加須屋誠
加須屋 誠(かすや まこと、1960年 - )は、日本美術史学者、奈良女子大学教授。
東京都生まれ。1984年京都大学文学部美学美術史学科卒。91年同大学院博士課程満期退学、京都大学文学部助手、1992年帝塚山学院大学文学部専任講師、98年助教授、2000年奈良女子大学文学部助教授、07年准教授、08年教授。2003年「仏教説話画の構造と機能 此岸と彼岸のイコノロジー」で京大文学博士。「二河白道図試論」により、1991年度国華賞を受賞。[1][2]
著書
- 『仏教説話画の構造と機能 彼岸と此岸のイコノロジー』中央公論美術出版 2003
- 『生老病死の図像学 仏教説話画を読む』筑摩選書 2012
共編著
- 『美術史と他者』島本浣共編 晃洋書房 2000
- 『国宝六道絵』泉武夫,山本聡美共編著 金井杜道撮影 中央公論美術出版 2007
- 『方法としての仏教文化史 ヒト・モノ・イメージの歴史学』中野玄三,上川通夫共編 勉誠出版 2010
- 『別冊太陽 地獄絵を旅する 残酷・餓鬼・病・死体』監修 平凡社 2013
- 『図像解釈学 権力と他者』編 竹林舎 仏教美術論集 2013
- 『仏教美術を学ぶ』中野玄三共著 思文閣出版 2013
- 『中世絵画のマトリックス 2』佐野みどり,藤原重雄共編 青簡舎 2014
- 『日本美術全集 8 中世絵巻と肖像画 鎌倉・南北朝時代 2』責任編集 小学館 2015