常陸小川駅

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

これはこのページの過去の版です。東京特許許可局 (会話 | 投稿記録) による 2015年7月12日 (日) 01:45個人設定で未設定ならUTC)時点の版 ({{出典の明記|date=2015年7月}})であり、現在の版とは大きく異なる場合があります。

常陸小川駅
常陸小川駅(2006年5月撮影)
ひたちおがわ
Hitachi-Ogawa
四箇村 (2.0 km)
(0.7 km) 小川高校下
所在地 茨城県小美玉市田木谷93番地2
北緯36度9分59.5秒 東経140度20分58.9秒 / 北緯36.166528度 東経140.349694度 / 36.166528; 140.349694
所属事業者 鹿島鉄道
所属路線 鹿島鉄道線
キロ程 7.1 km(石岡起点)
駅構造 地上駅
ホーム 2面3線
開業年月日 1924年(大正13年)6月8日
廃止年月日 2007年(平成19年)4月1日
備考 業務委託駅
テンプレートを表示
駅構内(2006年1月撮影)
構内で保存されていたDD901
現在は解体され現存しない
常陸小川駅付近空中写真(1974年撮影 国土画像情報オルソ化空中写真(国土交通省)より)

常陸小川駅(ひたちおがわえき)は、茨城県小美玉市田木谷93番地2にあった鹿島鉄道鹿島鉄道線2007年平成19年)4月1日、鹿島鉄道線の廃線にともない廃駅となった。

新治郡玉里村に位置していたが、旧東茨城郡小川町の中心市街地の最寄り駅であったため、この駅名となった。

駅構造

単式ホーム島式ホームの2面3線を有する地上駅。ホームとホームの間には、構内踏切が設置されていた。交換可能駅で留置線を有し、また、貨物用ホームも末期まで残存していた。

駅舎は、北東側に位置していた。トイレは、改札内外の双方から入れるようになっていた。

駅構内には、DD901形ディーゼル機関車静態保存されていたが、2007年(平成19年)2月27日に解体された。

運営

2001年(平成13年)に業務委託駅となり、その状態で廃止を迎えた。

常備駅

1985年時の常備貨車

  • タサ3000形(アルコール専用)2両、内外輸送所有
  • タキ3500形(アルコール専用)3両、内外輸送所有

「昭和60年版私有貨車番号表」『トワイライトゾーンMANUAL13』ネコ・パブリッシング、2004年

輸送上の特徴

末期、石岡駅からこの駅までの区間運行もあり、当駅を境に石岡方面は毎時1 - 3本(日中は概ね2本程度)、鉾田方面は1 - 2本(日中は概ね1本程度)となっていた。

廃止後

駅舎は営業廃止後すぐ2007年(平成19年)5月に解体され、敷地は更地になった。駅前は現在も代替バス(かしてつバス)のターミナルとして機能しているほか、茨城空港への路線バスが運行されている。2014年(平成26年)7月1日には、新たなバスターミナルとしてリニューアルされ、トイレ駐輪場などが整備された[1]

駅周辺

駅前広場正面の道が小川市街へ通じ、その起点付近にバナナクレープの幟が出ている菓子店がある。その前付近に小川市街地内の商店を記した図もあるなど、町村合併前より旧東茨城郡小川町の最寄り駅の雰囲気がある。駅前広場に面してアパートもある。駅裏には田園地帯が広がる。

駅舎前、鉄道線北側(旧小川町方面)

鉄道線南側(旧玉里村方面)

  • 玉里消防署
  • 小美玉市役所玉里総合支所 - 徒歩約20分弱

バス路線

停留所名は「小川駅」である(「常陸小川駅」ではない[2])。石岡市行方市鉾田市水戸市、茨城空港方面への路線バスが発着する。駅前の菓子店「ながい」(小川委託発売所)では関鉄グリーンバス定期券を発売している。

のりば 方面 主要経由地 行先 運行会社
1番 南台・石岡 かしてつバス専用道(かしてつバス) 石岡駅 関鉄グリーンバス
高浜・石岡 玉里小学校前・高浜駅・茨木・石岡駅 石岡車庫
2番 玉造・鉾田 八木蒔・玉造駅玉造工業高校・上山・坂戸(かしてつバス) 鉾田駅新鉾田駅
上与沢・鉾田 上与沢・上山/百里基地・坂戸・鉾田駅 高校入口
茨城空港 野田 茨城空港
茨城空港・水戸 野田・(茨城空港)・桜本三差路・奥ノ谷・県庁前・水戸駅 吉沢車庫
市内循環左回り 野田・茨城空港・小美玉市役所 羽鳥駅 小美玉市内循環バス
市内循環右回り やすらぎの里・小美玉市役所 羽鳥駅

歴史

その他

隣の駅

鹿島鉄道
鹿島鉄道線
四箇村駅 - 常陸小川駅 - 小川高校下駅

脚注

  1. ^ "小川駅 新バスターミナル供用開始" (PDF) (Press release). 小美玉市. 1 July 2014. 2015年1月31日閲覧
  2. ^ 玉造町駅についても、停留所名は「玉造駅」としている。

関連項目