八戸ノ里駅

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

これはこのページの過去の版です。Dora2015 (会話 | 投稿記録) による 2016年3月10日 (木) 12:49個人設定で未設定ならUTC)時点の版 (→‎のりば)であり、現在の版とは大きく異なる場合があります。

八戸ノ里駅
高架上の八戸ノ里駅(2006年9月)
やえのさと
Yaenosato
A08 河内小阪 (0.8 km)
(1.7 km) 若江岩田 A10
所在地 大阪府東大阪市小阪三丁目1-1
北緯34度39分49.22秒 東経135度35分22.3秒 / 北緯34.6636722度 東経135.589528度 / 34.6636722; 135.589528
駅番号  A09 
所属事業者 近畿日本鉄道(近鉄)
所属路線 A 奈良線
キロ程 2.4km(布施起点)
大阪難波から8.5 km
電報略号 ヤエ
駅構造 高架駅
ホーム 2面4線
乗降人員
-統計年度-
24,708人/日
-2012年-
開業年月日 1936年昭和11年)11月19日
テンプレートを表示

配線図

河内小阪駅

4 3 2 1


STRg STRf
KRW+l KRWgr KRWgl KRW+r
STR STR STR STR
STR+BSl STR+BSr STR+BSl STR+BSr
STR+BSl STR+BSr STR+BSl STR+BSr
STR STR STR STR
KRWl KRWg+r KRWg+l KRWr
STRg STRf

若江岩田駅

待避線で通過待ちの列車

八戸ノ里駅(やえのさとえき)は、大阪府東大阪市小阪三丁目にある、近畿日本鉄道(近鉄)奈良線である。駅番号はA09

歴史

駅構造

島式2面4線のホームを持つ待避可能な高架駅。ホーム有効長は6両(ただし、回送にそなえ、待避線自体の有効長は10両)。改札コンコースは1階、ホームは2階にある。改札口は1ヶ所のみ。自動改札機は東芝製が設置されている。赤い自動改札機(EG-2000)は、出場時2枚一括処理、PiTaPaICOCAに対応する。

2007年9月中に、ホームに列車案内表示機が設置された。各駅停車のみの停車のため、フルカラーではないLED式1段表示のタイプ(三山木駅とほぼ同一のタイプ)が導入されている。

定期券・特急券は自動発売機、駅窓口で購入が可能だが、駅窓口の営業時間は(定期券・特急券ともに7- 9時と18 - 20時)となっている。

のりば

のりば 路線 方向 行先
1・2 A 奈良線 下り 東花園生駒大和西大寺奈良天理方面
3・4 A 奈良線 上り 布施大阪上本町大阪難波尼崎甲子園三宮方面

内側2線(2番線と3番線)が主本線、外側2線(1番線と4番線)が待避線である。なお、4番のりばからは非常渡り線を使用して奈良方面への出発も可能である。

利用状況

  • 2012年11月13日の調査結果によると、1日の乗降人員は24,708人。
  • 2010年11月9日の調査結果によると、1日の乗降人員は23,837人[4]
    • 近鉄の全調査対象駅の中では287駅中29位。
    • 難波線・奈良線の駅(大阪線複々線区間や他線接続駅含む)としては24駅中14位。ちなみに奈良線内で優等列車の停車のない駅では最も利用客が多い。
    • 大阪府内の近鉄の駅としては61駅中13位。
  • 2008年11月18日の調査では1日の乗降人員は24,781人、2005年11月8日の調査では24,828人。

近年における1日平均乗車人員は以下の通り。

年度別1日平均乗車人員
年度 1日平均
乗車人員[5]
2009年(平成21年) 12,899
2010年(平成22年) 12,629
2011年(平成23年) 12,848
2012年(平成24年) 12,923
2013年(平成25年) 13,069
2014年(平成26年)

駅周辺

「八戸ノ里」の駅名の由来は、この地域の開発が始まった江戸時代初期に入植した豊臣家旧臣達の家の数が8戸であったことに由来する。ただし、この地域は古代、河俣御厨(かわまたみくりや)の一部(現在も駅の北側には御厨の地名が残存している)であり、室町時代には近隣の若江(若江岩田駅南)に河内国守護畠山氏の居城である若江城があり、戦国時代にはカトリック宣教師によって若江城およびその城下の繁栄が記されているなど比較的早い時期から開発されていたと思われる。ただし、近年の研究で大坂の役の際に、淀川堤防が決壊し、この地域も一時的に沼地と化したとされることから、この時期に以前にこの地にいた住民は他所へ移り、その後、沼地となったこの地域を開発したのが上記の8戸の家々であった可能性が指摘されている。1950年代半ばまでは辺り一面何もない田園地帯であったが、今では住宅や中小ビルがびっしりと建て込み、雑然とした町並みで、再開発の動きもない。

東花園車庫が出来る1967年まで、八戸ノ里に車庫があった。河内小阪駅にあった車庫を移転させたものである。東花園駅への再移転後、跡地は近鉄によりマンションが建設された。

また、1952年から1982年までは、当駅と東隣の若江岩田駅の中間に玉川工場があり、奈良線・京都線車両の重要部検査・全般検査の業務を行っていた。五位堂検修車庫の完成で廃止され、跡地は商業施設「近鉄ハーツ」となったが2010年3月31日に閉鎖された。同地にはその後2011年10月5日に、ニトリスーパービバホームなどを中心とした新しい商業施設「ニトリモール東大阪」が開業した。

学校

バス

近鉄バスが乗り入れている。ロータリーは南口にある。

駅改札内にはバス発車時刻案内表示装置(LED式)が設置されている。2015年3月21日よりバス乗り場が変更されている。

また、駅北口西側にも乗り場があり、以下の路線が乗り入れている。

  • 15・21・77番:小阪駅前行

かつて吹田八尾線が運行していた頃は京阪バス阪急バス、さらに国鉄バスも乗り入れていた。

隣の駅

近畿日本鉄道
A 奈良線
快速急行・急行・準急・区間準急
通過(付近に学校が多く、その要請で準急などが臨時停車することがある。)
普通
河内小阪駅 (A08) - 八戸ノ里駅 (A09) - 若江岩田駅 (A10)
  • 括弧内は駅番号を示す。

脚注

  1. ^ a b c 曽根悟(監修)『週刊 歴史でめぐる鉄道全路線 大手私鉄』 3号 近畿日本鉄道 2、朝日新聞出版〈週刊朝日百科〉、2010年8月29日、11-13頁。ISBN 978-4-02-340133-4 
  2. ^ 近畿日本鉄道株式会社『近畿日本鉄道 100年のあゆみ』近畿日本鉄道、2010年12月、307頁。全国書誌番号:21906373 
  3. ^ "平成19年4月1日から、近鉄主要路線でICカードの利用が可能になります" (pdf) (Press release). 近畿日本鉄道. 30 January 2007. 2016年3月2日閲覧
  4. ^ 近畿日本鉄道 駅別乗降人員
  5. ^ 東大阪市統計書(平成26年度)

関連項目

外部リンク