山内泰二

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山内泰二(やまのうち たいじ、1933年 - )は、日本の物理学者

来歴[編集]

幼少時は、トモエ学園で学んだ。この当時の同級生のひとりに黒柳徹子がおり、『窓ぎわのトットちゃん』ではエピソードが多く登場している。

東京教育大学理学部物理科の第1回卒業生であり、ノーベル物理学賞受賞者の朝永振一郎に学び、同大学院修士課程を修了する。フルブライト交換学生アメリカ合衆国へ渡り、5年後にロチェスター大学で博士号を取得する。

高エネルギー実験物理の研究者であり、イリノイ州フェルミ国立加速器研究所 (FNAL) の副所長・物理部長を務める。1980年から2002年まで、各研究室の調整を行うPPO (Program Planning Office) の長を務めた(ただし、CDF実験担当の1986年を除く)[1]

1977年に5番目のボトムクォークであるウプシロン中間子を発見し、これにより1983年仁科記念賞を受賞した[2]

脚注[編集]

  1. ^ FRRMI NEWS, Vol. 26, Jan. 31, 2003, No. 2
  2. ^ 仁科記念財団 仁科記念財団の活動 ―昭和58年度と59年度―