島村菜津

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

島村 菜津(しまむら なつ、1963年5月5日[1]- )は日本のノンフィクション作家。日本におけるスローフード運動の先駆け。

略歴・人物[編集]

長崎県生まれ、福岡県育ち。福岡県立福岡高等学校東京藝術大学美術学部芸術学科卒業。イタリア美術史を専攻。

大学在学中にはイタリア美術史を専攻。卒業後にイタリアに留学し、以後現地での数年間にわたる取材をもとにした著書「スローフードな人生!-イタリアの食卓から始まる」を刊行。 同書は日本で当時ほとんど知られていなかったスローフードを紹介したものであり、以後日本でスローフードが広く知られるようになった[2]

スローフードとちぎ協会会員。

受賞歴[編集]

著作[編集]

  • 『エクソシストとの対話』小学館、1999 講談社文庫 2012年
  • 『スローフードな人生!-イタリアの食卓から始まる』新潮社 2000 のち文庫
  • 『イタリアの魔力 怪奇と幻想の「イタリア紀行」』同朋舎 2001
  • 『スローフードな日本!』新潮社 2006年 のち文庫 
  • 『バール、コーヒー、イタリア人 グローバル化もなんのその』光文社新書 2007
  • 『スローフードな食卓を! 安全で旬の味を子どもたちに』ちいさいなかま社 2008
  • 『スローな未来へ 「小さな町づくり」が暮らしを変える』小学館 2009
  • 『エクソシスト急募 なぜ現代人が「悪魔祓い」を求めるのか?』メディアファクトリー新書 2010
  • 『生きる場所のつくりかた 新得・共働学舎の挑戦』家の光協会 2013
  • 『スローシティ 世界の均質化と闘うイタリアの小さな町』光文社新書 2013
  • 『シチリアの奇跡』新潮新書 2022
  • 『世界中から人が押し寄せる小さな村~新時代の観光の哲学』光文社 2023

共著[編集]

脚注[編集]

  1. ^ 『文藝年鑑』2008
  2. ^ http://jp.sunstar.com/csr/society/women/06/page_01.html SUNSTAR 環境・社会活動に関するINTERVIEW No.6.