小文字文化
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小文字文化(こもじぶんか)とは、日本の10代を中心にみられる、「あ・い・う・え・お・つ・や・ゆ・よ・わ」などの平仮名を捨て仮名(小さい仮名文字)で表記する文化のことである[要出典]。
概要
ギャル文字の衰退後に10代の女子を中心に広まった、通常の仮名の代わりに捨て仮名を使用する文化で、「ぉはぉぅ」などの挨拶から「今日ゎぃヶなぃ」などと使用される。
丸文字、ギャル文字などと同じように若者が親密であることを示すフォーマルと異なる表記をする目的で使用される。
もっとも、通常の表記方法とは異なるため、嫌悪感を示す人も多いので、使用には注意を要する。
歴史
通常の仮名の代わりに捨て仮名を使用することは、1998年ごろあやしいわーるどで「あやしい」の言葉を「ぁゃιぃ」で表記したことに始まるとされる。あやしいわーるどの利用者が一般的に「ぁゃιぃ」とする表記を他所でも行っていたため、通常の「あやしい」を「ぁゃιぃ」と表記することが広まった。なお、この「ι」は捨て仮名ではなく、ギリシア文字のイオタである。
2000年になり、携帯電話の10代への普及と重なり、メールなどで捨て仮名の文字が使用されるようになる。当時使用されていたギャル文字が10代後半が中心であったが、ギャル文字を使用しない10代前半に小文字表記が広まった。
2005年に時東ぁみが名前に小文字を使用してデビューしたことで注目された。
ルール
表記 | 対象 |
---|---|
「ぁ」 | 「あ」 |
「ぃ」 | 「い」 |
「ぅ」 | 「う」 |
「ぇ」 | 「え」 |
「ぉ」 | 「お」、「を」、お段の後の「う」 |
「ヵ」 | 稀に「か」 |
「ヶ」 | 稀に「け」 |
「っ」 | 「つ」 |
「ゃ」 | 「や」 |
「ゅ」 | 「ゆ」 |
「ょ」 | 「よ」 |
「ゎ」 | 「わ」、waと発音する「は」 |
参考文献
- 小文字:10代女子に流行、難解・新表記 ネット時代の自己表現!?『毎日新聞』2006年10月5日 東京朝刊