山根恵里奈

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山根 恵里奈
名前
愛称 えりな
カタカナ ヤマネ エリナ
ラテン文字 YAMANE Erina
基本情報
国籍 日本の旗 日本
生年月日 (1990-12-20) 1990年12月20日(33歳)
出身地 日本の旗 日本広島県広島市南区
身長 188cm
体重 79kg
選手情報
ポジション GK
利き足 右足
ユース
0000-2003 日本の旗 宇品東少年SS (宇品東小)
2003-2005 日本の旗 広島大河FCレディース (宇品中)
2004 日本の旗 広島女子ユース蹴命FC
2006-2008 日本の旗 JFAアカデミー福島 (富岡高)
クラブ1
クラブ 出場 (得点)
2009-2011 日本の旗 東京電力女子サッカー部マリーゼ 1 (0)
2012-2017 日本の旗 ジェフユナイテッド市原・千葉レディース 92 (0)
2017-2019 スペインの旗 レアル・ベティス・フェミナス英語版 32 (0)
2019-2020 日本の旗 ジェフユナイテッド市原・千葉レディース 10 (0)
代表歴2
2010-2019 日本の旗 日本 26 (-30)
獲得メダル
女子サッカー
女子W杯
2015 カナダ
1. 国内リーグ戦に限る。2021年7月11日現在。
2. 2019年3月5日現在。
■テンプレート■ノート ■解説■サッカー選手pj

山根 恵里奈(やまね えりな、1990年12月20日 - )は、広島県広島市南区出身の元女子サッカー選手。現役時代のポジションはゴールキーパー。元日本女子代表スーパー少女プロジェクト1期生。JFAアカデミー福島1期生。福島県立富岡高等学校卒業。

来歴

広島市立宇品東小学校時代から身長が高く、小学3年時からバレーボールをしようとしたが当時宇品東小にバレー部がなく、仕方なく担任に相談したところサッカー部に入れられたことがサッカーを始めたきっかけ[1]

2003年、広島市立宇品中学校に入学するも同中学サッカー部に所属せず、名門広島大河FCレディース[注 1]に所属し当初はDFをしていた。2004年中学2年次にスーパー少女プロジェクトの一員に選ばれたことをきっかけにGKに転向した[2]。また同年にはU-15女子広島県トレセン「広島女子ユース蹴命FC」に選出され、全日本女子ユース (U-15)サッカー選手権大会にも出場した。2005年にはサンフレッチェ広島下部組織の女子スクールにあたる「フレッチェスクール」に短期間ながら通っている。

2006年、福島県立富岡高等学校に越境入学、JFAアカデミー福島に1期生として入団[注 2]。在学中から年代別日本代表に招集されるようになり、2007年にはAFC U-19女子選手権に、翌年には2008 FIFA U-20女子ワールドカップに出場した[3]

2009年、高校卒業後東京電力に就職し、アカデミー同期の亀岡夏美と共に東京電力女子サッカー部マリーゼに入部した[4]。同年12月、なでしこジャパンに初選出[1]、翌2010年1月16日対チリ戦で初キャップ初先発を飾る[2]

2012年より、ジェフユナイテッド市原・千葉レディースに加入[5]

2015年6月、2015 FIFA女子ワールドカップ カナダ大会では大会初戦のスイス戦に先発出場し、1-0の勝利に貢献した[6][7]

2016年、リオデジャネイロオリンピックのサッカー女子アジア最終予選の日本代表メンバーに選出されたが、チームは予選3位となり五輪出場権を逃した[8][9]

2017年7月1日、海外クラブへ挑戦をするため退団[10]。その後、同年10月25日、スペイン女子リーグ1部に所属する、レアル・ベティスの女子チームに所属したことが発表された[11]。同年12月2日、 FCバルセロナ戦でリーグ初出場を果たしたが、試合は1-6で敗れた[12]

2019年8月1日、古巣千葉レディースに2年ぶりに復帰。背番号は27[13]

2020年11月5日、今シーズン限りでの現役引退が発表された[14]

個人成績

国内大会個人成績
年度クラブ背番号リーグ リーグ戦 リーグ杯オープン杯 期間通算
出場得点 出場得点出場得点 出場得点
日本 リーグ戦 リーグ杯 皇后杯 期間通算
2008 JFAアカデミー福島 1 - - - 0 0 0 0
2009 TEPCOマリーゼ 23 なでしこ Div.1 1 0 - 0 0 1 0
2010 16 なでしこ 0 0 1 0 0 0 1 0
2011 活動自粛
2012 ジェフ千葉レディース 17 2 0 3 0 0 0 5 0
2013 12 0 9 0 1 0 22 0
2014 28 0 - 2 0 30 0
2015 なでしこ1部 23 0 - 3 0 26 0
2016 17 0 7 0 2 0 26 0
2017 10 0 2 0 - 12 0
スペイン リーグ戦 リーグ杯 オープン杯 期間通算
2017-18 レアル・ベティス・フェミナス英語版 22 プリメーラ 10 0 - 1 0 11 0
2018-19 13 22 0 - 1 0 23 0
日本 リーグ戦 リーグ杯 皇后杯 期間通算
2019 ジェフ千葉レディース 27 なでしこ1部 1 0 - 1 0 2 0
2020 17 9 0 - 3 0 12 0
通算 日本 1部 103 0 22 0 12 0 137 0
日本 その他 - - 0 0 0 0
スペイン 1部 32 0 - 2 0 34 0
総通算 135 0 22 0 14 0 171 0

代表歴

出場大会

試合数


日本代表国際Aマッチ
出場得点
2010 1 -1
2012 0 0
2013 3 0
2014 9 -7
2015 5 -8
2016 3 -5
2017 2 -3
2018 0 0
2019 3 -6
通算 26 -30
2019年3月5日現在

脚注

注釈
  1. ^ 少年部門の卒業生には元代表の木村和司森島寛晃田坂和昭らがいる。
  2. ^ 通常JFAアカデミー福島の受験資格は小学6年生 (次年度に中学校入学を迎える者)にしか与えられない。しかし女子部第1期生は学年別の人数 (1学年5-6人)を揃える関係上、当時中学3年生だった山根を含む中学1-3年生も受験する事ができた。
出典
  1. ^ a b なでしこジャパンに187センチGKニッカンスポーツ.2009.12.19付、2017年12月29日閲覧。
  2. ^ a b サッカーU―20女子代表候補に 広島出身の山根中国新聞.2010.2.11付(アーカイブ)、2017年12月29日閲覧。
  3. ^ 選手インタビュー(山根恵里奈、與山このみ)~FIFA U-20女子ワールドカップ チリ 2008 チームレポート~ JFA公式サイト.2008.11.22付、2017年12月30日閲覧。
  4. ^ 福島民友 (2009年2月23日). “山根、亀岡さんはマリーゼ入団内定/JFAアカデミー福島女子”. 2009年5月1日閲覧。
  5. ^ <急成長する2人のなでしこ> 山根恵里奈&菅澤優衣香 「同級生でW杯の舞台へ」NumberWeb.2015.3.3付、2017年12月30日閲覧。
  6. ^ 初W杯のGK山根は「自信」と「力不足」感じるサッカーキング.2015.7.7付、2017年12月30日閲覧。
  7. ^ 予選53得点1失点のスイスを撃破!なでしこ“苦戦”の原因を選手直撃。NumberWeb.2015.6.9付、2017年12月30日閲覧。
  8. ^ なでしこ、宮間や大儀見ら20人選出 五輪最終予選 日本経済新聞、2016年3月3日閲覧。
  9. ^ なでしこ、ベトナムに快勝も五輪出場ならず アジア最終予選 日本経済新聞、2016年3月8日閲覧。
  10. ^ ジェフレディース山根恵里奈選手 退団のお知らせ - ジェフユナイテッド市原・千葉公式HP、2017年6月23日付。
  11. ^ 山根恵里奈選手の移籍先について”. ジェフユナイテッド市原・千葉 (2017年10月25日). 2017年11月17日閲覧。
  12. ^ CRÓNICA | Arrolladas por un ciclón (6-1)レアル・ベティス公式サイト.2017.12.2付、2017年12月30日閲覧。
  13. ^ レディース新加入選手のお知らせ”. ジェフユナイテッド市原・千葉 (2019年8月1日). 2019年8月3日閲覧。
  14. ^ 山根恵里奈選手 現役引退のお知らせ”. ジェフユナイテッド市原・千葉 (2020年11月5日). 2020年11月5日閲覧。

関連項目

外部リンク