古都
古都(こと)とは、ある国における古くからの都、または昔に都がおかれていた場所のことである。
上記の意味が転じて、現在では歴史的建造物などが残されている場所を古都として概念的に呼称している場合も多い。(慶州市・西安・ナポリ・ヴェネツィア・鎌倉・金沢など)、多くは観光地となっている。
日本での法律による古都の定義
日本の法律において「古都」は定義されていない。しかし、「古都保存法(古都における歴史的風土の保存に関する特別措置法)」という政令では、京都市、奈良市、鎌倉市、天理市、橿原市、桜井市、斑鳩町、明日香村、逗子市及び大津市が施行の対象と定められている。これは住環境保全運動が制定の契機となった法律で、施行の対象を通念としての「古都」に限定するものではない。
古都と称されている都市の例
ヨーロッパ
ドイツ
他、各領邦国家の宮城所在地
フランス
スペイン
イタリア
ポーランド
ハンガリー
モンテネグロ
- ツェティニェ(2006年の独立後、憲法上は首都となった)
ルーマニア
ブルガリア
マケドニア共和国
トルコ
ウクライナ
ロシア
プロイセン
北欧
アジア
台湾
中華人民共和国
など
日本
- 京都市(平安京)
- 長岡京市・向日市(長岡京)
- 木津川市(恭仁京)
- 大津市(近江宮)
- 甲賀市(紫香楽宮)
- 奈良市(平城京)
- 橿原市(藤原京)
- 明日香村(飛鳥)
- 大阪市(難波宮、難波京)
- 神戸市(福原京)
- 平泉町(平泉、奥州藤原氏の都)
- 鎌倉市(鎌倉幕府所在地)
- 那覇市(首里、琉球王国の都)