川口恵子 (翻訳家)

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川口 恵子(かわぐち けいこ、1953年 - )は、日本翻訳家

概要[編集]

東京大学教養学部フランス分科卒、同大学院人文科学研究科修士課程修了[1]。夫は宗教学者中沢新一[2]。主としてエルジェの漫画『タンタンの冒険』シリーズ[3]を翻訳している。

比較文化学者の川口恵子 (文化学者)1957年 -)とは同名の別人。

翻訳[編集]

  • 『ガラスびんの中のお話』(ベアトリ・ベック、早川文庫) 1980.2
  • 『もう一度きみに愛を語ろう』(パスカル・ジャルダン、早川書房) 1980.11
  • 『恋はポケットサイズ』(ヴォルドマール・レスティエンヌ、早川文庫) 1981.11
  • 『おせおせうばぐるま』(ミッシェル・ゲ、福音館書店、世界傑作絵本シリーズ) 1985.11
  • 『いたずらロラン』(ネリー・ステファヌ、福音館書店、世界傑作絵本シリーズ) 1994.10

「タンタンの冒険」[編集]

  • 『ふしぎな流れ星』(エルジェ、福音館書店、タンタンの冒険旅行) 1983.4
  • なぞのユニコーン号』(エルジェ、福音館書店、タンタンの冒険旅行) 1983.10
  • 『レッド・ラッカムの宝』(エルジェ、福音館書店、タンタンの冒険旅行) 1983.10
  • 『タンタンチベットをゆく』(エルジェ、福音館書店、タンタンの冒険旅行) 1983.11
  • 黒い島のひみつ』(エルジェ、福音館書店、タンタンの冒険旅行) 1983.4
  • 『太陽の神殿』(エルジェ、福音館書店、タンタンの冒険旅行) 1985.10
  • 『ななつの水晶球』(エルジェ、福音館書店、タンタンの冒険旅行) 1985.10
  • 『ファラオの葉巻』(エルジェ、福音館書店、タンタンの冒険旅行) 1987.3
  • 『燃える水の国』(エルジェ、福音館書店、タンタンの冒険旅行) 1988.12
  • 『カスタフィオーレ夫人の宝石』(エルジェ、福音館書店、タンタンの冒険旅行) 1988.4
  • 『紅海のサメ』(エルジェ、福音館書店、タンタンの冒険旅行) 1989.12
  • 『めざすは月』(エルジェ、福音館書店、タンタンの冒険旅行12) 1991.4
  • 『月世界探険』(エルジェ、福音館書店、タンタンの冒険旅行13) 1991.7
  • 『青い蓮』(エルジェ、福音館書店、タンタンの冒険旅行14) 1993.5
  • 『ビーカー教授事件』(エルジェ、福音館書店、タンタンの冒険旅行15) 1995.3
  • 『かけた耳』(エルジェ、福音館書店、タンタンの冒険旅行16) 1998.9
  • 『オトカル王の杖』(エルジェ、福音館書店、タンタンの冒険旅行17) 1999.11
  • 金のはさみのカニ』(エルジェ、福音館書店、タンタンの冒険旅行18) 2003.9
  • 『シドニー行き714便』(エルジェ、福音館書店、タンタンの冒険旅行19) 2004.5
  • 『タンタンアメリカへ』(エルジェ、福音館書店、タンタンの冒険旅行20) 2004.12
  • 『タンタンソビエトへ』(エルジェ、福音館書店、タンタンの冒険旅行21) 2005.9
  • 『タンタンのコンゴ探険』(エルジェ、福音館書店、タンタンの冒険旅行22) 2007.1
  • 『タンタンとピカロたち』(エルジェ、福音館書店、タンタンの冒険旅行23) 2007.12
  • 『タンタンとアルファアート』(エルジェ、福音館書店、タンタンの冒険旅行24) 2007.12

「はじめての星の王子さま」[編集]

  • 『ぼくのおともだち』(サン=テグジュペリ岩波書店、はじめての星の王子さま) 2000.11
  • 『おうじさまの1・2・3』(サン=テグジュペリ、岩波書店、はじめての星の王子さま) 2000.11
  • 『ぼくはおうじさま』(サン=テグジュペリ、岩波書店、はじめての星の王子さま) 2000.11
  • 『おうじさまのいちにち』(サン=テグジュペリ、岩波書店、はじめての星の王子さま) 2000.11

脚注[編集]

  1. ^ 訳書『ガラスびんの中のお話』
  2. ^ 山田詠美・中沢『ファンダメンタルなふたり』文春文庫 p.81 に、「タンタン」の翻訳をしているのは中沢夫人だと山田の発言あり。
  3. ^ かつてのシリーズ名は『タンタンの冒険旅行』。