宮崎夏次系

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みやざき なつじけい
宮崎 夏次系
生誕 1987年????
日本宮城県
職業 漫画家
活動期間 2009年 -
受賞 ちばてつや賞一般部門準入選(2009年
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宮崎 夏次系(みやざき なつじけい、1987年[1] - )は、日本の女性漫画家[2]宮城県出身。旧筆名は夏次 系(なつじ けい)。

ペンネームに意味はないと言う。名前の由来は、自身の生まれた季節の「夏」、バイト中に目にして気に入った「次」、好きな形の「系」を組み合わせたもの[3]

高校では美術科を専攻し、美大を経て漫画家になる[4]

略歴[編集]

  • 2009年、第56回ちばてつや賞一般部門にて、『赤い朝』で準入選受賞[5]
  • モーニング・ツー』40号(2010年11月22日、講談社)から『夕方までに帰るよ』を短期集中連載。
  • 『モーニング・ツー』53号(2011年12月22日、講談社)から『変身のニュース』を連載。この作品より、「夏次系」を「宮崎 夏次系」と改名。
  • 『モーニング・ツー』63号(2012年10月22日、講談社)から『僕は問題ありません』を連載。
  • 『月刊モーニングtwo』2013年11月号(2013年9月22日、講談社)から『夢から覚めたあの子とはきっと上手く喋れない』を連載。
  • 『月刊モーニングtwo』2015年1月号(2014年11月21日、講談社)から『ホーリータウン』を連載。

作品リスト[編集]

連載作品[編集]

  • 夕方までに帰るよ(『モーニング・ツー』40号 - 45号、講談社
  • 変身のニュース(『モーニング・ツー』53号 - 61号[6]、講談社)
  • 僕は問題ありません(『モーニング・ツー』63号(2012年12月号) - 2013年7月号[7]、講談社)
  • 夢から覚めたあの子とはきっと上手く喋れない(『月刊モーニングtwo』2013年11月号 - 2014年6月号[8]、講談社)
  • ホーリータウン(『月刊モーニングtwo』2015年1月号 - 9月号[9]、講談社)
  • なくてもよくて絶え間なくひかる(『マンガワン』、小学館)
  • アダムとイブの楽園追放されたけど…(『BABY!』2017年Vol.1 - Vol.6[10]→『ベビモフ』Vol.1[10] - Vol.12[11]、講談社)
  • 培養肉くん(『コミックビーム100』Vol.6[12] - 、KADOKAWA
  • あなたはブンちゃんの恋(『モーニング・ツー』2020年7号[13] - 2022年10号)

読み切り作品[編集]

  • と、ある日の忘れもの(2013年8月25日、『S-Fマガジン』2013年10月号、早川書房)
  • なほちゃんの白いたまごやき(2014年2月2日、『ユースカ』第二号) - 「夢から覚めたあの子とはきっと上手く喋れない」に収録
  • と、ある日の帰り道(2014年4月25日、『S-Fマガジン』2014年6月号、早川書房)
  • LIFE(『ダ・ヴィンチ』2014年8月号、KADOKAWA) - フジファブリック同名の楽曲を題材とした2ページのトリビュート作品[14]
  • おまつり(2014年8月31日、『ユースカ』第三号)
  • と、ある日のお弁当(『S-Fマガジン』2014年11月号、早川書房)
  • と、ある日の兄と弟(『S-Fマガジン』2015年2月号、早川書房)
  • オンジ(2015年5月5日、『ユースカ』第四号)
  • と、ある日の解凍(『S-Fマガジン』2015年8月号、早川書房)
  • と、ある日の僕のひも(2016年1月20日、『Comic S』、早川書房)
  • と、ある日のわたしとタケル(2016年1月20日、『Comic M』、早川書房)
  • お昼(2016年5月5日、『ユースカ』第五号)
  • ロンリープラネット(『S-Fマガジン』2016年6月号、早川書房)
  • と、ある日のきみとぼく(『S-Fマガジン』2016年10月号、早川書房)
  • と、ある日の訪問者(『S-Fマガジン』2017年2月号、早川書房)
  • そして タラもいなくなった(『ミステリマガジン』2017年3月号、早川書房)
  • と、ある日の月と翻訳機(『S-Fマガジン』2017年4月号、早川書房)
  • と、ある日のアルバイト(『S-Fマガジン』2017年6月号、早川書房)
  • と、ある日のズゥン(『S-Fマガジン』2017年8月号、早川書房)
  • と、ある日の二人っきり(『S-Fマガジン』2017年10月号、早川書房)
  • オカリちゃんちのお兄ちゃん(『モーニング』2017年40号、講談社)
  • と、ある日のシンプル・イズ・ベスト(『S-Fマガジン』2017年12月号、早川書房)
  • と、ある日の余分なもの(『S-Fマガジン』2018年2月号、早川書房)
  • と、ある日のまわりくる(『S-Fマガジン』2018年4月号、早川書房)

挿絵・イラスト[編集]

書籍[編集]

  • 『変身のニュース』講談社、2012年11月22日、ISBN 978-4-06-387166-1
  • 『僕は問題ありません』講談社、2013年8月23日、ISBN 978-4-06-387236-1
  • 『夢から覚めたあの子とはきっと上手く喋れない』講談社、2014年5月23日、ISBN 978-4-06-388338-1
  • 『ホーリータウン』講談社、2015年9月23日、ISBN 978-4-06-388338-1
  • 『夕方までに帰るよ』講談社、2015年9月23日、ISBN 978-4-06-388507-1
  • 『アダムとイブの楽園追放されたけど…』講談社、全2巻
    1. 2018年4月23日、ISBN 978-4-06-511287-8
    2. 2018年12月20日、ISBN 978-4-06-514114-4
  • 『なくてもよくて絶え間なくひかる』小学館、2018年8月17日、ISBN 978-4-09-128465-5
  • 『培養肉くん』KADOKAWA 既刊1巻
    1. 2018年9月28日、ISBN 978-4-04-735330-5
  • 『と、ある日のすごくふしぎ』早川書房、2020年9月17日発売[16]ISBN 978-4-15-209969-3
  • 『宮崎夏次系傑作選 なんかいつかの魔法』講談社、2022年10月21日[17]ISBN 978-4-06-529504-5

出演[編集]

脚注[編集]

  1. ^ 変身のニュース | 審査委員会推薦作品 | マンガ部門 | 第17回 2013年 | 文化庁メディア芸術祭 歴代受賞作品
  2. ^ WEBマガジン BGM「漫画家 宮崎夏次系の正体とは?」
  3. ^ eonet.jp「静かな笑いから突然憤死しそうな人」を描く、宮崎夏次系。『アダムとイブの楽園追放されたけど…』2巻発売」2018/12/21
  4. ^ 身のまわりにある物から宇宙の彼方まで 漫画家 宮崎夏次系の正体とは? - BGM[ビージーエム]”. ウェブマガジン「BGM」編集部. 作成日:2018年6月3日 2020年12月27日閲覧。
  5. ^ 2009年度前期 第56回ちばてつや賞 夏次系『赤い朝』 選評
  6. ^ 『変身のニュース』(宮崎 夏次系)”. 講談社コミックプラス. 講談社. 2021年10月24日閲覧。
  7. ^ 『僕は問題ありません』(宮崎 夏次系)”. 講談社コミックプラス. 講談社. 2021年10月24日閲覧。
  8. ^ 『夢から覚めたあの子とはきっと上手く喋れない』(宮崎 夏次系)”. 講談社コミックプラス. 講談社. 2021年10月24日閲覧。
  9. ^ 『ホーリータウン』(宮崎 夏次系)”. 講談社コミックプラス. 講談社. 2021年10月24日閲覧。
  10. ^ a b 『アダムとイブの楽園追放されたけど…(1)』(宮崎 夏次系)”. 講談社コミックプラス. 講談社. 2021年10月24日閲覧。
  11. ^ 『アダムとイブの楽園追放されたけど…(2)』(宮崎 夏次系)”. 講談社コミックプラス. 講談社. 2021年10月24日閲覧。
  12. ^ “宮崎夏次系の不思議楽しいSFドラマ「培養肉くん」がビーム100でスタート”. コミックナタリー (ナターシャ). (2018年3月2日). https://natalie.mu/comic/news/271874 2021年10月24日閲覧。 
  13. ^ “宮崎夏次系が女×女×幽霊の三角関係描く新連載「あなたはブンちゃんの恋」モーツーで”. コミックナタリー (ナターシャ). (2020年5月22日). https://natalie.mu/comic/news/380085 2021年10月24日閲覧。 
  14. ^ Inc, Natasha. “フジファブ特集で、宮崎夏次系が楽曲マンガ化”. コミックナタリー. 2020年10月1日閲覧。
  15. ^ “宮崎夏次系「ミスiD 2022」キービジュアルを描き下ろし、10年目記念イラストも”. コミックナタリー (ナターシャ). (2021年7月15日). https://natalie.mu/comic/news/436950 2021年7月15日閲覧。 
  16. ^ “不思議な人々の日常を切り取った宮崎夏次系の短編集「と、ある日のすごくふしぎ」”. コミックナタリー (ナターシャ). (2020年9月17日). https://natalie.mu/comic/news/396920 2021年7月15日閲覧。 
  17. ^ 『宮崎夏次系傑作選 なんかいつかの魔法』(宮崎夏次系)”. 講談社コミックプラス. 講談社. 2022年10月21日閲覧。
  18. ^ a b “宮崎夏次系が放送メディア初出演、「アトロク」で「あなたはブンちゃんの恋」語る”. コミックナタリー (ナターシャ). (2021年10月24日). https://natalie.mu/comic/news/450669 2021年10月24日閲覧。 

外部リンク[編集]