徳光院
徳光院 | |
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本堂と庫裏 | |
所在地 | 兵庫県神戸市中央区葺合町布引山2-2-3 |
位置 | 北緯34度42分34.93秒 東経135度11分43.86秒 / 北緯34.7097028度 東経135.1955167度座標: 北緯34度42分34.93秒 東経135度11分43.86秒 / 北緯34.7097028度 東経135.1955167度 |
山号 | 大円山 |
宗派 | 臨済宗天龍寺派 |
本尊 | 十一面観音 |
創建年 | 明治39年(1906年) |
開基 | 川崎正蔵 |
正式名 | 大円山 徳光禅院 |
文化財 | 多宝塔(重要文化財) |
法人番号 | 6140005000281 |
徳光院(とっこういん)または徳光禅院(とっこうぜんいん)は兵庫県神戸市中央区葺合町にある仏教寺院。山号は大円山 、臨済宗天龍寺派。本尊は十一面観世音菩薩。
沿革
三大神滝の一つとして名高い布引の滝の参道近く、役小角創建とされる修験道の大道場であった滝勝寺の由緒ある跡地に、神戸川崎財閥の創始者である川崎正蔵が1887年から1905年にかけて私財を投じて建立したもの(滝勝寺は神戸市中央区に移転して現存している)。
明治創建の寺であるが、松や楠の樹に覆われた境内には室町時代の多宝塔(重要文化財)などの古建築が移建され、山の景色に溶け込んでいる。
当院の近隣には五社稲荷大明神社、福徳弁財天社、筆塚があり、古碑が多数遺る。この布引山一帯は神戸市により「徳光院及びその周辺文化環境保存区域」の名称で環境保存区域に指定され保護されており、「徳光院市民公園」の名称で市民憩いの場となっている。
伽藍
- 多宝塔 - 国の重要文化財。室町時代の文明10年(1478年)建立。本瓦葺、高さ12m。須弥壇に薬師如来像(文明8年・1476年作)および持国天・増長天像を安置する。塔は神戸市垂水区名谷(みょうだに)の龍花山明王寺から移建したもので、明治33年(1900年)に川崎家の所有となり、同家の邸内に移築。さらに昭和13年(1938年)に現在地へ移築された。
- 不動堂
- 地蔵堂
- 鐘楼 - 江戸時代初期(1631年)建立(三木市の伽耶院から移建したもの)
- 開山堂
- 本堂 - 十一面観世音菩薩像(本尊、鎌倉時代作)安置、羅漢石仏十数体(前庭)
- 山門
周辺情報
所在地
〒651-0058 兵庫県神戸市中央区葺合町布引山2-2-3