小喬
小 橋（しょう きょう、 Xiǎo Qiáo 生没年不詳。）は、中国の後漢末期の女性。橋公の娘。大橋の妹。周瑜の妻。
概要
『三国志』周瑜伝によれば、199年12月、姉の大橋と共に皖城を占領した孫策軍の捕虜となり、周瑜の妻妾の一人に加えられた。裴注の『江表伝』には、大橋を娶った孫策が周瑜に「橋公の二女は確かに美女だが、我等を夫にできる二人も幸せであろう」と言ったという。しかし孫策に次いで周瑜も若くして死亡。また所生の子の有無並びに、結婚直後に袁術・劉勲の妻子らと共に呉（江蘇省蘇州市）へ送致された後の消息は一切不明である。
『三国志演義』においては、いわゆる「毛宗崗本」など一部の版本において姓を「喬」に改められ、小喬と称される。二喬共に絶世の美女で、江東の二喬と呼ばれた。赤壁の戦いで、諸葛亮は曹操が二喬を奪おうとしていることを周瑜にほのめかし、これを激怒させて開戦を決意させた。
京劇『鳳凰二喬』では喬婉(きょうえん)という名で登場する。