富岡東 (横浜市)

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富岡東
町名
富岡東の位置(神奈川県内)
富岡東
富岡東
北緯35度22分4秒 東経139度37分52秒 / 北緯35.36778度 東経139.63111度 / 35.36778; 139.63111
日本
都道府県 神奈川県
市町村 横浜市
金沢区
面積
 • 合計 1.828 km2
人口
2013年平成25年)3月31日現在)
 • 合計 14,651人
 • 密度 8,000人/km2
等時帯 UTC+9 (JST)
郵便番号
236-0051
市外局番 045
ナンバープレート 横浜

富岡東(とみおかひがし)は、神奈川県横浜市金沢区の町名。一丁目-六丁目からなる。郵便番号は236-0051。

沿革

かつては久良岐郡金沢町の一部であった。かつては遠浅の海に面し、1877年明治10年)頃にジェームス・カーティス・ヘボンが汐湯治(海水浴)を推奨するなどし、日本の海水浴場の先駆けの地となった[1]。海水浴場は昭和30年代に埋立が始まるまで賑わった。漁場としても豊かで、打瀬網漁海苔の養殖が行われた[2]1936年に横浜市磯子区に編入、磯子区富岡町の一部となる。

現在の富岡東にあたる地域は横須賀街道沿いにあり、富岡町の中心街であった。1936年、横浜海軍航空隊の飛行艇訓練基地が設けられ、終戦後は在日米軍に接収されて富岡倉庫地区となった。

1948年には金沢区が磯子区から分区。1954年、現在の六丁目に結核療養所の神奈川県立長浜療養所(現・神奈川県立循環器呼吸器病センター)が開設。1971年2月、富岡倉庫地区が返還。跡地は横浜市72%、神奈川県16%、国12%に分割され、1975年に富岡総合公園が開園した。1983年7月18日に富岡町から富岡東が分離。住居表示が施行され、富岡東一丁目-六丁目が新設された[3]

地理

南北に細長く、最も北が一丁目、最も南が六丁目である。北は昭和町鳥浜町と磯子区杉田、東は並木、南は長浜堀口、西は京急本線を挟んで能見台通富岡西に接する。二丁目の一部は埋立地で、南部市場関連の卸売企業などが進出している。富岡総合公園から旧海岸線沿いに緑地帯が柴町まで延び、緑地帯の途中の四丁目には富岡八幡宮、六丁目には神奈川県立金沢総合高等学校がある。六丁目の能見台駅近くの丘には神奈川県立循環器呼吸器病センターがある。

交通は京急本線の京急富岡駅のほか、六丁目の南側は能見台駅も近い。南北に国道16号が通り、同国道経由で磯子駅-追浜方面を結ぶ路線バスも利用できる。

面積・人口[表注 1]
面積(km2 世帯数 人口
富岡東一丁目 0.261 1,588 3,596
富岡東二丁目 0.563 1,588 3,810
富岡東三丁目 0.237 933 1,995
富岡東四丁目 0.198 489 1,065
富岡東五丁目 0.199 759 1,528
富岡東六丁目 0.370 1,306 2,657
1.828 6,663 14,651
金沢区計 30.675 87,096 205,328
  1. ^ 2013年3月31日現在の住民基本台帳より(金沢区統計要覧2013-2014 (PDF) 2014年3月金沢区役所総務課発行)

地価

住宅地の地価は、2014年平成26年)1月1日公示地価によれば、富岡東6-26-10の地点で18万8000円/m2となっている。[4]

脚注

  1. ^ 富岡は超一級の避暑地(ぶらり金沢散歩道)
  2. ^ 区制施行40周年記念誌『太陽と潮騒と緑の丘 翔べ金沢』1989年3月31日 金沢区・市制100周年・区制40周年記念事業実行委員会発行
  3. ^ 横浜市金沢区の町名一覧(平成26年10月20日現在) (PDF) - 横浜市 2014年12月16日閲覧
  4. ^ 国土交通省地価公示・都道府県地価調査