ロス・インディオス

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ロス・インディオス
出身地 日本の旗 日本
ジャンル ムード歌謡
ラテン音楽
活動期間 1962年 -
事務所 株式会社アプローズ
公式サイト https://www.applause-co.jp/
メンバー 東郷太郎
永山こうじ
香嶋優貴
旧メンバー 棚橋静雄
三崎一平
チコ・本間
真谷五郎
秋葉洋
吉川裕二
巻島昇
後藤隆次
江口修一
小仲博

ロス・インディオスLOS INDIOS)は、日本の音楽バンド。2022年で結成60周年を迎えた。小澤音楽事務所等を経て、現在は株式会社アプローズ所属、レコード会社はテイチクレコード。

ラテン音楽から歌謡曲まで幅広く手がけている。1960年代からヒットソングも出しており、現在でもテレビなどに出演している。

経歴[編集]

1962年昭和37年)に結成。棚橋静雄をリードボーカルに、ラテン音楽を中心に音楽活動を行う。またこれらの糧を生かし、ムード歌謡が全盛期のさなか、1968年昭和43年)に「コモエスタ赤坂」「知りすぎたのね」を発表。いずれもヒットソングとなり、有名歌手グループとなる。

1979年昭和54年)には女性歌手・シルヴィアと共に歌ったデュエットソング「別れても好きな人」(作詞・作曲:佐々木勉)を発表し、大ヒットした[注釈 1]

この他にもデュエットソングを発表し、デュエットブームの一翼を担った。結成から半世紀以上たった現在でも、テレビやコンサートなどで積極的に活躍している。

2023年(令和5年)元リーダーの棚橋静雄が高齢を理由に今後のグループ活動を中止するに当たり、「ロス・インディオスの名前と楽曲を後世に残してゆきたい」との意思により、現メンバーや旧メンバーとともに新たな人材を発掘することになり、一般社団法人日本歌手協会の協力のもとに新メンバーオーディションを開催した[1]。決定した新メンバー香嶋優貴については同協会主催の第50回歌謡祭(2023年10月27日開催)にて初お披露目され、同日がデビュー日となった。なお、元リーダーの棚橋静雄は、「まるで後継者を決めて旅立ったかのよう」に、新メンバーが決定したばかりの2023年9月19日に多臓器不全のため埼玉県内の病院で亡くなった。

特色[編集]

ロス・インディオスはラテンが好きな男性だけで結成されたラテンバンドである。都会派ムード歌謡コーラスグループとして数多くのヒット曲を持つ。また、ロス・インディオス&シルヴィアとして、テレビなどで共演するなど、ステージでは多くの女性ボーカルと活動を共にしている。

メンバー[編集]

元メンバー[編集]

  • 棚橋静雄(たなはし しずお、1938年7月25日 - 2023年9月19日
  • 三崎一平(みさき いっぺい、1951年7月26日 - )
    • ボーカル、レキントギター担当。2023年に脱退。本名は三崎保俊。高知県出身。大阪府立北野高等学校卒業。趣味はテニス、料理。血液型はA型。 
  • チコ・本間(ちこ ほんま、1940年8月25日 - 2007年12月25日
    • アルパ、ギター、チャランゴハープなどを担当。当バンドの結成時からのメンバー。日本におけるラテン音楽の楽器演奏のパイオニア的存在でもあり、単独で音楽活動を行うこともあった。本名は本間保睦。東京都出身。東京都立小石川工業高等学校卒業。趣味はテニス、料理。血液型はA型。
      2007年12月25日、自宅マンションのベランダから転落したのがもとで急逝した。
  • 真谷五郎(しんたに ごろう)
    • ボーカル、ギター、コンガなどを担当。シルヴィア加入前は、リーダー・棚橋と共にメインボーカルを務めていた。
  • 後藤隆次(ごとう りゅうじ、1946年3月4日 - )
  • 江口修一(えぐち しゅういち)
  • 小仲博(こなか ひろし 1946年3月22日-)
  • 吉川祐二(よしかわ ゆうじ、1946年3月3日 - )
  • 初期には棚橋、本間、真谷のほか秋葉洋(ギター)、巻島昇(ピアノ、エレクトーン)が「知りすぎたのね / 魅惑のロス・インディオス」のクレジットで確認されるが、脱退時期など詳細は不明。

歴代女性ボーカル[編集]

  • フローレス(嵯峨聖子・大岡恵子)
    • 1983年 - 1986年の参加。
    • 嵯峨は日本テレビ系列のテレビ番組のアシスタントやラジオDJなどを経て、1986年~2007年までは芸能リポーターとして活動を行っていた[3]。現在はテレビ番組のコメンテーター、講演活動、司会業、ボイス・トレーナーなどの活動を行っている[4]
    • 大岡は1992年に歌舞伎役者の中村歌六と結婚後に休業[5][6]。2009年6月に、ラ・フローレスとして都内で嵯峨と再結成ライブを行った[7]。現在は、おがわ恵子の名で単独ライブ活動を行っている。
  • 阿部幸美
    • 1987年の参加。
  • ルナ
    • 1988年 - 1992年の参加。
  • 坂田真由美1973年3月2日 - )
    • 1998年 - 2000年の参加。新潟県十日町市出身。現在は「蘭燃」の名で[8]、ゴスペルシンガー及びゴスペル教師として活動をしている。
  • MAIKO
    • 2001年 - 2002年の参加[9]
  • Nina(ニーナ、12月15日[11] - )
    • 2012年より参加。元・ジャズシンガーである。
  • Reina(レイナ)
    • 2016年より参加。「奈月れい」の名でソロとしても活動している[12]
  • 葉月ルミ(はづき るみ)
    • 2023年4月より参加。関西を中心にライブ活動を行っているシャンソン歌手。2022年11月に 湯川れい子 作詞になる「あなたに逢いたい〜Miss Na Kita」(マキシシングル)をリリースしている。[13]

代表曲[編集]

  • コモエスタ赤坂
    シングル
    「コモエスタ赤坂/あなたの匂い」(1968年、規格品番:SDR-1347)
    「コモエスタ赤坂/ある古い唄の伝説」(1977年、規格品番:DR-6047)
    「コモエスタ赤坂/コモエスタ赤坂(オリジナル・カラオケ)」(1983年、規格品番:7DX1214) - 「ロス・インディオス&シルヴィア」名義
  • 知りすぎたのね(作詞・作曲:なかにし礼)(1968年)
  • 別れても好きな人(作詞・作曲:佐々木勉)(1979年)☆オリコンランキング1980年度年間8位
  • それぞれの原宿(1980年)
  • うそよ今夜も(1981年)

テレビ[編集]

NHK紅白歌合戦出場歴[編集]

ロス・インディオス&シルヴィアとして、過去3回とも紅組から出場

年度/放送回 曲目 出演順 対戦相手
1980年(昭和55年)/第31回 別れても好きな人 09/23 もんた&ブラザーズ
1981年(昭和56年)/第32回 2 うそよ今夜も 14/22 沢田研二
1982年(昭和57年)/第33回 3 コモエスタ赤坂 09/22 加山雄三
注意点
  • 出演順は「出演順/出場者数」で表す。

脚注[編集]

注釈[編集]

  1. ^ この曲は1969年(昭和44年)6月に松平ケメ子が、同年11月にパープル・シャドウズが発表している。ロス・インディオスとしては1975年(昭和50年)にリーダー・棚橋のみのボーカルバージョンを発表しているがヒットには至らなかった。また、デュエットバージョンが大ヒットした時期は1980年に入ってからである。

出典[編集]

  1. ^ ロス・インディオス 新メンバーオーディション開催!”. 一般社団法人 日本歌手協会. 2023年7月2日閲覧。
  2. ^ “「ロス・インディオス」棚橋静雄さん死去 多臓器不全85歳「コモエスタ赤坂」「別れても好きな人」ヒット”. スポーツニッポン. (2023年9月21日). https://www.sponichi.co.jp/entertainment/news/2023/09/21/kiji/20230921s00041000469000c.html 2023年9月21日閲覧。 
  3. ^ 嵯峨 聖子 | Sun Music Group Official Web Site”. www.sunmusic-gp.co.jp. 2021年1月26日閲覧。
  4. ^ 嵯峨聖子オフィシャルウェブサイト|プロフィール”. www.sagaseiko.com. 2021年1月26日閲覧。
  5. ^ スパリブは歌舞伎界でも大好評!! | WINE WHAT online”. www.wine-what.jp(2018年12月20日). 2021年1月26日閲覧。
  6. ^ Artist”. Posi-Cas. 2021年1月26日閲覧。
  7. ^ 元ロス・インディオスの2人が復活ライブ - 芸能ニュース”. nikkansports.com(2009年6月23日). 2021年1月26日閲覧。
  8. ^ 蘭燃 オフィシャルサイト”. 2021年2月2日閲覧。
  9. ^ かわべまいこプロフィール”. 2021年2月2日閲覧。
  10. ^ ALICIAさん38歳急死、心筋梗塞で…”. SANSPO.COM. 2011年8月7日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年2月2日閲覧。
  11. ^ ロス・インディオス9代目Nina プロフィール”. 2021年2月2日閲覧。
  12. ^ 奈月れい/Reina(レイナ)【ロス・インディオス】公式 (@NatsukiReina8) - X(旧Twitter)
  13. ^ シャンソン歌手 葉月ルミのページ”. 2023年5月7日閲覧。

関連項目[編集]

外部サイト[編集]