宮崎サンシャインズ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
宮崎サンシャインズ
Miyazaki Sunshines
会社名 宮崎サンシャインズ株式会社
創設 2022年
所属リーグ
九州アジアリーグ
歴代チーム名
  • 宮崎サンシャインズ(2023年 - )
本拠地
未発表(主たる使用球場は西都原運動公園野球場
宮崎県(2023年 - )
永久欠番
なし
獲得タイトル
球団組織
監督 金丸将也
テンプレートを表示
宮崎サンシャインズ株式会社
Miyazaki Sunshines Co., Ltd.
種類 株式会社
本社所在地 日本の旗 日本
889-1603
宮崎県宮崎市清武町正手1丁目80-1-5号
業種 サービス業
法人番号 3350001018061 ウィキデータを編集
事業内容 スポーツ事業(プロ野球団の運営)
代表者 堀之内秀一郎
テンプレートを表示

宮崎サンシャインズ(みやざきサンシャインズ、英語: Miyazaki Sunshines)は、日本プロ野球球団。宮崎県を拠点に独立リーグ九州アジアリーグに所属する。2022年に設立され、2023年よりリーグ戦に参加している。

概要[編集]

2022年に「宮崎県民球団をつくる会」が、宮崎県を本拠地とし、球団名を「宮崎サンシャインズ」として独立リーグの九州アジアリーグに2023年からの参入を目指して加盟申請を行なった[1]

2022年9月9日に九州アジアリーグへの新規加盟申請が承認された[2]

加盟時点で球団運営会社は2022年中に設立される予定と報じられ[1]、12月5日に設立(12月1日付)が発表された[3]。また、加盟承認後に宮崎市出身の金丸将也が監督と報じられた[4][5]

開催球場[編集]

2022年11月7日に、2023年シーズンのホーム開幕戦は都城運動公園野球場で開催されることがリーグより発表された[6]。2023年1月26日に発表された日程(主催39試合、うち公式戦33試合、ソフトバンク3軍および4軍との交流戦6試合)では、14試合が球場未定だった[7][8]。決定済の球場では西都原運動公園野球場が最多の17試合で、以下大王谷運動公園野球場(日向市、3試合)、宮崎県総合運動公園硬式野球場(サンマリンスタジアム宮崎、交流戦のみ、3試合)、都城運動公園野球場2試合となっていた[7][8]。2月13日の修正版日程では前回の未定試合のうち6試合が宮崎市生目の杜運動公園アイビースタジアムで開催されると発表された[9]。開催が発表された球場の試合は、平日も含めすべてデーゲームである[9][10]。3月13日に発表された修正版日程で、未決定だった試合のうち、3試合を宮崎市清武総合運動公園野球場(SOKKENスタジアム)で、3試合を南郷町中央公園野球場(南郷スタジアム)で開催することが発表された(未決定は2試合)[11]。5月19日に、未定だった2試合を小林総合運動公園野球場で実施することが発表された[12]。最終的に2023年の球場別開催試合数は西都原21、アイビー5、サンマリンと小林が各3、都城・大王谷・南郷各2、清武1となった[13]

2023年12月26日に、2024年シーズンのホーム開幕戦は、前年公式戦での使用がなかった宮崎県総合運動公園第二硬式野球場(ひなたひむかスタジアム)で開催されることがリーグより発表された[14]。2024年2月9日に発表された日程(主催36試合、うち公式戦35試合、佐賀インドネシアドリームズとの練習試合(公式戦予備日程)1試合)では、18試合が球場未定である。決定済の球場では南郷スタジアムが最多の7試合で、以下門川海浜総合公園野球場(門川町、3試合)、宮崎市清武総合運動公園野球場(SOKKENスタジアム、3試合)、天福球場日南市、3試合)、宮崎県総合運動公園第二硬式野球場(ひなたひむかスタジアム、2試合、ホーム開幕戦)となっている[15]。初の公式戦開催となるのは、前記のひなたひむかのほかに門川と天福である。2月15日に発表されたソフトバンク3・4軍との交流戦はアイビースタジアム4試合、西都原2試合となっている[16]。その後、3月29日までに未定分が確定し[17]、最終的に小林が13試合で最多開催となった。

歴史[編集]

2022年[編集]

  • 5月 - 球団の運営会社となる宮崎県民球団をつくる会が設立[18]
  • 9月9日 - 九州アジアリーグへの新規加盟申請が一般社団法人九州アジアプロ野球機構理事会において承認される[2]
  • 11月5日 - 選手トライアウトを西都市で実施[19]
  • 11月10日 - 第1回トライアウト合格者を発表[20]
  • 12月1日 - 運営会社「宮崎サンシャインズ株式会社」が設立される(発表は12月5日)[3]

2023年[編集]

  • 1月18日 - 選手30人との契約を1月12日に完了したと発表[21]
  • 1月26日 - 記者会見を開き、ユニフォームを発表[22]。またこの日、元京都共栄学園高等学校野球部監督の神前俊彦がチームアドバイザーを務めていると報じられた[23]
  • 3月18日 - 参加初年度の開幕戦(対北九州)を都城運動公園野球場で開催(1-12で敗戦、7回コールド[24][25]
  • 4月3日 - リーグ戦の一環として実施されるソフトバンク4軍との交流戦(HAWKSベースボールパーク筑後)で初勝利を挙げる[26]
  • 5月12日 - 対大分B-リングス戦(アイビースタジアム)で、ホームゲームおよび対リーグ内他球団戦での初勝利を挙げる[27]
  • 9月7日 - 監督の金丸が選手登録して兼任監督となる[28]
  • 9月15日 - 初年度の公式戦を終了、11勝64敗3分の勝率.149で4位に終わる[29][30]。他チームから大きく離れた結果について、リーグ代表の徳丸哲史は2023年9月発売の雑誌インタビューで「想定内」と述べ、「リーグのレベルを上げることを考えればよくない状況かもしれませんが、球団側も運営できなければ意味がないので、まずは基盤を作ってもらい、そこから強化という流れにしてもらえればと思います」と述べた[31]

成績[編集]

年度 監督 順位 試合 勝利 敗戦 引分 勝率 ゲーム差
2023 金丸将也 4 78 11 64 3 .149 42.0

選手・指導者[編集]

ロゴマークキャラクター[編集]

天照大神をモチーフとしたキャラクターが描かれており[18]、2023年1月にTwitterアカウントにて「テラちゃん」という名称でツイートを始めると告知された[32]。ただし「マスコット」とは明言されていない。

球団歌[編集]

北海道発祥のアカペラグループ「じゃ~んずΩ」が作詞作曲した『輝け宮崎サンシャインズ』が球団歌となっている[33]

脚注[編集]

  1. ^ a b “県内初の野球独立リーグチーム「宮崎サンシャインズ」誕生へ プロ目指す選手後押し”. 宮崎日日新聞 date=2022-09-09. https://www.the-miyanichi.co.jp/kennai/_65766.html 2022年9月9日閲覧。 
  2. ^ a b 宮崎サンシャインズ 新規加盟承認のお知らせ” (2022年9月9日). 2022年9月9日閲覧。
  3. ^ a b 運営会社設立のごあいさつ - 宮崎サンシャインズ(2022年12月5日)2023年1月10日閲覧。
  4. ^ “県内初のプロ野球チーム誕生 「宮崎サンシャインズ」発足 宮崎県”. テレビ宮崎. (2022年9月9日). https://www.umk.co.jp/news/?date=20220909&id=15596 2022年9月9日閲覧。 
  5. ^ “九州独立リーグ、新球団宮崎サンシャインズの加盟承認 監督は元広島金丸将也氏”. 日刊スポーツ. (2022年9月9日). https://www.nikkansports.com/baseball/news/202209090001188.html?utm_source=twitter&utm_medium=social&utm_campaign=nikkansports_ogp 2022年9月9日閲覧。 
  6. ^ 九州アジアリーグ [@kyushuasia] (2022年11月7日). "〜ヤマエグループ 九州アジアリーグ 2023シーズン開幕日について〜". X(旧Twitter)より2022年11月7日閲覧
  7. ^ a b 九州アジアリーグ [@kyushuasia] (2023年1月26日). "〜2023シーズン 試合日程について〜(3月〜6月)". X(旧Twitter)より2023年1月26日閲覧
  8. ^ a b 九州アジアリーグ [@kyushuasia] (2023年1月26日). "〜2023シーズン 試合日程について〜(7月〜9月)". X(旧Twitter)より2023年1月26日閲覧
  9. ^ a b 九州アジアリーグ [@kyushuasia] (2023年2月13日). "〜2月13日更新 2023シーズン 試合日程について〜(3月〜6月)". X(旧Twitter)より2023年2月13日閲覧
  10. ^ 九州アジアリーグ [@kyushuasia] (2023年2月13日). "〜2月13日更新 2023シーズン 試合日程について〜(7月〜9月)". X(旧Twitter)より2023年2月13日閲覧
  11. ^ 2023シーズン試合日程(3月13日更新) - 九州アジアリーグ(2023年3月13日)2023年4月9日閲覧。
  12. ^ 試合日程変更(9月23日、24日分) - 九州アジアプロ野球機構(2023年5月19日)2023年5月21日閲覧。
  13. ^ 宮崎サンシャインズ 試合・日程 - 一球速報.com
  14. ^ 2024シーズン ホーム開幕カード - 九州アジアベースボールリーグ(2023年12月26日)2023年12月26日閲覧。
  15. ^ 2024シーズン日程のお知らせ - 九州アジアベースボールリーグ(2024年2月9日)2024年2月9日閲覧。
  16. ^ 2024シーズン福岡ソフトバンクホークス戦試合日程のお知らせ - 九州アジアベースボールリーグ(2024年2月15日)2024年2月16日閲覧。
  17. ^ 2024シーズン試合日程について(3月29日) - 九州アジアベースボールリーグ(2024年3月29日、リンクされているPDFも参照)2024年3月31日閲覧。
  18. ^ a b “12月に誕生-宮崎サンシャインズ”. 夕刊デイリー. (2022年9月13日). https://www.yukan-daily.co.jp/news.php?id=99867 2023年1月22日閲覧。 
  19. ^ “宮崎県内初のプロ野球チーム「宮崎サンシャインズ」が初めてのトライアウト開催”. テレビ宮崎. (2022年11月5日). https://www.umk.co.jp/news/?date=20221105&id=16377 2022年11月5日閲覧。 
  20. ^ 第1回トライアウト合格者発表 - 宮崎サンシャインズ(2022年11月10日)2022年11月10日閲覧。
  21. ^ 選手30名と正式契約を結びました - 宮崎サンシャインズ(2023年1月18日)2023年1月29日閲覧。
  22. ^ “今季からプロ野球独立リーグに参戦「宮崎サンシャインズ」 ユニフォームなどを披露”. 宮崎放送. (2023年1月26日). https://newsdig.tbs.co.jp/articles/mrt/296269?display=1 20223-01-26閲覧。 
  23. ^ “【野球】高校球界の名物監督が九州独立リーグのコーチに 神前俊彦氏「私は野球難民」”. デイリースポーツ. (2023年1月26日). https://www.daily.co.jp/opinion-d/2023/01/26/0015995972.shtml 2023年1月26日閲覧。 
  24. ^ 九州アジアリーグ [@kyushuasia] (2023年3月18日). "〜3月18日 試合終了〜". X(旧Twitter)より2023年3月18日閲覧
  25. ^ “宮崎県内初のプロ野球球団 宮崎サンシャインズ 都城市で開幕戦”. 宮崎放送. (2023年3月18日). https://newsdig.tbs.co.jp/articles/mrt/385798?display=1 2023年3月19日閲覧。 
  26. ^ 田尻耕太郎 (2023年4月4日). “宮崎サンシャインズ、ソフトバンク4軍に”歴史的1勝”!監督は元広島カープ投手「やっぱり長かった」”. Yahoo!ニュース. https://news.yahoo.co.jp/expert/articles/dee897dd56e8a639b1abb460adde49878f130f01 2023年4月4日閲覧。 
  27. ^ 宮崎サンシャインズ 日程・結果 - 一球速報.com(2023年5月12日閲覧)
  28. ^ 【公示】金丸将也監督選手兼任登録のお知らせ - 宮崎サンシャインズ(2023年9月7日)2023年9月7日閲覧。
  29. ^ 宮崎サンシャインズ [@45sunshines] (2023年9月15日). "2023年9月15日のポスト". X(旧Twitter)より2023年9月15日閲覧
  30. ^ 2023 ヤマエグループ 九州アジアリーグ 勝敗表 - 一球速報.com
  31. ^ 「ヤマエグループ 九州アジアリーグ 動き出したアジア戦略を成功に導き野球を通じた経済&人材交流を活性化させる」『Baseball Times』2023 Autumn (vol.55)、エス・アイ・ジェイ、2023年9月19日、pp.38 - 39
  32. ^ 宮崎サンシャインズ [@ZPdKQVQwpmXw9rp] (2023年1月21日). "宮崎サンシャインズからのお知らせ". X(旧Twitter)より2023年1月22日閲覧
  33. ^ “「輝け宮崎サンシャインズ」アカペラグループ「じゃ~んずΩ」が球団歌に込めた思い”. 宮崎放送. (2023年3月23日). https://newsdig.tbs.co.jp/articles/mrt/392279?display=1 2023年3月24日閲覧。 

関連項目[編集]

外部リンク[編集]