和泉ケーブルネットワーク

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大野市総合情報通信施設 和泉ケーブルネットワーク(いずみケーブルネットワーク)は、福井県大野市による公設公営のケーブルテレビおよびインターネットサービスプロバイダ(ISP)事業である。

概要

局設備を市東部の和泉地区(旧:和泉村)に置き同地区のみをサービス対象としているが、地区内世帯数が300前後と非常に少なく、設置端子数500以上の際に必要となる有線テレビジョン放送施設設置許可(2011年の有線テレビジョン放送法放送法への統合後は有線一般放送事業登録)を要しない、いわゆる届出施設となっている。

福井県にあるケーブルテレビ局では唯一、中部広域圏民放局のテレビ放送再送信を行っているが、これは同市の東隣にある岐阜県郡上市からのアナログテレビ中継波(郡上中継局)を受信したものである。一方、NHK福井放送局と民放の福井放送、福井テレビは地形の関係から近くにある大野中継局ではなく福井市足羽山にある基幹送信所からのアナログ放送波を受信(受信点はともに上大納区)し、ケーブルを通じて本局である和泉支所へ伝送している。一方デジタル放送では既存のアナログ放送受信点では十分な電界強度が得られないため、大野中継局の電波を市内にある大野市役所に設置されているUHF受信アンテナで直接受信し、光ケーブルを通じて本局である和泉支所へ伝送している。

自主放送以外はNHK及び無料の民放のみの再送信であること、契約プランが台数に関わらず戸毎の一律料金であることから、アナログTVチャンネル(BSデジタル放送のアナログ再送信を含む)に関しては暗号化処理を行っておらず、その受信にホームターミナル等の専用機器を要しないことも特徴。

沿革

  • 2005年3月1日 和泉村総合情報通信施設 和泉ケーブルネットワークとして開局。
  • 2005年11月7日 和泉村が大野市へ編入、同市が事業を引き継ぐ。
  • 2009年10月1日 地上デジタル放送の再送信を開始(福井県内の放送局のみ)。

サービスエリア

主な放送チャンネル

地上波系列別再送信局

  • クロスネット局のサブネットは含まない。
NHK-G NHK-E NNS ANN JNN TXN FNS
NHK福井 NHK福井 福井放送 メ~テレ CBCテレビ 福井テレビ

テレビ局

アナログ デジタル 放送局
9 D01(D011) NHK福井総合
3 D02(D021) NHK福井教育
5   CBCテレビ
8   メ~テレ
11 D07(D071) 福井放送
6 D08(D081) 福井テレビ
12   自主放送
1 C35(B101) NHKBS1
  C36(B103) NHKBSプレミアム
47 C37(B141~143) BS日テレ
49 C38(B151~153) BS朝日
51 C39(B161~163) BS-TBS
10 C40(B171~173) BSジャパン
53 C41(B181~183) BSフジ
  • 中京テレビ放送(CTV)、東海テレビ放送(THK)、岐阜放送(GBS)は再送信していない。前者二者は系列局があるためであるが、岐阜放送独立UHF局であり、テレビ東京の番組を中心に放送しているので番組があまり重複していない。
  • BSデジタル放送チャンネルのデジタル受信にはセットトップボックス(STB)の購入が必要。
  • BSの有料放送(WOWOWスター・チャンネル)、CS放送(110度CSを含む)のサービスの予定はないためこれらの放送を視聴する場合は専用のパラボラアンテナとデジタルチューナー内蔵テレビまたは外付けのデジタルチューナーが必要。
  • 地上デジタルテレビジョン放送の再送信は福井県内の放送局のみとなり、中京広域圏局は中部日本放送(CBC)、メ~テレを含めて民放連が地上デジタル放送の区域外再放送を認めないという方針があるため行われない。したがってデジタルTVで中京広域圏局を視聴したい場合は超高性能アンテナによる直接受信をしなければならなくなっている。しかし、北陸地方で北陸朝日放送富山県と福井県で、北陸放送も福井県でそれぞれデジタルによる再送信を認めていることから、同意が得られれば両局の再送信が認められる可能性がある。これが実現すると将来CBCやメ~テレが見られなくてもJNN・ANN系列局が見られなくなる事態は避けられることになるが、実現する見通しは未だに立っていない。そのため、実現しない場合はアナログ放送終了と同時にJNN・ANN系列局の再送信も終了することになる。なお、福井県で地上デジタル放送の区域外再放送の行なわれないケーブルテレビ局では唯一当局のみである。

音声告知放送

  • 定時放送 週2回
  • 臨時放送 災害および行事変更等の情報告知

インターネット事業

外部リンク