常任理事国 (国際連盟)

常任理事国（じょうにんりじこく）は、かつて国際連盟に置かれていた理事会の理事国のうち、任期が設定されていない国のこと。その構成国は以下のように変遷している。

構成国の変遷

1920年 - 国際連盟が発足する。当初の常任理事国は、イギリス・フランス・大日本帝国・イタリア王国の4か国であった（アメリカ合衆国も国際連盟に参加していれば常任理事国になる予定だった）。
- イギリスフランス共和国大日本帝国イタリア王国
1926年 - ドイツが国際連盟に加盟したことにより、同国が常任理事国に加わる。
- イギリスフランス共和国大日本帝国イタリア王国ドイツ国
1933年 - 連盟総会で満州国を否定された大日本帝国と、ナチスが政権を掌握したドイツが国際連盟を脱退する。
- イギリスフランス共和国イタリア王国
1934年 - ソビエト連邦が国際連盟に加盟したことにより、同国が常任理事国に加わる。
- イギリスフランス共和国イタリア王国ソビエト連邦
1937年 - 日独防共協定に加入したイタリア王国が国際連盟を脱退する。
- イギリスフランス共和国ソビエト連邦
1939年 - ソビエト連邦がフィンランドに侵攻したため国際連盟を除名される。以後、解散まで理事会の機能が停止する（以後は管理委員会が活動を行なう）。
- イギリスフランス共和国
1946年 - 国際連盟が解散。資産や一部機関が国際連合へ移行される。

以下の国は常任理事国になることを強く希望していたが、常任理事国にはなれなかった。