成瀬治

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成瀬 治(なるせ おさむ、1928年(昭和3年)3月8日 - )は、日本の歴史学者、東京大学名誉教授。中近世ドイツ史、特にマルティン・ルターが専門。

来歴

東京大学文学部西洋史学科卒業、1958年北海道大学助教授、1968年東京大学文学部助教授、1973年教授、1989年定年退官、名誉教授。

著書

  • 『絶対主義国家と身分制社会』山川出版社、1988
  • 『伝統と啓蒙――近世ドイツの思想と宗教』法政大学出版局、1988
  • 『近代市民社会の成立――社会思想史的考察』東京大学出版会、1984
  • 『ルターと宗教改革』誠文堂新光社、1980
  • 『近代ヨーロッパへの道』講談社、1978
  • 『神の義は福音のなかに――ルター伝』国土社、1978
  • 『世界史の意識と理論』岩波書店、1977
  • 『朕は国家なり』文芸春秋、1968
  • 『ルター――十字架の英雄』誠文堂新光社、1961
共著・編著・監修
  • 『理解しやすい世界史B――教科書マスターから受験対策まで』竺沙雅章と共編 文英堂、2001
  • 『ドイツ史』 山田欣吾木村靖二と共編 山川出版社、1996-1997
  • 『要説世界史――世界史A教授資料』 江上波夫ほかと共著 山川出版社、1995
  • 『高校世界史――世界史B教授資料』 江上波夫ほかと共著 山川出版社、1995
  • 『世界史テーマ学習80』 佐藤次高と共同監修 山川出版社、1991
  • 『ドイツ現代史』 黒川康伊東孝之と共著、山川出版社、1987
  • 『近代国家形成の諸問題』 吉岡昭彦と共編 木鐸社、1979
  • 『近代史における政治と思想』 柴田三千雄と共編 山川出版社、1977
翻訳
  • ウルリヒ・イム・ホーフ『啓蒙のヨーロッパ』平凡社、1998
  • ハンス=エーベリング、ウォルフガング=ビルケンフェルト『西ドイツ――その人々の歴史』帝国書院、1982
  • F.ハルトゥングほか『伝統社会と近代国家』岩波書店、1982
  • F.ハルトゥング『ドイツ国制史――15世紀から現代まで』岩波書店、1980
  • O. ヒンツェ『身分制議会の起源と発展』創文社、1975
  • H.カメン『寛容思想の系譜』平凡社、1970
  • H.ヘルビック『ヨーロッパの形成――中世史の基本的諸問題』岩波書店、1970
  • ブルクハルト、リンゼイ『ルネサンス――宗教改革史』あかね書房、1969
  • マンデス・フランス、ガブリエル・アルダン『経済学と経済政策』日本経済新聞社、1956
  • アレクサンダー・アブッシュ『ドイツ――歴史の反省』筑摩書房、1955
  • カール・バルト『ヒューマニズム――他二篇』新教出版社、1951