徳島駅
徳島駅 | |
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駅前広場と駅ビル | |
とくしま Tokushima | |
所在地 | 徳島県徳島市寺島本町西一丁目61 |
所属事業者 | 四国旅客鉄道(JR四国) |
電報略号 | トク |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 2面4線 |
乗車人員 -統計年度- |
8,338人/日(降車客含まず) -2013年- |
開業年月日 | 1899年(明治32年)2月16日 |
乗入路線 4 路線 | |
所属路線 |
■高徳線 (■徳島線・■鳴門線直通含む) |
駅番号 | ○T00 |
キロ程 | 74.5 km(高松起点) |
◄T01・B01 佐古 (1.4 km) | |
所属路線 | ■牟岐線 |
駅番号 | ○M00 |
キロ程 | 0.0 km(徳島起点) |
(1.4 km) 阿波富田 M01► | |
備考 | みどりの窓口 有 |
徳島駅(とくしまえき)は、徳島県徳島市寺島本町西一丁目にある、四国旅客鉄道(JR四国)の駅である。駅番号は、高徳線がT00、牟岐線がM00である。駅表示パネルのコメントは「阿波踊りの駅」。
概要
徳島市の中心駅であり、四国旅客鉄道(JR四国)徳島企画部、徳島運転所、徳島保線区が置かれている。高徳線、徳島線、牟岐線、鳴門線の各列車が当駅から発着している。2012年度の1日平均乗車人員は8,219人であった。これはJR四国では高松駅に次いで2番目に多い乗降客である。
利用可能な鉄道路線
- 四国旅客鉄道(JR四国)
歴史
- 1899年(明治32年)2月16日:徳島鉄道の駅として開業する。
- 1907年(明治40年)9月1日:徳島鉄道が国有化される。
- 1913年(大正2年)4月20日:阿波国共同汽船により、当駅 - 小松島間が開業。同時に官設鉄道が借上げ、小松島軽便線として営業を行う[2]。
- 1917年(大正6年)9月1日:小松島軽便線が国有化される。
- 1935年(昭和10年)3月20日:高徳線が全通し、当駅に乗り入れを開始する。
- 1945年(昭和20年)7月4日:未明の徳島大空襲により駅舎を焼失する。
- 1946年(昭和21年)2月:2代目駅舎が完成する。
- 1951年(昭和26年)4月:3代目駅舎が完成する。
- 1963年(昭和38年)2月1日:佐古駅 - 当駅間が徳島本線と高徳本線の単線並列区間となる。
- 1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化により四国旅客鉄道(JR四国)の駅となる。
- 1992年(平成4年)9月15日:4代目となる現駅舎が完成する。
- 1993年(平成5年)5月:駅ビルが全面開業する。
駅構造
徳島駅配線図 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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単式ホーム1面1線、島式ホーム1面2線、及び単式ホーム高松方の切欠ホームの、合計2面4線を有する地上駅。のりばは切欠ホームから順に1番→2番→3番→4番のりばとなっている。改札口は2番のりばの正面に1つあるのみである。2番のりば阿波富田寄りには祖谷そばを提供する駅そば「麺家れもん」がある。4番のりばの北側には約2.7ヘクタールの車両基地が広がり、徳島運転所も併設されている。みどりの窓口及び自動券売機(タッチパネル式・オレンジカード利用可)も設置されている。
かつては5番のりばまで存在し、当時は現在の4番のりばが5番のりば、3番のりばが4番のりば、2番のりばが3番のりばで、現在のクレメント駐車場に1番のりばと2番のりばがあり、この箇所が頭端式ホームであった。階段にはかつて5番のりばがあったことを示す痕跡が残っている。2008年にJR四国は徳島都市圏輸送改善の一環として、再度ホームを増設すると発表した。
駅舎はショッピング施設の徳島クレメントプラザ、及びホテルクレメント徳島が併設された駅ビルで、規模は地上18階・地下1階建てと、駅ビルとしては四国最大である。近隣には駅ビル直結の立体駐車場もあり、地下1階にはJR四国直営のパン店「ウィリーウィンキー」徳島店がある。出口はバスターミナルのある南側のみで、繁華街もそちらに集中している。なお、北側へ行くには迂回して跨線橋を経由することになる。
当駅周辺では連続立体交差事業が計画されている(後述)。
のりば
1番線から牟岐線方面・鳴門線方面へ出発する列車がない(鳴門線方面は発車は可能だが現在は設定がない)以外は、どのホームからも各方面に列車が発車するが、概ね以下の通りとなる[3]。
ホーム | 路線 | 備考 |
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1 | 主に■徳島線普通 | |
2 | 主に■高徳線・■徳島線特急 | 高徳線特急は全列車このホーム |
3・4 | 主に■牟岐線特急、 ■高徳線・■鳴門線・■牟岐線普通 |
連続立体交差事業
徳島駅とその周辺の高架化は、日本国有鉄道(国鉄)時代から議論がなされている。とりわけ当該区間に位置する主要地方道徳島鴨島線の花畑踏切では、かつて踏切内で車両入れ替え作業を行っていたために1日の8時間以上が通行できない状態であった[4]。現在は踏切内での作業は行っていないものの、それでも約4時間半は閉まっているため、徳島県内で唯一直近(2012年度末時点)でも緊急対策を要するボトルネック踏切に国土交通省から指定されている[4]。
当初の構想では、当駅付近を佐古駅付近と同時に高架化して区間内13箇所の踏切を撤去するとともに、駅舎の再開発も一体的に行う予定だった。しかし、財政上の問題から当駅周辺の高架化施工は先送りされ佐古駅付近だけが先行して高架化されたほか、徳島駅舎についてはJR四国が主体となって再開発が行われた。
その後2006年度に高架化事業が着工準備個所として採択され、2009年3月には当駅に併設されている車両基地を牟岐線沿いの郊外に移設する事を発表、高架化に向けた都市計画の決定を2014年度目標として、高架化事業を担う徳島県と街づくり事業を担う徳島市との間で調整が続けられた[4]。しかし2011年に県が南海トラフ巨大地震に備え市中心部を除いて取り急ぎ新町川から冷田川にかけての区間を優先整備し、徳島駅周辺については市の「まちづくり構想」再検討の後に進める主張をしたのに対し、市では「まちづくり構想」は決定済とし、市の中心となる徳島駅周辺を除いた形での高架先行整備へ懸念を示すなど、両者の意見の違いが事業進展への大きな障壁となっていった[4]。こうした事態を踏まえ、2014年10月から県・市・JRによる3者協議が始まっており、今後は事業者間での調整が続けられる事となる[4]。高架化の事業費は約500億円見込で、負担内訳は国が220億円、県・市がそれぞれ115億円、JRが50億円となっており、完成時期の見込については先行区間を2028年頃、全区間を2030年代半ばとしている[4]。
駅弁
主な駅弁は下記の通り[5]。
- 阿波地鶏弁当
- 徳島牛弁当
- 徳島食べくらべ
- 阿波尾鶏特選駅弁当
利用状況
各年度の1日平均乗車人員は次の通り。
乗車人員推移[6] | |
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年度 | 1日平均乗車人員 |
1995 | 11,916 |
1996 | 11,565 |
1997 | 11,127 |
1998 | 10,773 |
1999 | 9,897 |
2000 | 9,588 |
2001 | 9,507 |
2002 | 8,975 |
2003 | 8,784 |
2004 | 8,592 |
2005 | 8,535 |
2006 | 8,523 |
2007 | 8,438 |
2008 | 8,328 |
2009 | 7,868 |
2010 | 8,153 |
2011 | 8,328 |
2012 | 8,219 |
2013 | 8,338 |
駅周辺
駅周辺は県下最大の繁華街となっており、商業施設が多く、駅前広場に隣接してそごう徳島店などの各種商業施設が建ち並んでいる。
主な商業施設
商店街
観光施設
公共・教育施設
郵便局・金融機関
- 徳島中央郵便局
- ゆうちょ銀行徳島店
- 徳島ターミナルビル内郵便局
- 徳島駅前郵便局
- 徳島かごや町郵便局
- 徳島前川郵便局
- 徳島公園前郵便局
- みずほ銀行徳島支店(旧・第一勧業銀行)
- 三菱東京UFJ銀行徳島支店(旧・UFJ銀行)
- 三菱UFJ信託銀行徳島支店(旧・UFJ信託銀行)
- 阿波銀行本店
- 徳島銀行徳島駅前支店
- 四国銀行徳島営業部
- 香川銀行徳島支店
- 高知銀行徳島支店
- 愛媛銀行徳島支店
- ※阿波銀行徳島駅前支店は、当駅からは離れた場所に立地する本店営業部のブランチインブランチとなっている。
主な宿泊施設
- 駅ビル内
- ホテルクレメント徳島(徳島駅ビル内)
- 駅前広場南側
- 駅前広場東側
- ダイワロイネットホテル徳島駅前
- 徳島ステーションホテル
- 徳島駅前第一ホテル
- ホテルアストリア
- 駅前広場西側
- ホテルグランドパレス徳島
- ホテルフォーシーズン
- アグネスホテル徳島
- ビジネスホテルニュー浦島
- ホテルありの道
- 国道192号以南
道路
その他
路線バス
ほとんどの乗り場は南口のバスターミナルに集結しており、路線バスが朝から夜まで頻繁に出入りしている。西側から順に、降車場2本→徳島市営バスのりば→徳島バス乗り場→高速バス乗り場となっている。市営バス乗り場は駅の反対側から順に1番~7番乗り場、徳島バス乗り場は駅側から順に1番~6番乗り場となっている。
一般路線バスについて、徳島市営バス、徳島バスはいずれも乗り場島に案内所を設けている。両乗り場はそれぞれ、一列縦列よりも狭い乗り場間隔となっており、連番の乗り場から同時刻に発車する便は横並びになって乗車を行う。
高速バスは、徳島バス(及び共同運行会社)とJR四国バスは、ダイワロイネットホテル徳島駅前1階に乗車券窓口を設置している。なお2015年10月20日までは両社の窓口は別の建物であった。
海部観光は、バスターミナルから南東に200mほど離れた自社営業所隣にバス停を設け、そこで発着している。
都市間など中長距離の路線は、明石海峡大橋開通後は淡路島経由で京阪神方面への路線が多数設定され、各社のドル箱路線になっている。他にも、四国の他都市や中国地方へ運行されるほか、東京行や名古屋行きの夜行バスも設定されている[注 1]。
その一方で、路線バスや淡路島へのバスは利用者減により厳しい運行を強いられており、減便や再編が行われている[注 2]。
市営バス乗り場
※市営バス乗り場から発着する徳島バス運行便はすべて徳島市からの委託運行。
- 1番乗り場
- 2番乗り場
- 3番乗り場(徳島バス)
- 6番乗り場(徳島市営バス)
- 7番乗り場(徳島バス)
- 川内循環(右回り)
- 川内循環(左回り)
徳島バス乗り場
- 1番乗り場(徳島バス)
- 鳴門公園線
- 鳴門線(老門経由)
- 鳴門線(11号バイパス経由)
- 鳴門線(立道経由)
- 2番乗り場(徳島バス)
- 徳島空港線
- 川内・松茂線
- 大麻線
- 藍住線
- 3番乗り場(徳島バス)
- 4番乗り場(徳島バス)
- 5番乗り場(徳島バス)
- 6番乗り場(徳島バス)
- 立江線
- 和田島線
高速バス乗り場
- 1・2番乗り場
- 徳島バス
- JR四国バス
- ドリーム徳島号(バスタ新宿(新宿駅)・東京駅・新木場駅 〈JRバス関東〉)
- オリーブ松山号(桑名駅・名古屋駅〈JR東海バス〉)
- 阿波エクスプレス大阪号(JR難波駅、大阪駅JR高速バスターミナル、USJ)
- 阿波エクスプレス神戸号(三ノ宮駅、新神戸駅、神戸空港)
- 大阪・神戸方面のJR系バスは西日本JRバス・本四海峡バスと共同運行。一部便は高速舞子にも停車する。
- 阿波エクスプレス京都号(京都駅) 〈徳島バス・京阪バス、JR四国バス、西日本JRバス〉
海部観光徳島駅前営業所
- 海部観光
- マイフローラ・マイリピート(新宿高速バスターミナル・東京駅《鍛冶橋駐車場》)
- 東京線(新宿駅西口・東京駅)
- 関西線(阿南津乃峰/三ノ宮・大阪駅・大阪国際空港)
ギャラリー
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駅ビルとバスターミナル
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昔の1番線と2番線
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現在のホーム
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駅構内と車両基地
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跨線橋から見た高松方面
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イベント車両の展示は主に1番線で行われることが多い(写真は2014年3月9日の鉄道ホビートレイン 特別展示会)
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改札口
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駅前のバスターミナル(高速バス降車ホームと路線バス待機レーン)
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駅ビルとバスターミナル全景
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大正時代の駅前(奥の建物が駅舎)
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1987年の駅前
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ほぼ同じアングルから見た現在の様子
隣の駅
※特急「うずしお」・「剣山」・「むろと」・「ホームエクスプレス阿南」の停車駅は各列車記事を参照(特急列車は全列車当駅始終着)。
- 四国旅客鉄道(JR四国)
- ■高徳線(■鳴門線直通列車含む)
- 佐古駅 (T01) - 徳島駅 (T00)
- ■徳島線
- 徳島駅 - 佐古駅 (B01)
- ■牟岐線
- 徳島駅 (M00) - 阿波富田駅 (M01)
脚注
注釈
出典
関連項目
外部リンク
- 四国の駅情報 | 徳島駅 - 四国旅客鉄道
- 徳島市内連続立体交差事業 徳島県