加計駅

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
加計駅
駅舎(2003年10月)
かけ
Kake
香草 (1.6 km)
(1.9 km) 木坂
地図
所在地 広島県山県郡加計町加計3517[1]
北緯34度36分31.52秒 東経132度19分13.49秒 / 北緯34.6087556度 東経132.3204139度 / 34.6087556; 132.3204139座標: 北緯34度36分31.52秒 東経132度19分13.49秒 / 北緯34.6087556度 東経132.3204139度 / 34.6087556; 132.3204139
所属事業者 西日本旅客鉄道(JR西日本)
所属路線 可部線
キロ程 46.0 km(横川起点)
電報略号 カケ
駅構造 地上駅
ホーム 1面2線
乗車人員
-統計年度-
140人/日(降車客含まず)
-2003年-
開業年月日 1954年昭和29年)3月30日[2]
廃止年月日 2003年平成15年)12月1日
備考 路線廃止にともなう廃駅。
テンプレートを表示

加計駅(かけえき)は、広島県山県郡加計町加計(現在の安芸太田町加計)にあった西日本旅客鉄道(JR西日本)可部線廃駅)である。

歴史[編集]

駅構造[編集]

1面2線の島式ホームを持つ地上駅で、島式ホーム1・2番のりばの外側にそれぞれ1線ずつ側線があった。このうち、1番のりば(駅舎側ののりば)外側にある側線は駅舎横の第3種車止めを起点とし、1番線と並行し、当駅可部側で1番線に合流していた。一方、2番のりば外側にある側線は当駅三段峡側に隣接した小さな屋根付き車庫(1編成のみ留置可能)を起点とし、車庫を出たあとすぐに2番線への渡り線を分岐し、2番線と並行し、当駅可部側で2番線に合流していた。なお、当駅には安全側線は設置されていなかった。

末期は加計 - 三段峡間がスタフ閉塞のため運転業務を取り扱う社員が終日配置されていた。

旧加計町の中心駅で、可部線非電化区間の拠点駅になっており、夜間留置の設定があった。この駅を発着する列車が多く、三段峡方面に行く場合もこの駅で乗り換えとなる場合があった。また当駅で乗務員交代があったため、三段峡方面へ直通する列車も長時間停車していた。

加計駅配線図

利用状況[編集]

「広島県統計年鑑」によると、1日平均乗車人員は以下の通りであった。

年度 1日平均
乗車人員
1987年(昭和62年) 451
1988年(昭和63年) 435
1989年(平成 元年) 420
1990年(平成02年) 405
1991年(平成03年) 354
1992年(平成04年) 336
1993年(平成05年) 332
1994年(平成06年) 310
1995年(平成07年) 289
1996年(平成08年) 266
1997年(平成09年) 263
1998年(平成10年) 219
1999年(平成11年) 213
2000年(平成12年) 193
2001年(平成13年) 180
2002年(平成14年) 137
2003年(平成15年) 140

駅周辺[編集]

現在[編集]

廃止直後のキハ28 2394 イベント時のキハ28 2394
廃止直後のキハ28 2394
イベント時のキハ28 2394

駅舎は解体され、2006年に「太田川交流館 かけはし」が設置された。ホームは一部が残されている。

近くにある車庫にキハ28形気動車(キハ28 2394)が保存されている。保存会の手により維持が行われており、毎年6月11月のイベントの時には展示走行を行う。

隣の駅[編集]

西日本旅客鉄道(JR西日本)
可部線
香草駅 - 加計駅 - 木坂駅

脚注[編集]

  1. ^ 駅跡地に設置されている「太田川交流館 かけはし」の住所は広島県山県郡安芸太田町加計3494-2(「加計支所 太田川交流館かけはし | 安芸太田町商工会」安芸太田町商工会HPによる)
  2. ^ a b c d e f 石野哲(編)『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 Ⅱ』(初版)JTB、1998年10月1日、282頁。ISBN 978-4-533-02980-6 

関連項目[編集]

外部リンク[編集]