名倉淑子

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名倉 淑子(なくら よしこ、1945年 9月7日 - )は、日本ヴァイオリニスト東京クヮルテット創立メンバー。 水戸室内管弦楽団、及びサイトウ・キネン・オーケストラ団員、フェリス女学院大学音楽学部教授、 桐朋学園大学講師。

経歴

新潟県出身。桐朋女子高等学校音楽科、桐朋学園大学音楽学部にて、斉藤秀雄らに師事。共に首席で卒業。

ジュリアード音楽院に留学し、在学中の1969年に、桐朋学園時代の仲間達と、東京クヮルテットを結成。ジュリアード弦楽四重奏団に教えを受け、1970年、ミュンヘン国際コンクール弦楽四重奏部門、アメリカのコールマン・コンクールで優勝。これにより世界から注目を浴び、東京クヮルテットのメンバーとして世界各地を演奏旅行を敢行し、数々の国際フェスティバルに出演、ドイツグラモフォンでのレコーディング等で活躍した。[1]

1974年、東京クヮルテットを脱退し、ベルギーに移るも、1年でアメリカに戻り、ソリストとして本格的な活動を開始。

1977年よりドイツのハンブルクに居を移し、ハンブルク・コンセルバトワールで後進の指導に当たる。1981年よりバンベルク交響楽団のゲストコンサートマスターに就任。同時にバンベルグ弦楽五重奏団のメンバーとしても活躍。

1988年帰国。ヨーロッパで活躍する音楽家達で結成されたニッポン・オクテットのメンバーとして、又、 水戸室内管弦楽団、及びサイトウ・キネン・オーケストラのメンバーとして活躍している。[1]

脚注

  1. ^ a b [1]