城野駅 (JR九州)
城野駅 | |
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駅舎(2016年3月13日) | |
じょうの Jōno | |
所在地 | 北九州市小倉南区城野[1]一丁目6-1 |
所属事業者 | 九州旅客鉄道(JR九州) |
電報略号 | ヨノ |
駅構造 | 地上駅(橋上駅) |
ホーム | 3面5線[1] |
乗車人員 -統計年度- |
3,790人/日(降車客含まず) -2014年- |
開業年月日 | 1895年(明治28年)4月1日 |
乗入路線 2 路線 | |
所属路線 | 日豊本線 |
キロ程 | 6.1 km(小倉起点) |
◄南小倉 (2.6 km) (2.3 km) 安部山公園► | |
所属路線 | 日田彦山線 |
キロ程 | 0.0 km(城野起点) |
◄*(南小倉) (- km) (3.3 km) 石田► | |
備考 |
直営駅 みどりの窓口 有 北九州市内駅 |
* 全列車が小倉駅まで乗り入れ。 |
城野駅(じょうのえき)は、福岡県北九州市小倉南区城野一丁目にある、九州旅客鉄道(JR九州)の駅である。
日豊本線を所属線[2]とし、当駅を起点とする日田彦山線を加えた2路線が乗り入れる。日田彦山線の全列車は日豊本線経由で小倉駅まで乗り入れている。
歴史
- 1895年(明治28年)4月1日 - 九州鉄道(初代)が開設[3]。
- 1907年(明治40年)7月1日 - 九州鉄道が国有化される[3]。
- 1956年(昭和31年)11月19日 - 日田線当駅 - 水町信号場(1962年廃止)間短絡線開通[4]。日田線の旅客列車が当駅経由となる[5]。
- 1960年(昭和35年)4月1日 - 日田線が日田彦山線と改称[4]。
- 1987年(昭和62年)
- 2009年(平成21年)3月1日 - ICカードSUGOCAの利用を開始[7]。
- 2014年(平成26年)12月6日 - 新駅舎(橋上駅舎)使用開始[8]。
- 2015年(平成27年)4月8日 - バス停や駐輪場などのある南口駅前広場が完成[9]。
駅構造
単式ホーム1面1線と島式ホーム2面4線の合計3面5線を有する[1]橋上駅で[8]、互いのホームは跨線橋で連絡している[要出典]。以前は北口側に駅舎のある地上駅だったが[1]2014年12月6日に南北自由通路が完成しそれに接続する形になった[8]。日田彦山線は電化されていないため、5番線の線路には架線が張られていない[1]。
平成28年2月1日現在も、駅舎改修工事・新駅舎建設に向けて、工事を行っている。
業務委託駅で、みどりの窓口がある。自動改札機を備え、SUGOCAが利用可能である。
のりば
1 | ■日豊本線(下り) | 行橋・中津・大分方面 |
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2 | ■日豊本線(下り) | 行橋・中津・大分方面 |
■日田彦山線 | 石原町・田川後藤寺・添田方面 | |
3・4・5 | ■日豊本線(上り) | 小倉・門司港・下関方面 |
利用状況
2014年度の1日平均乗車人員は3,790人である[10]。
乗車人員推移 | |
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年度 | 1日平均人数 |
2000年 | 4,440 |
2001年 | 4,274 |
2002年 | 4,155 |
2003年 | 4,169 |
2004年 | 3,968 |
2005年 | 3,880 |
2006年 | 3,819 |
2007年 | 3,796 |
2008年 | 3,707 |
2009年 | 3,720 |
2010年 | 3,781 |
2011年 | 3,819 |
2012年 | 3,820 |
2013年 | 3,910 |
2014年 | 3,790 |
駅周辺
小倉南区の北端部、小倉北区との区境部にあたる市街地に位置している。周辺には数校の高校が存在するため朝夕の時間帯には通勤客や高校生で非常に賑わう。
- 城野駅(モノレール) 当駅からは徒歩約15分程度(約800m)。
- 福岡県立小倉商業高等学校
- 北九州市立城南中学校
- 北九州市立城野小学校
- 国道10号
- 福岡県警第二機動隊
- 福岡県立小倉南高等学校
- 美萩野女子高等学校
- 小倉日新館中学校
- 美萩野臨床医学専門学校
- 福岡銀行城野支店
- 西日本シティ銀行城野支店
- イオンストア九州株式会社 イオン城野店(旧ダイエー)
- 株式会社サンリブ マルショク重住店
- 小倉自動車学校
- 城野自動車学校
西鉄北方線城野駅前停留場(廃止)
城野駅の前を通る国道10号線が香春街道と交差する城野交差点付近には、かつて西日本鉄道北九州線北方支線(北方線)の城野駅前停留場があった。「駅前」の名称が付けられていたものの城野駅からは約500m離れていた[11]。北方線は当停留場の下り方で日豊本線とアンダークロスしていた[11]。停留場は上下線それぞれに乗降場が設けられていたが、安全地帯はなく乗降場位置の路面上に白線表示が設けられていた。他に上下線間の渡り線があり、朝夕のラッシュ時にはこの渡り線を使用して魚町 - 当停留場間の区間電車が増発された[11]。1980年(昭和55年)11月2日の北方線全廃に伴い、同日付で当停留場も廃止となった。
隣の駅
- 九州旅客鉄道
- 日豊本線
- 日田彦山線(小倉駅 - 当駅間は日豊本線)
その他
- 当駅北側には戦後アメリカ軍にて接収された城野補給基地があり、朝鮮戦争の際この基地が拠点となった。当時駅よりこの基地へ引き込み線が敷設されていたが、その戦争により戦死した兵隊の遺体がこの基地に集められ、この引き込み線を通じて神戸港・横浜港へ搬送されていた[5]。朝鮮戦争後、この基地は陸上自衛隊小倉駐屯地の城野分屯地となり、2008年3月24日付で閉鎖された。その引き込み線も現在その跡さえ残っていない。
脚注
- ^ a b c d e 『週刊JR全駅・全車両基地』第07号、朝日新聞出版、2012年9月23日、23頁。
- ^ 『停車場変遷大事典 国鉄・JR編』JTB 1998年
- ^ a b 今尾恵介(監修)『日本鉄道旅行地図帳』 12 九州 沖縄、新潮社、2009年、58頁。ISBN 978-4-10-790030-2。
- ^ a b 今尾恵介(監修)『日本鉄道旅行地図帳』 12 九州 沖縄、新潮社、2009年、58頁。ISBN 978-4-10-790030-2。
- ^ a b 弓削信夫『福岡県JR全駅』葦書房、1993年10月15日、187-188頁。ISBN 4751205293。
- ^ 『鉄道ジャーナル』第21巻第7号、鉄道ジャーナル社、1987年6月、105頁。
- ^ 交通新聞 (交通新聞社): p. 1. (2009年3月3日)
- ^ a b c “JR城野駅新駅舎等の完成について”
- ^ “JR城野駅南口駅前広場の完成について”
- ^ とうけい北九州 (運輸・通信) JR乗降客人員
- ^ a b c 奈良崎博保 『福岡・北九州 市内電車が走った街 今昔』 JTBパブリッシング、2002年4月、ISBN4-533-04207-4、pp.153-154
関連項目
外部リンク
- 城野駅(駅情報) - 九州旅客鉄道