奥羽本線

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奥羽本線
奥羽本線の狭軌区間で使用される701系
奥羽本線の狭軌区間で使用される701系
基本情報
日本の旗 日本
所在地 福島県山形県秋田県青森県
起点 福島駅
終点 青森駅
駅数 103駅(貨物駅含む)
開業 1894年12月1日
1905年9月14日に全通)
所有者 東日本旅客鉄道 東日本旅客鉄道(JR東日本)
(福島 - 青森間)
日本貨物鉄道(JR貨物)
(土崎 - 秋田港間)
運営者 上記各第1種鉄道事業者および
日本貨物鉄道
(横手 - 青森間・新青森 - 青森信号場間)
使用車両 使用車両を参照
路線諸元
路線距離 484.5 km(福島 - 青森間)
1.8 km(土崎 - 秋田港間)
4.8 km(新青森 - 青森信号場間)
軌間 1,435 mm(福島 - 新庄間・大曲 - 秋田間)
1,067 mm(新庄 - 青森間)
線路数 複線単線(詳細は路線データ参照)
電化方式 交流20,000V・50Hz 架空電車線方式
(土崎 - 秋田港間を除く)
閉塞方式 自動閉塞式、連動閉塞式(秋田港支線)
保安装置 ATS-P(福島駅 - 新庄駅間、大曲駅 - 秋田駅間)
ATS-Ps(福島駅、山形駅、新庄駅、大曲駅、秋田駅、東能代駅、弘前駅構内など)
ATS-SN(新庄駅 - 大曲駅間、秋田駅 - 青森駅間)
最高速度 130 km/h
路線図

赤線は新在直通運転が行われている区間
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奥羽本線(おううほんせん)は、福島県福島市福島駅から、東北地方の山間部を縦貫し、山形県秋田県を経由して青森県青森市青森駅に至る鉄道路線幹線)である。

福島駅 - 新庄駅間の山形新幹線つばさ」運転区間には、山形線(やまがたせん)の愛称がつけられている。この区間についての詳細は「山形線」を参照のこと。

路線データ

  • 管轄・区間・路線距離(営業キロ
  • 軌間
    • 福島駅 - 新庄駅間1435mm(山形駅 - 羽前千歳駅間は1067mmとの単線並列
    • 新庄駅 - 大曲駅間1067mm
    • 大曲駅 - 秋田駅間1067mm・1435mm(神宮寺駅 - 峰吉川駅間は複線のうち1線が三線軌条
    • 秋田駅 - 青森駅間1067mm
  • 駅数:
    • 旅客駅:101駅(起終点駅含む)
      • 奥羽本線所属の旅客駅に限定した場合、東北本線所属の福島駅[1]を除外した100駅となる[2]。なお、終点の青森駅はかつて東北本線所属[1]であったが、同線が青い森鉄道へ移管されたことにより、JRの駅としては奥羽本線所属に変更された。
    • 貨物駅:2駅(旅客併設駅のぞく)
  • 複線区間:詳細は駅一覧も参照。
    • 福島駅 - 関根駅間
    • 赤湯駅 - 北赤湯信号場間
    • 羽前中山駅 - 山形駅間
    • 芦沢駅 - 舟形駅間
    • 及位駅 - 院内駅間
    • 神宮寺駅 - 峰吉川駅間(1067mm軌間線としては単線)
    • 秋田駅 - 追分駅間
    • 羽後飯塚駅 - 八郎潟駅間
    • 鹿渡駅 - 森岳駅間
    • 鶴形駅 - 前山駅間
    • 鷹ノ巣駅 - 早口駅間
    • 大館駅 - 長峰駅間
    • 石川駅 - 川部駅間
  • 電化区間:土崎駅 - 秋田港駅間を除く全線(交流20,000V 50Hz)
  • 閉塞方式
    • 自動閉塞式
    • 連動閉塞式(秋田港支線)
  • 保安装置:
    • ATS-P:福島駅 - 新庄駅間、大曲駅 - 秋田駅間
    • ATS-Ps:福島駅、山形駅、新庄駅、大曲駅、秋田駅、東能代駅、弘前駅構内など
    • ATS-SN:新庄駅 - 大曲駅間、秋田駅 - 青森駅間
  • 運転指令所
    • 福島駅 - 及位駅間:仙台総合指令室 (CTC)
    • 及位駅 - 青森駅間:秋田総合指令室 (CTC)
      • 運転取扱駅(駅が信号を制御、運行を管理):山形駅・新庄駅・秋田駅・青森駅
  • 車両基地所在駅:山形駅秋田駅
  • 最高速度:
    • 福島駅 - 新庄駅間(1435mm軌間) 優等列車130km/h、普通列車110km/h
    • 山形駅 - 羽前千歳駅間 95km/h
    • 新庄駅 - 大曲駅間 95km/h
    • 大曲駅 - 秋田駅間(1435mm軌間) 優等列車130km/h、普通列車110km/h
    • 大曲駅 - 秋田駅間 110km/h
    • 秋田駅 - 青森駅間 95km/h
    • 青森駅(滝内信号所) - 青森信号場間(貨物線) 95km/h
  • 最急勾配:38.0(峠駅 - 大沢駅間など)
  • 平均通過人員(2013年度。山形新幹線福島駅 - 新庄駅間・秋田新幹線大曲駅 - 秋田駅間を含む)[3]
    • 福島駅 - 青森駅間全体 5,349人/日
    • 福島駅 - 山形駅間 10,216人/日
    • 山形駅 - 新庄駅間 5,794人/日
    • 新庄駅 - 大曲駅間 1,128人/日
    • 大曲駅 - 秋田駅間 8,221人/日
    • 秋田駅 - 追分駅間 12,215人/日
    • 追分駅 - 大館駅間 2,938人/日
    • 大館駅 - 弘前駅間 1,718人/日
    • 弘前駅 - 青森駅間 8,209人/日

JR東日本の各支社の管轄区間は以下のようになっている。

2014年4月1日より福島駅 - 新庄駅間が大都市近郊区間として新設された「仙台近郊区間」となり、同時に山形駅でICカード乗車券Suica」が利用可能となった[4]

沿線概況

起点である福島駅から米沢駅までの区間はいわゆる峠越えでも名高い板谷峠を越える。後節でも触れているが、ここは蒸気機関車時代からの難所であり、電化・高速化および標準軌化によるミニ新幹線が直通運転されるようになった後も、冬季は雪害による遅延や運休が生じやすい。米沢駅から秋田駅まではほぼ奥羽山脈の西側に沿う様な形で進路をとる。途中、山形駅までは蔵王連峰の山々、山形駅から先はしばらく月山の山を望みながら北上する。秋田駅から男鹿線と分岐する追分あたりまでは海こそ見えないが日本海沿いを通り、東能代駅まで八郎潟の東岸を通る。東能代駅から進路を東にとり大館駅を過ぎると再び奥羽山脈に沿う形で北上し矢立峠を越える。越えた後は弘前駅・浪岡駅などの津軽平野の中を西側に岩木山を望みながら走り青森駅へと至る。

運行形態

旅客輸送

路線名称としては1つであり、かつては寝台特急あけぼの」、急行津軽」など、全線通しで運転する列車も存在したが、山形新幹線秋田新幹線開業とそれに伴う一部区間の標準軌への改軌により、従来の1,067mm軌間専用車両で運転される優等列車は、1999年12月4日の山形新幹線新庄駅延伸に伴うダイヤ改正で「こまくさ」が快速列車に格下げ(2002年12月1日ダイヤ改正で廃止)になって以降は秋田駅以北のみの運転となり、普通列車も運行系統としては大きく以下の4つの区間に分かれている。

福島駅 - 新庄駅間

山形新幹線つばさ」が走行する区間である。板谷峠という難所が途中に存在する。新幹線からの直通列車を走らせるために標準軌に改軌されている都合上、この区間を走行する車両を新庄駅以北へと運転することは不可能になっている。また、この区間の在来線普通列車は「山形線」の愛称が付けられ、奥羽本線の他区間と区別されている。運行形態は基本的に福島駅 - 庭坂駅米沢駅間、米沢駅 - 山形駅間、山形駅 - 新庄駅と3つの区間に分けて運転されている。

新庄駅 - 大曲駅間

山形・秋田県境の山間部・盆地を走る区間で、普通列車や快速列車のみが設定されているが、かつては他区間と同様に昼夜問わず優等列車が運転されていた。新庄駅 - 秋田駅間を直通する普通列車に加え、院内駅湯沢駅横手駅 - 秋田駅間・新庄駅 - 真室川駅間の区間列車が設定されており、横手以南は1 - 2時間に1本程度、横手以北は毎時1本程度運行されている。一部列車はワンマン運転を行っている。山形新幹線の終着駅である新庄駅と秋田新幹線の途中駅である大曲駅に挟まれた区間であり、両新幹線への乗り継ぎが便利なようにダイヤが組まれている。

大曲駅 - 秋田駅間

秋田新幹線「こまち」が運行される区間。線路は「標準軌線」と「狭軌線」のそれぞれ単線が並べて敷設されている単線並列である。一部区間は三線軌条化されているが、2線の一方が「標準軌のみ」で他方が「標準軌+狭軌」である。一部列車はワンマン運転を行っている。新幹線が運行される区間であるが、「山形線」のような路線愛称はついていない。普通列車は1時間あたり1本程度が運行されており、朝に湯沢発秋田行きの快速列車が1本のみ運行されている。この快速は2002年11月30日まで秋田駅 - 湯沢駅 - 新庄駅間で設定されていた快速「かまくら」のうちの最速達列車(「かまくら」1号)のダイヤを引き継いだものである。

大曲駅 - 秋田駅間 標準軌を走行するE3系こまち SL秋田こまち号とスーパーこまちの並走(2013年10月13日)
大曲駅 - 秋田駅間 標準軌を走行するE3系こまち
SL秋田こまち号とスーパーこまちの並走(2013年10月13日)


秋田駅 - 青森駅間

当区間は湖西線北陸本線IRいしかわ鉄道線あいの風とやま鉄道線えちごトキめき鉄道日本海ひすいライン信越本線白新線羽越本線とともに「日本海縦貫線」を形成している。このことから通称として当区間を「奥羽北線」、福島駅 - 秋田駅を「奥羽南線」と称することがある(建設時の路線名とは異なる)。優等列車以外は、大きく分けて秋田駅 - 大館駅間・大館駅 - 弘前駅間・弘前駅 - 青森駅間の3系統に分割された運行体系となっており、さらに秋田駅 - 八郎潟駅・東能代駅間および碇ヶ関駅 - 弘前駅・青森駅間の区間列車や、秋田駅 - 追分駅間では男鹿線、弘前駅 - 川部駅間では五能線への直通列車がそれぞれ設定されている。おおむね1 - 2時間に1本程度の運行であるが、秋田駅 - 八郎潟駅間・弘前駅 - 青森駅間では1時間あたり1 - 2本程度運行されている。また、秋田駅 - 青森駅間の直通列車が毎日2往復設定されている。一部列車はワンマン運転を行っている。2016年3月26日の改正で、青森 - 津軽新城間の列車が新設される。そのうち、夕方の1本は、津軽線蟹田発で運行される。

2010年12月4日の改正で、青森駅 - 弘前駅間で朝5時台の列車と深夜に弘前終着が日付を跨ぐ最終列車、弘前駅 - 大館駅間で5時台と22時台に列車が増発された。

秋田駅 - 大館駅間には快速列車が1.5往復(秋田行き2本、大館行き1本)設定されている。このうち、朝6時台の秋田行き快速列車は2002年11月30日までこの区間で設定されていた快速「しらゆき」のうちの最速達列車(「しらゆき」2号)のダイヤを引き継いだものである。また、朝8時台・夕方18時台の快速1往復はかつて秋田駅 - 鹿角花輪駅(花輪線)間で設定されていた急行「よねしろ」(2002年12月1日より快速に格下げ)のダイヤを引き継いだものであり、2008年3月14日までは唯一の奥羽本線 - 花輪線直通列車として国鉄キハ58・28形気動車で運行されていた。

また、秋田駅 - 東能代駅間と弘前駅 - 青森駅間で五能線直通の「リゾートしらかみ」が1日3往復(冬期は最大2往復。通常は土曜日曜日のみの1往復)運転されている。

1999年頃の弘前駅 - 大館駅間の下りは8時前後頃から14時前後頃の間普通列車がなく5 - 6時間も運転間隔が開いていた[5]。後にこの時間帯に弘前駅 - 大館駅間に1往復毎日運転の臨時列車が設定され、2008年3月15日のダイヤ改正で定期列車化の上、大館駅で接続していた秋田方面との列車と統合され、下りが酒田駅→弘前駅間の列車に、上りが弘前駅→秋田駅間の列車となった。この列車は後に下りが秋田始発となり、2010年12月4日のダイヤ改正で秋田駅 - 大館駅間と大館駅 - 青森駅間の列車に分割された。そしてこの改正で、新たに大館駅 - 弘前駅間が毎日運転の臨時列車(下り大館発12時台、上り弘前発10時台)となる大館駅 - 青森駅間の列車が1往復新設された。2014年3月15日のダイヤ改正で弘前駅で系統分割され、大館駅 - 弘前駅間の毎日運転の臨時列車は下り大館発11時台、上り弘前発9時台に設定時刻が繰り上げられた。

なお、この区間は新幹線以外の在来線優等列車が走る数少ない区間となっている。2015年3月14日改正時点では以下の列車が設定されている。すべて昼行列車。

かつて、1992年7月の山形新幹線開業に伴い、秋田駅・新庄駅 - 山形駅間を運行する特急「こまくさ」が設定されていた。山形新幹線との連絡特急としての存在が大きかったが、平日の日中を中心にあまりに乗降客が少なく(とりわけ新庄駅以北は閑散としていた)、また特急でありながら停車駅が比較的多く、特急料金をわざわざ支払って乗車する意義についての価値観に対する沿線住民からの意見もあり、1997年3月の秋田新幹線開業を機に大部分の運転区間が横手駅・新庄駅 - 山形駅間に短縮され、1999年3月の山形新幹線新庄延伸工事を機に秋田駅 - 新庄駅間の快速列車へと代わった。「こまくさ」は全区間B特急料金が適用されていたため、秋田駅 - 大曲駅間で並走する秋田新幹線「こまち」(A特急料金適用)とは特急料金が異なっていた。

なお、新青森駅 - 青森駅間は特例として、この区間のみ寝台特急をのぞく特急列車に乗車する場合は乗車券のみで普通車自由席に乗車可能である。2010年12月の特例実施当初、「青春18きっぷ」などの一部の特別企画乗車券にはこの特例は適用されなかったが、2012年夏季より特例が適用されるようになった。

貨物輸送

2014年3月改正時点での定期貨物列車は、秋田駅 - 新青森駅 - 青森信号場間、土崎駅 - 秋田港駅間で運行されている。横手駅 - 秋田駅間も事業免許は有しているが、横手オフレールステーション発着のトラック便があるのみで、定期貨物列車の運行はない。

秋田駅 - 新青森駅 - 青森信号場間は、前述のように日本海縦貫線の一部を成しており、貨物輸送が盛んである。当該区間の大半の貨物列車は、EF81形電気機関車やEF510形電気機関車が牽引するコンテナ車で編成された高速貨物列車である。当該区間のコンテナ取り扱い駅は、秋田貨物駅、大館駅、弘前駅である[6]

土崎駅 - 秋田港駅間は、1日3往復(うち2本は休日運休)の貨物列車が、秋田貨物駅発着で運行される[7]

使用車両

福島駅 - 新庄駅間

新庄駅 - 青森駅間

普通列車には秋田車両センターに所属する701系電車が全区間で使用される。このほか大館駅 - 鷹ノ巣駅間では花輪線の間合い運用列車にキハ110系気動車が使用されるほか、五能線・男鹿線の直通列車などにキハ40系気動車と、五能線直通列車「リゾートしらかみ」にHB-E300系気動車が使用される。2013年9月28日から青森発新青森行2本が増発されているが、この2本はそれぞれ特急「白鳥」・「スーパー白鳥」に使用される485系3000番台電車と789系電車の送り込み運用となる[8]

奥羽本線を走行するキハ40系

歴史

日本鉄道会社の青森から官営鉄道として奥羽北線、福島から奥羽南線として建設が開始され、1905年に全線が開業した。

年表

奥羽北線

  • 1894年明治27年)12月1日:青森駅 - 弘前駅間が開業。
  • 1895年(明治28年)10月21日:弘前駅 - 碇ケ関駅間が開業。
  • 1899年(明治32年)
    • 6月21日:碇ケ関駅 - 白沢駅間が開業。
    • 11月15日:白沢駅 - 大館駅間が開業。
  • 1900年(明治33年)10月7日:大館駅 - 鷹ノ巣駅間が開業。
  • 1901年(明治34年)11月1日:鷹ノ巣駅 - 能代駅(現在の東能代駅)間が開業。
  • 1902年(明治35年)
    • 8月1日:能代駅(現在の東能代駅) - 五城目駅(現在の八郎潟駅)間が開業。
    • 10月21日 五城目駅 - 秋田駅間が開業。
  • 1903年(明治36年)10月1日:秋田駅 - 和田駅間が開業。
  • 1904年(明治37年)
    • 8月21日:和田駅 - 神宮寺駅間が開業。
    • 12月21日:神宮寺駅 - 大曲駅間が開業。
  • 1905年(明治38年)6月15日:大曲駅 - 横手駅間が開業。

奥羽南線

  • 1899年(明治32年)5月15日:福島駅 - 米沢駅間が開業。
  • 1900年(明治33年)4月21日:米沢駅 - 赤湯駅間が開業。
  • 1901年(明治34年)
    • 2月15日:赤湯駅 - 上ノ山駅(現在のかみのやま温泉駅)間が開業。
    • 4月11日:上ノ山駅 - 山形駅間が開業。
    • 8月23日:山形駅 - 楯岡駅(現在の村山駅)間が開業。
    • 10月21日:楯岡駅 - 大石田駅間が開業。
  • 1902年(明治35年)
    • 7月21日:大石田駅 - 舟形駅間が開業。
    • 11月1日 漆山駅が開業。
  • 1903年(明治36年)
  • 1904年(明治37年)10月21日 新庄駅 - 院内駅間が開業。
  • 1905年(明治38年)
    • 7月5日:院内駅 - 湯沢駅間が開業。
    • 9月14日:湯沢駅 - 横手駅間が開業。福島駅 - 青森駅間が全通。

全通後

  • 1906年(明治39年)12月25日:大沢信号所が駅に変更され大沢駅が開業。
  • 1907年(明治40年)
    • 1月25日:富根駅が開業。
    • 4月10日:貨物支線 土崎駅 - 雄物川駅(現在の秋田港駅)間が開業。
  • 1909年(明治42年)
    • 6月12日:赤岩信号場(現在の赤岩駅)構内で煙害による列車脱線転覆事故が発生。
    • 10月12日国有鉄道線路名称制定により、福島駅 - 青森駅間を奥羽本線とする。
    • 11月1日:能代駅が機織駅(現在の東能代駅)に改称。
  • 1910年(明治43年)
    • 8月11日:庭坂駅 - 赤岩駅間で風水害によりトンネルなど崩落。
    • 8月19日:8月11日に発生したトンネルなど崩落の影響により、崩落したトンネルなどの周囲を徒歩連絡とすることで庭坂駅 - 赤岩駅間が仮復旧。
    • 10月13日:赤岩信号所が駅に変更され赤岩駅が開業。
  • 1911年(明治44年)
    • 9月5日:庭坂駅 - 赤岩駅間で復旧作業が終了し、運転再開。
    • 12月5日:金井駅(現在の蔵王駅)・東根駅が開業。
  • 1912年大正元年)11月1日:釜淵駅 - 及位駅間に大滝信号所が開設。
  • 1913年(大正2年)7月15日:泉田駅が開業。
  • 1915年(大正4年)9月11日:新城駅が津軽新城駅に改称。
  • 1916年(大正5年)
    • 7月7日:石川駅が開業。
    • 9月20日:新町駅が真室川駅に改称。
    • 12月1日:芦沢駅が開業。
  • 1917年(大正6年)
  • 1918年(大正7年)11月10日:袖崎駅が開業。
  • 1919年(大正8年)
  • 1921年(大正10年)
    • 7月20日:北山形駅が開業。左沢軽便線(現在の左沢線)の列車のみ停車。
    • 11月10日:羽後境駅 - 和田駅間に船岡信号所が開設。
    • 12月10日:十文字駅 - 横手駅間に柳田信号所が開設。
    • 12月12日:後三年駅が開業。
    • 12月15日:羽前豊里駅が開業。
  • 1922年(大正11年)4月1日:信号所が信号場に改称。
  • 1923年(大正12年)11月5日:横堀駅 - 湯沢駅間に三関信号場が開設。
  • 1924年(大正13年)
    • 12月20日:刈和野駅 - 羽後境駅間に峰吉信号場が開設。北常盤駅が開業。
  • 1926年(大正15年)
    • 10月25日:貨物支線 滝内信号場 - 青森操車場(現在の青森信号場)間が開業。
    • 11月1日:五城目駅が一日市駅に改称。
    • 11月7日:柳田信号場が駅に変更され柳田駅が開業。
  • 1927年昭和2年)
    • 9月11日:北山形駅に奥羽本線ホームが開業。
    • 11月17日:羽後飯塚駅が開業。
  • 1929年(昭和4年)
    • 2月25日:船岡信号場が大張野信号場に改称。
    • 8月27日:二ツ井駅 - 鷹ノ巣駅間に前山信号場が開設。
    • 11月15日:大釈迦駅 - 津軽新城駅間に鶴ヶ坂信号場が開設。
  • 1930年(昭和5年)
    • 4月1日:貨物支線 滝内信号場 - 青森操車場間の起点・終点が変更され、津軽新城駅 - 浦町駅間となる。
    • 6月21日:峰吉信号場が駅に変更され、峰吉川駅が開業。
    • 7月1日:三関信号場が駅に変更され、三関駅が開業。
  • 1933年(昭和8年)
    • 1月20日:鶴ヶ坂信号場が駅に変更され、鶴ケ坂駅が開業。
    • 10月17日:羽前千歳駅が開業。
  • 1935年(昭和10年)4月15日:大鰐-川部間ガソリンカー運転開始[9]。陸奥森山駅・門外駅・大清水駅・和徳駅・撫牛子駅・豊蒔駅が開業。
  • 1940年(昭和15年)11月1日:陸奥森山駅・門外駅・大清水駅・和徳駅・豊蒔駅廃止
  • 1941年(昭和16年)9月20日:大滝信号場が駅に変更され、大滝駅が開業。
  • 1942年(昭和17年)10月11日:陣場 - 碇ヶ関間に矢立信号場が開設。
  • 1943年(昭和18年)6月15日:機織駅が東能代駅に改称。
  • 1944年(昭和19年)
    • 3月31日:秋田駅 - 土崎駅間に八幡田信号場が開設。
    • 4月1日:雄物川駅が秋田港駅に改称。
    • 6月1日:森岳駅 - 東能代駅間に金岡信号場が開設。
    • 9月28日:土崎駅 - 追分駅間に上飯島信号場が開設。
    • 12月1日:舟形駅 - 新庄駅間に鳥越信号場が開設。陸羽東線鳥越信号場 - 新庄間の線路が撤去し奥羽本線と共用化。
  • 1948年(昭和23年)4月27日:赤岩駅 - 庭坂駅間で402列車(青森発上野行)が走行中、機関車などが脱線し、高さ10mの土手から転落(乗務員3名死亡)。原因不明。『庭坂事件』と呼ばれている。
  • 1949年(昭和24年)
    • 4月29日:福島駅 - 米沢駅間が直流電化[10]
    • 6月1日:矢立信号場が駅に変更され、津軽湯の沢駅が開業。
  • 7月11日:土崎駅 - 追分駅間の上飯島信号場が廃止。
  • 1950年(昭和25年)
    • 2月1日:大張野信号場・鯉川信号場がそれぞれ駅に変更され、大張野駅・鯉川駅が開業。
    • 11月1日:醍醐仮乗降場が開業。
  • 1951年(昭和26年)
    • 3月1日:金井駅が蔵王駅に改称。前山信号場が駅に変更され、前山駅が開業。
    • 11月15日:醍醐仮乗降場が駅に変更。
  • 1952年(昭和27年)
    • 1月25日:鶴形駅が開業。
    • 2月25日:金岡信号場が駅に変更され、北金岡駅が開業。
    • 3月5日:北上ノ山駅(現在の茂吉記念館前駅)・南出羽駅・高擶駅が開業。
    • 11月15日:羽前中山駅が開業。
    • 12月1日:長峰駅が開業。
  • 1954年(昭和29年)
    • 4月10日:土崎駅 - 追分駅間に上飯島信号場が開設。
    • 5月1日:下川沿駅が開業。
    • 12月1日:乱川駅・蟹沢駅が開業。
  • 1956年(昭和31年)
  • 1960年(昭和35年)
    • 8月1日:秋田駅 - 秋田操車場(現在の秋田貨物)間複線化。八幡田信号場が操車場に変更され、秋田操車場が開業。
    • 11月1日:山形駅 - 羽前千歳駅間が直流電化。
    • 12月20日:北大石田駅が開業。鳥越信号場 - 新庄駅間が陸羽東線との単線並列に戻され、鳥越信号場が廃止(鳥越信号場付近の陸羽東線上に南新庄駅が開業)。
  • 1963年(昭和38年)
    • 8月22日:糠沢駅 - 早口駅間・二ツ井駅 - 前山駅間で豪雨による土砂崩壊があり、不通になる。当時大阪駅 - 青森駅間で運転されていた特急「白鳥」は五能線経由で運転。
    • 9月27日:赤湯駅 - 中川駅間に北赤湯信号場が開設。
    • 10月1日:秋田操車場 - 追分駅間が複線化。土崎駅 - 追分駅間の上飯島信号場が廃止。
    • 11月2日:新第3及位トンネル使用開始(大滝駅 - 及位駅間第3及位トンネルの海側に新しく掘削したもので89m、将来の電化に備えて交流電化用となっている)。
  • 1964年(昭和39年)
    • 2月10日:上飯島駅が開業。
    • 9月28日:追分駅 - 大久保駅間に大清水信号場が開設。
    • 10月1日:秋田操車場が貨物駅に変更され、秋田操駅が開業。
  • 1965年(昭和40年)
    • 6月1日:一日市駅が八郎潟駅に改称。
    • 10月1日:北金岡駅 - 東能代駅間に南能代信号場、二ツ井駅 - 前山駅間に七座信号場が開設。滝内信号場が青森駅に統合されて滝内信号所になり、廃止される。
  • 1966年(昭和41年)4月8日:二ツ井駅 - 七座信号場間の第3小繋トンネル内で貨物870列車が脱線、64時間不通。なお特急「白鳥」は五能線経由で運転。
  • 1967年(昭和42年)
    • 1月11日:楯岡駅 - 袖崎駅間に金谷信号場が開設。
    • 9月18日:鹿渡駅 - 森岳駅間が複線化。
    • 9月27日:弘前駅 - 撫牛子駅間が複線化。
  • 1968年(昭和43年)
    • 7月21日:貨物支線 津軽新城駅 - 青森操車場 - 浦町駅間が廃止。津軽新城駅 - 青森操車場 - 東青森駅間が開業(東北本線経路変更のため。実質的には終点の変更)。
    • 7月25日:赤湯駅 - 北赤湯信号場間が複線化。
    • 8月30日:石川駅 - 弘前駅間が複線化。
    • 9月8日:山形駅 - 北山形駅間が複線化。山形駅 - 羽前千歳駅間が交流電化に変更。
    • 9月22日:庭坂駅 - 赤岩駅間、大沢駅 - 関根駅間が複線化。福島駅 - 米沢駅間が交流電化に変更。
    • 9月23日:上ノ山駅(現在のかみのやま温泉駅) - 蔵王駅間が複線化。米沢駅 - 山形駅間が交流電化。
    • 9月25日:舟形駅 - 新庄駅間に鳥越信号場が開設。
    • 9月27日:大館駅 - 白沢駅間が複線化。
    • 9月29日:及位駅 - 院内駅間が複線化。
  • 1969年(昭和44年)
    • 8月29日:羽後飯塚駅 - 八郎潟駅間が複線化。
    • 9月2日:富根駅 - 二ツ井駅間が複線化。
    • 9月25日:鷹ノ巣駅 - 早口駅間が複線化。
  • 1970年(昭和45年)
    • 6月30日:赤岩駅 - 板谷駅間が複線化。
    • 9月25日:撫牛子駅 - 川部駅間が複線化。
    • 11月5日:陣場駅 - 津軽湯の沢駅間が複線化。
  • 1971年(昭和46年)
    • 8月5日:二ツ井駅 - 前山駅間が複線化。七座信号場が廃止。
    • 8月25日:秋田駅 - 青森駅間、滝内信号所 - 青森操車場間が交流電化。
    • 8月31日:津軽湯の沢駅 - 長峰駅間が複線化。
    • 9月17日:羽前中山駅 - 上ノ山駅間、鶴形駅 - 富根駅間が複線化。
    • 9月20日:板谷駅 - 大沢駅間が複線化。
    • 9月25日:白沢駅 - 陣場駅間が複線化。
    • 10月:秋田駅 - 青森駅間に列車集中制御装置 (CTC) が導入。
    • 12月10日:蔵王駅 - 山形駅間が複線化。
  • 1973年(昭和48年)4月11日:芦沢駅 - 舟形駅間(猿羽根トンネル付近)で大規模な土砂崩壊発生。運転再開まで20日間を要した。
  • 1974年(昭和49年)11月1日:米沢駅 - 新庄駅間に CTC が導入。
  • 1975年(昭和50年)
    • 8月6日集中豪雨のため、大滝駅で待避していた急行「津軽2号」(青森行・12両編成)が迂回運転のため新庄駅へ向けて発車しようとしたときに土砂崩れに襲われ、1両が横転し、5両が土砂を被る(旅客1名死亡・16名負傷)。土砂崩れなどにより、真室川駅 - 横堀駅間など不通箇所が続出。
    • 8月13日:8月6日の土砂崩れの影響で不通となっていた真室川駅 - 横堀駅間などの区間の運転が再開。
    • 8月20日:台風5号崩れの低気圧の集中豪雨のため、大館駅 - 弘前駅間・鷹ノ巣駅 - 森岳駅間が不通になる。
    • 8月21日:四ツ小屋駅 - 秋田駅間が複線化。
    • 8月26日:8月20日の集中豪雨による不通区間(大館駅 - 弘前駅間・鷹ノ巣駅 - 森岳駅間)が復旧し運転再開。
    • 8月28日:大張野駅 - 和田駅間が複線化。
    • 9月5日:和田駅 - 四ツ小屋駅間が複線化。
    • 9月17日:芦沢駅 - 舟形駅間、羽後境駅 - 大張野駅間が複線化。
    • 9月26日:峰吉川駅 - 羽後境駅間が複線化。
    • 10月13日:羽前千歳駅 - 秋田駅間が交流電化。これにより全線電化が完成。
    • 11月25日:新庄駅 - 秋田駅間に CTC が導入。
  • 1979年(昭和54年)
    • 2月27日:大沢駅 - 関根駅間で土砂崩れが発生し、同区間で不通になる。
    • 3月1日:2月27日に発生した土砂崩れの復旧作業が終了し、運転再開。
  • 1981年(昭和56年)
    • 9月11日:大曲駅 - 神宮寺駅間が複線化。
    • 11月8日:前日の7日から青森県に雪が降り続き、9日浪岡駅付近で線路わきの松の木が雪の重みで架線に倒れ、上下線とも一時不通。寝台特急「日本海1号」などが立往生した。青森市街地は40cmの積雪で、11月上旬の雪としては明治27年(1894年)青森地方気象台の観測開始以来の記録であった。
  • 1982年(昭和57年)3月29日:福島駅 - 笹木野駅間が複線化。
  • 1983年(昭和58年)
    • 5月26日日本海中部地震が発生し、森岳駅 - 東能代駅間が不通となる。
    • 6月7日:日本海中部地震で不通となっていた森岳駅 - 東能代駅間が復旧し、運転再開。
  • 1984年(昭和59年)
    • 11月8日:神宮寺駅 - 刈和野駅間が複線化。
    • 12月1日:福島駅 - 米沢駅間で CTC が導入。
  • 1986年(昭和61年)
    • 7月2日:北山形駅 - 羽前千歳駅間が複線化[11]
    • 11月1日:新青森駅が開業。

国鉄分割民営化以降

  • 1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化により東日本旅客鉄道に承継。同時に日本貨物鉄道が全線の第二種鉄道事業者となる。津軽新城駅 - 青森信号場 - 東青森駅間の営業キロ設定が廃止。日本貨物鉄道が新青森駅 - 青森信号場間に第二種鉄道事業の営業キロを設定。
  • 1990年平成2年)
    • 3月10日:秋田操駅が秋田貨物駅に改称。山形新幹線直通化による改軌工事のため、赤岩駅のスイッチバックが廃止。
    • 9月1日:山形新幹線直通化による改軌工事のため、板谷駅・峠駅・大沢駅のスイッチバックが廃止。
  • 1991年(平成3年)
    • 3月16日:糠ノ目駅が高畠駅に、大鰐駅が大鰐温泉駅に改称。
    • 8月27日:米沢駅 - 上ノ山駅(現在のかみのやま温泉駅)間が山形新幹線直通化による改軌工事のため運休およびバス代行。
    • 9月3日:福島駅 - 蔵王駅間の日本貨物鉄道の第二種鉄道事業が廃止。
    • 10月8日:関根駅 - 上ノ山駅間が山形新幹線直通化による改軌工事のため運休およびバス代行。
    • 11月3日4日:切替工事のため福島駅 - 山形駅間の全列車が運休、バス代行。
    • 11月5日:福島駅 - 山形駅間が標準軌に改軌(普通列車・快速「ざおう」運転開始)。笹木野駅 - 庭坂駅間が複線化。
  • 1992年(平成4年)7月1日:山形新幹線が開業。福島駅 - 山形駅間に「山形線」の愛称が名付けられる。上ノ山駅がかみのやま温泉駅、北上ノ山駅が茂吉記念館前駅に改称。
  • 1993年(平成5年)12月1日:山形駅 - 青森駅間の客車列車(50系・弘前駅 - 青森駅間は12系2000番台も使用)の運用が終了し、701系電車が投入される。
  • 1994年(平成6年)7月6日:刈和野駅 - 峰吉川駅間が複線化。
  • 1995年(平成7年)12月1日:井川さくら駅が開業。
  • 1997年(平成9年)3月22日:秋田新幹線が開業(大曲駅 - 秋田駅間上り線が改軌。神宮寺駅 - 峰吉川駅間下り線が三線軌化)。
  • 1998年(平成10年)10月27日:山形駅 - 羽前千歳駅間が山形新幹線延伸による改軌工事のため単線化。
  • 1999年(平成11年)
    • 3月12日:天童駅 - 新庄駅間が山形新幹線延伸による改軌工事のため運休およびバス代行[12]。金谷信号場・鳥越信号場が廃止。
    • 3月31日:羽前千歳駅 - 漆山駅間の日本貨物鉄道の第二種鉄道事業が廃止。
    • 7月1日:羽前千歳駅 - 新庄駅間が山形新幹線延伸による改軌工事のため運休。山形駅 - 新庄駅間バス代行輸送(ただし、左沢線および仙山線乗り入れ部分は通常通り運転)。蔵王駅 - 山形駅間の日本貨物鉄道の第二種鉄道事業が廃止。
    • 12月4日:山形新幹線新庄延伸(山形駅 - 新庄駅間改軌。この区間も愛称の「山形線」に含めたことにより福島駅 - 新庄駅間が「山形線」となる)。蟹沢駅が廃止。さくらんぼ東根駅が開業(蟹沢駅から山形寄りに0.6km地点。JR東日本の発表では改称扱い)。楯岡駅が村山駅に改称。
  • 2002年(平成14年)4月1日:山形駅 - 羽前千歳駅間の日本貨物鉄道の第二種鉄道事業が廃止。
  • 2010年(平成22年)12月4日:青い森鉄道線八戸駅 - 青森駅間の開業に伴い、同線との直通運転が新青森駅 - 青森駅間で開始。
  • 2013年(平成25年)9月27日:追分駅 - 大久保駅間の大清水信号場が廃止[要出典]
  • 2014年(平成26年)4月1日:福島駅 - 新庄駅間が新設の仙台近郊区間となり、山形駅でICカード乗車券「Suica」サービス開始[4]
  • 2015年(平成27年)3月14日:天童南駅が開業。

駅一覧

東日本旅客鉄道

福島駅 - 新庄駅間

ここでは駅名および主要な駅のキロ程のみ記載する。接続路線などの詳細は「山形線#駅一覧」を参照。また山形新幹線「つばさ」の停車駅は「山形新幹線」および「つばさ (列車)」を参照。

( ) 内は起点からの営業キロ

福島駅 (0.0km) - 笹木野駅 - 庭坂駅 - 赤岩駅 - 板谷駅 - 峠駅 - 大沢駅 - 関根駅 - 米沢駅 (40.1km) - 置賜駅 - 高畠駅 - 赤湯駅 (56.1km) - (北赤湯信号場) - 中川駅 - 羽前中山駅 - かみのやま温泉駅 - 茂吉記念館前駅 - 蔵王駅 - 山形駅 (87.1km) - 北山形駅 - 羽前千歳駅 (91.9km) - 南出羽駅 - 漆山駅 - 高擶駅 - 天童南駅 - 天童駅 - 乱川駅 - 神町駅 - さくらんぼ東根駅 - 東根駅 - 村山駅 (113.5km) - 袖崎駅 - 大石田駅 - 北大石田駅 - 芦沢駅 - 舟形駅 - 新庄駅 (148.6km)

新庄駅 - 青森駅間

  • 凡例
    • 駅名 … (貨):貨物専用駅、◆・◇・■:貨物取扱駅(貨物専用駅を除く。◇は定期貨物列車の発着なし、■はオフレールステーション
    • 停車駅
      • 普通…基本的にすべての旅客駅に停車。ただし一部列車は▽印の駅を通過
      • 快速…●印の駅は全列車停車、▲印の駅は一部の列車が停車、|印の駅は全列車通過
        リゾートしらかみの停車駅は「リゾートしらかみ」を参照。湯沢駅 - 秋田駅間の快速と秋田駅 - 大館駅間の快速は別列車である。
      • 特急(つがる白鳥・スーパー白鳥あけぼの)…各列車記事参照。
    • 線路
      • ∥:複線区間、◇:単線区間(列車交換可能)、◆:スイッチバック駅、|:単線区間(列車交換不可)、∧:これより下は複線、∨:これより下は単線、(空欄):線路なし
      • 強調表示(神宮寺駅 - 峰吉川駅間[* 1]):1線が軌間1,067mm(狭軌)と軌間1,435mm(標準軌)の三線軌条、もう1線が標準軌との単線並列区間。
駅名 駅間営業キロ 福島
からの
営業
キロ
快速 接続路線 線路 所在地
標準軌 狭軌
新庄駅 - 148.6   東日本旅客鉄道山形新幹線・奥羽本線(山形線 山形方面)・陸羽東線陸羽西線 山形県 新庄市
泉田駅 5.6 154.2      
羽前豊里駅 7.1 161.3       最上郡鮭川村
真室川駅 2.7 164.0       最上郡真室川町
釜淵駅 9.2 173.2      
大滝駅 7.1 180.3      
及位駅 5.5 185.8      
院内駅 8.6 194.4       秋田県 湯沢市
横堀駅 4.0 198.4      
三関駅 6.0 204.4      
上湯沢駅 2.7 207.1      
湯沢駅 3.3 210.4    
下湯沢駅 4.1 214.5    
十文字駅 3.3 217.8     横手市
醍醐駅 3.4 221.2    
柳田駅 3.2 224.4    
横手駅 3.9 228.3 東日本旅客鉄道:北上線  
後三年駅 6.4 234.7     仙北郡美郷町
飯詰駅 5.1 239.8    
大曲駅 7.2 247.0 東日本旅客鉄道:秋田新幹線田沢湖線 大仙市
神宮寺駅 6.0 253.0  
刈和野駅 7.6 260.6  
峰吉川駅 4.8 265.4  
羽後境駅 6.5 271.9  
大張野駅 8.1 280.0   秋田市
和田駅 5.4 285.4  
四ツ小屋駅 6.9 292.3  
秋田駅 6.4 298.7 東日本旅客鉄道:秋田新幹線・羽越本線
(貨)秋田貨物駅 3.6 302.3    
土崎駅 3.5 305.8 日本貨物鉄道:奥羽本線貨物支線  
上飯島駅 2.5 308.3    
追分駅 3.4 311.7 東日本旅客鉄道:男鹿線[* 2]  
大久保駅 7.2 318.9     潟上市
羽後飯塚駅 3.3 322.2    
井川さくら駅 1.4 323.6     南秋田郡井川町
八郎潟駅 3.9 327.5     南秋田郡八郎潟町
鯉川駅 5.5 333.0     山本郡三種町
鹿渡駅 5.4 338.4    
森岳駅 6.7 345.1    
北金岡駅 4.3 349.4    
南能代信号場 - 352.5     能代市
東能代駅 6.0 355.4 東日本旅客鉄道:五能線  
鶴形駅 4.9 360.3    
富根駅 5.2 365.5    
二ツ井駅 6.7 372.2    
前山駅 7.3 379.5     北秋田市
鷹ノ巣駅 5.4 384.9 秋田内陸縦貫鉄道秋田内陸線鷹巣駅  
糠沢駅 3.2 388.1    
早口駅 5.4 393.5     大館市
下川沿駅 4.2 397.7    
大館駅 5.2 402.9 東日本旅客鉄道:花輪線  
白沢駅 6.5 409.4      
陣場駅 7.1 416.5      
津軽湯の沢駅 5.8 422.3       青森県 平川市
碇ケ関駅 4.9 427.2      
長峰駅 4.8 432.0       南津軽郡大鰐町
大鰐温泉駅 3.3 435.3   弘南鉄道大鰐線大鰐駅  
石川駅 5.4 440.7       弘前市
弘前駅 6.4 447.1   弘南鉄道:弘南線  
撫牛子駅 2.7 449.8      
川部駅 3.6 453.4   東日本旅客鉄道:五能線[* 3]   南津軽郡田舎館村
北常盤駅 3.2 456.6       南津軽郡藤崎町
浪岡駅 5.5 462.1       青森市
大釈迦駅 5.1 467.2      
鶴ケ坂駅 6.2 473.4      
津軽新城駅 5.4 478.8      
新青森駅 1.8 480.6   北海道旅客鉄道:北海道新幹線
東日本旅客鉄道:東北新幹線・奥羽本線支線
 
青森駅 3.9 484.5   東日本旅客鉄道:津軽線
青い森鉄道青い森鉄道線
 
  1. ^ 実際には神宮寺駅の南側のポイント - 峰吉川駅の南側のポイント間に該当する。
  2. ^ 男鹿線の正式な起点は追分駅だが、列車はすべて秋田駅まで乗り入れる
  3. ^ 五能線の列車は、川部駅から弘前駅まで乗り入れる

過去の接続路線

支線

  • 全線単線、青森県青森市に所在
駅名 営業キロ 接続路線
新青森駅 0.0 東日本旅客鉄道:東北新幹線
(滝内信号所) 2.8 東日本旅客鉄道:奥羽本線(青森駅方面)
青森信号場 4.8 青い森鉄道:青い森鉄道線
  • 実際の分岐点である滝内信号所は青森駅構内扱い。詳しくは、「青森駅#滝内信号所」の項を参照。
  • 旅客会社の営業キロの設定はないが、日本貨物鉄道が新青森駅 - 青森信号場間に対して第二種鉄道事業の営業キロを設定しており、貨物列車が毎日通過している。2012年3月まで、夜行列車「北斗星」「トワイライトエクスプレス」は青森駅でスイッチバックをせず、この区間を通過していた。

日本貨物鉄道

貨物支線

  • (貨):貨物専用駅
  • 全線単線、秋田県秋田市に所在
駅名 営業キロ 接続路線
土崎駅 0.0 東日本旅客鉄道:奥羽本線(本線)
(貨)秋田港駅 2.7 秋田臨海鉄道秋田臨海鉄道線

廃駅・廃止信号場

駅に変更された信号場はのぞく。

  • 金谷信号場:1999年12月4日廃止、楯岡駅(現在の村山駅) - 袖崎駅間
  • 鳥越信号場:1999年12月4日廃止、舟形駅 - 新庄駅間
  • 大清水信号場:2013年9月27日廃止[要出典]、追分駅 - 大久保駅間
  • 七座信号場:1971年8月5日廃止、二ツ井駅 - 前山駅間(ルート変更のため)
  • 陸奥森山駅:1940年11月1日廃止、大鰐駅(現在の大鰐温泉駅) - 石川駅間
  • 門外駅:1940年11月1日廃止、石川駅 - 門外駅間
  • 大清水駅:1940年11月1日廃止、門外駅 - 弘前駅間
  • 和徳駅:1940年11月1日廃止、弘前駅 - 撫牛子駅間
  • 豊蒔駅:1940年11月1日廃止、撫牛子駅 - 川部駅間

脚注

  1. ^ a b 『停車場変遷大事典 国鉄・JR編』JTB 1998年 ISBN 978-4533029806
  2. ^ JR東日本:会社要覧2015-2016 - 付表 (PDF) - 東日本旅客鉄道
  3. ^ 路線別ご利用状況(2009〜2013年度) - 東日本旅客鉄道
  4. ^ a b Suicaの一部サービスをご利用いただける駅が増えます (PDF) - 東日本旅客鉄道、2013年11月29日。
  5. ^ 『JTB時刻表』1999年6月号によると下り大館7時48分発弘前行きの次は13時54分発青森行きとなっている。
  6. ^ 『貨物時刻表 平成26年3月ダイヤ改正』、鉄道貨物協会、2014年、59頁。 
  7. ^ 『貨物時刻表 平成26年3月ダイヤ改正』、鉄道貨物協会、2014年、118頁。 
  8. ^ 2013年9月ダイヤ改正 (PDF) - 東日本旅客鉄道盛岡支社、2013年7月5日。
  9. ^ 『鉄道省年報. 昭和10年度』(国立国会図書館デジタルコレクション)
  10. ^ 記念スタンプ「逓信省告示第205号」『官報』1949年4月23日(国立国会図書館デジタルコレクション)
  11. ^ 鉄道ジャーナル』第20巻第10号、鉄道ジャーナル社、1986年9月、115頁。 
  12. ^ 鉄道ジャーナル』第33巻第5号、鉄道ジャーナル社、1999年4月、90頁。 

関連項目