劇場版 仮面ライダーディケイド オールライダー対大ショッカー
劇場版 仮面ライダーディケイド オールライダー対大ショッカー | |
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監督 | 金田治(ジャパンアクションエンタープライズ) |
脚本 | 米村正二 |
出演者 |
井上正大 村井良大 森カンナ 戸谷公人 荒井萌 大浦龍宇一 |
音楽 |
鳴瀬シュウヘイ 中川幸太郎 |
撮影 | いのくままさお |
配給 | 東映 |
公開 | 2009年8月8日 |
上映時間 |
66分(劇場公開版) 79分(ディレクターズカット版) |
製作国 | 日本 |
言語 | 日本語 |
興行収入 | 19億円[1] |
前作 | 劇場版 超・仮面ライダー電王&ディケイド NEOジェネレーションズ 鬼ヶ島の戦艦 |
次作 | 仮面ライダー×仮面ライダー W&ディケイド MOVIE大戦2010 |
『劇場版 仮面ライダーディケイド オールライダー対大ショッカー』(げきじょうばん かめんライダーディケイド オールライダーたいだいショッカー)は、2009年8月8日より東映系で公開された、特撮テレビドラマシリーズ『仮面ライダーシリーズ』の『仮面ライダーディケイド』の劇場版作品。
『侍戦隊シンケンジャー 銀幕版 天下分け目の戦』と同時上映。キャッチコピーは「時空を超えて、集結せよ。究極のヒーロームービー誕生!!」、「オールライダー大決戦!」。
概要
平成仮面ライダーシリーズ10周年記念・平成仮面ライダーシリーズ10作品記念作品にして、同時にTVシリーズ放送開始と共に始まった「平成仮面ライダー10周年プロジェクト」の第2弾である「平成仮面ライダー10th 夏の陣」という位置付けでもある。
本作品は、TVシリーズにおけるクロスオーバー要素を更に拡大させ、クウガからキバまでの平成仮面ライダーのみに留まらず、1号からBLACK RXまでの昭和仮面ライダー、Vシネマ・映画という媒体で登場したシン・ZO・J、次回作のWを含めた「オールライダー[2]」が一堂に会する作品である[3]。タイトルは1972年に公開されたライダーシリーズ初の劇場版『仮面ライダー対ショッカー』を踏襲した物で、タイトルロゴも当時のシリーズを意識した物になっている。
過去にもアトラクションショーなどで「歴代ライダー全員集合」と銘打った物は存在したが、正式な映像作品としては初めてのことである。またZX・クウガなど、一部の仮面ライダーは今作が映画初登場となった。
敵側には、歴代シリーズの悪の組織が結集した「大ショッカー」が登場。『仮面ライダー』の死神博士・地獄大使、『X』のキングダーク、『BLACK』の大神官ビシュム・シャドームーン、『BLACK RX』のジャーク将軍を始めとする、昭和・平成ライダーと戦った各シリーズの怪人達が多数登場している[3]。劇場版オリジナルの怪人は一切登場していないが、一部のキャラクターは新規デザインとなっている。
前作『超・電王』と同様、劇場版初登場フォーム(ジャンボディケイドライバー・仮面ライダーディケイド コンプリートフォーム ジャンボフォーメーション・仮面ライダークウガ ライジングアルティメット)が登場する。また本作品から『仮面ライダーフォーゼ』の劇場版『仮面ライダーフォーゼ THE MOVIE みんなで宇宙キターッ!』まで夏の劇場版では次回作の主役ライダー(本作品では仮面ライダーW)が放送開始に先駆けて先行登場するのが恒例となった。
ゲスト俳優には、大杉漣・大浦龍宇一に加え、本作及び『ディケイド』のTVシリーズの主題歌を担当するGACKTが出演。また、倉田てつを・賀集利樹を始めとするシリーズの過去の出演者も多数出演している[3](詳細はキャストの項目を参照)。
TVシリーズ本編との関連
本作品は『ディケイド』の物語にピリオドを打つ作品という位置づけであったが、本作品のエンドロール後に『仮面ライダー×仮面ライダー W&ディケイド MOVIE大戦2010』の公開が発表され、TVシリーズの結末もこちらに続く形となった。
講談社版のムック『仮面ライダーディケイド RIDE THE DECADE』には、「TVシリーズの第29話 - 第30話の間に起こった出来事と推測される」と記されており、小学館から出版されている『仮面ライダーディケイド 超全集・下巻』のストーリーガイドでも「アマゾンの世界」と「ライダー大戦の世界」の間に本作品の項目が挿入されているが、実際は矛盾点もあり、話が直接繋がっているわけではない。
だが、本作品ではディケイドライバー・ディエンドライバーの出自・士に実際に妹がいたことが明かされるほか、TV本編の後日談となる『W&ディケイド』でも、本作品を踏まえた設定が反映されている。
評価
全国345スクリーンで公開され、2009年8月8・9日の初日2日間で興収4億7747万9400円・動員39万9779人を記録し、映画観客動員ランキング(興行通信社調べ)で初登場第1位を獲得した。これは興行収入15億円を記録した『劇場版 仮面ライダー555 パラダイス・ロスト』を上回るスタートであった。最終興行収入は19億円を記録し、2013年時点で仮面ライダー劇場版シリーズとしての最高記録を樹立し、週末興行収入シリーズ・最終興行収入シリーズ共に第1位をも樹立した。
ストーリー
仮面ライダーディケイドこと門矢士が訪れた、「とある世界」。そこでは、なぜか士の撮った写真は像を歪めることがなかった。
そんな士の脳裏に、突然ある洋館が思い浮かぶ。士がわずかな記憶を頼りに洋館にたどりつくと、そこには士の妹と名乗る少女・門矢小夜がおり、士はここが自分の世界だと確信する。
しかしこの世界でも「世界の崩壊」は進行していた。小夜に仕える月影ノブヒコは、世界の崩壊の原因が各世界に生まれたライダーたちにあると言い、それを止めるためには、「最強のライダー」をたった1人決めなくてはならないと告げる。そのことを聞いた士は失われていた記憶を取り戻し、「ライダートーナメント」の開催を決める。各世界を旅した士という存在が橋渡しとなり、戦うライダーたち。
しかし、その戦いの裏には各世界の悪の組織により構成された組織「大ショッカー」の陰謀が隠されていた。「ライダートーナメント」の決着とともに士と月影の挙動が怪しくなり、会場が崩壊。気絶したユウスケと夏海は大ショッカーの本部へと連れて行かれてしまう。
夏海を追ってやってきた栄次郎は、突如大ショッカーの大幹部の一人・死神博士に変身し、さらに士が現れて、本当の正体を明らかにする。士は、大ショッカーの大首領[4]であり、各世界の仮面ライダーが引き合うことが原因で引き起こされる世界の崩壊を防ぐための、「ライダー討伐」が彼の真の目的だったのだ。
変貌した士たちに追われて、大ショッカー本部を脱出したユウスケと夏海は小夜の元へ向かう。しかし小夜は自身を置いて次元を超える旅に出て行った兄を深く恨んでおり、その憎しみから大ショッカーの大神官ビシュムへと覚醒を遂げていた。そしてユウスケもまた小夜の持つ「地の石」の力によって「禁断の闇」をもたらす「ライジングアルティメット」へと強制覚醒。優しい心を失い小夜 = ビシュムの操り人形へと変貌してしまう。残された夏海は、ディケイド(士)を信じた自分の判断は誤りだったのかと自問自答し、彼に憎悪を抱いてしまう。
自らの目的を果たし、居場所をようやく得たはずの士であったが、世界の崩壊は止まらない。実は世界の崩壊の原因がライダーであるというのは偽りであり、士の世界を渡る力を利用して大ショッカーが各世界に侵攻するための「橋」を作るのが大ショッカーの真の目的であった。そして各世界のライダーが倒された以上、もはや士の利用価値はなくなっていた。月影と小夜に大首領の座を奪われ、大ショッカー基地より放逐される士。何とか元の世界に戻ってこれたものの、光写真館もまた、夏海からの拒絶と罵倒により拒否され、彼女によって写真館は占領されてしまう。既にショッカーの地位を奪われた士にとって最早、大切な仲間や居場所、そして目的は既になくなっていた、絶望した士は写真館から立ち去ってどこかへ行ってしまう。
そして暫くの時が経ち、ライダートーナメントにより各世界のライダーはほぼ絶滅。目論見どおりに邪魔者であるライダーたちを消し去った大ショッカーは、各世界へ侵攻を始める。光写真館も大ショッカーの侵略により破壊され、行き場を失った夏海は大ショッカーの攻撃から逃れるため、鳴滝と仮面ライダーディエンドこと海東大樹の助力によりさまざまな世界を逃亡し続けるが、遂に追い詰められてしまう。
その頃、仲間も居場所も目的も失い、自暴自棄となった士の前に、かつて士の手により組織を放逐された男・結城丈二が現れる。彼は士を心から信頼と敬愛をしたものの、大ショッカーのやり方に反発し、それに激怒した士との戦いに敗れ大ショッカーから追放され、彼もまた憎悪を抱き、長年に渡り士を抹殺するために各世界を旅をし、彼を探し続けて何年も立ち、ついに呆然としている彼を見つけた。結城は士の命を奪おうとするが、生きる力さえ失った士に失望し叱咤しそして許した、彼を絶望から目を覚まさせ、その場を去った。
結城との出会いを切っ掛けに、士は大ショッカーとの戦いを決意。大ショッカーに襲われた夏海とディエンドを救う。しかし、今だに彼に対して打ち解けない夏海はディケイド(士)に対しての憎悪は薄れぬままであり、大切な仲間との再会も、夏海の冷酷な発言によって信頼は壊れたままであった。海東は士に対しては夏海の話から聞いたものの彼をそのまま諭す。それを聞いた夏海は海東に対しても幻滅してしまう。再び無数の怪人軍団が襲い掛かり、そのままディケイドとディエンドは無数の怪人軍団に戦いを挑むが、当然たった2人だけでは太刀打ちできず、劣勢に追い込まれてしまう。
その時、次元の道が開き、各世界のライダーが世界の壁を超えて集結する。
登場人物
『仮面ライダーディケイド』の登場キャラクターは、仮面ライダーディケイドを参照。仮面ライダーW・仮面ライダーBLACK RX(南光太郎)・仮面ライダー電王(モモタロス)・仮面ライダーアギト(津上翔一)・ライダーマン(結城丈二)については、それぞれ、仮面ライダーWの登場人物・仮面ライダーBLACK RX・仮面ライダー電王シリーズの登場キャラクター・仮面ライダーアギト・結城丈二を参照。
本作品オリジナルのキャラクターのみ記述する。
ディケイドの世界
- 門矢 小夜(かどや さよ)
- 士の5歳下の妹。1年前から異世界を巡る旅に出た士の帰りを待っていた。10年前に両親を亡くしてから屋敷に引きこもるようになるが、内心では持っていた「外へ出たい」思いによって次元の扉を開く能力を身につけていた。兄を思う一方で置いていかれたことによる恨みの念もあり、その思いを月影に利用される。
- ディレクターズカット版でもその心情を窺わせる様子とそれに近づく月影の描写がある。
- 最後は士の説得によって改心し自ら地の石を破壊した。その後、自分で旅立つことを決意した。
- 大神官ビシュム ☆
- 門矢小夜が大ショッカーの幹部として目覚めた姿。
- 原典の『仮面ライダーBLACK』同様、白いローブを身につけているが、右顔のメイクが付いていない、地の石が破壊されても翼竜の大怪人にはなれないなど、原典とは異なる部分が多くある。
大ショッカーの大幹部
☆…新たにデザインし直された怪人
- キングダーク ☆
-
- 全高:42m
- 重量:1500t
- 大ショッカー基地の地下で眠っていた巨大ロボットで、GOD機関出身の大幹部。大首領の間に横顔を塗り固められている壁があり、デザインは大ショッカー寄りに直されていが、GODとの戦闘経験がある仮面ライダーXは一目でわかった。
- 本作品最後に登場する大幹部にして大ショッカーの秘密兵器とも呼ばれており大幹部としてだけでなく巨大兵器としての側面を持つ。原典では体内に操縦者がいたが、本作品では自我を持って動いている。
- 大ショッカー基地崩壊後にその巨大な姿を現し、オールライダーとディエンドが召喚したJを圧倒するも、Jにジャンボディケイドライバー(FFR)が装着され変身したディケイド コンプリートフォーム ジャンボフォーメーションに反撃され、最期は「ジャンボディメンションキック」を受けて倒された。
登場仮面ライダー
本作品オリジナル及び初登場のフォームについてのみ記述する。
ジャンボディケイドライバー
巨大なディケイドライバーを模した本作品限定のディケイドのFFR(ファイナルフォームライド)形態。
仮面ライダーJ ジャンボフォーメーションを後述のコンプリートフォーム ジャンボフォーメーションに変身させた。
仮面ライダーディケイド コンプリートフォーム ジャンボフォーメーション
- 身長:41m
- 体重:894t
ディエンドがディケイドをFFRさせたジャンボディケイドライバーと、ディエンドがカメンライドで召喚した仮面ライダーJ ジャンボフォーメーションが一体化して誕生したコンプリートフォームの巨大形態。
本来のコンプリートフォームと異なり、ベルトのバックル部がケータッチではなくジャンボディケイドライバーとなっている。主人格はJではなくディケイド側にあり、Jがディケイドに身体の主導権を譲渡している状態[5]で、戦闘中の声もディケイド(士)の声のみ発する。戦闘能力はコンプリートフォームの力がそのまま受け継がれており、Jが苦戦していたキングダークを圧倒した。だが巨大形態であるため、機動力とスピードは低い。
- 必殺技
-
- ジャンボディメンションキック
- ファイナルカメンアタックフォームライド・ディケイドのライダーカードで、オールライダーを全25枚のホログラム映像状のカード型エネルギーをFFR[6]させ、それらを通過してオールライダーの全エネルギーを自身に集中させて強力な跳び蹴りを叩き込む。
仮面ライダークウガ ライジングアルティメット
- 身長:210cm
- 体重:150kg
- パンチ力:100t
- キック力:120t
- ジャンプ力:ひと跳び110m
- 走力:100mを1秒
本作品で初登場したクウガの新たな強化形態。
アルティメットフォームにライジングの特徴である金色の意匠が追加され、全体的なシルエットも大きく変化している。ビシュム曰く「最も邪悪なライダー」や「ライジングアルティメットクウガ」と呼ばれており、アルティメットフォームと同様に複眼の色が複数存在し、自我を持った赤い瞳の「レッドアイ」と理性を失い暴走した黒い瞳の「ダークアイ」が存在する。
大神官ビシュムの「地の石」による究極の闇の力によって変身[7]をして、意識を奪われダークアイとなってディケイドたちに襲い掛かる。
後に地の石が破壊されたことで洗脳が解け、レッドアイに覚醒した[8]。だが正気を取り戻したユウスケはその戦闘に慣れなかったため、ライダートーナメントにおいてライダーたちの戦闘を把握したシャドームーンに苦戦することになった。
- 必殺技
-
- 暗黒掌波動
- ダークアイ専用の技。両手から強烈な紫色の波動を放つ。複数のライダーを吹き飛ばすほどの威力を持つ。
- ライジングアルティメットナックル
- レッドアイ専用の技。上空から炎を帯びた拳で殴り付ける。『ディケイド 完結編』にて初使用。
- ライジングアルティメットマイティキック
- レッドアイ専用の技。電撃を纏った右足で跳び蹴りを叩き込む。
- その他の登場作品
- 映像作品はいずれもレッドアイが登場する。
- HERO SAGA『MASKDE RIDER DECADE EDITION -ストロンガーの世界-』
- 岩石大首領の体内に入ったクウガが、その体内にいた「ストロンガーの世界」における城茂の過剰な電気エネルギーを浴びたことで、ダークアイに変身する。
- ユウスケの意識は失われており、共に潜入したディケイドに襲い掛かる。しかし別の世界の城茂が変身したストロンガーが体内の電気エネルギーをカブトローで吸収したことで元のクウガに戻り、ユウスケの意識は回復した。
- 『仮面ライダー×仮面ライダー W&ディケイド MOVIE大戦2010』
- 『仮面ライダーディケイド 完結編』におけるドラスとの戦いで、ディケイド 最強コンプリートフォームによる能力解放を通じて、マイティフォームから直接変身。
- 通常のコンプリートフォームに登録されているアルティメットフォームに代わって、新たなクウガの最強形態として登場した。
- ドラスに対して「ライジングアルティメットナックル」を使用した。
- 『仮面ライダーウィザード』
- 特別編における最終話において登場。魔法石の中の世界の主であるアマダムが奪ったライダーたちの力が解放したことで変身した。
- 仮面ライダーアギト シャイニングフォームと先手を取り、「ダブルライダーキック」を放った。
- TV本編に登場するのは初。
大ショッカー
各世界の仮面ライダー達が戦ってきた悪の組織が大同団結して結成された巨大な秘密結社。TVシリーズで語られた「世界を繋ぐ橋」を渡っての全世界征服と仮面ライダーの抹殺を目的としており、ライダートーナメントによってライダーの同志討ちを図る。各世界を渡り、その世界で活動している悪の組織を傘下に入れることで勢力を拡大させている。
本作品の公開に先駆けてTVシリーズでも終盤から登場し、アポロガイストを中心に暗躍している。ライダートーナメント終了後、本格的な全世界への侵攻を開始するが、ディケイドをはじめとするオールライダー達の活躍によって野望を阻止される[9]。
組織の紋章は双頭の鷲で、DCDの文字が書かれている。何故か、「大ショッカーオリジナル」という銘柄のビールが存在し、死神博士と地獄大使が仲良く飲んでいる。
- 大首領 / 創世王
- 大ショッカーの頂点に立つ人物。その正体はディケイドこと士で、「世界を崩壊から救うため、その原因となっている仮面ライダーを排除し、大ショッカーによる崩壊世界の統治・支配を行う」という名目の元に、ライダー討伐の旅をしていた。
- ディケイドライバーやライドブッカー、ディエンドライバーなども、元は大ショッカーが大首領のために開発した物である。組織の紋章に書かれたDCDの文字も、ディケイドが大首領であることを示している。
- 実際は、士の世界を渡る能力に目をつけた大ショッカーがそれを利用するために士を騙して大首領に祭り上げていただけで、士が用済みになった後は、月影ことシャドームーンが「創世王」の名をつけてこの座に就く。
- 大幹部
- #大ショッカーの大幹部を参照。
- 怪人
- 怪人軍団や戦闘員は大幹部に指揮され、世界征服のための破壊活動を行う。ショッカーからファンガイアまで昭和・平成の様々な怪人達[10]で構成されており、首領・幹部クラスの者もいるが、本作品で幹部扱いとなっている怪人以外は戦闘員のような立ち位置であり、複数体登場しながら徒党を組んで活動する。
- オリジナルの種族の特異な設定(アンデッドの不死、ワームのクロックアップ、ミラーモンスターの現実世界での活動時間制限、大半の怪人が持つ人化能力など)について触れられておらず、武器を手にして戦うのみである。
- オリジナルキャラクターではない登場怪人については仮面ライダーシリーズ登場怪人一覧を参照。
- 戦闘員
- ショッカー骨戦闘員が大ショッカー戦闘員として登場。大ショッカー戦闘員は、ショッカー戦闘員の残党が大ショッカーによって新たな能力を加えられたもので[11]、武器の短剣には大ショッカーの紋章が書かれている。
- 体が爆弾化されており、地上での集団行動のほか、足裏からの噴射でミサイルのように特攻する戦法も見せる。また、デストロン戦闘員も登場する。
関連用語
- ディケイドの世界
- 士の出身の世界。ただしディケイドが活動している世界でないため、メディアによって「士の世界」と表記されることある。光写真館の背景ロールは、士と小夜の実家である『門矢家の屋敷』となっている。
- ライダートーナメント
- 「ディケイドの世界」において、全ての世界のライダーがそれぞれの世界を守るために行ったライダー同士の戦い。大ショッカーのアジトが真下に隠されているスタジアムにおいて、オーロラカーデンに通じて、様々な場所に移動して戦いを行う。
- 基本は1対1のシングルマッチだが、決勝戦では3対3のチーム戦になっている。劇中で行った戦闘は以下の通り。
平成 | 昭和 |
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ディケイド | アマゾン |
ディケイド | BLACK RX |
クウガ | X |
龍騎 | ZX |
ブレイド | ストロンガー |
イクサ | スカイライダー |
ディケイド ディエンド クウガ |
V3 スーパー1 BLACK |
- 地の石
- 小夜が小さい頃に父親から渡された五角形の紫色の石。小夜の首にペンダントとしてかけている。
キャスト
- 門矢士 / 仮面ライダーディケイド(声) - 井上正大、市川理矩(幼少期)
- 小野寺ユウスケ / 仮面ライダークウガ(声)- 村井良大
- 光夏海 - 森カンナ
- 海東大樹 / 仮面ライダーディエンド(声) - 戸谷公人
- 門矢小夜 / 大神官ビシュム - 荒井萌、石井萌々果(幼少期)
- 月影ノブヒコ / 創世王シャドームーン(声) - 大浦龍宇一
- 結城丈二 - GACKT
- 鳴滝 - 奥田達士
- 津上翔一 / 仮面ライダーアギト[12] - 賀集利樹(友情出演) 『仮面ライダーアギト』
- BLACK RXの世界の南光太郎 / 仮面ライダーBLACK RX(声)、仮面ライダーBLACK(BLACKの世界の南光太郎の声) - 倉田てつを(友情出演) 『仮面ライダーBLACK RX』『仮面ライダーBLACK』
- 地獄大使 / ガラガランダ - 大杉漣
- 光栄次郎 / 死神博士 / イカデビル - 石橋蓮司
声の出演
- 仮面ライダーW - 桐山漣 [13]、菅田将暉[14] 『仮面ライダーW』
- 仮面ライダー王蛇 - 萩野崇 『仮面ライダー龍騎』
- 仮面ライダーキックホッパー - 徳山秀典 『仮面ライダーカブト』
- (デンオウ)モモタロス / 仮面ライダー電王 ソードフォーム - 関俊彦 『仮面ライダー電王』
- ライダートーナメントアナウンス、ディケイドライバー音声、ディエンドライバー音声 - マーク・大喜多
- キバーラ - 沢城みゆき
- 仮面ライダーアマゾン、イカデビル - 関智一
- 仮面ライダーX、ガラガランダ - 鈴村健一
- ジャーク将軍 - 加藤精三 『仮面ライダーBLACK RX』
- 仮面ライダー1号 - 稲田徹
- 仮面ライダー2号 - 藤本たかひろ
- 仮面ライダーV3 - 田中大文
- 仮面ライダースーパー1、仮面ライダーJ - 根本幸多
- 仮面ライダーZX、その他 - 吉野正裕[15]
- 仮面ライダーイクサ[16]、ショッカー戦闘員[16] 他 - 丹野宜政
- ガイアメモリ音声 - 立木文彦[17] 『仮面ライダーW』
- その他の仮面ライダー、その他の怪人 - 小西克幸、大村亨、穴井勇輝、坂倉徹、SATOSHI
スーツアクター
- 仮面ライダーディケイド[18][19]、仮面ライダーW[18][19] - 高岩成二
- 仮面ライダーディエンド[20][19]、仮面ライダーキバ[20] - 永徳
- 仮面ライダーBLACK[19]、仮面ライダーBLACK RX[19]、仮面ライダーイクサ[19]、仮面ライダーストロンガー[21] - 岡元次郎
- 仮面ライダークウガ[19] - 富永研司
- 仮面ライダー1号[19]、仮面ライダースーパー1[19] - 渡辺淳
- 仮面ライダーV3[19]、仮面ライダーX[19]、仮面ライダーアマゾン[19] - 伊藤慎
- ライダーマン[22] - 岩井潤一
- ジャーク将軍[19] - 横山一敏
スタッフ
- 原作 - 石ノ森章太郎(石森章太郎プロ)
- 監督 - 金田治(ジャパンアクションエンタープライズ)
- 脚本 - 米村正二
- 音楽 - 鳴瀬シュウヘイ、中川幸太郎
- 製作 - 亀山慶二(テレビ朝日)、鈴木武幸(東映)、高橋浩(東映アニメーション)、
- 企画 - 梅澤道彦(テレビ朝日)、中曽根千治・日達長夫(東映)、篠田芳彦(アサツー ディ・ケイ)、松田英史(東映エージエンシー)、竹中一彦(バンダイ)
- エグゼクティブプロデューサー - 杉山登(テレビ朝日)
- プロデューサー - 梶淳(テレビ朝日)、白倉伸一郎・武部直美・和佐野健一(東映)
- 特撮監督 - 佛田洋(特撮研究所)
- アクション監督 - 宮崎剛(ジャパンアクションエンタープライズ)
- アクション監督代理 - おぐらとしひろ
- W登場シーン・演出協力 - 田﨑竜太
- W登場シーン・プロデュース協力 - 塚田英明
- 撮影 - いのくままさお
- 助監督 - 伊藤良一
- ライダーマンデザイン - 雨宮慶太
- キングダークデザイン - 出渕裕
- ビシュムデザイン・造型 - 竹田団吾
- キャラクター造形 - レインボー造型企画(昭和ライダー)、ブレンドマスター(平成ライダー)※旧作分はアトラクション用やオリジナルのリファイン
- 製作 - 「ディケイド・シンケンジャー」製作委員会(東映・テレビ朝日・東映アニメーション・東映ビデオ・アサツー ディ・ケイ・東映エージエンシー・バンダイ)
主題歌
- 「The Next Decade」
- 作詞 - 藤林聖子 / 作曲 - Ryo / 編曲 - 中川幸太郎 & Ryo / 歌 - GACKT
- CD同梱DVDのPVでは、映画同様にGACKTが結城丈二役として登場している。何者かを探すお尋ね者として登場し、映画と同様の台詞をBARで出逢った少年(演:大野瑞生)に言い残している。なお、結城丈二が探していた人物は劇場版本編で明らかにされる。
ネットムービー
オールライダー超スピンオフ
『ネット版 仮面ライダーディケイド オールライダー超スピンオフ』(ネットばん かめんライダーディケイド オールライダースーパースピンオフ)。2009年7月17日より同年11月30日までPCおよびケータイで有料動画配信された全30話の外伝作品。本編とは打って変わった楽屋落ち・スーツアクターネタを多用したコミカルなものとなっている。
2011年8月から2014年8月まで、YouTubeにて全30話が無料配信された。
スタッフ・キャスト
- スタッフ
- キャスト
-
- 門矢士 / 仮面ライダーディケイド(声) - 井上正大
- 光夏海 - 森カンナ
- 小野寺ユウスケ(仮面ライダークウガの変身者) - 村井良大
- 海東大樹 / 仮面ライダーディエンド(声) - 戸谷公人
- 電波人間タックル(スーツアクター) - 小野友紀
- 仮面ライダーZX(声) - 野島健児
- 実況アナ - 太田真一郎
- ナレーション - マーク・大喜多
- その他の出演 - 高岩成二、岡元次郎、富永研司、永徳、渡辺淳、伊藤慎、福沢博文、押川善文、小野友紀(ジャパンアクションエンタープライズ)
- 実況 - 鈴村健一
- 解説・鳴滝 / 大田原正一郎 / 細山田マサユキ / 寺林ハマグリ / 郡山郡司 / 神田川優男 / たいら一平 - 奥田達士
サブタイトル・内容
- 「陳情!」シリーズ
-
- 「陳情! 仮面ライダータックル」 - 仮面ライダーストロンガーがタックルを仮面ライダーに認定するよう東映に陳情する話。
- 「陳情! 真・仮面ライダー第1章!!」 - 仮面ライダーシンが『真・仮面ライダー 序章』の続編を製作するよう東映に陳情する話。
- 「陳情! ディエンド超マシン伝説!!」 - 仮面ライダーディエンドが自分の専用マシンが欲しいと東映に陳情する話。
- 「陳情! デネブだってソフビがほしい!!」 - デネブが自分のソフビを発売して欲しいと陳情しようとする話[23]。
- 「チェック!」シリーズ
- 各サブタイトルの仮面ライダーのデザインに関する話。
- 「実録! ディケイドの仮面をあばけ!!」
- ディケイドのマスクに関する話。
- 「ガチ!」シリーズ
- スーツアクターが、仮面ライダーや戦闘員のスーツを着て短距離走を行う話。
- 「どれだ!」シリーズ
- 各サブタイトルのスーツアクターが演じたライダー5体のうちどれを演じているか当てるクイズ。
- 「クイズ!」シリーズ
-
- 「クイズ! 1号ライダーを見分けろ!!」 - 1号と2号の判別方法に関するクイズ。
- 「クイズ! 武器ライダー秘密のかたみ!!」 - 武器を使ったライダーに関するクイズ。
- 「クイズ! 見たか、乗ったぞ体重計!!」 - 歴代平成仮面ライダーのスーツの中で、どれが一番重いのかを当てるクイズ。
- 「クイズ! そっくりさんライダー現る!!」 - 似ている3人のライダーについてのクイズ。
- 「クイズ! ライダー乗り物大作戦!!」 - バイク以外のマシンに乗ったライダーに関するクイズ。
- 「クイズ! ディケイドを数えろ!!」 - ディケイドは仮面ライダー何号なのかを数えるクイズ。
- 「変身!」シリーズ
- 各サブタイトルの仮面ライダーの変身ポーズに関する話。
話 | サブタイトル | 配信日 | 登場仮面ライダー 登場怪人 |
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1 | 陳情! 仮面ライダータックル | 2009年7月24日 第2回配信 |
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2 | 陳情! 真・仮面ライダー第1章!! | 2009年7月17日 第1回配信 |
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3 | 陳情! ディエンド超マシン伝説!! | 2009年7月31日 第3回配信 |
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4 | 陳情! デネブだってソフビがほしい!! | 2009年8月7日 第4回配信 |
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5 | チェック! ファイズVS辛口ジョーズ!! | 2009年8月14日 第5回配信 |
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6 | チェック! キバVS小悪魔カボチャ!! | 2009年8月7日 第4回配信 |
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7 | チェック! 響鬼のお役立ちマジョーラ!! | 2009年7月31日 第3回配信 |
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8 | チェック! 電王ベルトはゆるTくまT?! | 2009年7月24日 第2回配信 |
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9 | チェック! ピンクの逆襲、ディケイドSOS!! | 2009年7月17日 第1回配信 |
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10 | 実録! ディケイドの仮面をあばけ!! | 2009年7月24日 第2回配信 |
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11 | ガチ! 平成ライダー運動会!! 嵐の前編 ガチ! 平成ライダー運動会!! 涙の後編 |
2009年8月21日 第6回配信 前後編 |
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12 | ガチ! 昭和ライダー運動会!! 疾風の前編 ガチ! 昭和ライダー運動会!! 怒涛の後編 |
2009年8月28日 第7回配信 前後編 |
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13 | どれだ! 高岩成二 恐怖の正体? | 2009年7月17日 第1回配信 |
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14 | どれだ! 永徳 8くんにご用心?[24] | 2009年7月31日 第3回配信 |
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15 | どれだ! 岡元次郎 必殺ダイエット!! | 2009年8月7日 第4回配信 |
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16 | どれだ! 渡辺淳 チャイルドXの正体は? | 2009年8月14日 第5回配信 |
|
17 | どれだ! 冨永研司 美尻の復しゅう!! | 2009年8月21日 第6回配信 |
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18 | クイズ! 1号ライダーを見分けろ!! | 2009年7月31日 第3回配信 |
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19 | クイズ! 武器ライダー秘密のかたみ!! | 2009年8月7日 第4回配信 |
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20 | クイズ! 見たか、乗ったぞ体重計!![25] | 2009年8月28日 第7回配信 |
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21 | クイズ! そっくりさんライダー現る!! | 2009年8月28日 第7回配信 |
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22 | クイズ! ライダー乗り物大作戦!! | 2009年7月24日 第2回配信 |
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23 | クイズ! ディケイドを数えろ!! | 2009年7月24日 第2回配信 |
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24 | 変身! 1号ライダーはカメラをにらめ!! | 2009年7月17日 第1回配信 |
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25 | 変身! アマゾンは男を見せろ!! | 2009年7月31日 第3回配信 |
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26 | 変身! クウガは忍風を吹かせるな!![26] | 2009年8月14日 第5回配信 |
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27 | 変身! 龍騎はカットを変えろ!! | 2009年8月21日 第6回配信 |
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28 | 変身! 電王はラッシュアワーを避けろ!! | 2009年7月17日 第1回配信 |
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29 | 変身! ディケイドはカードを折るな!! | 2009年8月7日 第4回配信 |
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30 | チェック! Wの激チェン着回しテク!! | 2009年9月4日 第8回配信 |
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オールライダー対しにがみ博士
『仮面ライダーディケイド オールライダー対しにがみ博士』は、セブン-イレブンで2009年8月1日 - 8月31日(応募締切は9月2日迄)までの『仮面ライダーディケイドプレゼントキャンペーン』での限定ムービー。プロローグ映像と本編の2部構成で、本編は動画とFLASHを組み合わせて画面全体を使った戦いが行われる。プロローグでは死神博士が率先して作戦を行っているが、本編映像ではフレーム外にイカデビルが登場するのみになっている。
対象商品700円分のレシートを一口として応募すると、応募者抽選で50,000名に限定プレミアカードが当たり、記載されたアドレスにシリアルナンバーを入力することで限定ムービーが観ることができる。携帯ではダイジェスト版が配信される。8月1日にはプロローグ映像も配信。映画『オールライダー対大ショッカー』は、『仮面ライダー対ショッカー』を意識したタイトルであったが、こちらは、『仮面ライダー対じごく大使』を意識したものとなっている。
キャンペーン終了に伴い配信も終了、映像ソフト化の予定は発表されていない。
Web版オリジナルとして通常のコンプリートフォームと異なる、ヒストリーオーメントには昭和のライダーのカードが並ぶ仮面ライダーディケイドのコンプリートフォームが登場した(正式名称不明)。一瞬変身したのみですぐに変身が解けてしまったため、能力は使用していない。
あらすじ
死神博士によって占領され前進基地にされたセブン-イレブン。ライダー達は集合し各地で戦うもシャドームーンらの前に次々と捕らえられてしまう。遂にユウスケただ1人になってしまったライダー達に勝機はあるのか。
スタッフ
- 監督 - 柴﨑貴行
- アクション監督代理 - 永徳
- 脚本・プロデュース - 白倉伸一郎
- プロデュース - 武部直美、和佐野健一
キャスト
- 門矢士 / 仮面ライダーディケイド(声) - 井上正大
- 小野寺ユウスケ / 仮面ライダークウガ(声)- 村井良大
- 海東大樹 / 仮面ライダーディエンド(声) - 戸谷公人
- 光栄次郎 / 死神博士 - 石橋蓮司
- 仮面ライダー1号(声) - 稲田徹
- 仮面ライダーV3(声) - 田中大文
- ライダーマン(声) - 丹野宜政[16]
- ショッカー戦闘員(骨戦闘員)(声) - 丹野宜政[16] 他
- シャドームーン(声) - てらそままさき 『仮面ライダーBLACK』
登場人物
フォーム名の無い限り、基本のフォーム(例として「仮面ライダーキバ」とのみ記述されていれば、「仮面ライダーキバ キバフォーム」)。
- プロローグ編・本編 共通
-
- 仮面ライダーディケイド / 門矢士[27]
- 仮面ライダーディエンド / 海東大樹
- 仮面ライダークウガ / 小野寺ユウスケ
- 仮面ライダー1号
- ショッカー戦闘員(骨戦闘員)
- イッタンモメン
- ウブメ
- プロローグ編
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- 仮面ライダーストロンガー
- 仮面ライダーBLACK
- 仮面ライダーファイズ
- 仮面ライダーカブト
- 仮面ライダー電王
- 死神博士 / 光栄次郎
- 本編
-
- 仮面ライダーV3
- ライダーマン
- 仮面ライダーアマゾン
- 仮面ライダーシン
- 仮面ライダー龍騎
- 仮面ライダーブレイド
- 仮面ライダー響鬼
- 仮面ライダーキバ
- シャドームーン
- 十面鬼 ユム・キミル
- 本編 動画フレーム外
-
- イカデビル
- キングダーク
- 仮面ライダーアギト
- 仮面ライダーBLACK RX
- 仮面ライダースーパー1
映像ソフト化
- We Love Rider!!「劇場版 仮面ライダーディケイド オールライダー対大ショッカー」メイキング(DVD1枚組、2009年7月21日発売)
- 映画本編のメイキング映像を収録。
- ネット版 仮面ライダーディケイド オールライダー超スピンオフ(DVD1枚組、2009年12月11日発売)
- スピンオフネットムービー全30話を完全収録。
- 映像特典
- 鈴村健一×奥田達士 スペシャルインタビュー
- 陳情! 仮面ライダータックル!! 完全版
- 変身! アマゾンは男を見せろ!! 完全版
- 予告PR集
- 劇場版 仮面ライダーディケイド オールライダー対大ショッカー 通常版(1枚組、2010年1月21日発売、Blu-rayとDVDでリリース)
- 本編:劇場公開版本編を収録
- 映像特典
- 特報・劇場予告編
- 劇場版 仮面ライダーディケイド オールライダー対大ショッカー コレクターズパック(3枚組、2010年1月21日発売、Blu-rayとDVDでリリース)
- ディスク1:本編ディスク(通常版と同様)
- ディスク2:特典DVD1
- We Love Rider!!「劇場版 仮面ライダーディケイド オールライダー対大ショッカー」メイキング 補完版
- ディスク3:特典DVD2
- 製作発表
- 大ショッカー党結党集会
- 完成披露試写会舞台挨拶
- 公開初日舞台挨拶
- TVスポット集
- データファイル
- ポスターギャラリー
- 初回限定特典
- 特典DVD3「仮面ライダー主題歌全集 仮面ライダー〜仮面ライダーBLACK RX」
- 特製スリーブケース
- 劇場版 仮面ライダーディケイド オールライダー対大ショッカー ディレクターズカット版DVD(1枚組、2010年6月21日発売)
- 本編:未公開エピソードや追加バトルシーンを約13分収録し再編集、エンディングロールだったシーンをストーリーに復活させた本編を収録
- 音声特典
- オーディオコメンタリー(監督:金田治)
- 初回限定特典
- 平成仮面ライダー10周年シート FILE10 / FILE11
特別番組
本作品の劇場公開を記念しての特別番組。
- 栄光の昭和ライダーに会いたい!
- 2009年8月2日にテレビ朝日で放映。『映画 仮面ライダー電王 俺、誕生!&栄光の昭和ライダーに会いたい!』と題して、『電王』の劇場版第1作(ノーカット版)とともに放映された。公開前日の8月7日にも編集版が再放映される。
- リポーター井森美幸、杉村潤(SF革命)。リポーターとライダーを演じた俳優との対談番組。
- ゲストは、藤岡弘、、佐々木剛、宮内洋、荒木しげる、菅田俊、倉田てつを[28]。
- 平成から昭和まで! 仮面ライダー大集合!!
- 2009年8月8日にテレビ朝日で放映。:2009年9月に、スカパー!e2・テレ朝チャンネルにて放送。
- 土田晃之司会。井上正大、加藤夏希、ふかわりょう、杉村潤(SF革命)とのトーク番組。ディケイドがメインのはずだが仮面ライダーシンが最後までネタにされていた。また、8月8日放映の『SmaSTATION!!』でもGACKTをゲストに迎えて特集が組まれた。
関連イベント
- 大ショッカー党の選挙演説 - 2009年7月28日、本作品の公開を記念して、アーバンドック ららぽーと豊洲にて記念イベントが開催された。内容は、地獄大使と死神博士による「大ショッカー党の選挙演説」である。なお、このイベントの最中、「地獄大使が喉を潰す」「死神博士が相棒の地獄大使の名前を忘れる」というハプニングが発生。地獄大使は大衆の前で「野望は世界征服! そして穏やかな老後……」と発言して笑いを誘った。
- 東京メトロ2009夏の陣 劇場版仮面ライダーディケイド スタンプラリー - 2009年7月18日から8月23日までの間、東京メトロで記念スタンプラリーが行われた。
- ガンバリーグカードバトル試写会 - 劇場公開記念として仮面ライダーバトル ガンバライドの大会イベント。7月に全国でエントリーバトル、8月に5会場で試写会に合わせエキシビジョンバトルが行われた。
- 仮面ライダーワールド2009 - 2009年8月1日よりさいたまスーパーアリーナおよびNTTクレドホールで行われたステージショー。
漫画版
テレまんがヒーローズ2009年夏号に漫画版が掲載。漫画は藤沢真行。ほぼ映画前半の展開に沿った内容だが、いくつか違いも見られる。おまけ漫画として『モモタロス爆笑劇場リターンズ!!』も掲載。なお、コミックス(藤沢が同じく執筆した『超・電王』と同時収録)では後半以降の展開も描き下ろしで収録されている。
映画版との違い
- ライダーバトルの組み合わせが一部変更され「ファイズ VS ストロンガー(エネルギー技を主体)」「ブレイド ジャックフォーム VS スカイライダー(単独での空中戦が可能)」になっている。
- 大ショッカーと士の関係が明確にされない[29]。
- 映画では結城丈二とライダーマンの関係が明確にされず、士と再会した後は消息不明だったが本作品では同一人物とされ、ともに大ショッカーとの決戦に挑んでいる。
- 「俺達の必殺技、ファイナルアタックバージョン」の代わりに、映画では対決している組み合わせだったストロンガーとブレイドが連携技で怪人軍団を一掃。ファイズアクセルフォームとカブトライダーフォームも同様の活躍を見せている。
- ガラガランダが地獄大使と別個体で、怪人軍団の一体になっている。そのため地獄大使の最期は要塞の爆発に死神博士たちと一緒に巻き込まれるという形になっている。
- ジャーク将軍に大幹部としての描写がなく、怪人軍団の一体になっている。
- 怪人軍団は映画に登場しなかったものも多数おり、昭和作品からも満遍なく選ばれている。映画のドラスやコブラ男ガライを踏まえてか、それぞれ幹部と首領が変身した死人コウモリとカイザーグロウもいる。
- 映画では地の石はビシュム(小夜)自らの手で破壊するが、漫画版ではRXがリボルケインで破壊する。その際、映画版ではなかったRXとシャドームーンの会話シーンがある。
- 映画と違い、キングダークはシャドームーンが融合し操る。
- エンディングが異なり士と小夜の別れのシーンではなく、最後は士がこれからも旅を続けることを決意し、仲間やライダー達とともに太陽を見つめるシーンで〆られている。
漫画版未登場
この節には独自研究が含まれているおそれがあります。 |
- 仮面ライダー電王 - モモタロスは本作品ではFFRで変身するのではなく、以前(同時収録の超・電王)の借りを返すため海東とともに戦闘員に変装した状態[30]で登場し士を助けた後は電王に変身せずそのまま戦う。
- イカデビル - 死神博士が変身を行わない。これによってエンティングで生存が確認できた死神博士(栄次郎)が行方不明になる。
- 南光太郎、津上翔一 - 変身後のRXとアギトは登場しているが、変身前の素顔は見せてない。
- 仮面ライダーW - 劇場版でおけるシャドームーンとの戦闘の結末が異なるため。
宣伝CM
- 映画宣伝CMではショッカー戦闘員が本作品を鑑賞し、興奮や感涙するなど作品を盛り上げていた。ショッカー編の宣伝スポットは4種類である。
関連作品
- HERO SAGA『MASKDE RIDER DECADE -ストロンガーの世界-』
- 『仮面ライダーディケイド』と『仮面ライダーストロンガー』のクロスオーバー作品であるジオラマ小説。本作品から、ライジングアルティメット(ダークアイVer.)が登場。
- 『オーズ・電王・オールライダー レッツゴー仮面ライダー』
- 仮面ライダーシリーズ40周年記念作品。『仮面ライダーW』の次回作品である『仮面ライダーオーズ/OOO』や平成のサブライダー達も加わった総勢63名から成る「“真のオールライダー”」が集結している。
- 『仮面ライダー×スーパー戦隊 スーパーヒーロー大戦』
- 仮面ライダーとスーパー戦隊のクロスオーバー作品。本作品同様、士 / ディケイドが大ショッカーの大首領として再登場。
脚注
- ^ 2009年度興収10億円以上番組(日本映画製作者連盟 2010年1月発表)
- ^ ただし仮面ライダーG・主役以外のライダーの一部は登場しない。またこの「ライダー全員集合」というシチュエーションはシリーズでは昭和TV作品『仮面ライダーBLACK RX』の放映話以来である。
- ^ a b c 「宇宙船vol.128特別付録 宇宙船 YEARBOOK 2010」『宇宙船』vol.128(2010.春号)、ホビージャパン、2010年4月1日、別冊p.10、ISBN 978-4798600277。
- ^ TVシリーズでも、士が「グロンギ語を話せる」などの怪人側に近いイメージを与える伏線がはられていた。
- ^ ただし、あくまで素体となるJが自我の無いゴーレムの場合である。
- ^ ライジングアルティメットに変身しているクウガのカードが通常のマイティフォームに代わっていたり、ディケイドと一体化しているJのカードも存在している。
- ^ これは通常の変身と異なるため、他のライジングフォーム同様末尾に「フォーム」が付かない。また、遥か昔に人間の文明の文化を破壊してきたゴルゴムが持つ「地の石」と超古代文明の戦士であるクウガ、大昔に存在していた異なる古代の力が合わさったともいえる。
- ^ この際、通常のクウガとは異なり右手を前に上げて左手を斜めに出すという変身ポーズをとる。
- ^ ただしTVシリーズの時系列を合わせれば、アポロガイストとソーンファンガイアが「ライダー大戦の世界」において、アンデッドとファンガイアを中心にした部隊が率いているなど、組織自体は縮小状態として残っていることになる。
- ^ ブラックサタンとデルザー軍団、ネオショッカー、ドグマとジンドグマ、バダンは除く。
- ^ 「週刊 仮面ライダー オフィシャル データファイル」の記述より。
- ^ 演じる賀集のスケジュールの都合で、声は声優が担当。
- ^ エンドクレジットには、「翔太郎の声」と表示されていた。
- ^ エンドクレジットには、「フィリップの声」と表示されていた。
- ^ 吉野正裕 生涯ヒーロー! 生涯旅人!
- ^ a b c d “-Profile- 丹野宜政”. 「殺陣師がゆく。」(大野剣友会公式ブログ) (2010年6月5日). 2011年5月4日閲覧。
- ^ 『W』TVシリーズに先駆けての出演。また、『超・電王&ディケイド』の本予告以降、本作品を含めた平成仮面ライダーシリーズ劇場版の予告編のナレーションの殆どを担当している。
- ^ a b JAE NAKED HERO 2010, p. 141, 「LIST OF WORKS 高岩成二」
- ^ a b c d e f g h i j k l m EDクレジットより
- ^ a b JAE NAKED HERO 2010, p. 93, 「LIST OF WORKS 永徳」
- ^ JAE NAKED HERO 2010, p. 35, 「LIST OF WORKS 岡元次郎」.
- ^ “『侍戦隊シンケンジャー 銀幕版』参る!!”. 「ショッカーO野の戦闘報告」(ショッカーO野公式ブログ) (2009年5月27日). 2011年5月4日閲覧。
- ^ 2010年に『仮面ライダー×仮面ライダー×仮面ライダー THE MOVIE 超・電王トリロジー』の限定前売券の特典フィギュアとして発売された。
- ^ タイトル内の「8くん」は、永徳の読み「えいとく」と8ちゃんをかけたもの。
- ^ タイトルの「見たか、乗ったぞ」は、『仮面ライダーアマゾン』のOP「アマゾンライダーここにあり」の歌詞から。
- ^ タイトルの元ネタは『忍風戦隊ハリケンジャー』から。
- ^ 本編では変身した仮面ライダーディケイドの姿のみ登場。
- ^ それぞれ順に、1号、2号、V3、ストロンガー、ZX、BLACK(RX含)を演じた役者。
- ^ ただし、単行本化の際に追加されたシーンにて、ディケイドが元大ショッカー大首領だと語られている。
- ^ といってもマスクから角が見えたり胸のアーマーが残っているのでバレバレ。
参考文献
- 『JAE NAKED HERO』太田出版、2010年3月8日。ISBN 978-4-7783-1210-7。