宇宙戦艦ヤマトシリーズの天体
宇宙戦艦ヤマトシリーズの天体(うちゅうせんかんヤマトシリーズのてんたい)では、『宇宙戦艦ヤマトシリーズ』に登場する架空の天体を記述する。実在の天体も含まれるが、本項目では劇中設定と描写を中心に記述する。なお、天体の地理、国家、都市や軍事などの施設、生命体なども併せて記述するものとする。
地球上の防衛軍基地・関連施設については地球防衛軍 (宇宙戦艦ヤマト)を参照。
銀河系
太陽系
本シリーズでは、銀河系のオリオン腕(ガルマン・ガミラスでは東部方面軍の担当戦域)にある星系の1つと設定されている。
「太陽系」も参照
太陽
対ガミラス戦後、太陽エネルギーは地球連邦(太陽系全域)の活動を支える主要なエネルギー(電源)となっている。
「太陽」も参照
- 『宇宙戦艦ヤマトIII』
- ガルマン帝国の惑星破壊プロトンミサイルの流れ弾が太陽に命中する(第1話)。これにより太陽の核融合が異常増進し、人類は存亡の危機に陥る。
- 太陽エネルギー採集ステーション
- 太陽周辺に存在し、太陽系全域にエネルギーを供給している。地球連邦はこれを逆用して太陽エネルギーの封じ込めを試みるが、失敗に終わる。
- 太陽エネルギーステーションシステムは、地球連邦の太陽エネルギー省により運用管理されている(第8話)。その後、地球連邦はガルマン・ガミラス帝国の技術協力を受け、共同で核融合の制御を試みる(第18話)。
水星
「水星」も参照
- 『宇宙戦艦ヤマトIII』
- 太陽観光船が水星上空でガルマン帝国の惑星破壊プロトンミサイルと接触、遭難する(第1話)。
- 太陽エネルギー配送システムの中継基地があり、太陽周辺の収集システムから月を経由して地球へエネルギーを送信している(第8話)。
- なお、核融合異常増進により太陽が肥大化した際にどうなったかは不明[1]。
金星
「金星」も参照
- 『宇宙戦艦ヤマト2』
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- 太陽エネルギー集積基地
- 太陽系全域にエネルギーを供給する基地が存在する。コズモダード・ナスカの前衛艦隊による破壊工作で、地球及び太陽系の各惑星の地球防衛軍基地が停電し、混乱する(第2話)。
- 『宇宙戦艦ヤマトIII』
- ガルマン・ガミラスの工作船団が、太陽核融合異常増進の沈静化作業を行う。
地球
本シリーズでは、対ガミラス戦役後に成立した地球連邦の主星と設定されている。
「地球」も参照
- 『宇宙戦艦ヤマト』
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- 地下都市
- ガミラスの遊星爆弾による放射能汚染から逃れるため、世界各地の主要都市で建設される。地球防衛軍司令本部は、東京の地下都市に置かれていた。放射能汚染は地下都市にまで波及し、人類は絶望の淵まで追いつめられる。
- ドメル将軍の心理作戦で一時的にヤマトと地球との交信が回復した際、そのことをいち早く知った相原義一は沖田艦長に無断で私信を行い、地下都市の状況を把握していた。相原の母によれば、食料不足による暴動が連日発生するなどの窮乏した状況が語られており、相原の父も暴動に参加した際の負傷が原因で亡くなっている。暴動と放火、放水による暴徒の鎮圧など、民衆と治安部隊の衝突する描写がある(第19話)。
- 日本列島
- 西暦2192年4月20日、遊星爆弾の攻撃を受ける。
- 『宇宙戦艦ヤマト2』
- 『宇宙戦艦ヤマトIII』
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- 南十字島
- 南太平洋にあるレジャー用の島。相原が軍務で出張し、藤堂晶子と知り合う(第3話)。
- ゴビ砂漠
- 太陽エネルギー配送システムの受信基地がある(第8話)。
- 地下都市
- 太陽の核融合異常増進で灼熱化した地表から逃れるため、使用される。
- 『宇宙戦艦ヤマト2199』
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- 地下都市
- ガミラスの遊星爆弾によって地表に発生した敵性植物による大気汚染から逃れるため、人類が避難している。敵性植物は地下にも少しずつ繁殖範囲を広げてきており、上層部が既に放棄されている。
- 都市は世界各地に存在するが、各ブロックが寸断されており、通信やエネルギー供給以外で互いに干渉する方法はない。エネルギーや食料の供給が難しくなってきており、暴動も頻繁に起きている。
- なお、本作における地下都市は、内惑星戦争時に作られた地下シェルターを改造したものである。
- 極東管区
- 劇中の登場人物が所属・居住している管区。島大介の経歴書の本籍に「極東管区日本地区」と表記されているため、日本以外の国も含まれている模様だが、劇中では実質日本として扱われている。
- 日本列島
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- 富士山
- 麓に富士宇宙港が存在している。
- 三浦市
- 古代進の出身地。進が14歳のときに遊星爆弾の直撃を受け壊滅する(第14話)。
月
「月」も参照
- 『宇宙戦艦ヤマト』
- ヤマトのワープテストは、月軌道から行われている(第4話)。
- 月の遊園地
- 真田志郎が幼い頃に一家で遊びに行くが、アトラクションのロケットカーの事故に遭い、姉の命と自らの四肢を失う。この事故が原因で、真田の人生は大きく変わった(第18話)。
- 『宇宙戦艦ヤマト2』
- 都市帝国から発射された光線で地表全てが火の海となる(第22話)。
- 地球防衛軍月面基地
- 『ヤマト2』同様、元ヤマトクルー数十名が合流する。
- 『宇宙戦艦ヤマトIII』
- 太陽エネルギー配送システムの中継基地がある(第8話)。
- 『宇宙戦艦ヤマト 完結編』
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- 地球防衛軍月面基地
- 本作における名称は「月基地」。その他の惑星基地がディンギル帝国の攻撃で次々に壊滅する中、奇跡的に無事だった。巡洋艦「矢矧」以下、9隻の残存地球艦隊が月基地を発進し、ヤマトの最後の出撃に同行する。
- 『宇宙戦艦ヤマト 復活篇』
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- 地球防衛軍月面基地
- 第三次移民船団の護衛艦隊が発進した。
- 『宇宙戦艦ヤマト2199』
- 2191年時点では「月面内惑星艦隊」というものが存在している(第11話)。
火星
「火星」も参照
- 『宇宙戦艦ヤマト』
- イスカンダルのスターシャからのメッセージと波動エンジンの設計図を収めた通信カプセルを携えた、サーシャの宇宙船が墜落する。サーシャは墜落直前に救命カプセルで脱出するが、古代たちに発見された時には既に息絶えていた(第1話)。
- ワープ航行で損傷したヤマトが修理のために着陸した際、降雪の描写がある(第4話)。
- 訓練基地
- 宇宙戦士訓練学校の訓練生である古代と島が、訓練基地でヤマトによる地球脱出のための特別訓練に勤しんでいた。2人は火星へ墜落した宇宙船の調査に出向き、サーシャの遺体と通信カプセルを発見する(第1話)。
- 『さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち』 ・ 『宇宙戦艦ヤマト2』
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- 火星基地
- 資源開発基地が白色彗星通過時の超重力により、崩壊する。
- 『宇宙戦艦ヤマトIII』
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- 火星基地
- ヤマトが火星基地を仮想敵として砲撃訓練を行う(第4話)。
- 『宇宙戦艦ヤマト 完結編』
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- 火星基地
- ディンギル帝国の攻撃で通信が途絶する。
- 『宇宙戦艦ヤマト2199』
- テラフォーミングが施されており、地球からの移住者が多数居住したが、2170年代に地球との間に起こった第二次内惑星戦争に敗北した後、居住者は全員地球へ強制移住させられている。
- 作中から数年前に起こったカ2号作戦(第二次火星沖海戦)の結果、ガミラス艦隊による地球への直接攻撃を防ぐことに成功した。
- 天王星軌道へ向けてのワープテストがここから行われている(第3話)。
- アルカディアシティー
- 第二次内惑星戦争が起こる前に存在していた都市。戦争後は無人となり、その後のガミラスの攻撃によって廃墟と化している。
- メ号作戦の際、古代と島はアルカディアポートという宇宙港の廃墟に身を潜めていた(第1話)。
- イスカンダルから波動コアを携えて宇宙船「シェヘラザード」で訪れたサーシャは『宇宙戦艦ヤマト』(以降、『2199』の欄では旧作)と同様に脱出艇で脱出するも回収要員である古代と島が接触した際には既に息絶えていた(第1話)。
アステロイドベルト / 小惑星帯
「小惑星帯」も参照
- 『ヤマトよ永遠に』
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- 小惑星イカルス
- アステロイドベルト内にある、全長400mほどの小惑星[2]。天文台があり、真田が秘かにヤマトを保管・改造していた。本作では宇宙戦士訓練学校もここにある。地球環境に馴染めないサーシャもここで育てられた。
- 「イカルス (小惑星)」も参照
- 『宇宙戦艦ヤマトIII』
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- アステロイドベルト基地
- 中型雷撃艇が配備されており、惑星破壊ミサイル迎撃に出撃している(第1話)。
- ヤマトの訓練の描写がある。また、基地には駆逐艦や巡洋艦が係留されている(第4話)。
- 小惑星登録番号3218[3]
- ヤマトの実弾砲撃訓練の標的として破壊された(第4話)。
木星
「木星」も参照
- 『宇宙戦艦ヤマト』
- ワープによるエネルギー伝導管の損傷により不安定になったヤマトが、重力場に捕まった(第5話)。
- 『宇宙戦艦ヤマト2199』
- ガミラス側からは「ズピスト」という名称で呼ばれている。
- 天王星軌道へのワープテストを行った際に原因不明[4]の緊急ワープアウトが起こったため、ワープアウト地点となり、エンジン故障のため重力場に捕らえられて浮遊大陸(次項)に不時着することとなった(第3話)。
- ヤマトの波動砲試射の余波によりガス層表面が大きく抉れた状態となる(第3話)。
- 浮遊大陸
- ガミラスが地球へのガミラスホーミングの試験場としてガミラス本星外殻を移植したものであり、表面には地球を蝕む敵性植物とほぼ同じものが繁殖している。面積は旧作のものとほぼ同程度であり、重力制御によって木星表面に浮かんでいる。また、気温も大気圧も木星表面とは著しく異なり、大気成分はメタン67%、窒素6%、二酸化炭素21%他、アセトアルデヒド、エタノールなどで構成されている。
- 木星浮遊大陸実験基地
- 「浮遊大陸基地」という名称でガミラスの補給基地として登場。サレルヤ・ラーレタが待機している。ヤマト不時着時は巡洋艦1隻、駆逐艦3隻が駐留しており、ヤマトを撃破しようと出撃するが、駆逐艦1隻を除く全艦が返り討ちに会い、ヤマトの波動砲により浮遊大陸ごと消滅した(第3話)。
ガニメデ
「ガニメデ (衛星)」も参照
- 『さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち』 / 『宇宙戦艦ヤマト2』
土星
「土星」も参照
- 『宇宙戦艦ヤマト 完結編』
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- スペースコロニー
- 土星空域に建設されており、アクエリアスにより水没する地球からの避難先として登場する。
- 『宇宙戦艦ヤマト 復活篇』
- 太陽系に進入していたカスケードブラックホールに呑みこまれた。
タイタン
「タイタン (衛星)」も参照
- 『宇宙戦艦ヤマト』
- 波動エンジンのエネルギー伝導管の補修に必要な宇宙合金用のコスモナイト鉱石が、微量ながら埋蔵されている。
- 冥王星会戦(海戦)で撃沈されたゆきかぜが、氷結した状態で発見される(第6話)。
- 『宇宙戦艦ヤマト2』
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- タイタン基地(土星基地)
- 白色彗星帝国の太陽系侵攻時、土方竜総司令の命令で地球防衛軍連合艦隊が集結する(第18話)。
エンケラドゥス
「エンケラドゥス (衛星)」も参照
- 『宇宙戦艦ヤマト2199』
- 旧作におけるタイタンと同じ位置づけにあり、コンデンサーの修理に不可欠なコスモナイト90の採掘場跡地が存在する。
- メ号作戦(冥王星沖海戦)において行方不明になったユキカゼが氷結した状態で存在し、生存者が誰もいなくなった後も救難信号を送り続けていた(第4話)。
その他の衛星と環
- 『宇宙戦艦ヤマト2』
- 『ヤマトよ永遠に』
- 重核子爆弾の通過により、基地要員が全滅する。
天王星
天王星はヤマトシリーズの太陽系惑星の中で、唯一惑星本体の姿が一度も映っていない。
「天王星」も参照
- 『宇宙戦艦ヤマト2』
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- 天王星基地
- 衛星所属艦隊が土星空域へ出撃する(第18話)。
- 『ヤマトよ永遠に』
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- 天王星基地
- 重核子爆弾の通過により、基地要員が全滅する。
- 『宇宙戦艦ヤマト2199』
- 公転軌道はヤマトが火星から行ったワープテストの目的地の予定だったが、ワープ時に未知の障害物を感知・回避したことにより、ヤマトは木星重力圏内へワープアウトする(第3話)。
- 監視ステーション
- 2191年4月1日に、太陽系へ侵入するガミラス艦隊を映像に捉えた(第11話)。
海王星
「海王星」も参照
- 『宇宙戦艦ヤマト2』
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- 海王星基地
- 所属艦隊が出撃する所が描かれているが、基地自体は登場しない(第18話)。
- 『ヤマトよ永遠に』
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- 海王星基地
- 重核子爆弾の通過により、基地要員が全滅する。
- 『宇宙戦艦ヤマトIII』
- 浮遊ドックが海王星の大気圏に設置されており、ラジェンドラ号の補修と補給が行われる(第5話)。
- 『宇宙戦艦ヤマト 復活篇』
- ディレクターズカット版(以下、DC版)で登場。終盤で残存救助艦隊の背景に映っている。
- 『宇宙戦艦ヤマト2199』
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- メ号作戦時にサーシャの乗ったシェヘラザードがすぐ近くを通過した際、沖田座乗のキリシマへ信号を発信した。
冥王星
「冥王星」も参照
- 『宇宙戦艦ヤマト』
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- ガミラス最前線基地
- 司令はシュルツ。遊星爆弾の攻撃はここから行われていた。反射衛星砲が配備され、ヤマトを追いつめる。古代や真田達で編成された特別攻撃隊が、反射衛星砲の破壊に向かう(第8話)。
- 冥王星海戦(会戦)1
- 沖田十三率いる地球防衛軍の最後の艦隊は、冥王星空域でガミラス帝国の太陽系制圧艦隊に対して最後の決戦を挑む。沖田の息子は、この海戦(会戦)に参加し、戦死している。また、古代守も生死不明となる(第1話)。
- 赤道付近の海には、アメーバ状の原住生物が生息している。反射衛星砲の攻撃を受けたヤマトはその海に着水するも、更なる攻撃を受け、水没する。ヤマトの第三艦橋で指揮を執る描写がある(第7・8話)。
- 『さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち』 / 『宇宙戦艦ヤマト2』
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- 冥王星基地
- 太陽エネルギーの地球への転送を目的とした基地[6]。基地上空には、エネルギー転送用や通信中継用の静止衛星がある。『2』では、基地所属艦隊が土星空域へ出撃する(第18話)。
- 『ヤマトよ永遠に』
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- 冥王星基地
- 重核子爆弾の通過により、基地要員が全滅する。
- 『宇宙戦艦ヤマト 完結編』
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- 冥王星基地
- ディンギル帝国の攻撃で通信が途絶する。シナリオでは辛くも生き残り、冥王星海戦の際に側面から支援攻撃をかけることになっていた。再度の空襲で沈黙するが、その後にヤマトが単艦で太陽系を出る際、宇宙灯台から航海の安全を祈る旨の発光信号を送るとある(宇宙灯台の点滅シーンのみ映像にある)。
- 冥王星海戦(会戦)2
- ヤマト以下、10隻の残存地球艦隊と、ディンギル太陽系制圧艦隊との戦いが行われる。
- 『宇宙戦艦ヤマト 復活篇』
- 太陽系に進入していたカスケードブラックホールに呑みこまれた。
- 『宇宙戦艦ヤマト2199』
- ガミラスによって環境が改造され、海が存在している。
- 冥王星前線基地(ガミラス呼称:ゾル星系プラート基地)
- 司令官はシュルツ大佐、副司令はガンツ少佐、作戦参謀はヤレトラー少佐。
- 湾岸に位置するクレーター内部に存在するが、基地の周囲にはオーロラに偽装した遮蔽フィールドが展開しており、外部からの発見は不可能になっている。
- 遊星爆弾発射システムとして反射衛星砲を備えており、これを武器へ転用することでヤマトを追いつめる。
- 冥王星上にはこの基地の他に、環境改造用無人プラントが137基以上設置されている。
- メ号作戦
- 沖田提督率いる第一艦隊とガミラス冥王星前線基地艦隊による最終決戦。しかし、それは名目上のもので、真の目的はイスカンダルからの2人目の使者を無事太陽系内へ侵入させるための陽動作戦。陽動には成功したが、第一艦隊では旗艦キリシマを除く全艦が撃沈または消息不明になる(第1話)。
- メ2号作戦
- ヤマトによるガミラス冥王星前線基地破壊を目的とした作戦。作戦内容は敵警戒宙域へ侵入する前に航空隊を発艦させ、ヤマトが敵艦隊を陽動している間に航空隊が冥王星へ降下して敵基地を発見し、撃破するというもの。現実には反射衛星砲のロングレンジ攻撃によってヤマトは窮地に立たされるが、古代と山本玲の活躍によって基地を発見し、撃破する(第5、6話)。
冥王星の月
- 『宇宙戦艦ヤマト』
- 実在のカロンに相当するが、本放送当時には未発見の天体。「冥王星の月」という森雪の台詞がある。冥王星からビーム攻撃を受けたヤマトはエンジン出力の制御が不能となり、月へロケットアンカーを打ち込むことで停止する。衛星の陰に隠れて修理しようとするが、冥王星にあったのは死角のない反射衛星砲だったため、再度の攻撃を受ける(第7話)。
アステロイドベルト / 第10番小惑星帯
エッジワース・カイパーベルトのある場所に相当すると思われるが、放送当時には未発見の天体群。
- 『宇宙戦艦ヤマト』
- 冥王星より外側にある小惑星帯。沖田は「第10惑星の成れの果て」と語っている。
- ガミラス太陽系方面軍の残存部隊がヤマトに最後の戦いを挑んだ(第9話)。
- 『宇宙戦艦ヤマト2』
- 長期パトロールを終えて帰還中のヤマト率いる太陽系外周艦隊が、白色彗星帝国前衛艦隊に襲撃される(第1話)。
第11番惑星
- 『さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち』 / 『宇宙戦艦ヤマト2』
- 20世紀末に発見された太陽系最端の惑星。22世紀末に人類が到達する。設定上の名称は「第11番惑星ファウスト」[5]。大気や水は存在しないが、古代文明の遺跡が存在する。
- 資源探査基地と要塞基地
- 監視基地が建設されている[6]。上空には全長100mの前方監視衛星が浮かぶ(『2』に登場する監視衛星とは別物)。『2』では辺境警備のために空間騎兵隊が配備されていたが、コズモダード・ナスカの前衛艦隊の攻撃で壊滅する(第6話)。
- 兵站基地
- 白色彗星帝国のバルゼー艦隊が設営するが、ヤマトの波動砲で壊滅する。
- 『宇宙戦艦ヤマトIII』
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- レーダー基地
- これが設営されたことで、第11番惑星の軌道までが地球連邦の領空と宣言されている。
太陽圏
「ヘリオポーズ」も参照
- 『宇宙戦艦ヤマト』
- 西暦2199年当時の技術で、地球と超光速通信ができる限界距離(第10話)。
- 『宇宙戦艦ヤマト2199』
- ここを通過すると、強力な銀河放射線の影響から、地球との超空間通信が不可能になる(第7話)。
オリオン座アルファ星
「ベテルギウス」も参照
- 『宇宙戦艦ヤマト』
- 「オリオンの願い星といって、昔の人はいろいろな願いをしていた」と森雪が語っていた。雪も願い事をしていたが、内容は不明である。
- ガミラスの磁力線バリアとミサイルによる攻撃と、ガス状生命体によりヤマトはアルファ星に追いこまれる(第12話)。
- 『宇宙戦艦ヤマト イスカンダルへの追憶』
- 暗黒星団帝国のクーギス、ルーギス両兄弟が率いるエネルギー資源採掘艦隊によって、エネルギーが過剰に採取され、超新星爆発(ハイパーノヴァ)の危機に瀕していた。もし爆発を起こせば500年後に地球が壊滅的な打撃を受けてしまう。ヤマト率いる地球艦隊はこれを阻止すべく、 暗黒星団帝国艦隊に戦いを挑む。(STAGE-07『α星・父の遺産』)
グリーゼ581
「グリーゼ581」も参照
- 『宇宙戦艦ヤマト2199』
- 旧作におけるオリオン座アルファ星と同じ位置づけで、周辺星域に太陽風と同質のバリアが展開されており、ガス生命体から逃れるヤマトの唯一の逃げ道としてデスラーが用意したバリアの抜け目に位置している(第8話)。
オクトパス原始星団
- 『宇宙戦艦ヤマト』
- 銀河系と外宇宙を隔てる航行の難所。8個の星として固まりつつある半凝固体からなる星団で、水と原始雲放射線帯で相互に結び付いており、それが猛烈な力で渦巻いている。外宇宙に通じる海峡(空洞)が存在する。その外側は暗黒星雲に包まれている。
- この星団でヤマトは3週間近く足止めされ、艦内で苛立つ乗組員同士の人間関係のトラブルが多発する。森雪は艦内の空気を和らげるため、沖田艦長に餅つきを提案する(第14話)。
シリウス
「シリウス」も参照
- 『宇宙戦艦ヤマト2』
- 白色彗星帝国のバルゼー艦隊の担当戦域。バルゼー率いる本隊が駐留していた。
- 『宇宙戦艦ヤマト2199』
- イスカンダルまでの道筋として登場し、本星系からグリーゼ581星系へワープを行おうとするヤマトが、搭載しているVLBI望遠鏡で地球を観測した際、およそ8年前のガミラスの襲撃を受ける前の青い地球が映し出された(第8話)。
プロキオン
「プロキオン」も参照
- 『宇宙戦艦ヤマト2』
- 白色彗星帝国のバルゼー艦隊の担当戦域。ゲルン率いる機動艦隊が駐留していた。
- ゲーム版『さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち』
- プロキオン星系において、ナスカ提督率いる潜宙艦隊が襲撃してくる。伴星として白色矮星が存在している。
白色矮星
- ゲーム版『さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち』
- プロキオンの伴星。
ソーサナー
- ゲーム版『さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち』
- 白色矮星の惑星。元々はプロキオン星系の惑星だったが、軌道から外れた後、白色矮星の引力に捕まり惑星となった。木星ほどの大きさと質量を持ち、月ほどのサイズの衛星を数個有する。
- ソーサナー自体が高重力なのに加え、背後に白色矮星が位置すると、2つの星の重力が合わさり、ヤマトも補助エンジンだけでは身動きがとれなくなる。
小惑星YM07
- 『宇宙戦艦ヤマト2』
- テレザート星への航路上にあった小惑星。彗星帝国軍の潜宙艦と交戦したヤマトが、補修工事を行うために一時的に立ち寄った(第7話)。
ポルックス星系 / カストル星系
「ポルックス (恒星)」および「カストル (恒星)」も参照
- ゲーム版『さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち』
- 射程圏内にある一定の大きさ以上の物体全てに攻撃する無人要塞が、白色彗星帝国によってそれぞれの星系に1基ずつ設置されており、その影響で惑星は破壊され尽くして、小惑星のみの星系となっている。
- 前線というよりは新兵器の実験場としての側面が強く、真田は生命が存在していた可能性を予測していたが、全て殺戮されたと考えている。
宇宙気流(流星群)
- 『さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち』 / 『宇宙戦艦ヤマト2』
- 後述のサルガッソ近辺に発生している気流帯。
- 『さらば』ではテレザート星空域に存在する。本作でヤマトが宇宙気流に入り込んだのは偶然である(ワープ明け地点がたまたま気流内だった)。気流の強さは、サルガッソに近づけば近づくほど強くなるが、ヤマトの出力なら突破可能なレベルである。
- 『2』ではテレザート星よりやや離れている。白色彗星帝国による偽のメッセージにより、ヤマトは気流内へおびき出されてしまう(第8話)。
サルガッソ
- 『さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち』 / 『宇宙戦艦ヤマト2』
- 「宇宙の墓場」とも呼ばれる、移動性ブラックホールの一種。その超重力により、周囲に宇宙気流が発生している。
- 『さらば』では、「ここに引き込まれたら終わり」程度の説明がなされたのみである。
- 『2』では、サルガッソ内部は通常空間より時間の流れが早く、通常空間とは隔絶された空間とされた。ただし、部分的に存在する次元の裂け目からは、内部への侵入(劇中では、ゴーランド艦隊がミサイルを撃ちこんでいる)や脱出が可能(第8話)。
- 『宇宙戦艦ヤマト2199』
- 後述の#次元断層参照。
恐竜惑星
- 『宇宙戦艦ヤマト2』
- ゴーランド提督が、ストレス発散のための恐竜ハンティングを行った。その後、破滅ミサイルにより破壊される(第10話)。
大流星帯
- 『宇宙戦艦ヤマト2』
- エネルギーを吸収するバキューム鉱石を含む流星帯。流星の動きは流動的であり、ヤマトが中でアステロイド・リングを使用しただけで、簡単に流れに変化が生じる(第10話)。
アルデバラン
「アルデバラン」も参照
- ゲーム版『さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち』
- 牡牛座のα星である赤色巨星。本作では双子星という設定がつけられており、本来のアルデバランは「アルデバランA」、もうひとつの星は「アルデバランB」と便宜上呼称されている。
- 両星の間には高温のガス流があり、その中を星から噴き上がったプロミネンスや炎の塊が流れ、さながら「炎の川」と称される状態となっている。
- また、連星の磁場の影響で星系の周囲を高速の宇宙気流が取り囲んでおり、短時間で星域を突破するためには、この「炎の川」を渡る必要がある。
アルデバランB
- ゲーム版『さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち』
- アルデバランの伴星。地球から見るとちょうどアルデバランの影に隠れて見えないため、その存在は知られていなかった。
- 地球にとっては全く未知の放射線を出している。
ヒアデス星団
「ヒアデス星団」も参照
- ゲーム版『さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち』
- 本作ではテレザート星もこの星団に属しているという設定になっている。
灯台星系
- ゲーム版『さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち』
- ヒアデス星団に属する3つの星系の総称。ヒアデス星団の一角、湾のように入り組んだ宙域に位置する。障害物が多いが、それでも星団に進入する上では一番まともなルート上に位置する。星系は星団の外側から順に「灯台星系A、B、C」と呼称されており、Aは3つの惑星を有している。
- 「灯台星系」という名称は、湾のように入り組んだ宙域を海に見立て、その岬や海峡に当たる位置に存在することから、真田によって便宜的につけられた。
空洞惑星
- 『宇宙戦艦ヤマト2』
- テレザート星への航路上にあった竹輪型の小惑星。外観から「ちくわ」とも形容される。全長約4km、直径約1km。テレザート星と同じ恒星系に属する[7]。デスラーによって磁力線封鎖装置が設置されている。
- 宇宙ボタルに見せかけた鉄喰いバクテリアに外板を喰い荒されたヤマトが、外壁補修のための応急ドックとして目をつけた。その後、デスラー砲で破壊される。(第12話)。
- ゲーム版『さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち』
- ヒアデス星団の灯台星系Bに属する小惑星という設定になっている。
テレザート星
- 『さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち』 / 『宇宙戦艦ヤマト2』
- 概要
- 地球からアンドロメダ星雲の方向に2万光年の距離、銀河系の辺縁部に存在する。惑星はガミラス星と同様の二重構造を持つ。外側は厳しい環境で、生物の生存に適しているのは、空洞内のみである。斉藤始は開発前の火星に似ていると語っている。『さらば』では空洞内は植物などは存在しない荒涼した空間が広がるのみであるが、『2』では廃墟と化した都市が存在する。
- 原案での名称は「ブラックホール星」[8]。
- 歴史
- 『さらば』では、テレサが幽閉されているだけの星である。テレサは、自分のいた星が白色彗星帝国によって滅ぼされたことを古代進たちに伝えているため、テレザート星が生まれ故郷ではないことがうかがえる。また、知的生命体が存在した痕跡も見当たらない。
- 『2』では、テレサが以前より居住しており、空洞内には地球より高度な文明が築かれていた。テレザート星の文明は、その地の利から銀河系と周辺銀河との貿易で栄えていたが、最終戦争勃発とそれに伴うテレサの祈りの力の解放により崩壊・滅亡した。
- 劇中での描写
- 白色彗星帝国のザバイバル率いる突撃格闘兵団ヘルサーバーが駐屯していた。惑星表面の巨大クレバス内には白色彗星帝国の基地が設営されており、ヤマトはミサイルと陸上迎撃戦闘機T-2による攻撃を受けるが、これを撃破する。その後、上陸した斉藤始率いる空間騎兵隊が、廃墟化した都市を抜けた平原で待ち受けていたザバイバルの大戦車軍団との戦闘になり、苦戦する。
- 『さらば』では、洞窟の奥深くにテレサが幽閉されていたが、ヤマトクルーにより解放される。
- 『2』では、洞窟の奥深くにテレザリアムがあり、ここからテレサが宇宙の危機を告げるメッセージを発していた。白色彗星がテレザート星系へ侵攻した際、テレサは力を使って惑星ごと爆発させ、テレザリアムで脱出する。白色彗星の破壊は叶わなかったものの、ガスを吹き飛ばして進撃速度を緩め、軌道を狂わせた(第17話)。
ケンタウルス座アルファ星系
「ケンタウルス座アルファ星」も参照
第4惑星
- 『宇宙戦艦ヤマトIII』
- 自然環境は大変厳しく人類の生存に適していなかったが、かつてはオスミウムが採掘されていたために小規模な町があり、酒場もある。当初、防衛兵力は地球防衛軍の戦闘衛星のみだったが、第2話で攻撃を受けた後、第11番惑星、冥王星、アステロイド基地から増援艦隊が送られた。その中には警備艇も含まれている。惑星には小規模ながら艦船修理用ドックもある(第2・7・9話)。
バーナード星系
「バーナード星」も参照
第1惑星
- 『宇宙戦艦ヤマトIII』
- 水晶のような岩石に覆われており、植物は見当たらない。バーナード恒星の温度が低く[9]、気温は地球のアラスカやシベリアと同じ程度しかない。人間の居住は可能であるが、惑星特有の風土病が存在する。ほ乳類と思われるシカに似た動物が生息している。
- ヤマトがイスカンダルから帰還した直後(2200年頃の11月)[10]に開拓者山上一家が入植していたが、父と息子は風土病に倒れ、娘トモ子とお腹の中の子供だけが生き残って地球へ送還された。
いて座ロス星系
「ロス154」も参照
- 『宇宙戦艦ヤマトIII』
- ヤマトの航路計画図に描かれているが、太陽とは違うタイプの恒星のために居住には適さないことがわかっており、探査対象に含まれていなかった(第2話)。
- 無人気象観測ステーション
- 地球連邦の宇宙開発局が設置していたが、有人の気象観測宇宙船もろともガルマン・ガミラスの第17空母艦隊(ダゴン艦隊)に破壊された(第10話)。
白鳥座星域
「はくちょう座」も参照
- 『宇宙戦艦ヤマトIII』
- 白鳥座61番星がヤマトの航路計画図に描かれているが、探査対象には含まれていなかった(第2話)。
- 三連星から周期的に流出する、酸素を含んだ大気が宇宙気流となり、ナトリウムイオンと反応して巨大な宇宙竜巻が発生している(第10・11話)。
- ガルマン・ガミラスのダゴンがヤマトをブラックホールに引きずり込もうとするが失敗し、戦死する(第11話)。
バジウド星系
バース星
詳細は「バース星」を参照
銀河系核恒星系
ガルマン・ガミラス本星
- 『宇宙戦艦ヤマトIII』
-
- デスラーパレス
- ガルマン・ガミラス帝国の首都にある総統府。
- 『宇宙戦艦ヤマト 完結編』
-
- 銀河交差の影響で壊滅している。
惑星スターシャ
ガルマン・ガミラス本星との二重惑星(双子星)。デスラーが命名。
M1678散開星団
惑星ファンタム
- 『宇宙戦艦ヤマトIII』
- ボラー連邦とガルマン・ガミラス帝国の国境地帯M1678散開星団、星間座標G3Y51B8付近に存在する惑星。地球からの距離は約2万光年と言われ[9]、地球移民本部で想定されていた探査空域(1万5千光年)外にある。ガルマン・ガミラス帝国からヤマトに提供された情報では、地球とよく似た大気と環境を持つ惑星とされていたが、その実態は惑星サイズのコスモ生命体だった。
- コスモ生命体
- 自分の身を守るため、上陸したヒューマノイドに対して強力なサイコエネルギーで故郷の惑星や、その望む姿の幻を見せる能力を有する。その能力により、ヤマトクルーは母なる地球を思わせる美しい山河を見せられて狂喜したが、やがて故郷の父母や友人知人を生死を問わずに見せられ、沖田艦長を奉った英雄の丘までが「出現」するに至り、狂喜は恐怖に変わった(第20話)。
- アナライザーの調査により、幻を見せるコスモ生命体であると推定され、その推測はガルマン・ガミラスより派遣された地質学者、ヘルマイヤー少佐が探査ドリルを地中に打ち込むと地表面が生き物のように動き出したことで確かめられる(ヘルマイヤーは、帝都ガミラスパレスの幻を見た)(第21話)。
- ファンタムはボラー人たちには流刑地に最適な凍りついた星の幻を見せていたため、航海中にボラー連邦に捕らえられたルダ王女はファンタムに幽閉されたが、実際には暖かい環境で匿われていた。
- ファンタムは両国に自分の存在が知れたことから、上陸していた揚羽武と土門竜介をはじめとするヤマトのクルーを「花や虫をかわいがる優しい心の持ち主」と信頼し、ルダを預けた。しかし、この一件でデスラーはファンタムが自分と帝国の名誉を傷つけ、ヤマト乗組員をたぶらかしたことが赦せないと激怒したため、ファンタムはその命を受けたグスタフ中将に惑星破壊プロトンミサイルを打ち込まれ、「爆死」する(第22話)。
スカラゲック海峡星団
- 『宇宙戦艦ヤマトIII』
- ガルマン・ガミラス帝国のグスタフ中将率いる北部方面軍艦隊がヤマトの盾となり、ボラー連邦の本国第一、第二艦隊の前に壊滅。ヤマトは反撃に出る(第23話)。
- ベータ星
- ヤマトの受け持ち探査区域内にある、最後の探査予定惑星。しかし、大気中の酸素含有量が少なすぎるため、人類の移住には不適合だった。強風が吹き荒れる荒野の星であり、行方不明になっていた北アメリカの探査船隊が、変わり果てた姿で発見された星でもある(第23話)。
シャルバート星
詳細は「シャルバート」を参照
アンファ恒星系
- 『宇宙戦艦ヤマト 完結編』
- 太陽系から約3千光年離れている。
第4惑星 ディンギル
詳細は「ディンギル帝国」を参照
ウルク
「都市衛星ウルク」も参照
ディンギル帝国の枢要部分と同一に構築されているとされる。一部の小説版では、ウルク自体をディンギル帝国の首都と説明することもある。
第9惑星
ハイパー放射ミサイルを被弾したヤマトが墜落する。
回遊惑星アクエリアス
- 『宇宙戦艦ヤマト 完結編』
- 「水惑星」とも呼ばれる。長楕円軌道を描きながら銀河を回遊している惑星。地球より若干大きく、星の構成要素はほとんど水であり、中心部で重水が起こす核融合によって淡く光っている。周囲に3本の氷の環が存在する。惑星表面は全て水に覆われており、山や湖、森を有した多数の浮遊大陸が存在している。大陸に遺跡があることから、過去には文明が栄えていたようである。
- 近づいた惑星に重力の関係から大量の水を降り注がせており、地球にも過去に幾度か水が降り注いだ。降り注いだ水には生命の芽が含まれており、それが銀河系の多くの星々の生命の起源となっている。地球の生命もそこから進化していったことになっている。また、逆にアクエリアスから降り注ぐ水は、試練としてその星の文明を根こそぎ洗い流すこともある。
- ヤマトがこの惑星に降り立った際にはクイーン・オブ・アクエリアス(声:田島令子)が現れ、乗組員に経緯を説明している。
- 『宇宙戦艦ヤマト2199』
- 『完結編』のアクエリアスとの関連性は不明だが、アケーリアス(英語の綴りはアクエリアスと同じ「aquarius」)と呼ばれる先史文明が存在する。
- 非常に高度な科学力を有し、バラン星を中心とした超空間ネットワークを構築。さらにそれを利用した亜空間ゲートを宇宙の各所に設置した。現在では滅び去っており、残された亜空間ゲートはガミラスの手によって運用されている。
- メカニックやそれが起こす現象は水を連想させるものが多い。
カスケードブラックホール
- 『宇宙戦艦ヤマト 復活篇』
- 銀河系中心方面から太陽系へと接近してきている移動性ブラックホール。冥王星、土星、地球[11]を飲み込んだ。
- 実はSUSが作った人工天体であり、その中心部には次元転移装置が存在し、飲み込んだ天体をSUS人が元いた異次元宇宙へと送っている。
サイラム恒星系
- 『宇宙戦艦ヤマト 復活篇』
- 太陽系から銀河系中心方面へ2万7000光年の位置に存在する星系。
惑星アマール
- 『宇宙戦艦ヤマト 復活篇』
- サイラム恒星系の惑星で、後述の月とは二重惑星の関係[12]。DC版では「アマールアルファ」と呼称されている。女王を国家元首とした惑星国家であり、大ウルップ星間国家連合の加盟国の一つ。
- 宇宙移民を試みる地球人類を受け入れたが、地球人類の抹殺を企む星間国家連合(正確にはSUS国)から「粛清」と称して攻撃を受ける。その後、地球艦隊と結託して星間国家連合の艦隊と交戦。SUS国が敗退したことにより事実上の独立を果たす。
アマールの月
- 『宇宙戦艦ヤマト 復活篇』
- 地球を脱出した人類の移住先。惑星アマールとは二重惑星の関係だが、ガミラスとイスカンダルのようにアマールと同等の大きさ・質量を持ってはおらず、二回りほど小さい。地球に似た環境を持つ。DC版では「アマールベータ」と呼称されている。
ウエスト恒星系
- 『宇宙戦艦ヤマト 復活篇』
- SUSの本拠地である恒星系。古代のセリフのみで詳細は不明。
BH199ブラックホール
- 『宇宙戦艦ヤマト 復活篇』
- 地球とアマールの中間、地球より1万7000光年の位置に存在するブラックホール。
- 星間国家連合が張り巡らせたハニカムサーチネットを回避するため、移民船団がブラックホールの引力を利用したフライバイワープを行った。ヤマトと星間国家連合艦隊との最初の交戦の場でもある。
次元断層
- 『宇宙戦艦ヤマト2199』
- 『宇宙戦艦ヤマト』におけるマゼラニックストリームの異次元断層。3次元空間と異次元との結節点に存在する次元空洞。レーダー・スキャナの類は全く反応しなくなり、超空間通信も空洞内で反響してしまうため、空洞外とは交信できない。さらに、3次元空間とは時空の性質が反転しているため、本来真空から無限にエネルギーを汲みあげる特性を持つ波動エンジンが、逆にエネルギーを外部に放出してしまう。強力な次元波動を3次元空間との位相境界面にぶつけられると、発生した干渉波で3次元空間への開口部が形成される(つまり、波動砲で「風穴」を開ければ出口を作ることができる)が、しばらく経つと閉じる。
- 多数の宇宙船や宇宙機がこの空洞に落ち込んだまま脱出できず漂流しており、その様を見た古代は地球上のサルガッソを連想した(第10話)。
- 次元断層は宇宙空間に無数に存在し、ヤマトが落ち込んだ空洞以外のものも存在する。次元断層はヤマトのみならず、通常のガミラス艦艇にとっても死地同然の場所だが、ガミラスが所有する次元潜航艦UX-01は、その次元断層を逆に利用し、次元空洞内へ潜航することで隠密行動を行う(第12・13話)。
原始星団
- 『宇宙戦艦ヤマト2199』
- その名の通り誕生したばかりの恒星系が多数存在する星団。銀河外縁に存在し、本来であればワープで一足飛びに通過するはずであった[13]。
銀河間空間
マゼラニック・ストリーム
「マゼラニックストリーム」も参照
- 『宇宙戦艦ヤマト』
- 銀河系とマゼラン星雲の間に延びる水素ガスの気流。太陽系付近にあったマゼラン雲が銀河を通り越した際、水素ガスの尾を引きながら移動したことで誕生した。幅は数億km。全長は16万4千光年。水素ガスの総量は太陽の10倍、速度は毎秒200kmでマゼランから銀河へ向かっていると劇中では語られている。
- 内部には異次元断層も存在し、ガミラス宇宙艦隊の異次元空洞演習地として使用されている。ヤマトはこの空間に迷い込み、絶体絶命の危機に陥る(第15話)。
カレル163
- 『宇宙戦艦ヤマト2199』
- 銀河外縁からビーメラ星系へ向かう途中にある中性子星。この付近では、カレル163の重力勾配の影響によって、ワープの時空座標にずれが生じる。
- ドメルはこの影響を利用し、ヤマトのワープアウト地点に待ち伏せて叩くという作戦を実行する。ヤマトはドメルが推測した5ヵ所のワープアウトポイントの内、ドメルが指揮する艦隊の眼前にワープアウトし、さらに後方から円筒状に包囲された。
- ヤマトは敵艦隊の正面突破を試み、ドメラーズIII世の側面を擦り抜け突破に成功したものの、直後に他の4ヵ所で待機していた別働隊が集結し再包囲され撃沈寸前まで追い詰められるが、総統暗殺の容疑でドメルが出頭を命じられ全艦が撤退したため、九死に一生を得た(第15話)。
ビーメラ星
- 『宇宙戦艦ヤマト』
- 昆虫型のヒューマノイドが住み、ガミラス帝国の傀儡である女王が支配する惑星(第16話)。
- ビーメラ星人
- 二足歩行の知的生命体。肌の色は緑色、頭部には触角のような物があり無毛であるが、白髪も存在する。女王のみ黒髪である。背中には羽がある。蜂のような人種で、身体にはローヤルゼリーと呼ばれる成分がふんだんに含まれているとアナライザーは分析している(第16話)。
- 政治体制
- ガミラスの傀儡である女王が支配する独裁体制。ガミラスにローヤルエキスを納入(納税)することで体制維持が約束されているため、同族の身体からエキスを搾り取る描写がある。
- 500日ごとに訪れるガミラスのタンカーロケットは、女王の支配と権威の象徴となっている。
- 習俗
- アリやハチの巣を思わせる場所に集団で暮らしている。
- 衣服は、女王は黄色の襟巻きと赤と黒のストライプのドレス。女王の支配体制に近い者は黄色か、黒と黄色のストライプの手袋を着用している。民衆は黄色の腰巻きと、黒と黄色のストライプのブーツか素足である。
- タンカーロケット到着時には歓迎式典のような行事の描写があり、楽器による音楽が奏でられている。
- 軍
- 女王の親衛隊的な武装組織が存在し、構成員は赤色の上着を着用している。武装は槍やボウガンなど。
- 『宇宙戦艦ヤマト2199』
- 旧作とは設定が大きく異なっている。旧作においてビーメラ星と呼ばれた惑星は「ビーメラ4」という名称になっており、ビーメラ星系の第4惑星という設定である。なお、バラン星からは約3万光年離れた位置に存在する。
- 地球に非常に近い環境を有しており、地球人類の居住が可能。この結果を受けて、ヤマト艦内のイズモ計画派がこの惑星を第二の地球とするために反乱を起こした(第16話)。
- 約400年前、イスカンダルが救済のために訪れたらしく、シェヘラザードとよく似た形状の宇宙船の残骸が存在する。しかし、ビーメラの文明は約330年前に滅び、現在では遺跡が残るのみとなっている。
- 遺跡の内部には、イスカンダルからもたらされたと思われる波動コアが祭られていた。
- ビーメラ星人
- 旧作同様昆虫型の二足歩行の知的生命体だが、現在では死に絶え、ミイラ化した死体が遺跡内に多数横たわっている。一部のビーメラ星人は剣を握っており、戦争があったことを窺わせる。
- ビーメラ星巨大昆虫
- ビーメラ星に生息している巨大な昆虫。ビーメラ星に上陸した古代達を追い回した。遺跡内部の壁画から、元はビーメラ星人の家畜だったものが野生化したものと推測されている。
- 亜空間ゲート・システム衛星
- 先史文明アケーリアスが残したワープネットワークの入り口とそれを制御する人工衛星。以前は他の亜空間ゲート同様ガミラスが管理していたが、現在では放棄されている(第17話)。
バラン星
- 『宇宙戦艦ヤマト』
- 銀河系とマゼラン星雲のほぼ中間に位置する暗黒の浮遊惑星。太陽(恒星)及び月(衛星)は存在しない。火山活動があり、地熱を利用する生物が存在する。直径は地球の約20倍。自転の速度が早いため[14]に赤道付近の重力は軽く、人間型生物の生存が可能である。イスカンダルと地球のほぼ中間点で、ヤマトの目標点であった(第17話)。
- 地表には地熱によって成長する植物的な生物が繁殖している(第17・20話)。また、探査に向かったヤマトクルーが宇宙服などを装着していないことから、大気は地球と同様と推定される(第20話)。
- バラノドン
- バラン星の原住生物で性質はおとなしい。赤色の大きな鱗がある、カメとカブトガニを掛け合わせたような姿をしており、バラン星に太陽が存在しないため、目は退化している。宇宙空間の活動も可能である。
- 対ヤマト用の生物兵器としてバラノドンの利用を目論み、大量の個体で隊形を組む調教に成功したゲールは、ドメルにバラノドンによるヤマト攻撃を提案するも却下されるが、独断でこれを行なう。その結果、バラノドンはショックカノンの攻撃には耐えたものの、波動砲の攻撃には耐えられずに消滅してしまった(第17話)。
- ドメルはバラノドンを虐殺する現場をヤマト乗組員に見せることにより正義感を煽り、バラン星基地攻撃に仕向けた。バラン星基地崩壊後、1匹が研究資料用としてヤマトへ持ち帰られた(第20話)。
- 銀河方面軍前線基地
- 赤道付近に存在するガミラス軍の太陽系侵攻の重要拠点。
- 『宇宙戦艦ヤマト2199』
- 旧作と同様主星を持たない自由浮遊惑星だが、旧作と異なりガス惑星であり、高速自転による遠心力のために形状が極端に扁平な回転楕円体となっている。太古にアケーリアス文明が褐色矮星の中心部にゲートシステム用の巨大なエネルギープラントを設置する等の改造を施してできた天体であり、アケーリアスが張り巡らせた超空間ネットワーク網の中心となっている。
- エネルギープラント崩壊の後、重力バランスの変動に耐え切れず、旧作に酷似した姿に成り果てた。
- バラン鎮守府
- 旧作における銀河方面軍前線基地に相当する。旧作と異なり大気層にある浮遊大陸上に存在し、形状も大きく異なる。宇宙港はバリアのようなもので覆われており、港内は宇宙服なしで出歩くことができる。エネルギープラントの崩壊の余波で破壊される(第18話)。
- ゲシュタムの門
- バラン星の亜空間ゲート。「ゲシュタムの門」はガミラス側からの亜空間ゲートの呼称。バラン星周囲にかかっている環のように見える人工のエネルギー収束リングの天の川銀河側と大マゼラン側に一つずつ備わっている。
- エネルギープラント崩壊により、マゼラン側ゲートも崩壊。天の川銀河側も損傷は免れたものの、システム衛星へのエネルギー供給の停止で通常通りの作動ができなくなった(第25話)。
- エネルギープラント
- バラン星エネルギープラント
- エネルギーコアとも呼ばれる。惑星中心部に存在するアケーリアスの遺跡で、バラン星の核とも言える存在。亜空間ゲート及び超空間ネットワーク網の制御とエネルギー供給を担っている。バラン星を強行突破しようとするヤマトの波動砲によって制御不能に陥り爆縮崩壊、マゼラン側亜空間ゲートも使用不可となる(第18話)。
- このため、折からの観艦式で集結したガミラス基幹艦隊は、ガミラス本星から通常ワープのみを駆使して3ヶ月もの時間的距離に隔離され、ガミラス側は本土防衛もままならない状態に陥った(第19話)。
人工太陽
- 『宇宙戦艦ヤマト』
- ガミラスによって衛星軌道に設置されており、バラン星を周回する。ドメルはこれを利用して、バラン星基地を囮にし、ヤマトを基地上空に引き寄せた後、背後からぶつけて基地ごと葬り去る作戦を企てる。移動のためのエネルギーはバラン星基地から光線で送られ、制御はドメラーズ3世から行なわれていた(第20話)。
ガルマリウス 三つ子星団
- 『宇宙戦艦ヤマト』
- ヤマトとの最終決戦の候補として登場。放射能嵐が強すぎるため、ドメルに却下される(第21話)。
ポジ星系 重力星団
- 『宇宙戦艦ヤマト』
- ヤマトとの最終決戦の候補として登場。艦隊の隠れる場所が無いため、ドメルに却下される(第21話)。
七色星団
- 『宇宙戦艦ヤマト』
- 「七色星団」はガミラスによる通称であり、正式名称は「七色混成発光星域」。異なる性質を持つ6つの星とガス状の暗黒星雲、黒色矮星からなる混成星団。「スペクトル星域」と呼ばれるそれぞれの星が、カリウムやナトリウムによるスペクトル発光を起こしている。
- ドメルは、祖国の命運を懸けたヤマトとの最終決戦の場として選択し、ヤマトへ挑戦状を送る。これを受けた沖田艦長も、避けることのできない試練として受け入れる。
- 『宇宙戦艦ヤマト2199』
- 本作では大マゼラン銀河の先端に位置するタランチュラ星雲を構成する一角となっている。7つの縮退星で形成されている。
- 宇宙ジェットの噴出が観測されており、イオン乱流が吹き荒れ、レーダーにも障害が発生する嵐の「雲海」である。タランチュラ星雲内で最も危険な宙域であり、バーガーをして「通るのは自殺行為」とまで言われるほどである。
- 沖田は敵に反撃する時間的余裕を与えないため、敢えて迂回せずにこの難所を突破することを決める。しかし、ドメルはそれを読んで寄せ集めの機動部隊を率いて七色星団へ向かい、七色星団海戦が起こる(第19話)。
- 小説版では、レーダーが利かないことに加え、定期的に暗黒ガスが巡回し、いわゆる「昼」と「夜」が存在する星域となっている。
- 七色星団海戦
- 七色星団で起こったヤマトとドメル機動部隊との決戦。旧作と異なりドメルからの挑戦状は送られていない。
- 決戦後には、ヤマトの後部甲板上でドメル艦隊との決戦で戦死した乗組員と艦内に侵入して死亡したガミラス特殊部隊員の合同宇宙葬が敬礼と弔砲により行われた(第21話)。
- 『宇宙戦艦ヤマト イスカンダルへの追憶』
- 「七色星団」の基本設定そのものは『宇宙戦艦ヤマト』に準じている。アルファ星ベテルギウスにおいて、ヤマト率いる地球艦隊に敗北した暗黒星団帝国のクーギスが、地球艦隊のワープ航路を計算し先回りし、機動部隊を率いて待ち伏せを行なった。戦闘宙域の多くが暗黒ガスで覆われており、索敵が困難な宙域となっている。
- ヤマトは七色星団にワープアウト後、宙域全体の空間スキャンを行うが途中、謎の障害により中断してしまう。しかし真田の解析によりクーギス率いる機動部隊が、宙域の最深部で待ち伏せを行っている事が判明した。スキャンを中断させた障害は敵のレーダー妨害によるものであった。時間差からすると、すでに敵機がこちらに向かってきている事は明らかだった。ヤマト以下地球艦隊は直ちに戦闘準備に入る。
小マゼラン星雲
「小マゼラン雲」も参照
- 『宇宙戦艦ヤマト』
- ルビー戦線、サファイア戦線、ダイヤ戦線、オメガ戦線と複数の戦域が存在する。ドメル将軍が小マゼラン方面軍作戦司令長官を務めていた。多数の戦功を上げ、ガミラスの最高功労勲章であるデスラー勲章を何度か授与されている。
- 『宇宙戦艦ヤマト2』
- ガミラス残存艦隊が集結していた(第18話)。
- 『宇宙戦艦ヤマト2199』
- 小マゼラン銀河という呼称になっており、大マゼラン銀河とともにガミラスに統一されている。外宇宙からのガトランティスの侵入を度々受けており、対抗策としてガミラス側がドメル中将を派遣し、ガトランティスを撃退した(第11話)。
大マゼラン星雲
「大マゼラン雲」も参照
- 『宇宙戦艦ヤマト』
- 森雪と古代進が、大マゼラン星雲を背景にした記念写真を撮影する(第23話)。
- 『宇宙戦艦ヤマト2199』
- 本作では呼称が「大マゼラン銀河」になっているほか、距離が16万8000光年になっている。
サンザー太陽系
『宇宙戦艦ヤマト2199』では「サレザー恒星系」という名称になっている。
ガミラス星
詳細は「ガミラス帝国」を参照
イスカンダル星
詳細は「イスカンダル (宇宙戦艦ヤマト)」を参照
エピドラ
- 『宇宙戦艦ヤマト2199』
- サレザー恒星系第5惑星。サレザー恒星系に向けてワープしたヤマトがワープアウトした(第22話)。
- ヤマトのワープアウト直後、第二バレラスから発射されたデスラー砲の直撃を受け崩壊していく(第23話)。
アスタル
- 『宇宙戦艦ヤマト イスカンダルへの追憶』
- サンザー太陽系第5惑星。ガミラス星爆発によって暴走し、サンザー太陽へと引き寄せられるイスカンダル星と衝突の危険があったために、デスラーによって破壊される(STAGE-08『第5惑星アスタル破壊』)。
タランチュラ星雲
「タランチュラ星雲」も参照
- 『宇宙戦艦ヤマト2199』
- ユリーシャ・イスカンダルがヤマト艦首に座って眺めながら、サーシャの死を惜しんでいた(第19話)。
七色星団(2199)
- 『宇宙戦艦ヤマト2199』
- 上述の#七色星団を参照。
惑星レプタポーダ
- 『宇宙戦艦ヤマト2199』
- ガミラスの第十七収容所惑星。表面はほとんど砂漠で黄土色の雲に覆われている非常に荒れた星。衛星を1つ持つ[16]ほか、複数の岩塊が周辺を浮遊している。
- 第十七収容所
- レプタポーダに設営されている収容所。収容所所長はデバルゾ・ボーゼン大佐、副所長はニーゲル・ルバッカ少佐。
- ガミラスの反体制派や戦争捕虜が収容されている第十七収容所で、渓谷の間に建設されているため脱走は不可能となっている。囚人の虐待が日常化しており、ボーゼンは狩猟感覚で囚人を撃ち殺していた。収容所に潜入した反体制派の手引きにより、囚人が一斉脱獄し、大規模な暴動が起きた。暴動の末、航宙艦隊総司令官ガル・ディッツの宣言により、収容所は解放された(第21話)。
重力星雲
- 『宇宙戦艦ヤマト 新たなる旅立ち』
- ガミラス消滅後、暴走するイスカンダルは重力星雲の重力場に捕まり一時的に停止する。
- なお、ひおあきらの漫画版によると、重力星雲の位置は地球より13万宇宙キロ、銀河系のはずれ、方位25の空間に存在する。
アンドロメダ星雲
「アンドロメダ銀河」も参照
- 『宇宙戦艦ヤマト2』
- 白色彗星帝国の手中に収められている。ズォーダー即位後の数年間だけでもゼラーム星雲、パラジウム星団、グラスダー星、ドライゼ星などが征服・制圧されている。
白色彗星
詳細は「白色彗星帝国」を参照
二重銀河
- 『ヤマトよ永遠に』
- 銀河系から約40万光年離れている。黒色銀河と白色銀河で構成されている。
デザリアム星
詳細は「暗黒星団帝国」を参照
赤色銀河
- 『宇宙戦艦ヤマト 完結編』
- 異次元から出現し、銀河系と交差するように接触したもう1つの銀河系。この銀河交差によって星をも押し流す赤い「大津波」が生じ、ガルマン・ガミラス、ボラー連邦とも甚大な被害を受けた。本編中では交差後どうなったのか描かれていないが当時の書籍などからまた別の次元に消え去ったとある。
- この赤色銀河出現は宇宙戦艦ヤマト 復活篇に登場する敵のSUSが人為的に起こしたという説もあり、この説自体は非公式なものではあるが、一部の資料でも取り上げられている[17]。
位置不明
惑星ザルツ
- 『宇宙戦艦ヤマト2199』
- 大小マゼラン銀河内に存在すると推測される。
- ガミラスに併合された惑星国家で、シュルツやガンツ達の出身地。
- ザルツ人
- 惑星ザルツの民族。肌の色を含めて地球人に酷似した容姿を持つ。将兵は勇敢さや勤勉さが際立っており、それを評価されガミラス軍に編入されている。
- ハイレン
- コミック版に登場する地名。ガンツの出身地。
- ヤレトラーの談によると温暖な土地であるらしく、ガンツの回想シーンでは豊かな森があることが描写されている。しかしその後、ガミラスによって森は大規模に切り開かれてしまった模様で、ガンツは「故郷に帰る場所はもうない」と述べている。
惑星ジレル
- 『宇宙戦艦ヤマト2199』
- セレステラの出身地。作中の時点で滅亡済みである。
- ジレル人
- 白い肌と尖った耳が特徴の民族。精神感応能力者が多く存在するために迫害され続け、生存者はガミラスへ下ったセレステラとミレーネルのみと言われていたが、映画『星巡る方舟』ではアケーリアスの遺跡かつジレルの聖地「シャンブロウ」へ巡礼していたために難を逃れたレーレライをはじめ、生存者たちが登場する。
ミルベリア星系
- 『宇宙戦艦ヤマト2199』
- 大小マゼラン銀河内に存在すると推測される。ガス生命体が発見された。
ノルド大管区
惑星オルタリア
- 『宇宙戦艦ヤマト2199』
- 大小マゼラン銀河内に存在すると推測される。青い海や雪山、森林を有しており、その外観は地球に似ている。
- ガミラスに併合された惑星で、表面上は自治権を認められていたが、他星からの移民が多く行われており、実態はガミラス人の総督が統治する植民地のような状態となっている。
- 原住民族が反乱を起こすが、その後ギムレー率いる親衛艦隊によって、惑星間弾道弾を多数投下され、さらに加えて数十隻のポルメリア級航宙母艦のレーザー攻撃と、メランカによる爆撃を見舞われ、惑星全体が焼き尽くされる(第15話)。
- オルタリア人
- オレンジ色の肌で、顔にペイントが入っている。平野部に住む一般市民や山岳地帯に住む民族などが存在する。ヤマト問題の露見に伴って一般市民の民族主義者が蜂起し、首都を制圧することに成功するが、親衛航宙艦隊によって反乱に加担しなかった非民族主義者や他星からの移民者もろとも殲滅された(第15話)。
- 収容所惑星に収容されている囚人なども存在する(第21話)。
惑星メラン
- 『宇宙戦艦ヤマト2199』
- 大小マゼラン銀河内に存在すると推測される。ギムレーやセレステラが愛飲している紅茶の原産地[18]。
惑星カッパドギア
- 『宇宙戦艦ヤマト2199 星巡る方舟』
- ヤマトがダガーム艦隊から逃れるため使用した惑星。宇宙生物メデューラの巣。ヤマトのワープによる重力干渉波で地表面が爆発する。
惑星シャンブロウ
- 『宇宙戦艦ヤマト2199 星巡る方舟』
- ジレル人の聖地。
脚注
- ^ ガルマン・ガミラスの工作船団は、金星軌道で作業を行っている。
- ^ 『ファイナルデラックス版 ヤマトよ永遠に』のP244。
- ^ この番号の小惑星は、「デルフィーン」という名で実在している。
- ^ 真田は未知の障害物を感知・回避したためと推測している。
- ^ a b 『ロマンアルバムエクセレント53 宇宙戦艦ヤマトPERFECT MANUAL1』のP161(ファウスト)、137(木星基地)。
- ^ a b c 『デラックス版‘さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち’』のP274、275。
- ^ 「宇宙戦艦ヤマト2 メモリアルボックス保完(補完ではない)ファイル」のP13。
- ^ 「デラックス版‘さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち’」のP278。
- ^ a b 「宇宙戦艦ヤマトIII メモリアルボックス保完ファイル」のP12(バーナード星)、P16(ファンタム)。
- ^ 放送時2205年に設定されていた『III』では、ヤマトが探査に訪れる5年前。
- ^ DC版のみ。
- ^ ディレクターズカット版劇中テロップより。
- ^ 第12話で島が解説した航路図より。
- ^ 『銀河鉄道999』におけるマゼラン連絡線の停車駅としても登場しており、同路線を走る特急列車666号の停車時間(その星の1日)によれば、バラン星の1日は地球時間で4日22時間30分であるとされる。
- ^ 「宇宙戦艦ヤマト イスカンダルへの追憶」STAGE-09『七色星団大空中戦』
- ^ ヤマトの航路作成室のモニターより。
- ^ 『週刊宇宙戦艦ヤマト OFFICIAL FACTFILE』(デアゴスティーニ・ジャパン・2010~2011)第35号P10。
- ^ BD・DVD第5巻ブックレットには「惑星メラ」と表記されているが、ヤマトクルー発行の第22話台本や第22話字幕では「メラン」となっている。
参考文献
- 『デラックス版‘さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち’』(オフィスアカデミー、1979年)
- 『ファイナルデラックス版 ヤマトよ永遠に』(西崎音楽出版、1980年)
- 『ロマンアルバムエクセレント53 宇宙戦艦ヤマトPERFECT MANUAL1』(徳間書店、1983年)
- 『宇宙戦艦ヤマト2 DVDメモリアルボックス』(バンダイビジュアル、2001年)
- 『宇宙戦艦ヤマトIII DVDメモリアルボックス』(バンダイビジュアル、2001年)
- 「宇宙戦艦ヤマト発信!情報班資料室」](バンダイナムコゲームスNE事業本部(旧バンダイネットワークス)ウェブサイト)