宮津市

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みやづし ウィキデータを編集
宮津市
宮津市旗
宮津市章
日本の旗 日本
地方 近畿地方
都道府県 京都府
市町村コード 26205-6
法人番号 2000020262056 ウィキデータを編集
面積 172.74km2
(境界未定部分あり)
総人口 15,526[編集]
推計人口、2024年3月1日)
人口密度 89.9人/km2
隣接自治体 京丹後市舞鶴市福知山市
与謝郡与謝野町伊根町
市の木 くろまつ
市の花 みつばつつじ
宮津市役所
市長 城﨑雅文
所在地 626-8501
京都府宮津市柳繩手345-1
北緯35度32分8秒 東経135度11分43.8秒 / 北緯35.53556度 東経135.195500度 / 35.53556; 135.195500座標: 北緯35度32分8秒 東経135度11分43.8秒 / 北緯35.53556度 東経135.195500度 / 35.53556; 135.195500
宮津市役所
外部リンク 宮津市ホームページ

宮津市位置図

― 政令指定都市 / ― 市 / ― 町・村

ウィキプロジェクト

宮津市(みやづし)は、京都府北部に位置する日本三景天橋立があり、日本海若狭湾に面している。

歴史

  • 1600年(慶長5年)関ヶ原の戦いの功により京極高知に徳川家康から丹後一国が与えられ丹後藩が成立する。のちに京極高知の三子により丹後藩は三分割され、宮津藩、舞鶴藩、峰山藩の丹後三藩が成立した。宮津藩京極家は改易され、替わって本庄家が藩主となった。
  • 1954年(昭和29年)6月1日与謝郡宮津町・栗田村・吉津村・府中村・日置村・世屋村・養老村・日ヶ谷村が合併し、市制施行。
  • 1956年(昭和31年)9月20日加佐郡由良村を編入。
与謝郡を参照。

地理

宮津市中心部周辺の空中写真。市街地北方に宮津湾天橋立が広がる。1975年撮影の12枚を合成作成。国土交通省 国土地理院 地図・空中写真閲覧サービスの空中写真を基に作成。

宮津市は与謝野町岩滝町を挟んで南北に飛び地になっている珍しい市である。南北を天橋立がつないでいるが、一般車両は天橋立を通れないため、南北間を移動するときは岩滝町内を通過することになる。市の中心部は南部にあり、市街地が宮津湾に面している。天橋立の東側、栗田半島の西側の海が宮津湾、天橋立の西側が阿蘇海である。栗田半島にはリアス式海岸の入り組んだ地形が見られる。北部には世屋高原がある。

隣接している自治体

市内の地区

市内は昭和の合併前の旧町村の区域が小中学校の校区とほぼ重なるため、これに基づき次のようないくつかの地域に分けられる。

  • 北部
    • 日ヶ谷地区
    • 養老地区
    • 世屋地区
    • 日置地区
    • 府中地区
  • 南部
    • 吉津地区
    • 宮津地区
    • 上宮津地区
    • 栗田地区
    • 由良地区

市の中心部(宮津地区)の東側に栗田地区があり、さらに東の奈具海岸を超えると由良地区があり、舞鶴市につながる。宮津地区の南側が上宮津地区で、天橋立の西側、与謝野町に接する地域が吉津地区である。天橋立の北側(市の北部)には、海岸沿いには南から順に府中地区、日置地区、養老地区があり、日置地区の西側の山間部に世屋地区、養老地区の西側の山間部に日ヶ谷地区がある。養老地区・日ヶ谷地区は北の伊根町につながる。

なお、北部の府中地区と南部の吉津地区は、その間に挟まれた与謝野町の岩滝地区とともに、橋立中学校の校区を構成している。[1]

人口

平成22年国勢調査より前回調査からの人口増減をみると、7.25%減の19,953人であり、増減率は府下26市町村中22位、36行政区域中32位。


宮津市(に相当する地域)の人口の推移
総務省統計局 国勢調査より


行政

産業

さとう宮津店(ミップル)

立地企業

  • 京都北都信用金庫(ほくとしんきん)本店営業部(店番号 001)現存する信用金庫で三番目に古い歴史がある。
  • フクヤ本社
  • 京都銀行(京銀 きょうぎん)宮津支店(両丹銀行、宮津銀行、丹後商工銀行および丹後産業銀行の4行合併による丹和銀行創立時よりの流れを汲む)
  • 日本冶金工業大江山製造所(2003年、日本冶金工業の大江山製造所が分社化されYAKIN大江山となったが、2010年に再び日本冶金工業と統合された)
  • 金下建設株式会社(本社)
  • 株式会社三洋商事
  • グンゼ(登記上本社は綾部市)
  • さとう宮津店(宮津シーサイドマート ミップル)
  • 北近畿タンゴ鉄道株式会社(本社・運行本部。本社は京都市福知山市を経て2013年6月より)

姉妹都市・提携都市

海外

姉妹都市
友好都市

日本国内

提携都市

教育

大学・専門学校 高等学校

中学校

小学校

幼稚園

交通

鉄道

天橋立駅
天橋立駅前にある「智恵の湯」

市の中心となる駅:宮津駅 観光拠点となる駅:天橋立駅

京都丹後鉄道(丹鉄)
天橋立鋼索鉄道

バス

道路

名所・旧跡・観光スポット・祭事・催事

旧三上家住宅

宮津市は京都府内において京都市宇治市に次いで第3位の観光地で2007年度には約267万人が訪れた[3]。また、夏には多くの海水浴客で賑わう。

主な史跡・旧跡等

レジャー

祭り

精霊船という大きな灯篭を宮津港で燃やし付近に小さな追っかけ灯篭を流す。多数の追っかけ灯篭が流れるのは非常に美しい。精霊船は1年の間に亡くなった人の遺族が流す。

電気

才賀藤吉が1910年(明治43年)2月に事業許可を受け、6月に宮津電燈[4] を設立し発電所(瓦斯力、出力75kw)を建設。1911年(明治44年)1月に事業開始したが[5]、1912年(明治45年)7月に宮津電燈、丹波電気丹後電気三社合併し、両丹電気へ社名変更した[6]

出身者

関連項目

「男はつらいよ」シリーズ第29作-宮津市内で撮影された。

  • 「大和コロニー」~フロリダに「日本」をの残した男たち~ 著者 川井龍介 2015年8月初版
 デルレイビーチ市と宮津市との縁を繋いだ森上助次・酒井釀等、移民の人生を描いたノンフィクション作品。

郵便番号

2007年に変更された。

  • 宮津郵便局(626、629-2231、629-2232、629-2233、629-2234、629-2241、629-2242、629-2243、629-2244、629-2251)
  • 岩ヶ鼻郵便局(626-02)

脚注

  1. ^ 橋立中学校は宮津市と与謝野町の設立による中学校組合立。
  2. ^ http://www.town.miyagi-matsushima.lg.jp/index.cfm/7,240,c,html/240/20140728-160705.pdf
  3. ^ 昭文社地図編集部『なるほど知図帳日本 2009』(昭文社、2009年5版1刷発行、ISBN 9784398200402
  4. ^ 『帝国銀行会社要録 : 附・職員録. 大正元年(初版)』(国立国会図書館デジタルコレクション)
  5. ^ 『電気事業要覧. 第〔5〕回』(国立国会図書館デジタルコレクション)
  6. ^ 『電気事業要覧. 第8回』(国立国会図書館デジタルコレクション)

外部リンク