北代美和子

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(きただい みわこ、1953年12月17日[1] -)は、日本の翻訳家推理小説作家。 別筆名に山崎 純(やまざき じゅん)。

略歴[編集]

東京都生まれ。1978年、上智大学大学院外国語学研究科言語学専攻修士課程修了。文学修士

『シャルロット・ペリアン自伝』、ジャン・ルオー『名誉の戦場』など、翻訳多数。

著書[編集]

翻訳[編集]

  • 『オン・ボクシング』(ジョイス・キャロル・オーツ中央公論社) 1988
  • キキ モンパルナスの恋人』(ルー・モルガール、河出書房新社)1989
  • 『食卓の歴史』(スティーブン・メネル、中央公論社) 1989
  • ジョルジュ・サンド 木靴をはいて月をとろうとした夢想者』(ユゲット・ブシャルドー、河出書房新社) 1991
  • フリーダ・カーロ 痛みの絵筆』(マルタ・ザモーラ、マリリン・ソード・スミス編、リブロポート) 1991
  • 愛人 フォト・ロマン』(ジャン=ジャック・アノーエッセイ、ブノワ・バルビエ写真、河出書房新社) 1992
  • ドラキュラホームズジョイス 文学と社会』(フランコ・モレッティ植松みどり,河内惠子,橋本順一,林完枝,本橋哲也共訳、新評論) 1992
  • 『タンジール、海のざわめき』(ダニエル・ロンドー、河出書房新社) 1993
  • サッカー戦争』(リシャルト・カプシチンスキ、中央公論社) 1993
  • 『アントニエッタ、愛の響き』(ジョン・ハーシー白水社) 1993
  • 『フーリガン戦記』(ビル・ビュフォード、白水社) 1994
  • 『名誉の戦場』(ジャン・ルオー、新潮社) 1994、のち『アデン、アラビア / 名誉の戦場』(池澤夏樹編、河出書房新社、世界文学全集) 2009に所収
  • 『ブルゴーニュの食卓から』(M・F・K・フィッシャー、晶文社) 1995
  • 『黒いヴェール 写真の父母をわたしは知らない』(アニー・デュプレー、文芸春秋) 1996
  • 『イタリア式料理の知恵』(アンジェロ・ペッレグリーニ、晶文社) 1996
  • 『イタリアの夢の館』(リーサ・セイント・オービン・ドゥ・テラン、河出書房新社) 1996
  • 『ルイーズ ルイーズ・ド・ヴィルモランの生涯』(ジャン・ボトレル東京創元社) 1997
  • 『名前が語るお菓子の歴史』(ニナ・バルビエ,エマニュエル・ペレ、白水社) 1999
  • ピカソと過ごしたある日の午後 コクトーが撮った29枚の写真』(ビリー・クルーヴァー、白水社) 1999
  • 『キキ 裸の回想』(ビリー・クルーヴァー,ジュリー・マーティン編、白水社) 2000
  • 届かなかった手紙』(クレスマン・テイラー、文藝春秋) 2001
  • 『バルテュスとの対話』(バルテュス、コスタンツォ・コスタンティーニ編、白水社) 2003
  • 『ふたりのトスカーナ』 (ロレンツァ・マッツェッティ、竹書房、竹書房文庫) 2003
  • 『狂熱のシーズン ヴェローナFCを追いかけて』(ティム・パークス、白水社) 2003
  • 『すべての小さきもののために』(ウォーカー・ハミルトン、河出書房新社) 2004
  • 『シルヴィア』(ケイト・モーゼス、ランダムハウス講談社) 2004
  • 『野生のしらべ』(エレーヌ・グリモー、ランダムハウス講談社) 2004
  • 『極上のイタリア食材を求めて』(ウィリアム・ブラック、白水社) 2005
  • 『食の歴史』全3巻(J-L.フランドラン, M・モンタナーリ編、宮原信共監訳、藤原書店) 2006
  • 『小鳥はいつ歌をうたう』(ドミニク・メナール、河出書房新社) 2006
  • 『メディチ・マネー ルネサンス芸術を生んだ金融ビジネス』(ティム・パークス、白水社) 2007
  • 『厨房の奇人たち 熱血イタリアン修行記』(ビル・ビュフォード、白水社) 2008
  • 『シャルロット・ペリアン自伝』(シャルロット・ペリアンみすず書房) 2009
  • 『アンダルシアの肩かけ』(エルサ・モランテ、河出書房新社) 2009
  • 『戦場からスクープ! 戦争報道に生きた三十年』(マーティン・フレッチャー、白水社) 2010
  • 『ウイスキー・ドリーム アイラ島シングルモルトに賭けた男たち』(スチュアート・リヴァンス、白水社) 2011
  • 『パリ解放 1944 - 49』(アントニー・ビーヴァー,アーテミス・クーパー、白水社) 2012
  • 『シャンパーニュの帝国 ヴーヴ・クリコという女の物語』(ティラー・J・マッツエオ、中央公論新社) 2012
  • 『私はなぜ書くのか』(マルグリット・デュラス、レオポルディーナ・パッロッタ・デッラ・トッレ聞き手、河出書房新社) 2014
  • エカチェリーナ大帝 ある女の肖像』(ロバート・K・マッシー、白水社) 2014
  • 『105歳の料理人ローズの愛と笑いと復讐』(フランツ=オリヴィエ・ジズベール、河出書房新社) 2015
  • 『嘘と魔法』(エルサ・モランテ、河出書房新社、須賀敦子の本棚4 - 5) 2018
  • 『石を聴く イサム・ノグチの芸術と生涯』(ヘイデン・ヘレーラ、みすず書房) 2018
  • 『イサム・ノグチ エッセイ』(イサム・ノグチ、みすず書房) 2018
  • ジョヴァンニ・バッティスタ・シドティ 使命に殉じた禁教下最後の宣教師』(マリオ・トルチヴィア、筒井砂共訳、髙祖敏明監訳、教文館、キリシタン文化研究29) 2019
  • 『ラグビーの世界史 楕円球をめぐる二百年』(トニー・コリンズ、白水社) 2019
  • シャルル・ドゴール伝』上・下(ジュリアン・ジャクソン、白水社) 2022

脚注[編集]

  1. ^ 『文藝年鑑』2016