソ (PALLSO)
  • 仲通り5~6ブロック
    • イタリアン・トマト・カフェジュニア戸塚駅西口店
    • カフェ&フラワーショップたねや
    • きくち体操戸塚教室
    • 城南コベッツ戸塚教室
    • パソルーム戸塚教室
    • 美容室レジスタンスウェスト
    • HAIR MAKE Ash 戸塚店
    • 森塾戸塚校
  • 交通広場下店舗11ブロック
    • かわい染物店
    • くるくる
    • なかむら経師表装店
    • モリフルーツ
サクラス戸塚トツカーナとは、ペデストリアンデッキにより結ばれている)
その他

西口エリア郊外型商業施設

東戸塚駅周辺地区

東口エリア都市型商業施設

オーロラシティー(西武東戸塚店・オーロラモール・オーロラモールアネックス・イオン東戸塚店) - 西武館及びオーロラモール館の4階は、JR東戸塚駅東口と、同一平面上の歩道橋で結ばれている。
オーロラシティー(西武東戸塚店・オーロラモール・オーロラモールアネックス・イオン東戸塚店
その他

東口エリア郊外型商業施設

西口エリア都市型商業施設

東戸塚西口プラザ

東戸塚西口プラザ

その他
Olympicおりーぶ東戸塚店

西口エリア郊外型商業施設

金融機関

証券会社

郵便局

都市銀行

地方銀行

信用金庫

戸塚区に本社を置く企業

紳士服のコナカ東戸塚総本店(本社)
グラフテック本社

工場

医療

独立行政法人国立病院機構横浜医療センター

総合病院・専門病院

教育

大学

短期大学

  • なし

湘南工業短期大学が存在したが1951年に廃止)

高等学校

公立
私立

中学校

公立
私立

小学校

公立

特別支援学校

  • 横浜市立東俣野特別支援学校

交通

鉄道

東日本旅客鉄道(JR東日本)
東海道本線湘南新宿ライン高崎線直通)・上野東京ライン宇都宮線・高崎線直通)
横須賀線・湘南新宿ライン(宇都宮線直通)

※湘南新宿ラインは列車ごとに停車駅が異なる

横浜市交通局
横浜市営地下鉄ブルーライン
  • - (踊場駅) - 戸塚駅 - 舞岡駅 -
    • 踊場駅は泉区に所在するが、戸塚区にも出口が置かれている。

路線バス

道路

その他のインフラ

  • 小雀浄水場 -1965年開場。相模川水流を寒川で取水している。市内各区と横須賀市に供給。
  • 戸塚変電所 -1922年開所。市内各区と横須賀に送電。

名所・旧跡・観光スポット・祭事・催事

横浜FC LEOCトレーニングセンター
清水谷戸トンネル

戸塚区出身の有名人

政治・実業

芸術

  • 照井裕 - 作家/戸塚区出生・出身・居住者

芸能

スポーツ

戸塚区にゆかりのある有名人

居住者

囲碁・将棋・チェス

スポーツ

  • 笹野由宇 - 空手選手、少年世界空手道選手権大会(シドニー)世界1位(形)及び世界3位(組手)、戸塚区区民栄誉賞受賞者
  • 諸岡奈央 - 元空手家、全日本学生選手権大会 個人形の部 四年連続優勝(2000年 - 2003年、女子形の部としては史上初)、戸塚区区民栄誉賞受賞者

元居住者・その他

芸能

コミュニティ

FM放送 

2009年4月29日開局したコミュニティFM。取締役に元NHKアナウンサー堀尾正明、元サッカー選手である奥寺康彦早野宏史などがいる。2009年11月27日商業施設サクラス戸塚2階にサテライトスタジオを設置した。

その他

マスコットキャラクター

  • とつか再開発くん - 2005年より登場した戸塚駅西口再開発事業キャラクター。体の各パーツは戸塚駅周辺の区域・道路・線路などを表現している。2008年頃からいわゆるゆるキャラとしてネット上で採り上げられており、横浜市のサイトではぬり絵も用意されている。デザインを行ったのは再開発事務所勤務の男性職員である。
  • ウナシー - 区制70周年記念キャラクター
公募による最優秀作品をミヤケマイがデザイン化したもの。

アニメキャラクター

脚注

注釈

  1. ^ 新字体の「塚」と旧字体の「塚」の使い分けに、特に一貫性は見られない。区を設置、命名する条例[1]や横浜市組織図内の、戸塚区の頂点[2]では、新字体である。一方、旧字体も見られる。たとえば横浜市組織図の節の名前[3]であり、また町名一覧[4]でも一貫して旧字体である。

参照

  1. ^ 区の設置並びに区の事務所の位置、名称及び所管区域を定める条例” (2013年4月1日). 2013年6月16日閲覧。
  2. ^ 横浜市組織図(2013)、p 86。
  3. ^ 横浜市組織図(2013)、pp 86-91。
  4. ^ 横浜市戸塚区の町名一覧” (pdf). 横浜市の町名一覧 (2012年10月22日). 2013年6月16日閲覧。

関連項目

外部リンク