和田高明

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

これはこのページの過去の版です。122.211.232.146 (会話) による 2020年10月9日 (金) 01:40個人設定で未設定ならUTC)時点の版 (→‎劇場アニメ)であり、現在の版とは大きく異なる場合があります。

和田 高明(わだ たかあき、1964年1月22日 - )は、日本男性アニメーターアニメーション演出家である。神奈川県出身。

略歴・人物

高等学校卒業後、中央大学に入学。同大学のアニメーション研究会で自主アニメ制作に関わる。

卒業後はアートランドに所属し、『銀河英雄伝説』などの動画を担当[1]

その後、アートランドとの方針の違いからイージー・フイルムに移籍し、『おぼっちゃまくん』などを担当。この時に音地正行と知り合い、フィルムマジックに移籍[1]

フィルムマジック時代に原画で参加していた『赤ずきんチャチャ』で演出の桜井弘明に同調する形で毎度の様に枚数制限をオーバーして会社の赤字計上に加担し続けてしまい、会社を倒産に追い込み、それ以降はフリーランス[1]

代表作の『カレイドスター』ではロゼッタの活躍する話数のコンテ・演出・作監を担当。

原画として参加した代表的なものに『劇場版アキハバラ電脳組』のデパートのシーンや『アニメーション制作進行くろみちゃん』がある。特に後者は20カットで3000枚の枚数を使い、同じアニメに関わっていた大地丙太郎渡辺はじめに支払われるはずだった制作費を使ってしまったという逸話がある[2]

参加作品

テレビアニメ

OVA

劇場アニメ

Webアニメ

その他

  • アドベンチャーゲームブック『フォボス内乱』 (表紙イラスト、1991年)
  • 共学驚愕学園 (作画監督・作画、1985年)※ 在学時代の自主制作アニメ
  • ファイナルファンタジーVIII (2Dバトルモーションディレクター、1999年)

脚注

  1. ^ a b c d e f g h WEBアニメスタイル_アニメの作画を語ろう animator interview 和田高明(1)”. WEBアニメスタイル. 2020年7月22日閲覧。
  2. ^ a b c d e f WEBアニメスタイル_アニメの作画を語ろう animator interview 和田高明(2)”. WEBアニメスタイル. 2020年7月22日閲覧。

関連項目

外部リンク