古沢良太

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こさわ りょうた
古沢 良太
プロフィール
誕生日 (1973-08-06) 1973年8月6日(50歳)
出身地 日本の旗 日本神奈川県厚木市
主な作品
テレビドラマゴンゾウ 伝説の刑事
外事警察
相棒
鈴木先生
リーガル・ハイ
デート〜恋とはどんなものかしら〜
コンフィデンスマンJP
どうする家康
映画ALWAYS 三丁目の夕日』シリーズ
キサラギ
探偵はBARにいる』シリーズ
コンフィデンスマンJP』シリーズ
アニメGREAT PRETENDER
映画ドラえもん のび太と空の理想郷
受賞
第2回テレビ朝日21世紀新人シナリオ大賞
アシ!
日本アカデミー賞
第29回最優秀脚本賞
ALWAYS 三丁目の夕日
第35回 優秀脚本賞
探偵はBARにいる
第27回向田邦子賞
ゴンゾウ 伝説の刑事
日本民間放送連盟賞
テレビドラマ番組部門 優秀賞
相棒 season5』 第11話「バベルの塔」
テレビドラマ番組部門 最優秀賞
鈴木先生
第24回橋田賞
デート〜恋とはどんなものかしら〜
受賞歴参照
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古沢 良太(こさわ りょうた、1973年8月6日 - )は、日本脚本家戯曲家イラストレーター神奈川県厚木市出身[1]東海大学文学部日本文学科卒業[1]

略歴・人物[編集]

2002年、28歳の時に[2]アシ!』で第2回テレビ朝日21世紀新人シナリオ大賞を受賞しデビュー。

2016年にはデータニュース社によるテレビ視聴アンケート「テレビウォッチャー」(対象3000人)において、2012年4月以降に放送されたテレビドラマの脚本家別満足度ランキングで、『リーガル・ハイ』シリーズや『デート〜恋とはどんなものかしら〜』が高満足度基準の3.7を上回る高数値を記録し、“高満足度脚本家”1位となった[3]

古沢自身は無口で、人と話をするのが苦手である[2]。既婚者で、2児の父[2]

少年時代は漫画家志望で[4]、1992年には集英社の漫画新人賞・手塚賞に応募し準入選になったこともある。手塚治虫が漫画家を目指す若者に「漫画だけじゃなく映画も観なさい」と助言していたと知り、名作映画を数々観て学んでいるうちに脚本に興味を持つようになった[5]。そのため、脚本を執筆する際は、誰にも見せることはないが映像をイメージしてスケッチブックに画を描くという[6]

主な脚本作品[編集]

古沢オリジナル脚本は太字

実写映画[編集]

テレビドラマ[編集]

  • アシ!(2002年、テレビ朝日)
  • 動物のお医者さん 第3話、第5話、第7話、第8話、最終話Bパート(2003年、テレビ朝日)
  • 相棒シリーズ(2005年 - 、テレビ朝日・東映)
    • season4(2005年 - 2006年) - 第2話、第8話、第10話、第16話、第19話
    • season5(2006年 - 2007年) - 第2話、第7話、第11話、第16話
    • season6(2008年) - 第11話、第12話
    • season7(2009年) - 第15話
    • season8(2010年) - 第18話
    • season9(2011年) - 第10話
    • season10(2012年) - 第12話
    • season11(2013年) - 第18話
    • season12(2014年) - 第18話
  • 警視庁捜査一課9係 season1 第8話(2006年、テレビ朝日・東映)
  • おいしいごはん 鎌倉・春日井米店(2007年、テレビ朝日・石原プロモーション)
  • 土曜ワイド劇場変装捜査官・麻生ゆき3」(2007年、テレビ朝日・共同テレビ)
  • ゴンゾウ 伝説の刑事(2008年、テレビ朝日・東映)
  • 外事警察(2009年、NHK総合・NHKエンタープライズ)
  • 鈴木先生(2011年、テレビ東京・アスミック・エース)
    • 鈴木先生の結婚報告〜待望の休暇も心の汗が止まらないッ!〜(2013年)
  • リーガル・ハイ(2012年、フジテレビ・共同テレビ)
    • リーガル・ハイ スペシャル(2013年)
    • リーガルハイ(第2期)(2013年、フジテレビ)※挿入歌作詞・おやじいぬキャラクターデザインも担当
    • リーガルハイ スペシャル(2014年)
  • デート〜恋とはどんなものかしら〜(2015年、フジテレビ・共同テレビ) -
    • デート〜恋とはどんなものかしら〜2015夏 秘湯(2015年)
  • コンフィデンスマンJP(2018年、フジテレビ)[8]
    • コンフィデンスマンIG(2019年)
    • コンフィデンスマンJP 運勢編(2019年)
    • コンフィデンスマンMC(2020年)
  • 大河ドラマ (NHK)

配信ドラマ[編集]

人形劇[編集]

舞台[編集]

  • ホイサッサ!(2002年、48BLUES)
  • キサラギ(2003年、48BLUES)※映画『キサラギ』はこの舞台を映画用に再構成したもの
  • voice4 テレアサ戦隊アナレンジャー SHOW MUST GO ON(2004年、テレ朝アナウンサー総出演の舞台)
  • voice5リターンズ 愛のテレ朝内閣(2006年、同上)
  • 幻蝶(2012年、シアタークリエ
  • 趣味の部屋(2013年、2015年、PARCO劇場
  • 悪童(2015年、TEAM NACS第15回公演)
  • 音楽劇「GREAT PRETENDER グレートプリテンダー」(2021年、監修)

テレビアニメ[編集]

劇場アニメ[編集]

Webアニメ[編集]

書籍[編集]

小説[編集]

  • おいしいごはん 鎌倉・春日井米店(2007年12月 角川書店
  • 小説版 スキャナー 記憶のカケラをよむ男(2016年3月 集英社文庫[13]

シナリオ集[編集]

  • キサラギ シナリオ版(2008年2月 白水社

漫画[編集]

  • ネコの手は借りません。(2017年3月 - 6月 「cakes」連載)[4]

受賞歴[編集]

脚注[編集]

  1. ^ a b 大倉明 (2012年7月25日). “【古沢良太】新しいことやって視聴率とりたい!「リーガル・ハイ」大ヒット”. ZAKZAK. 産経デジタル. 2014年11月28日閲覧。
  2. ^ a b c 古沢良太(脚本家)”. 情熱大陸. 毎日放送. 2014年11月28日閲覧。
  3. ^ “俳優よりも脚本 テレビドラマ 視聴者が満足する脚本家ベスト3”. Sponichi Annex. (2016年5月31日). https://www.sponichi.co.jp/entertainment/news/2016/05/31/kiji/K20160531012689040.html 2016年6月1日閲覧。 
  4. ^ a b c d 古沢良太(インタビュー)「古沢良太氏が語るオリジナル脚本術「おもしろい!という最初のイメージが大事」」『オリコン』、2017年10月9日https://www.oricon.co.jp/confidence/special/50277/2017年10月21日閲覧 
  5. ^ 古沢良太(インタビュー)「YJ×脚本家スペシャルインタビューvol.1 古沢良太」『となりのヤングジャンプ』、週刊ヤングジャンプ編集部、2020年9月17日https://tonarinoyj.jp/article/entry/2020/09/17/0000002022年5月13日閲覧 
  6. ^ a b 古沢良太(インタビュアー:Naoki Kurozu)「【インタビュー】「時代を読まない」マーケティング! 人気脚本家・古沢良太が見据えるクリエイターの未来」『cinemacafe.net』、2017年10月19日https://www.cinemacafe.net/article/2017/10/19/53338.html2017年10月21日閲覧 
  7. ^ “木村拓哉&綾瀬はるか“東映70周年映画”で初夫婦役 総製作費”20億円“の超大作”. ORICON NEWS (oricon ME). (2022年6月21日). https://www.oricon.co.jp/news/2239384/full/ 2022年6月21日閲覧。 
  8. ^ 古沢良太(インタビュアー:中島優)「テレビ屋の声 第25回『コンフィデンスマンJP』脚本・古沢良太氏、テンションが上がるドラマに」『マイナビニュース』、2018年4月8日https://news.mynavi.jp/article/tvyanokoe-25/2018年4月13日閲覧 
  9. ^ 信長役に岡田准一さん 再来年大河「どうする家康」”. 産経ニュース (2021年11月29日). 2021年11月29日閲覧。
  10. ^ Amazon Prime Videoで「風雲!たけし城」復活など発表。戦略説明会開催”. 映PHILE WEB. 音元出版 (2022年3月30日). 2022年3月30日閲覧。
  11. ^ "『映画ドラえもん』脚本家・古沢良太氏が初参戦 空に浮かぶ理想郷が舞台". ORICON NEWS. 2022年7月6日. 2022年7月6日閲覧
  12. ^ 「GREAT PRETENDER」続編のPV公開、小松由佳や武内駿輔らメインキャストも」『コミックナタリー』ナターシャ、2023年12月19日。2024年1月31日閲覧。
  13. ^ 人気脚本家・古沢良太が初の小説執筆!映画「スキャナー」を小説化”. 映画.com (2016年3月22日). 2016年3月27日閲覧。
  14. ^ 佐藤健と鈴木亮平を橋田壽賀子が絶賛「ファンになりました」「真面目な人!」”. 映画ナタリー (2016年5月10日). 2016年5月10日閲覧。

外部リンク[編集]