呉竹の台

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呉竹の台(くれたけのだい)は、清涼殿の東庭の北寄りの、呉竹を植えた所である。

概要[編集]

呉竹とはハチクである。 ハチクを井桁のような四角の籬垣(ませがき)の中に植え込んだものである。

その位置は、清涼殿額間の北の間の通り、仁寿殿の西方である。 「禁秘抄」には、「呉竹 架(ませ)」とあり、また『枕草子』には、「竹のませ」とある。 天徳年間、内匠寮が作り、のちに木工寮が掌った。