市原悦子

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

これはこのページの過去の版です。153.173.123.131 (会話) による 2016年3月29日 (火) 19:42個人設定で未設定ならUTC)時点の版 (→‎外部リンク: WP:ELNO)であり、現在の版とは大きく異なる場合があります。

いちはら えつこ
市原 悦子
市原 悦子
本名 塩見 悦子
しおみ えつこ
生年月日 (1936-01-24) 1936年1月24日(88歳)
出生地 日本の旗 日本千葉県千葉市
国籍 JPN
民族 大和民族
身長 160cm
血液型 A型
職業 女優
声優
ジャンル 舞台
テレビドラマ
映画
テレビアニメ
活動期間 1957年 -
活動内容 1957年:俳優座養成所入所
配偶者 塩見哲(1961年 - 2014年)[1]
事務所 ワンダー・プロ
公式サイト 公式プロフィール
主な作品
テレビアニメ
まんが日本昔ばなし
テレビドラマ
家政婦は見た!』シリーズ
おばさんデカ 桜乙女の事件帖』シリーズ
秀吉
弁護士高見沢響子』シリーズ
映画
黒い雨
 
受賞
日本アカデミー賞
最優秀助演女優賞
1990年黒い雨
その他の賞
紀伊國屋演劇賞
1974年
テンプレートを表示

市原 悦子(いちはら えつこ、1936年1月24日 - )は、日本女優声優。ワンダー・プロ所属。本名、塩見 悦子(しおみ えつこ)。身長160cm、体重53kg。夫は舞台演出家の塩見哲

来歴

千葉県千葉市出身。千葉市立末広中学校を卒業後、千葉県立千葉高等学校に進学し、演劇部で活動する。

高校卒業後、早稲田大学第二文学部演劇専修を経て、俳優座養成所へと進む。同期の有名人にはジェームス三木大山のぶ代冨士眞奈美らがいる。1957年に俳優座に入団、『りこうなお嫁さん』でデビューする。同年に新劇新人推賞を受賞し、1959年に『千鳥』で芸術祭奨励賞を受ける。さらに1963年には新劇演劇賞、1964年ゴールデン・アロー賞新人賞に輝き、新劇女優として高い評価を受ける。

1971年に俳優座を退団し、1972年に番衆プロを設立する。舞台のみならず、テレビドラマや映画など、多方面で活躍。中でも1975年に始まったテレビアニメまんが日本昔ばなし』では、全ての登場人物の声を常田富士男と2人のみで長年演じ続けて親しまれた。2005年からゴールデンタイムで再放送された。

1983年からは『家政婦は見た!』で四半世紀以上も主役を務め、高視聴率を誇る最大の当たり役となる。1990年には『黒い雨』の演技で日本アカデミー賞最優秀助演女優賞を受賞し、役者としての地位を確立した。さらに『おばさんデカ 桜乙女の事件帖』『弁護士・高見沢響子』などでの2時間ドラマの主演で人気を不動のものにした。

また、その演技力の高さから俳優座が生んだ三大新劇女優の1人と称されている(あとの2人は岩崎加根子渡辺美佐子)。

2011年福島第一原発事故に関連して「原発ゼロをめざす7.2緊急行動」呼びかけ人を務めた[2](他に湯川れい子根岸季衣など)。

2012年S状結腸腫瘍手術のため、翌2013年年1月に公開予定だった映画『東京家族』をクランクイン前に降板した[3]。なお代役は吉行和子が務めた。

人物

出演作品

テレビドラマ

NHK

日本テレビ

TBS

フジテレビ

テレビ朝日

テレビ東京

映画

舞台

  • ゴダイゴ・ライブ(2007) - 女王 役

テレビアニメ

劇場アニメ

吹き替え

ラジオ

バラエティ

ナレーション

CM

ディスコグラフィー

  • ねねしな灯台(TBS系テレビ愛の劇場『わが母は聖母なりき』主題歌)
  • 母さんは青い空(『お待ちどおさま』主題歌)
  • きっと倖せ(『家政婦は見た!』より)
  • 見返り美人(『家政婦は見た!』より)

脚注

  1. ^ 市原悦子ショック…夫で演出家の塩見哲さん死去、女性自身報じる サンスポ 2014年6月24日
  2. ^ 「原発ゼロをめざす7.2緊急行動」
  3. ^ 市原悦子が腸腫瘍手術のため緊急降板 芸能ニュースラウンジ 2012年2月4日

外部リンク