岩見沢市民会館・文化センター

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岩見沢市民会館・文化センター

施設外観(2007年9月)
情報
通称 まなみーる
開館 2003年9月1日
客席数 市民会館1,165席
文化センター514席
用途 演劇、音楽、舞踊、講演、各種催事
運営 NPO法人はまなすアート&ミュージック・プロダクション(指定管理者
所在地 068-0029
北海道岩見沢市9条西4丁目1番地1
位置 北緯43度11分50秒 東経141度46分05秒 / 北緯43.19722度 東経141.76806度 / 43.19722; 141.76806 (岩見沢市民会館・文化センター)座標: 北緯43度11分50秒 東経141度46分05秒 / 北緯43.19722度 東経141.76806度 / 43.19722; 141.76806 (岩見沢市民会館・文化センター)
アクセス 北海道旅客鉄道(JR北海道)岩見沢駅から徒歩約10分
北海道中央バス「市民会館前」バス停下車徒歩約1分
外部リンク まなみーる 岩見沢市民会館・文化センター
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メインエントランス(2007年9月)

岩見沢市民会館・文化センター(いわみざわしみんかいかん・ぶんかセンター)は、北海道岩見沢市にある多目的ホール。愛称は「まなみーる」。

概要

発表・舞台活動を中心とした市民会館と文化・創作活動に適した文化センターが併設された多目的ホール。市民会館大ホールを核に、空知圏の文化活動の拠点として幅広く利用されている。また、彫刻などを多数配置したはぎぞの緑地にも面しており、市の文化・芸術拠点にもなっている。

2003年(平成15年)の市民会館新築を機に市民から愛称を募集。144点の応募の中から選ばれた「まなみーる」は市内小学生のアイディアで、「学ぶ」と「見る」を掛け合わせた造語。他にも「キタライ(北来)」「ひびき」などの有力候補もあったが、札幌コンサートホールKitaraや、2000年(平成12年)にオープンしたいわみざわ公園野外音楽堂「キタオン」の既存施設などと類似していたために却下された。

施設

外壁は1983年(昭和58年)に建築された文化センターにあわせた重厚なレンガ造りとなっている。施設内部はスロープや点字表示など随所にバリアフリーを取り入れるなど高齢者や障がい者・幼児に配慮した設計。また、「自然とふれあう明るく静かな空間」をコンセプトにエントランスやホワイエなど、自然光を多く取り入れた開放的な施設となっている。館内にはレストラン(コロナのテラス)を設置している。

  • 構造:鉄骨造り・鉄骨鉄筋コンクリート3階建
  • 駐車場:130台
  • 敷地面積:17,095.56m²
  • 延床面積:市民会館7,486.23m²/文化センター3,745.12m²
  • 建築年:市民会館平成14年3月着工・平成15年6月竣工/文化センター昭和57年8月着工・昭和58年9月竣工

市民会館

大ホール
収容人数1,165人(1階781席(うち難聴者支援装置95席、車椅子専用席)、2階384席(うちバルコニー式24席))
ステージ間口18m×奥行14.7m、高さ11m、反響版常設
緞帳は旧市民会館の開館当初から岩見沢出身のデザイナー栗谷川健一デザインの「太陽」を採用
多目的室1・2・3
多目的室1(面積69.55m²、定員30名)、多目的室2(面積73.93m²、定員48名)、多目的室3(面積63.6m²、固定円卓24名)
2室(多目的室1・2)の利用可能(面積143.45m²、定員90名)
3室の仕切りの取り外し可能(面積207.08m²、定員120名)
リハーサル室1・2
防音壁の取り外し可能(面積各67.48m²(134.96m²)、定員各30名(75名))
主催者事務室
面積31.34m²
アーティストルーム1
面積17.26m²、定員3名
アーティストルーム2・3
面積各17.08m²、定員各3名
アーティストルーム4・5
中央仕切りの取り外し可能(面積各26.99m²(53.98m²)、定員各5名(10名))
レストラウンジ
面積65.67m²、定員20名

文化センター

中ホール
面積1,076m²、定員514席
展示室
面積227m²
音楽室
面積227m²
練習室A(和室)
面積191m²、定員100名
練習室B
面積109m²、定員75名
リハーサル室
面積110m²
会議室兼創作室
面積85m²、定員50名

旧市民会館

  • 1962年4月着工・1963年3月竣工、1970年12月増築竣工、2001年閉館・解体
  • 敷地面積14,336m²、建築面積3,592m²
  • 大ホール(座席数1,200席(固定席843席、補助席357席))
  • 大会議室、中会議室(4室)、小会議室(5室)、小ホール、典礼室、食堂、楽屋(2室)
  • 市立図書館(併設)、別館体育館

歴史

  • 1955年(昭和30年)、岩見沢市民会館開館。
    • 所在地は8西5(現在の空知総合振興局)で現在より1区画北側に位置した。旧市立病院の施設を改造して利用。
    • 岩見沢市立図書館・教育研究所・講堂・会議室・電気科学館・特産物展示室・洋式婚礼式場など併設。
  • 1957年(昭和32年)、市民会館内に郷土資料室併設。
  • 1963年(昭和38年)、市民会館現在地に移転新築[1]。延床面積1,758m²。
  • 1965年(昭和40年)、郷土資料室が旧市役所庁舎(6東1)に移転。
  • 1971年(昭和46年)、市民会館増築、市立図書館・郷土資料室併設。
  • 1975年(昭和50年)、市民会館別館・体育館開館、郷土資料室移転(旧岩見沢南高校校舎を利用)。
  • 1983年(昭和58年)、岩見沢市開基100周年・市制40周年を記念し文化センター開設[1]。はぎぞの公園・萩園橋整備。
  • 1994年(平成6年)、はぎぞの緑地整備、利根別川に木製単純桁橋「千樹橋」開通[2]。 
  • 2001年(平成13年)、市立図書館が春日町に移転新築[1]
  • 2003年(平成15年)、40年ぶりに市民会館を新築(文化センターも一部改修)[1]。一体施設の愛称が「まなみーる」に決定。

周辺

国道12号岩見沢バイパス)と駅前通沿いに位置しており、はぎその緑地に隣接している。また、空知総合振興局日本年金機構岩見沢年金事務所、駒沢看護保育福祉専門学校岩見沢市立総合病院岩見沢郵便局北海道岩見沢農業高等学校などに近接している。

脚注

  1. ^ a b c d 教育行政の沿革”. 岩見沢市教育委員会. 岩見沢市. 2015年12月3日閲覧。
  2. ^ 岩見沢の地域情報” (PDF). いわみざわ 暮らしの便利帳. 岩見沢市. 2015年12月3日閲覧。
  3. ^ 千樹橋”. 岩見沢市観光協会. 2015年12月3日閲覧。

参考資料

関連項目

外部リンク