劇場版MAJOR メジャー 友情の一球

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

これはこのページの過去の版です。Bofol (会話 | 投稿記録) による 2016年3月22日 (火) 09:24個人設定で未設定ならUTC)時点の版 (106.131.178.180 (会話) による ID:59047317 の版を取り消し)であり、現在の版とは大きく異なる場合があります。

MAJOR > メジャー (アニメ) > 劇場版MAJOR メジャー 友情の一球
劇場版MAJOR
メジャー 友情の一球
監督 加戸誉夫
脚本 土屋理敬
原作 満田拓也
MAJOR
音楽 中川幸太郎
主題歌 レミオロメン
配給 東宝
公開 2008年12月13日
上映時間 104分
製作国 日本の旗 日本
言語 日本語
興行収入 10.5億円[1]
テンプレートを表示

劇場版MAJOR メジャー 友情の一球』(げきじょうばんメジャー ゆうじょうのウィニングショット)は、満田拓也原作の『MAJOR』の劇場版。2008年12月13日より全国東宝系で公開された。最終興行収入は10億5000万円[1]

概要

原作では描かれなかったリトルリーグ編と中学編の間の、茂野(本田)吾郎がサウスポーに転向した理由が明らかになるエピソード。時系列ではマイナーリーグ編の直後となり、バッツ優勝を終えて帰国し福岡に向う途中の吾郎の9年前(小5時代)の回想シーンで本編は構成されている。

キャッチコピーは「オレ、ここで投げなかったら、一生後悔する!」「なぜ、吾郎はサウスポーになったのか?[2]」。

本編のDVDは2009年6月12日発売。

ストーリー

メジャーでの試合を終え一時帰国する吾郎。彼の手には、一通の手紙があった。

9年前の4月、茂野英毅の養子となり福岡に来た吾郎は、グラウンドで遭遇した木下誠也と共に名門・博多南リトルの入団テストを受けるが、実は吾郎は両親から右肩の故障を受けて「絶対にピッチャーをやらないこと」を約束させられていた。チームメイトの古賀将人とその妹・恵との衝突を経て、新たな地で野球を楽しむ吾郎だったが、やがて、両親との約束を破った為に、県大会決勝で彼を絶望の淵に追いやる出来事が起こってしまう。

キャスト

いずれもアニメ『メジャー』と同じキャストである。

博多南リトル関係者

吉野監督:大川透
博多南リトルの監督。少し傲慢な性格だが吾郎の実力を初見で見抜き、家庭訪問し頭を下げて吾郎を加入させる。吾郎たち博多南リトルを全国大会出場に導く。
古賀将人:野島健児
博多南リトルのエース。プロ野球選手の父を持ち、自身もプロを目指す。親の事情に加え、いきなりエースの座を奪った吾郎を目の敵にするが、共に野球に励んでいく中で打ち解ける。県大会決勝では吾郎にマウンドを譲り右翼手を務める。バッティングもトップレベル。現在は西地区の大学野球で活躍中。
木下誠也:福山潤
投手。宮崎の軟式少年野球出身で、吾郎と同じくセレクションで入団。軟式からきた割には硬球に慣れており、吾郎のコーチを受けてフォームを硬球向けに矯正する。その甲斐あって県大会でも活躍する。
伊藤匠:三瓶由布子
遊撃手。ビビリやすい性格。
上杉博文:進藤尚美
三塁手。
須藤直政:佐藤利奈
中堅手。
岸田憲一:沢城みゆき
捕手。
高倉布夫:三宅華也
右翼手/一塁手。
佐野昭彦:松来未祐
二塁手。
細川茂:阿澄佳奈
左翼手。
古賀恵:蓮佛美沙子
古賀将人の妹で、吾郎のクラスメイト。当初は兄同様、父のポジションを奪った英毅の息子である吾郎に敵意を向けていたが、後に和解する(吾郎に好意を持つようになったシーンがある)。大学で活躍する将人を応援している。
古賀哲也:浜田賢二
古賀将人の父。肘に故障を抱え、ホークス2軍で投手をしている。シーズン開幕以降不調の英毅にアドバイスを送った。

北九州リトル

山崎:小形満
北九州リトルの監督。
アーサー:小野大輔
金髪の白人でポジションは捕手。右投右打。冷静沈着なスラッガーで、4番を打つチームの中心選手。日本の学校に馴染めずにいたマックスをリトルリーグに誘ったのも彼。
マックス:岩田光央
赤髪の黒人でポジションは投手。左投左打。サイドスローから繰り出される角度のある速球(クロスファイア)で打者を圧倒する。気の弱い面があり、精神的に追い込まれると小指の爪を噛む癖が出る。

その他

相違点

この作品では、一部の描写が原作・テレビアニメ版とは異なっている。

  • 英毅の移籍するプロ野球チームが作中の福岡イーグルスでは無く、実在する福岡ソフトバンクホークスに変わっており、千葉ロッテマリーンズ北海道日本ハムファイターズも出ている。さらに実在選手も1度だけだが名前のみ登場している。なお、本作のノベライズ版ではTVアニメ版同様の福岡ファルコンズとなっている。
  • 茂治の所属チームが作中の横浜マリンスターズ(TVアニメ版では横浜ブルーオーシャンズ)では無く、川崎オーシャンズ(吾郎の台詞中ではオーシャンズのまま)に変わっている。
  • ギブソンの所属チームが作中の東京シャイアンズサンフランシスコ・ガンズに変わっている。
  • 劇中に登場する横浜リトル・三船リトルのユニフォームが変わっている(三船リトルはアニメでは真ん中に大きなDのマークが描かれていたが、右上に小さくなっている。逆に横浜リトルは、YLの文字が真ん中に大きく描かれている)。

スタッフ

コメンタリー

本作のEDでは左側にスタッフロール、右側に実際のリトルリーグ選手のスチル写真と共に、数人のプロ野球選手からのコメントが寄せられたものがキャプションとして写真の下に表示された。コメンタリーは以下の選手であり、所属球団は本作上映当時のもの[5]である。なお、表示されるコメントに倣い、球団名(選手名)[6]で表す事とする。

* 福岡ソフトバンクホークス杉内俊哉
* 東北楽天ゴールデンイーグルス田中将大
* 阪神タイガース藤川球児
* 横浜ベイスターズ内川聖一
* 広島東洋カープ東出輝裕
* 千葉ロッテマリーンズ今江敏晃
* 北海道日本ハムファイターズ稲葉篤紀
* 中日ドラゴンズ井端弘和
* 読売ジャイアンツ坂本勇人
* ニューヨーク・ヤンキース松井秀喜

脚注

  1. ^ a b 2009年興行収入10億円以上番組 (PDF) - 日本映画製作者連盟
  2. ^ 愛と怒りの冬休みアニメ. 朝日新聞デジタル (朝日新聞). (2008年12月22日) 2013年8月8日閲覧。
  3. ^ ナタリー - レミオロメン新曲が映画「MAJOR」主題歌に決定. (2008年10月2日) 2013年8月8日閲覧。
  4. ^ 一部サイトで80分と記載されているがそれは誤り。
  5. ^ 記載羅列順はEDでの表示順(この記載順通りに各選手のコメントが表示されている)である。
  6. ^ 球団名と選手名の間が改行されている。また、選手名は括弧が無い。

外部リンク

  • エラー: subst: がありません。Movielink ではなく subst:Movielink としてください。
  • エラー: subst: がありません。Movielink ではなく subst:Movielink としてください。