冷たい熱帯魚
冷たい熱帯魚 | |
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監督 | 園子温 |
脚本 |
園子温 高橋ヨシキ |
製作 |
製作 杉原晃史 プロデューサー 千葉善紀 木村俊樹 |
出演者 |
吹越満 でんでん 黒沢あすか 神楽坂恵 |
音楽 | 原田智英 |
撮影 | 木村信也 |
編集 | 伊藤潤一 |
製作会社 | 日活 |
配給 | 日活 |
公開 |
2010年9月7日 2011年1月29日 |
上映時間 | 146分 |
製作国 | 日本 |
言語 | 日本語 |
『冷たい熱帯魚』(つめたいねったいぎょ)は、2010年の日本映画である。園子温監督、脚本によるサスペンスで、1993年に起こった埼玉愛犬家連続殺人事件をベースとした物語である。また、同監督による実際の事件をベースとしたシリーズ「家賃3部作」の第1作目である[1]。
ストーリー
死別した前妻の娘と現在の妻。その折り合いの悪い二人に挟まれながらも、主人公の社本信行は小さな熱帯魚店を営んでいた。波風の立たないよう静かに暮らす小市民的気質の社本。だが、家族の確執に向き合わない彼の態度は、ついに娘の万引きを招く。スーパーでの万引き発覚に窮地に陥る社本だったが、そんな彼を救ったのはスーパー店長の友人の村田だった。村田の懇願により店長は万引きを許す。さらに大型熱帯魚店を経営する村田は、娘をバイトとして雇い入れる。その親切さと人の良さそうな男に誘われて、社本と村田夫婦との交流が始まる。しばらくして、利益の大きい高級魚の取引を持ちかけられる社本。それが、村田の悪逆非道な「ビジネス」を知り、同時に引き返せなくなる顛末への引き金となった。
キャスト
公開
2010年のヴェネツィア国際映画祭、トロント国際映画祭、釜山国際映画祭で上映された。日本では同年11月27日にプレミア上映され[2]、翌2011年1月29日より一般公開された。ぴあ初日満足度ランキング(ぴあ映画生活調べ)では第2位と好評価されている。
受賞
備考
もし、再編集することが可能なら、でんでん演じる男が吹越満演じる男に刺殺され、黒沢あすかが笑っているくだりでエンドロール、という形にしたいと、2012年『映画秘宝』7月号の『恋の罪』DVD発売に際したインタビューで語った。
出典
- ^ 『映画秘宝』2011年3月号、p.41
- ^ “17歳美少女をショックで号泣させた! 過激描写でR18指定の園子温監督『冷たい熱帯魚』”. シネマトゥデイ (2010年11月27日). 2011年1月30日閲覧。
- ^ “園子温監督、11・11入籍に続く喜び…第36回報知映画賞”. シネマ報知 (2011年11月29日). 2011年12月1日閲覧。
- ^ “でんでん、芸歴31年初めての賞…第36回報知映画賞”. シネマ報知 (2011年11月29日). 2011年12月1日閲覧。
- ^ 日本アカデミー賞公式サイト第35回日本アカデミー賞優秀賞発表! 2012年3月4日参照。