全国不登校新聞社

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

これはこのページの過去の版です。ROE100 (会話 | 投稿記録) による 2021年10月31日 (日) 21:34個人設定で未設定ならUTC)時点の版 (整形)であり、現在の版とは大きく異なる場合があります。

全国不登校新聞社
設立 1998年2月。
法人番号 6011505001229 ウィキデータを編集
法的地位 NPO法人
目的 『不登校新聞』の発行。子ども・若者についての講演会や当事者の交流会の開催など。
本部 日本の旗東京都文京区水道2丁目13-12-302 
公用語 日本語
重要人物 石井志昂(理事・編集長)
機関紙 不登校新聞
関連組織 東京シューレ、フリースクール全国ネットワーク、登校拒否・不登校を考える全国ネットワーク
職員数
理事8名
ウェブサイト 全国不登校新聞社 (NPO法人)公式サイト
テンプレートを表示

全国不登校新聞社(ぜんこくふとうこうしんぶんしゃ)とは、不登校の専門紙『不登校新聞』を発行しているNPO法人である。1998年設立。

概要

日本で唯一の不登校の新聞である『不登校新聞』を発行している[1]

「当事者の声に寄り添う」を原則に1,100名を超える不登校・ひきこもり当事者経験者の声を掲載した。

2013年8月よりweb版不登校新聞としてオンラインマガジンも創刊。

創刊以来、『当事者視点』を編集方針とし、不登校、ひきこもり経験者による『子ども若者編集部』を創設。

経験者、当事者らによる企画立案、取材、執筆等も行なっている[2]

2017年4月に子ども若者編集部のメンバーは100名を超えた。

沿革

  • 1998年 - 団体設立、『不登校新聞』創刊[3]
  • 2004年 - 発行新聞名を『不登校新聞』から『Fonte』へ変更。
  • 2012年 - 部数減による「休刊危機」を訴える。
  • 2012年 - 部数の回復により「休刊危機」を撤回。
  • 2013年 - 全国10か所で不登校・ひきこもりの講演会を実施。
  • 2013年 - オンラインマガジン『不登校新聞』創刊。
  • 2015年 -「9月1日の子ども自殺」について文科省で記者会見を行なう。
  • 2016年 - 媒体名を『Fonte』から『不登校新聞』に変更。

創刊理由

1997年8月31日、2学期から学校に行くのをためらったと思われる子どもが焼身自殺。同時期に別の子が「学校が燃えれば学校に行かなくてすむと思った」という理由で学校を放火したという事件を受け、「学校に行くか死ぬかしかないという状況を変えたい」と願った市民らが1998年に「不登校新聞」を創刊した。(HPより引用)

関連書籍

  • 不登校新聞社編『この人が語る「不登校」』講談社、2002年1月18日。ISBN 978-4062110839 

インタビュー:羽仁未央大平光代、安住磨奈、辛淑玉、谷川俊太郎渡辺位岡本敏子五味太郎山口由美子椎名誠落合恵子吉本隆明立川志の輔森毅大槻ケンヂひろさちや高木仁三郎、大田堯。

  • 全国不登校新聞社編『学校に行きたくない君へ』ポプラ社、2018年8月3日。ISBN 978-4-591-15966-8

インタビュー:樹木希林、荒木飛呂彦、柴田元幸、リリー・フランキー、雨宮処凛、西原理恵子、田口トモロヲ、横尾忠則、玄侑宗久、宮本亜門、山田玲司、高山みなみ、辻村深月、羽生善治、押井守、萩尾望都、内田樹、安冨歩、小熊英二、茂木健一郎[4]

  • 全国不登校新聞社編『続学校に行きたくない君へ』ポプラ社、2020年7月14日。ISBN 978-4-591-16728-1

インタビュー:中川翔子、ヨシタケシンスケ、りゅうちぇる、立川志の輔、春名風花、あずまきよひこ、R-指定、谷川俊太郎、庵野秀明、宇多丸、田房永子、大槻ケンヂ、みうらじゅん、糸井重里、坂上忍、椎名誠、荻上チキ、対談 北斗晶×石井志昂[5]

以下の二作は、不登校新聞社の社員が編集に携わっている。

脚注

出典

外部リンク