安達保

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安達 保(あだち たもつ、1953年10月12日[1] - )は、日本の実業家。ベネッセホールディングス代表取締役社長。カーライル・ジャパン・エルエルシー シニアアドバイザー。ヤマハ発動機社外取締役。

来歴[編集]

1977年東京大学工学部機械工学科卒業後、三菱商事へ入社[1]1983年マサチューセッツ工科大学にてMBA取得。帰国後は情報産業本部に移籍し、当時まだベンチャー企業であった第二電電(現KDDI)に出向。[要出典]

1988年マッキンゼー・アンド・カンパニーに入社[1]マッキンゼー在職中は大前研一平野正雄らと共にハードワークであるコンサルタント業務に従事。コンサルタントとしての特徴的な手腕として、どのような複雑な事象の話し合いでも「必ず何らかの結論を出す人」と評される。主に情報通信、ハイテク産業分野を担当し、パートナーまで登りつめる[要出典]1997年マッキンゼーを退職し、「GEキャピタル・ジャパン」の事業開発本部長を経て、1999年日本リースオートの代表取締役に就任[1]

2003年から13年間アメリカのプライベートエクイティファンドであるカーライル・グループのマネージング・ディレクター・日本代表を務め[1]、中堅企業を中心に20社以上に投資。企業再建のプロと呼ばれる[2]

2016年10月1日付で社外取締役を務めてきたベネッセコーポレーション社長に就任[1][3][4]。在任3か月で社長を退いた福原賢一の後任としてベネッセHDの再建に取り組む[2]

脚注[編集]

  1. ^ a b c d e f 安達 保 | 役員一覧”. www.benesse-hd.co.jp. ベネッセホールディングス. 2024年2月15日閲覧。
  2. ^ a b ベネッセ“また”トップ交代、新社長が語る深層”. 日経ビジネス電子版. 2024年2月15日閲覧。
  3. ^ “ベネッセ迷走止まらず 3ヵ月でまた社長交代”. 日本経済新聞. (2016年9月9日). http://www.nikkei.com/article/DGXLZO07096610Z00C16A9TI1000/ 2016年10月15日閲覧。 
  4. ^ “記者の目 ベネッセHD、2代目プロ経営者を待つ難関”. 日本経済新聞. (2016年9月22日). http://www.nikkei.com/article/DGXMZO07445110Q6A920C1000000/ 2016年10月15日閲覧。 
先代
福原賢一
ベネッセホールディングス社長
第8代:2016年 -
次代
(現職)