小木曽絢子

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小木曽 絢子(おぎそ あやこ、1937年6月3日[1] - )は、日本翻訳家東京都世田谷区生まれ[1]福岡県立修猷館高等学校[2]東京女子大学文学部卒業[1]日本推理作家協会会員。英語教師だったが、SF好きの息子の影響で40歳頃から翻訳を勉強し[2]1986年アンドレ・ノートン「スター・ゲイト」小隅黎(柴野拓美のペンネーム)と共訳で、翻訳家としてデビューした。

訳書[編集]


L・M・ビジョルド著作品(いずれも出版は東京創元社

紀伊国屋書店で、当時世界的には無名だったビジョルド著 『自由軌道』を発掘し、翻訳を企画。相談先の東京創元社が『戦士志願』の翻訳本を企画していたのもあり、小木曽単独による翻訳出版が決まった。出版後、米国在住のビショルドを訪ね、親密な仲となった[3]
  • 「戦士志願」1991 (創元推理文庫)
  • 「自由軌道」1991 (創元推理文庫)
  • 「親愛なるクローン」1993 (創元SF文庫)
  • 「無限の境界」1994 (創元SF文庫)
  • 「ヴォル・ゲーム」1996 (創元SF文庫)
  • 「名誉のかけら」1997 (創元SF文庫)
  • 「バラヤー内乱」2000 (創元SF文庫)
  • 「天空の遺産」2001 (創元SF文庫)
  • 「ミラー・ダンス」 2002 (創元SF文庫)
  • 「遺伝子の使命」2003 (創元SF文庫)
  • 「メモリー」 2006 (創元SF文庫)
  • 「死者の短剣 : 惑わし」2008 (創元推理文庫 ; 587-08)
  • 「死者の短剣 : 遺産」2010 (創元推理文庫 ; 587-09)
  • 「死者の短剣 旅路 」2011 (創元推理文庫 ; 587-10)
  • 「ミラー衛星衝突 」2012 (創元SF文庫 ; 698-15)
  • 「死者の短剣 地平線 」2013 (創元推理文庫 ; Fヒ-5-12)
  • 「任務外作戦」 2013 (創元SF文庫 ; SFヒ1-17)
  • 「外交特例」2014 (創元SF文庫 ; SFヒ1-18)
  • 「大尉の盟約」 2015 (創元SF文庫 ; SFヒ1-19)

小隅黎と共訳

  • 「スター・ゲイト」 アンドレ・ノートン 早川書房 1986 (ハヤカワ文庫)
  • 「重力の影」 ジョン・クレイマー 早川書房 1996 (ハヤカワ文庫. SF)

脚注[編集]

  1. ^ a b c 日本推理作家協会・会員紹介
  2. ^ a b 平成26年度東京修猷会総会
  3. ^ 東京創元社60周年 私と東京創元社

外部リンク[編集]