墨 (書道雑誌)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

これはこのページの過去の版です。Geishin (会話 | 投稿記録) による 2012年3月1日 (木) 02:40個人設定で未設定ならUTC)時点の版 (→‎発行所)であり、現在の版とは大きく異なる場合があります。

』(すみ)は、芸術新聞社発行の隔月刊書道専門誌。 1976年7月に創刊(発行人は小針代助)され、2009年9月で200号を迎えた。現在の発行人は相澤正夫

発行所

(株)芸術新聞社 東京都千代田区神田神保町2-2-34 千代田三信ビル5F (2009年、神保町3-6より移転)

創刊号からのあゆみ

特集 現代書家・巨匠 西暦
創刊 良寛 松井如流 1976 7
2 光悦 中川一政 9
3 池大雅 木村知石 11
4 三蹟 安東聖空 1977 1
5 會津八一 金子鷗亭 3
6 白隠 竹内尚次 5
7 藤原定家 西川寧 7
8 高村光太郎 村上三島 9
9 空海 青山杉雨 11
10 鉄斎 日比野五鳳 1978 1
11 正岡子規 飯島春敬 3
12 一休 廣津雲仙 5
13 豊臣秀吉 保多孝三 7
14 芥川龍之介 宮本竹逕 9
15 芭蕉 上條信山 11
16 千利休 柳田泰雲 1979 1
17 斎藤茂吉 手島右卿 3
18 親鸞 梅舒適 5
19 良寛 人と書 金田心象 7
20 樋口一葉 宇野雪村 9
21 西行 深山龍洞 11
22 蕪村 阿部翠竹 1980 1
23 森鴎外 仲田幹一 3
24 雪舟 岡本松堂 5
25 貫名菘翁 石橋犀水 7
26 若山牧水 南不乗 9
27 大燈国師 彫無季 11
28 光悦 人と書 浅見喜舟 1981 1
29 小林一茶 杉岡華邨 3
30 中林梧竹 井上有一 5
31 万葉の世界 天石東村 7
32 北原白秋 佐々木泰南 9
33 仙厓 平岡華雪 11
34 源氏物語 生井子華 1982 1
35 木堂「犬養毅 近藤摂南 3
36 虚子碧梧桐 小川瓦木 5
37 平家物語 手島右卿 7
38 慈雲尊者 安東聖空 9
39 幕末の志士 西川寧 11
40 古今和歌集 日比野五鳳 1983 1
41 副島蒼海 青山杉雨 3
42 種田山頭火 村上三島 5
43 飛鳥天平の書 松井如流 7
44 蓮月尼 廣津雲仙 9
45 日下部鳴鶴 木村知石 11
46 和漢朗詠集 柳田泰雲 1984 1
47 會津八一 人と書 熊谷恒子 3
48 沢庵宗彭 小坂奇石 5
49 文人 夏目漱石 大石隆子 7
50 三十六人集 桑田笹舟 9
51 三輪田米山 宇野雪村 11
52 三色紙 殿村藍田 1985 1
53 高村光太郎 上條信山 3
54 比田井天来 宮本竹逕 5
55 新古今和歌集 梅舒適 7
56 棟方志功 金子鷗亭 9
57 白隠 人と芸術 桑原翠邦 11
58 百人一首 杉岡華邨 1986 1
59 谷崎潤一郎 小林斗盦 3
60 文人 池大雅 川谷尚亭 5
61 王羲之 古谷蒼韻 7
62 千字文 浅見筧洞 9
63 黄檗の書 伊藤鳳雲 11
64 三蹟とその時代 大平山濤 1987 1
65 顔真卿 今井凌雪 3
66 寛永の三筆 筒井敬玉 5
67 鈴木翠軒 尾崎邑鳳 7
68 蘇東坡 小山素洞 9
69 幕末の三舟 稲村雲洞 11
70 高野切 花田峰堂 1988 1
71 上田桑鳩 甫田鵄川 3
72 初唐の三大家 種谷扇舟 5
73 西行 人と書 榎倉香邨 7
74 韓国の書芸と文字文化 成瀬映山 9
75 南洲 西郷隆盛 戸田提山 11
76 元永本古今集 松本芳翠 1989 1
77 鄭道昭 安原皐雲 3
78 与謝野晶子 加藤湘堂 5
79 天皇家の書 高木聖鶴 7
80 俳句と書 岡本白濤 9
81 米芾 鈴木桐華 11
82 関戸本古今集 松下芝堂 1990 1
83 般若心経 小林抱牛 3
84 小楷の世界 中野北溟 5
85 篆刻の楽しみ 7
86 古筆を学ぶ 9
87 隷書入門 11
88 かなの表現法 1991 1
89 日比野五鳳 3
90 金文入門 5
91 少字数書の世界 7
92 書譜を書く 9
93 木簡 11
94 文房四宝シリーズ・ 1992 1
95 九成宮醴泉銘 3
96 万葉仮名入門 5
97 王鐸の書法を学ぶ 7
98 詩文を書く 9
99 王羲之蘭亭序 11
100 文房四宝シリーズ・ 1993 1
101 かな表現 3
102 乙瑛碑に学ぶ 5
103 書を楽しむ 7
104 空海風信帖 9
105 雁塔聖教序 11
106 文房四宝シリーズ・ 1994 1
107 俳句を書く、俳画を描く 3
108 古隷の世界 5
109 かな学習法 7
110 呉昌碩 9
111 手紙を書く 11
112 を知る 1995 1
113 王羲之十七帖 3
114 遊印ノススメ 5
115 私の良寛 7
116 筆墨店と看板文字 9
117 書作を活かす、瓦当専せん 11
118 書を贈りたい 1996 1
119 調和体」大研究 3
120 わたしの書室、楷書「書き方」教室 5
121 文房四宝礼賛 7
122 魯山人 原点としての書 9
123 条幅に書くかな作品のまとめ方 11
124 王羲之の真跡の再現 喪乱帖 1997 1
125 曹全碑を書く 3
126 枯樹賦の抒情美を学ぶ 5
127 顔真卿祭姪稿争座位稿 7
128 孔子廟堂碑の見方、書き方、学び方 9
129 かな散らし書きの基本型 11
130 篆刻の楽しみ 1998 1
131 漢字条幅作品 3
132 集王聖教序 5
133 生きた言葉を書こう 7
134 甲骨文金文とデザイン 9
135 かな疑問100 11
136 の使いこなし術 1999 1
137 』の書 3
138 目習いのための書の鑑賞法 5
139 の書 7
140 書の落款 9

臨時増刊

特集 発行
近代日本の書 1981年10月
現代書道の巨匠たち 1986年7月
書道入門 1987年8月
「書」を書くための基本ハンドブック 1993年10月
続「書」を書くための基本ハンドブック 1994年6月
書の技法指南 1994年8月
臨書入門 1994年
古典の上手な学び方 1995年10月
毛筆で書く「名前」から「手紙」まで 1997年12月
篆刻の鑑賞と実践
般若心経を書く
書のみかた

書体シリーズ 全6冊

No. 書体 発行
1 楷書百科 1988年8月
2 行書百科 1989年6月
3 草書百科 1989年12月
4 かな百科 1990年6月
5 隷書百科 1994年4月
6 篆書百科 1994年9月

別冊 『墨』

特集 発行
1 良寛 1982年7月
2 中国書道史の旅 1983年3月
3 空海の世界 1983年11月
4 手紙の書 1985年6月
5 近代芸術家の書 1986年6月
6 古筆 1987年3月
7 文房四宝 1987年9月
8 の書 1988年3月
9 漢詩と書 1988年9月
10 富岡鉄斎 1989年3月
※以降、別冊『墨』は、季刊『墨スペシャル』と改題

季刊 『墨スペシャル』

特集 発行
創刊 台北・故宮博物院の書 1989年9月
2 百人一首 1990年1月
3 王羲之‎
4 会津八一
5 顔真卿
6 良寛入門 1991年
7 写経
8 篆刻入門
9 図説 中国書道史
10 現代の書 1992年
11 文房四宝のすべて
12 図説 日本書道史
13 中国清朝の書
14 中国碑刻紀行 1993年
15 折々の書
16 書のある美術館めぐり
17 かな創作入門
18 名言名句を書く 1994年
19 中林梧竹
20 王羲之‎を学ぶ
21 碑法帖・拓本入門
22 石印材の楽しみ 1995年
23 かな書道の百年
24 水墨画入門
25 書道の疑問
26 文房四宝の楽しみ 1996年
27 王朝かな書道史
28 中国書道史の10人
29 心を伝える毛筆の手紙
30 書道べんり帳 1997年
※『墨スペシャル』は30号で完結

出典・参考文献

  • 「行書の極意教えます」(『墨』芸術新聞社、200号、2009年9・10月号)

関連項目