八戸ノ里駅
八戸ノ里駅 | |
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高架上の八戸ノ里駅(2006年9月) | |
やえのさと Yaenosato | |
◄A08 河内小阪 (0.8 km) (1.7 km) 若江岩田 A10► | |
所在地 | 大阪府東大阪市小阪三丁目1-1 |
駅番号 | A09 |
所属事業者 | 近畿日本鉄道(近鉄) |
所属路線 | A 奈良線 |
キロ程 |
2.4km(布施起点) 大阪難波から8.5 km |
電報略号 | ヤエ |
駅構造 | 高架駅 |
ホーム | 2面4線 |
乗降人員 -統計年度- |
24,708人/日 -2012年- |
開業年月日 | 1936年(昭和11年)11月19日 |
配線図 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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八戸ノ里駅(やえのさとえき)は、大阪府東大阪市小阪三丁目にある、近畿日本鉄道(近鉄)奈良線の駅である。駅番号はA09。
歴史
- 1936年(昭和11年)11月19日 - 大阪電気軌道の小阪(現在の河内小阪) - 若江岩田間に新設開業[1]。
- 1941年(昭和16年)3月15日 - 参宮急行電鉄との合併により関西急行鉄道の駅となる[1]。
- 1944年(昭和19年)6月1日 - 会社合併により近畿日本鉄道の駅となる[1]。
- 1969年(昭和44年)9月26日 - 大阪府道2号大阪中央環状線との交差部の高架化完成[2]。
- 2007年(平成19年)4月1日 - PiTaPa使用開始[3]。
駅構造
島式2面4線のホームを持つ待避可能な高架駅。ホーム有効長は6両(ただし、回送にそなえ、待避線自体の有効長は10両)。改札・コンコースは1階、ホームは2階にある。改札口は1ヶ所のみ。自動改札機は東芝製が設置されている。赤い自動改札機(EG-2000)は、出場時2枚一括処理、PiTaPa・ICOCAに対応する。
2007年9月中に、ホームに列車案内表示機が設置された。各駅停車のみの停車のため、フルカラーではないLED式1段表示のタイプ(三山木駅とほぼ同一のタイプ)が導入されている。
定期券・特急券は自動発売機、駅窓口で購入が可能だが、駅窓口の営業時間は(定期券・特急券ともに7- 9時と18 - 20時)となっている。
のりば
のりば | 路線 | 方向 | 行先 |
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1・2 | A 奈良線 | 下り | 東花園・生駒・大和西大寺・奈良・天理方面 |
3・4 | A 奈良線 | 上り | 布施・大阪上本町・大阪難波・尼崎・甲子園・三宮方面 |
内側2線(2番線と3番線)が主本線、外側2線(1番線と4番線)が待避線である。なお、4番のりばからは非常渡り線を使用して奈良方面への出発も可能である。
利用状況
- 2012年11月13日の調査結果によると、1日の乗降人員は24,708人。
- 2010年11月9日の調査結果によると、1日の乗降人員は23,837人[4]。
- 近鉄の全調査対象駅の中では287駅中29位。
- 難波線・奈良線の駅(大阪線複々線区間や他線接続駅含む)としては24駅中14位。ちなみに奈良線内で優等列車の停車のない駅では最も利用客が多い。
- 大阪府内の近鉄の駅としては61駅中13位。
- 2008年11月18日の調査では1日の乗降人員は24,781人、2005年11月8日の調査では24,828人。
近年における1日平均乗車人員は以下の通り。
年度 | 1日平均 乗車人員[5] |
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2009年(平成21年) | 12,899 |
2010年(平成22年) | 12,629 |
2011年(平成23年) | 12,848 |
2012年(平成24年) | 12,923 |
2013年(平成25年) | 13,069 |
2014年(平成26年) |
駅周辺
「八戸ノ里」の駅名の由来は、この地域の開発が始まった江戸時代初期に入植した豊臣家旧臣達の家の数が8戸であったことに由来する。ただし、この地域は古代、河俣御厨(かわまたみくりや)の一部(現在も駅の北側には御厨の地名が残存している)であり、室町時代には近隣の若江(若江岩田駅南)に河内国守護の畠山氏の居城である若江城があり、戦国時代にはカトリックの宣教師によって若江城およびその城下の繁栄が記されているなど比較的早い時期から開発されていたと思われる。ただし、近年の研究で大坂の役の際に、淀川の堤防が決壊し、この地域も一時的に沼地と化したとされることから、この時期に以前にこの地にいた住民は他所へ移り、その後、沼地となったこの地域を開発したのが上記の8戸の家々であった可能性が指摘されている。1950年代半ばまでは辺り一面何もない田園地帯であったが、今では住宅や中小ビルがびっしりと建て込み、雑然とした町並みで、再開発の動きもない。
東花園車庫が出来る1967年まで、八戸ノ里に車庫があった。河内小阪駅にあった車庫を移転させたものである。東花園駅への再移転後、跡地は近鉄によりマンションが建設された。
また、1952年から1982年までは、当駅と東隣の若江岩田駅の中間に玉川工場があり、奈良線・京都線車両の重要部検査・全般検査の業務を行っていた。五位堂検修車庫の完成で廃止され、跡地は商業施設「近鉄ハーツ」となったが2010年3月31日に閉鎖された。同地にはその後2011年10月5日に、ニトリ・スーパービバホームなどを中心とした新しい商業施設「ニトリモール東大阪」が開業した。
- 大阪中央環状線(駅前に旧道、東側に新道)
- 近畿自動車道(大阪中央環状線新道に並行)
- 司馬遼太郎記念館
- 布施警察署(2010年11月29日より、水道局旧庁舎跡地に建設された新庁舎にて業務開始。)
- 東大阪市立総合病院(中央環状線新道沿い。以前は駅北の中央環状線旧道沿いにあった。当駅から100円バスが出ている。)
- 大阪府立中河内救命救急センター
- 八戸の里公園・東大阪市立総合体育館(東大阪アリーナ)
- 東大阪労働基準監督署
- 東大阪下小阪郵便局
- 勤労市民センター(ユトリート東大阪)
- 東大阪市水道局
- 山陽マルナカ東大阪店
- 万代八戸ノ里店
- マツヤデンキ八戸ノ里店
- サンクス八戸ノ里駅前店
- 八戸ノ里ドライビングスクール
- TSUTAYA八戸ノ里駅店
- 三菱東京UFJ銀行八戸ノ里ATMコーナー
学校
- 近畿大学本部キャンパス
- 近畿大学附属高等学校・中学校
- 樟蔭東女子短期大学
- 樟蔭東中学校・高等学校
- 大阪府立布施高等学校
- 大阪府立布施工科高等学校(旧称:大阪府立布施工業高等学校)
- 大阪商業大学高等学校
- 東大阪市立八戸の里小学校
- 東大阪市立八戸の里東小学校
- 八戸の里幼稚園
バス
近鉄バスが乗り入れている。ロータリーは南口にある。
駅改札内にはバス発車時刻案内表示装置(LED式)が設置されている。2015年3月21日よりバス乗り場が変更されている。
- 1番のりば(近大シャトル)
- 100番:近畿大学東門前行(100円バス)
- 2番のりば(中央環状線)
- 71番:久宝寺口駅前行 (平日の朝夕に運行)
- 76・77番:金物団地前行
- 他に近鉄バスによる近畿大学付属中学校・高等学校行のスクールバスが停車するが、生徒、保護者以外の乗車はできない。
- 3番のりば(春宮線・布施線)
- 4番のりば(東大阪病院線)
- 25番:東大阪市立総合病院行(100円バス)
また、駅北口西側にも乗り場があり、以下の路線が乗り入れている。
- 15・21・77番:小阪駅前行
かつて吹田八尾線が運行していた頃は京阪バスや阪急バス、さらに国鉄バスも乗り入れていた。
隣の駅
- 近畿日本鉄道
- A 奈良線
- 括弧内は駅番号を示す。
脚注
- ^ a b c 曽根悟(監修)『週刊 歴史でめぐる鉄道全路線 大手私鉄』 3号 近畿日本鉄道 2、朝日新聞出版〈週刊朝日百科〉、2010年8月29日、11-13頁。ISBN 978-4-02-340133-4。
- ^ 近畿日本鉄道株式会社『近畿日本鉄道 100年のあゆみ』近畿日本鉄道、2010年12月、307頁。全国書誌番号:21906373。
- ^ "平成19年4月1日から、近鉄主要路線でICカードの利用が可能になります" (pdf) (Press release). 近畿日本鉄道. 30 January 2007. 2016年3月2日閲覧。
- ^ 近畿日本鉄道 駅別乗降人員
- ^ 東大阪市統計書(平成26年度)