愛媛大学附属高等学校
愛媛大学附属高等学校 | |
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国公私立の別 | 国立学校 |
設置者 | 国立大学法人愛媛大学 |
学区 | 全国 |
校訓 |
自らを律し(自律) つくり育み(創造) 共に生きる(共生) |
設立年月日 | 2008年 |
共学・別学 | 男女共学 |
中高一貫教育 | 連携型 |
課程 | 全日制課程 |
単位制・学年制 | 学年制 |
設置学科 | 総合学科 |
学科内専門コース |
農業生産学系列 環境学系列 理工学系列 社会文化学系列 生活健康学系列 |
学期 | 3学期制 |
高校コード | 38001G |
所在地 | 〒790-8566 |
愛媛県松山市樽味三丁目2番40号 愛媛大学樽味キャンパス内 北緯33度50分21.1秒 東経132度47分40.3秒 / 北緯33.839194度 東経132.794528度座標: 北緯33度50分21.1秒 東経132度47分40.3秒 / 北緯33.839194度 東経132.794528度 | |
外部リンク | 公式サイト |
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国立大学法人愛媛大学附属高等学校(えひめだいがくふぞくこうとうがっこう、英語: Ehime University Senior High School)は、日本の国立大学である愛媛大学が設置する高等学校で、附属中学校との連携中高一貫教育校である。2008年設立。四国唯一の国立高等学校。
概要
「自分の能力を見いだし、学ぶ力を育む高校教育」をキャッチコピーに、理数系を中心とした多様な高大連携科目・選択科目をカリキュラムに組みこんでいることが特徴。
- 1年次から徐々に発展、充実させていくスパイラルアップ型教育システムを採用している。
- 生徒は入学直後より、大学教員による多様な体験プログラムを履修しながら、文理両方の教養教育を受ける。
- 生徒自身が自らの専攻分野を決め、それに基づいて履修するカリキュラムを構築する。
- 最終学年では、全員が専攻に基づく卒業研究を行う。
- これにより、生徒が自身の能力を見いだし、自ら学ぶ力(自学力)を育むことを全体の目標としている。
- 理学部グローバルCOEプログラムに関する環境教育を附属小・中学校と同様に重視している。
沿革
前身校である愛媛大学農学部附属農業高等学校は、1900年(明治33年)に創立された「愛媛県農業学校」を起源とする。国から幾多の研究開発の指定を受け、全員必須の卒業研究を設けるなど、研究教育を中心としていた。また、広大な農地を用いた実践的な教育により、生徒による柑橘類の新品種開発や、IT技術を駆使した新農法の発明等の実績も残した。そのような愛媛県最古の農学校としての前身校のフロンティア・スピリット(開拓者精神)を受け継ぎつつも、研究対象を農学・生命科学に限らず、理学・工学・環境学など理数系全般、また人文系にも拡大し、課題発見・解決能力を養成することを目的として、本校への発展的改組が決行された。
- 年表
- 1900年(明治33年)4月 - 「愛媛県農業学校」が設立。
- 1918年(大正7年)4月 - 「愛媛県立松山農業学校」と改称。
- 1949年(昭和24年)7月1日 - 「愛媛県立松山農科大学附属農業高等学校」が設立。
- 1956年(昭和31年)4月1日 - 国立移管により、「愛媛大学農学部附属農業高等学校」と改称。生徒定員を50名3学級とする。
- 1976年(昭和51年)4月1日 - 農業土木科と生活科学科の2学科を増設。
- 1995年(平成7年)4月1日 - 農業科、果樹園芸科、農業土木科、生活科学科の4学科を廃止の上、総合学科を新設。
- 2008年(平成20年)4月1日 - 「愛媛大学附属高等学校」に改組。愛媛大学樽味キャンパス内に、第1期生入学。
- 2011年(平成23年)4月1日 - 附属中学校との連携入学開始。
設置学科
- 全日制
教育方針
- 問題発見解決能力を持つ人材の育成
- 確かな学力を持った人材の育成
- 学びに対する高いモチベーションを持った人材の育成
- 地域の発展を牽引するリーダー的人材の育成
- 「6学部を擁する総合大学(愛媛大学)」に附属する「総合高校」として、大学における専門科目を高校のうちに基礎固めすることを目的とし、普通科ではなく総合学科が設置されている。
- これにより、飛躍的にカリキュラムの自由度が向上しており、履修科目の大半を生徒自身が選び、自らカリキュラムを組み立てることができるようになっている。
進路
1学年120名の少数精鋭教育を理念とする。
- 生徒各々の希望に沿った、愛媛大学の各学部への進学を目標としている。
- ただし、愛媛大学への無試験の入学枠は一切用意されない。直属の学校であるが、推薦入試等に関する特別枠や優遇制度も全く存在しない。
- 進路については、ほぼ全員が4年制大学を志望し、そのうちの多くは地元の愛媛大学または松山大学に進学する。
行事
愛媛大学全学部との高大連携授業
- 1年次
- 入学後オリエンテーション合宿(農学部)
- 基礎科学実験(工学部)
- キャンパスIT(メディアセンター)
- 産業社会と人間(全学部)
- 産業科学基礎(全学部)
- 2年次
- キャリアプランニング(法文学部人文学科)
- 応用科学探求(全学部)
- 環境教育学(全学部)
- 3年次
- 課題研究(各学部研究室・大学院研究科)
- フリーサブジェクト(全学部)
- 人間生活科学探究(医学部看護学科)
- 遠足
- 修学旅行(北海道)
- 運動会
- 文化祭(愛附祭)
- 映画上映会
- クラスマッチ
施設
- 学校は愛媛大学樽味キャンパス内に位置し、高等学校設備はそのうちの1〜3棟(3〜4階建校舎)、4棟(6階建校舎、エレベーター完備)および運動場、体育館、部室棟、テニスコート。
- キャンパス内に立地する大学生協「あぐりん」と学生食堂を利用できる(生徒は原則大学生協に加入)。
- 高等学校のICカード学生証で電子マネーが利用できる。
入学試験
学年定員は120名(内部進学者数を含む)。一般入試の競争倍率は非常に高く、初年度は4.4倍、2期生以降は3倍前後である。
- 一般入試、推薦入試に関係なく、合格した場合の入学の確約が出願条件である。
- 出願は全国から可能であり、毎年、県内では北は新居浜市、南は宇和島市などから出願者がいる。なお、寮は存在しない。
- 学校側では遠方からの入学生に配慮し、始業時刻を近隣の高校より20〜30分程度遅らせ、大学の1限目開始よりも遅く設定している。
- 両入試とも県内の私立高等学校と公立高等学校の中間の日程で行われる。
交通
- 伊予鉄バス「愛大農学部前」バス停下車徒歩1分。