南新宿駅

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南新宿駅
高架下にある駅入口(2019年9月28日)
みなみしんじゅく
Minami-Shinjuku
OH 01 新宿 (0.8 km)
(0.7 km) 参宮橋 OH 03
地図
所在地 東京都渋谷区代々木二丁目29番16号
北緯35度41分0.5秒 東経139度41分54.7秒 / 北緯35.683472度 東経139.698528度 / 35.683472; 139.698528座標: 北緯35度41分0.5秒 東経139度41分54.7秒 / 北緯35.683472度 東経139.698528度 / 35.683472; 139.698528
駅番号 OH02
所属事業者 小田急電鉄
所属路線 小田原線
キロ程 0.8 km(新宿起点)
駅構造 地上駅
ホーム 2面2線
乗降人員
-統計年度-
3,153人/日
-2020年-
開業年月日 1927年昭和2年)4月1日
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南新宿駅
配線図

新宿駅

2 1


STRg STRf
STR+BSr STR+BSl BUILDINGl
STR+BSr STR+BSl
STR+BSr STR+BSl
STRg STRf

参宮橋駅

改札口
(2019年9月29日)
駅舎
(2015年5月5日)
駅構内(左側より1番、2番ホーム)
(2008年3月7日)
2番ホームよりNTTドコモ代々木ビルを望む(2007年7月27日)

南新宿駅(みなみしんじゅくえき)は、東京都渋谷区代々木二丁目にある、小田急電鉄小田原線である。駅番号OH 02

歴史

当駅が現在の位置に置かれたのは、隣接する新宿駅の拡張工事が1967年(昭和42年)に完了したときからである。駅はそれ以前、現在の位置よりも新宿駅寄り、現行の小田急線の新宿駅地下ホームからの線路が地上ホームからの線路と合流する踏切(新宿1号踏切)からその次の旧小田急本社(現在の小田急南新宿ビル)前の踏切(新宿2号踏切)にかけての地点に設置されていた。同地には新宿駅地上ホームへの線路と地下ホームへの線路との分岐器を設置したため、昔の駅の痕跡はほとんどみられず、わずかに踏切脇に当時の駅舎の土台部分のコンクリート跡が残る程度である。

  • 1927年昭和2年)4月1日 - 千駄ヶ谷新田駅(「千田ヶ谷新田」という表記もみられる[1])として開業[2]。駅名は当時の駅所在地の地名に由来する。
  • 1937年(昭和12年)7月1日 - 小田急本社前駅に改称[2]。小田原急行鉄道の本社が駅前にあることから。
  • 1942年(昭和17年)5月1日 - 当時の小田急電鉄が当時の東京横浜電鉄等と合併し東京急行電鉄(大東急)となったことから[3]南新宿駅に改称[2]
  • 1945年(昭和20年)5月26日 - 前日の夜からのアメリカ軍による東京大空襲(山の手大空襲)で、本社事務所(現在の小田急南新宿ビル)と新宿駅甲州口が焼失、新宿 - 南新宿間が不通となったため、数日間、全列車が当駅止まりとなる。
  • 1973年(昭和48年)12月21日 - 参宮橋方に150m移転し、現在地に開業[2]
  • 2012年平成24年)2月 - ホーム有効長を10両対応とする工事が完了[4]
  • 2019年(平成31年)3月16日 - ダイヤ改正により、新たに10両編成の各駅停車が停車するようになる。

駅構造

相対式ホーム2面2線を有する地上駅である。

2009年(平成21年)5月から駅の改良工事を実施しており、エレベーターの新設やトイレの改修などが施工された。2012年(平成24年)2月に、各駅停車の10両編成化に対応するためのホーム有効長の延伸工事が完了した[4]。延伸部分は立入禁止の仕切りによって閉鎖していたが、2019年3月16日ダイヤ改正より10両編成の各駅停車が設定され、延伸部分の供用を開始した。

のりば

海側(南側)から下表の通り。

南新宿駅プラットホーム
ホーム 路線 方向 行先
1 OH 小田原線 下り 小田原箱根湯本藤沢片瀬江ノ島方面
2 上り 新宿方面

(出典:小田急電鉄:駅構内図

駅構内設備

  • エレベーター
  • 各ホームから改札への階段は8両編成の5号車付近にそれぞれ1か所ある。
  • トイレとATM横浜銀行)は下りホームの新宿寄りにある。
  • かつては改札内コンコースに忘れ物取扱所として「南新宿遺失物センター」が併設されていたが、2006年3月に経堂駅に移設された。

利用状況

2020年(令和2年)度の乗降人員3,153人である[5]。小田急電鉄の江ノ島線や多摩線を合わせた全70駅中で最下位の70位と一番少ない駅である。2016年度に一度最下位となったことはあるが、最近まで現在69位の足柄駅を上回っていた。しかし、昨今の社会的影響もあり、再度足柄駅を下回った。

当駅は、乗車人員が小田急線内で一番少ないのに関わらず、新宿駅の隣とあり、1時間あたり各駅停車が上下6本程度運行されているため、現在69位の足柄駅より本数は多い。

また、新宿駅と目と鼻の先で徒歩圏内、かつ500mほど離れた代々木駅からは山手線中央総武線が運行されており、千代田区中央区などの東京都心部や渋谷池袋方面などに乗り換え無しで行けるなど、近距離に利便性の高い駅がある関係からか、東京23区内では利用者数の少ない鉄道駅の一つとなっている。

年度別1日平均乗降・乗車人員[6]
年度 1日平均
乗降人員[7]
1日平均
乗車人員[8]
出典
1972年(昭和47年) [9]5,114
1982年(昭和57年) [10]7,625
1985年(昭和60年) [11]8,888
1989年(平成元年) [12]8,447
1990年(平成02年) 2,874 [* 1]
1991年(平成03年) 2,770 [* 2]
1992年(平成04年) 2,715 [* 3]
1993年(平成05年) 2,732 [* 4]
1994年(平成06年) 2,512 [* 5]
1995年(平成07年) 2,366 [* 6]
1996年(平成08年) 2,255 [* 7]
1997年(平成09年) 2,137 [* 8]
1998年(平成10年) [13]5,412 2,033 [* 9]
1999年(平成11年) 1,962 [* 10]
2000年(平成12年) 1,871 [* 11]
2001年(平成13年) 1,981 [* 12]
2002年(平成14年) 4,565 2,027 [* 13]
2003年(平成15年) 4,315 1,899 [* 14]
2004年(平成16年) 4,178 1,726 [* 15]
2005年(平成17年) 3,863 1,573 [* 16]
2006年(平成18年) 3,965 1,625 [* 17]
2007年(平成19年) 4,124 1,727 [* 18]
2008年(平成20年) 3,803 1,575 [* 19]
2009年(平成21年) 3,667 1,515 [* 20]
2010年(平成22年) 3,665 1,532 [* 21]
2011年(平成23年) 3,676 1,549 [* 22]
2012年(平成24年) 3,688 1,562 [* 23]
2013年(平成25年) 3,850 1,622 [* 24]
2014年(平成26年) 3,788 1,638 [* 25]
2015年(平成27年) 3,815 1,658 [* 26]
2016年(平成28年) 3,782 1,649 [* 27]
2017年(平成29年) 4,024 1,781 [* 28]
2018年(平成30年) 4,023 1,803 [* 29]
2019年(令和元年) 3,977 1,795 [* 30]
2020年(令和02年) 3,153

駅周辺

当駅の近くに建つ小田急南新宿ビルは、小田急電鉄の旧本社社屋(2018年6月)。
当駅付近から望む代々木二丁目の高層ビル群。手前の架線は小田急線のもの、その後ろの低層の建物が小田急南新宿ビル(2007年11月)。

バス路線

最寄りのバス停留所は、ハチ公バス神宮の杜ルート(フジエクスプレスが運行)の代々木一丁目である。

隣の駅

小田急電鉄
OH 小田原線
快速急行・通勤急行・急行
通過
各駅停車
新宿駅 (OH 01) - 南新宿駅 (OH 02) - 参宮橋駅 (OH 03)

なお、1927年4月1日の小田急小田原線開業時から1946年5月31日まで、当駅と参宮橋駅との間に山谷駅が存在した。

脚注

  1. ^ 綱島定治 『ポケット大東京案内』 地人社/竹田弘文堂 昭和6年発行
  2. ^ a b c d 生方良雄『小田急の駅 今昔・昭和の面影』JTBパブリッシング、2010年2月1日。ISBN 9784533075629 
  3. ^ その後、各会社に分離された後も、小田急本社は新宿駅西口駅前に移転したため、駅名が「小田急本社前」に戻ることはなかった
  4. ^ a b 第91期のご報告(2011年4月1日から2012年3月31日まで)” (pdf). 小田急電鉄. p. 9. 2015年1月3日閲覧。
  5. ^ 1日平均駅別乗降人員 - 小田急電鉄
  6. ^ 渋谷区勢概要 - 渋谷区
  7. ^ レポート - 関東交通広告協議会
  8. ^ 東京都統計年鑑 - 東京都
  9. ^ 『首都圏沿線ガイド1 小田急線各駅停車』(椿書院・1973年)p21
  10. ^ 『日本の私鉄5 小田急』(保育社・1985年重版)p145
  11. ^ 『小田急 車両と駅の60年』(大正出版・1987年6月1日)p150
  12. ^ 鉄道ピクトリアル』通巻546号「特集・小田急電鉄」(電気車研究会・1991年7月臨時増刊号)p17
  13. ^ 鉄道ピクトリアル』通巻679号「特集・小田急電鉄」(電気車研究会・1999年12月臨時増刊号)p29
  14. ^ 小田急電鉄株式会社の情報国税庁法人番号公表サイト)

出典

東京都統計年鑑

関連項目

外部リンク