岩松了

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いわまつ りょう
岩松 了
岩松 了
生年月日 (1952-03-26) 1952年3月26日(72歳)
出生地 日本の旗 日本長崎県東彼杵郡川棚町
身長 168 cm
血液型 A型
職業 劇作家演出家俳優映画監督
ジャンル 舞台テレビドラマ映画
活動期間 1980年代後半 -
配偶者 あり
事務所 鈍牛倶楽部
公式サイト DONGYU OFFICIAL SITE
主な作品
テレビドラマ
時効警察
天地人
熱海の捜査官
映画
転々
 
受賞
日本アカデミー賞
優秀脚本賞
1997年東京日和
その他の賞
TAMA映画祭
最優秀作品賞

2009年ディア・ドクター
特別賞
2021年花束みたいな恋をした
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岩松 了(いわまつ りょう、1952年3月26日 - )は、日本劇作家演出家俳優映画監督長崎県東彼杵郡川棚町出身。長崎県立川棚高等学校卒業、東京外国語大学外国語学部ロシア語学科中退。

オンシアター自由劇場東京乾電池を経て、鈍牛倶楽部所属。

略歴・人物[編集]

1980年代後半から劇作家、演出家として頭角を顕す。

1989年、『蒲団と達磨』で岸田国士戯曲賞受賞。

1993年紀伊國屋演劇賞受賞。

1998年、『テレビ・デイズ』で読売文学賞受賞。

1990年代からはテレビドラマや映画の脚本家・監督としても活躍。

脇役としての出演も活発で、三木聡作品には常連出演している。

竹中直人とともに、1990年から本多劇場にて舞台“竹中直人の会”を上演。『月光のつゝしみ』、『水の戯れ』など全9回に渡り脚本・演出を手掛けた。

2009年より兵庫県立ピッコロ劇団の代表を務めていることから、2018年に兵庫県文化賞を受賞した[1]

2018年、『薄い桃色のかたまり』で第21回鶴屋南北戯曲賞受賞。

出演[編集]

映画[編集]

配信映画[編集]

  • 若武者(2024年配信予定)[6]

テレビドラマ[編集]

配信ドラマ[編集]

CM[編集]

監督・脚本・演出[編集]

映画[編集]

ラジオドラマ[編集]

テレビドラマ[編集]

オリジナルビデオ[編集]

  • バカヤロー! V エッチで悪いか 第一話「真夜中のブレックファースト」(1994年)監督

演劇[編集]

  • こわれゆく男(1993年、作・演出)
  • 月光のつゝしみ(1994年、作・演出)
  • テレビ・デイズ(1996年、作・演出)
  • 虹を渡る女(1998年、作・演出)
  • 水の戯れ(1998年、作・演出)
  • 悪戯(2000年、作・演出)
  • 隠れる女(2000年、作・演出)
  • 夏ホテル(2001年、作・演出)
  • 嵐が丘(2002年、脚本・演出)
  • 「三人姉妹」を追放されしトゥーゼンバフの物語(2002年、作・演出)
  • 月光のつ丶しみ(2002年、作・演出)
  • ワニを素手でつかまえる方法(2003年、作・演出)
  • シブヤから遠く離れて(2004年、作)
  • アイスクリームマン(2005年、作・演出)
  • 隣りの男(2005年、作・演出)
  • マテリアル・ママ(2006年、作・演出)
  • 船上のピクニック(2007年、作)
  • シェイクスピア・ソナタ(2007年、作・演出)
  • 死ぬまでの短い時間(2007年、作・演出)
  • 恋する妊婦(2008年、作・演出)
  • 箱の中の女(2008年、作・演出)
  • マレーヒルの幻影(2009年、作・演出)
  • シダの群れ(2010年、作・演出)
  • 国民傘(2011年、作・演出)
  • ルート99(2011年、作)
  • アイドル、かくの如し(2011年、作・演出・出演)
  • カスケード(2012年、作・演出)
  • シダの群れ 純情巡礼編(2012年、作・演出)
  • 泡(2013年、作・演出)
  • 不道徳教室(2013年、作・演出)
  • シダの群れ3 港の女歌手編(2013年、作・演出)
  • 宅悦とお岩(2014年、作・演出)
  • ジュリエット通り(2014年、作・演出)
  • 結びの庭(2015年、作・演出・出演)
  • 青い瞳(2015年、作・演出)
  • 家庭内失踪(2016年、作・演出) - 望月[20]
  • 薄い桃色のかたまり(2017年、作・演出) ※第21回鶴屋南北戯曲賞受賞[21]
  • 市ヶ尾の坂-伝説の虹の三兄弟(2018年、作・演出)
  • 二度目の夏(2019年、作・演出・出演)
  • M&Oplaysプロデュース「いのち知らず」(作・演出・出演、2021年10月22日 - 11月14日東京公演・本多劇場、11月18日宮城公演、20日 - 21日大阪公演、 23日島根公演、 25日山口公演、28日熊本公演、30日広島公演、12月4日 - 5日愛知公演) - 安西[22]
  • 明後日「青空は後悔の証し」(2022年、作・演出、2022年5月14日 - 29日 シアタートラム / 6月4日・5日 梅田芸術劇場 シアター・ドラマシティ)[23]
  • M&Oplaysプロデュース「クランク・イン!」(2022年、作・演出)[24]
  • M&Oplaysプロデュース「カモメよ、そこから銀座は見えるか?」(2023年6月3日 - 6月25日〈予定〉本多劇場 他、作・演出・出演)[25]
  • M&Oplaysプロデュース「峠の我が家」(2024年10月25日 - 11月17日、本多劇場、作・演出・出演)[26]

著書[編集]

  • 蒲団と達磨(1989年、白水社)
  • お茶と説教 無関心の道徳的価値をめぐって(1989年、而立書房)
  • 台所の灯 人とその一般性の徴候に寄せて(1989年、而立書房)
  • 恋愛御法度 無駄と正直の劇的発作をめぐって(1989年、而立書房)
  • 隣りの男 戯曲集(1992年、而立書房)
  • 市ケ尾の坂 伝説の虹の三兄弟(1994年、而立書房)
  • アイスクリームマン 中産階級の劇的休息(1994年、而立書房)
  • スターマン・お父さんのお父さん(1995年、ペヨトル工房)
  • 月光のつゝしみ(1996年、而立書房)
  • 恋する妊婦(1996年、而立書房)
  • 恋のためらい(1997年、ベネッセコーポレーション)
  • 映画日和 竹中直人(1997年、マガジンハウス)
  • 傘とサンダル(1998年、ポット出版)
  • テレビ・デイズ(1998年、小学館)
  • 五番寺の滝(1998年、ベネッセコーポレーション)
  • 鳩を飼う姉妹(1999年、而立書房)
  • 赤い階段の家 F.シューベルト「死と乙女」第二楽章をめぐって(1999年、而立書房)
  • 食卓で会いましょう(1999年、ポット出版)
  • 水の戯れ(2000年、ポット出版)
  • 夏ホテル(2003年、ポット出版)
  • シブヤから遠く離れて(2004年、ポット出版)
  • 「三人姉妹」を追放されしトゥーゼンバフの物語(2006年、ポット出版)
  • マテリアル・ママ(2006年、ポット出版)

脚注[編集]

出典[編集]

  1. ^ "笑福亭鶴瓶さんらに文化賞 兵庫県". 神戸新聞. 2018年10月15日. 2018年10月15日時点のオリジナルよりアーカイブ。2018年10月15日閲覧
  2. ^ 映画「東京喰種」西尾錦役に白石隼也!古畑星夏、前野朋哉らも出演”. コミックナタリー. 株式会社ナターシャ (2017年5月30日). 2017年5月30日閲覧。
  3. ^ 『シン・ウルトラマン』にヘイセイ有岡出演「胸が熱くなります」 早見あかり、田中哲司、山本耕史も参加”. ORICON NEWS. オリコン (2019年9月25日). 2019年9月25日閲覧。
  4. ^ 株式会社東宝ステラ『「シン・ウルトラマン」パンフレット』東宝株式会社映像事業部、2022年5月13日、12頁。 
  5. ^ 映画『Ike Boys イケボーイズ』作品情報”. 映画.com. エイガ・ドット・コム (2024年2月14日). 2024年2月14日閲覧。
  6. ^ 坂東龍汰×髙橋里恩×清水尚弥がトリプル主演 二ノ宮隆太郎監督『若武者』5月世界同時公開”. リアルサウンド映画部. blueprint (2024年3月4日). 2024年3月4日閲覧。
  7. ^ “グーグーだって猫である”. http://www.wowow.co.jp/dramaw/gou-gou/ 2014年10月17日閲覧。 
  8. ^ “スーパー公務員”唐沢寿明が限界集落を救う TBS新ドラマ『ナポレオンの村』に主演”. ORICON (2015年5月25日). 2015年5月25日閲覧。
  9. ^ “欅坂46ドラマの要人・徳山大五郎の正体は嶋田久作!”. ウォーカープラス. (2016年6月14日). https://thetv.jp/news/detail/80025/ 2016年6月14日閲覧。 
  10. ^ 松たか子×坂元裕二氏の連ドラ 新キャストに市川実日子、高橋メアリージュン、石橋静河ら【コメント】”. ORICON NEWS. 2021年3月4日閲覧。
  11. ^ "神尾楓珠主演のNHKドラマ『17才の帝国』 追加キャストに柄本明、松本まりから". ORICON NEWS. oricon ME. 22 March 2022. 2022年3月22日閲覧
  12. ^ “「孤独のグルメ」SPの舞台は北海道、松重豊「最も劣化が進んだ井之頭五郎を見られる」”. 映画ナタリー (ナターシャ). (2022年12月20日). https://natalie.mu/eiga/news/505801 2022年12月20日閲覧。 
  13. ^ “「日本統一 関東編」に高石あかり、アキラ100%、岩松了、寺島進らが出演”. 映画ナタリー (ナターシャ). (2023年3月13日). https://natalie.mu/eiga/news/516273 2023年3月13日閲覧。 
  14. ^ “「にんげんこわい2」新キャストに金子大地、井之脇海、松本若菜、大鶴佐助ら”. 映画ナタリー (ナターシャ). (2023年6月29日). https://natalie.mu/eiga/news/530733 2023年6月29日閲覧。 
  15. ^ 戸塚純貴・山口紗弥加・野間口徹・徳井健太ら、道枝駿佑主演『マルス』出演決定”. マイナビニュース. マイナビ (2024年1月5日). 2024年1月5日閲覧。
  16. ^ ドラマ「舟を編む」に柴田恭兵、矢本悠馬、美村里江、岩松了、渡辺真起子、前田旺志郎”. 映画ナタリー. ナターシャ (2023年11月30日). 2023年11月30日閲覧。
  17. ^ “「ヒヤマケンタロウの妊娠」本予告、斎藤工と上野樹里が予想外の妊娠生活に奮闘”. 映画ナタリー (ナターシャ). (2022年3月15日). https://natalie.mu/eiga/news/469479 2022年3月15日閲覧。 
  18. ^ 宮藤官九郎の意欲作『季節のない街』三浦透子、濱田岳、又吉直樹、前田敦子ら多彩なキャスト集結”. ORICON NEWS. oricon ME (2023年6月15日). 2023年6月15日閲覧。
  19. ^ 演出:平野敦子、主演:平田満根岸季衣、ナレーター:高田純次、出演:綾田俊樹出演
  20. ^ 小泉今日子と風間杜夫、倦怠期夫妻の心理を絶妙に演じる「家庭内失踪」開幕”. ステージナタリー (2016年3月11日). 2016年3月14日閲覧。
  21. ^ 第21回鶴屋南北戯曲賞は岩松了「薄い桃色のかたまり」”. ステージナタリー (2018年1月25日). 2018年1月26日閲覧。
  22. ^ 岩松了の新作サスペンス「いのち知らず」主演は勝地涼&仲野太賀”. ステージナタリー. 株式会社ナターシャ (2021年7月20日). 2021年7月20日閲覧。
  23. ^ 風間杜夫ら出演「青空は後悔の証し」開幕に岩松了「劇場で一緒に“青空”を見上げて」”. ステージナタリー. ナターシャ (2022年5月14日). 2022年5月14日閲覧。
  24. ^ 岩松了の最新作「クランク・イン!」に眞島秀和・吉高由里子・秋山菜津子”. ステージナタリー. ナターシャ (2022年5月13日). 2022年5月13日閲覧。
  25. ^ "岩松了の新作舞台「カモメよ、そこから銀座は見えるか?」に黒島結菜・井之脇海・松雪泰子ら". ステージナタリー. ナターシャ. 24 January 2023. 2023年2月4日閲覧
  26. ^ 岩松了、自身の新作「峠の我が家」の主演・仲野太賀、ヒロイン・二階堂ふみに期待”. ステージナタリー. ナターシャ (2024年4月9日). 2024年4月9日閲覧。

外部リンク[編集]