十勝オホーツク自動車道
高速自動車国道 (無料(新直轄方式)) | |
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十勝オホーツク自動車道 | |
路線延長 | 89.3km |
開通年 | 2013年 - |
起点 | 足寄IC |
主な 経由都市 |
足寄町、陸別町、訓子府町、北見市 |
終点 | 北見東IC |
接続する 主な道路 (記法) |
記事参照 |
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十勝オホーツク自動車道(とかちオホーツクじどうしゃどう)は、北海道足寄郡足寄町の足寄ICから北見市の北見東ICに至る高速道路である[1]。 略称は十勝オホーツク道[2]。
全長89.3kmのうち北見西ICから北見東IC間の10.3kmについては、当道路に並行する一般国道自動車専用道路(A'路線)の北見道路として整備・供用されている。 将来的には、隣接する道東自動車道(本別JCT - 足寄IC間)や美幌バイパス(美幌町 - 大空町間)と一体的に運用される見込で、これにより文字通り十勝圏とオホーツク圏とを連絡する広域ネットワークが形成される予定である。
概要
国土開発幹線自動車道の路線名は北海道横断自動車道網走線、高速自動車国道の路線名は北海道横断自動車道黒松内北見線である。全区間が新直轄方式で国土交通省北海道開発局により整備・管理されており、開通済みの区間は無料で通行できる。
1966年7月には国土開発幹線自動車道建設法により、小樽市から北見市までが北海道横断自動車道北見線の予定路線とされた。しかしながら、戦後3位の長期政権となった小泉政権の勧める“聖域なき構造改革”の大号令の下で2000年頃をピークに全国的に公共事業費が削減の一途を辿ると、北海道横断自動車道網走線も例外ではなかった。 2006年2月7日に国土開発幹線自動車道建設会議では、陸別町の救急患者の約4割が北見市内の医療機関に搬送されている実情を考慮し[3]山間部を避けて大きく迂回している国道242号の代替路として陸別町小利別 - 北見間を緊急に整備すべき区間としたものの、残る足寄 - 陸別町小利別間(約51km)については当面着工しない抜本的見直し区間とされ、この区間は暗礁に乗り上げる事となった[註 1]
事業が継続された陸別町小利別 - 北見間のうち訓子府IC - 北見西IC間(約12km)については2015年11月に供用。陸別町小利別 - 訓子府IC間(約16km)も翌2016年度内の供用見込としているが、2014年末から2015年春にかけての大雪の影響により工事が遅延した関係で北海道開発局は開通時期の延期も示唆している[3]。
一方、抜本的見直し区間とされた足寄 - 陸別町小利別間については2014年8月8日に整備計画の変更により、うち陸別町陸別 - 陸別町小利別間(約20km)の建設凍結が解除され当面着工しない区間は足寄町 - 陸別町陸別間(約31km)に縮小された[4]。足寄町 - 陸別町陸別間についても北海道開発局では、インバウンド特需によりレンタカーで道内全域を周遊する外国人観光客が増加している状況を踏まえ、「整備の重要性は高まっている」として早期の事業再開を目指す方針を示している[3]。これに対し沿線自治体や経済団体は引き続き同区間の整備を要望するものの、北見市側から女満別空港へのアクセスを重視した北見道路と美幌バイパスとを結ぶ端野町川向 ― 美幌町高野間(約20km)の整備がより現実的として、こちらを優先的に国に働き掛ける事としている[3]。
通過市町村
接続する高速道路
インターチェンジなど
IC 番号 |
施設名 | 接続路線名 | 起点から の距離 |
備考 | 所在地 | |
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道東自動車道 | ||||||
1 | 足寄IC | 国道242号・国道274号 | 13.2 | 十勝総合振興局 | 足寄郡足寄町 | |
未着工区間 | ||||||
- | 陸別IC | 国道242号 | 事業中[5] | 十勝総合振興局 | 足寄郡陸別町 | |
- | 陸別町小利別 | 国道242号 | 64.1 | 2016年度開通予定[6] | ||
- | 訓子府IC | 道道143号北見白糠線 | 80.1 | オホーツク総合振興局 | 常呂郡訓子府町 | |
- | 北見西IC | 道道50号北見置戸線 | 92.1 | 北見市 | ||
- | 北見北上IC | 道道27号北見津別線 | 93.1 | |||
- | 北見中央IC | 道道217号北見美幌線 | 97.4 | |||
- | 北見川東IC | 北見市道川東東6号道路 | 10.2 | |||
- | 北見東IC | 道道1024号川向端野線 | 102.4 | |||
国道39号美幌バイパス・網走市方面 |
- 足寄IC - 陸別IC間は抜本的見直し区間のうち当面着工しない区間とされ当面は国道242号を活用するとされている。
沿革
- 1966年(昭和41年)
- 7月1日:北海道横断自動車道として、国幹道の予定路線とされる。
- 北見線: (小樽市 - )北海道足寄郡足寄町附近 - 北見市
- 7月1日:北海道横断自動車道として、国幹道の予定路線とされる。
- 2003年(平成15年)
- 2006年(平成18年)
- 2月7日:第2回国土開発幹線自動車道建設会議、陸別町小利別 - 北見間を緊急に整備すべき区間として取り扱われる。
- 2013年(平成25年)
- 2014年(平成26年)
- 8月8日:陸別町陸別 - 陸別町小利別間の建設凍結を解除。
- 2015年(平成27年)
開通予定年度
脚注
注釈
出典
- ^ a b “十勝オホーツク自動車道 足寄〜北見間「訓子府IC〜北見西IC」<通行無料>が開通します 〜オホーツクの観光振興・安心安全・地域産業に貢献します〜” (PDF). 国土交通省北海道開発局 網走開発建設部 (2015年10月13日). 2015年10月16日閲覧。
- ^ “道路交通情報Now!!”. 日本道路交通情報センター. 2015年11月21日閲覧。
- ^ a b c d “道横断道、足寄延伸は不透明 道開発予算、端野―美幌整備を重視”. 北海道新聞 (北海道新聞社). (2015年12月23日)
- ^ “北海道縦貫自動車道(士別市多寄町〜名寄市)等の 事業の再開について” (PDF). 国土交通省北海道開発局道路部 (2014年8月8日). 2014年8月24日閲覧。
- ^ 北海道横断自動車道 足寄~北見 再評価原案準備書説明資料 (PDF) - 北海道開発局 2009年3月16日
- ^ a b “平成27年度予算を踏まえた道路事業の見通しについて” (PDF). 国土交通省道路局. 2015年8月8日閲覧。
- ^ “平成27年度北海道開発局関係予算について” (PDF). 国土交通省北海道開発局 (2015年4月9日). 2015年5月5日閲覧。
- ^ “農産輸送の効率化期待、横断道・訓子府―北見西が開通 十勝接続は依然不透明”. 北海道新聞. (2015年11月10日) 2015年11月23日閲覧。
- ^ 平成25年度 北海道における事業計画(H25年4月) (PDF) (北海道開発局2013年4月16日付資料、同年5月20日閲覧)
- ^ “北海道開発局が取り組んでいる主な道路事業の進捗状況” (PDF). 国土交通省北海道開発局 (2015年11月10日). 2015年11月23日閲覧。
- ^ “開通時期遅れも 道横断道陸別小利別-訓子府間”. 十勝毎日新聞. (2015年11月11日) 2015年11月23日閲覧。
関連項目
- 北海道ちほく高原鉄道ふるさと銀河線 - 本道路とほぼ並行していたが、本道路開通前の2006年4月21日に廃止
- ミッシングリンク (日本の高速道路)