兄弟拳バイクロッサー

半保護されたページ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

兄弟拳バイクロッサー
ジャンル 特撮テレビドラマ
原作 石森章太郎
脚本
監督
出演者
声の出演 沢りつお
ナレーター 小林修
音楽 菊池俊輔
オープニング 高橋元太郎「たたかえ!バイクロッサー」
エンディング 高橋元太郎「その名も兄弟拳バイクロッサー」
言語 日本語
製作
プロデューサー
制作 日本テレビ
放送
放送局日本テレビ系列
音声形式モノラル放送
放送国・地域日本の旗 日本
放送期間1985年1月10日 - 9月26日
放送時間木曜17:30 - 18:00
放送分30分
回数38
テンプレートを表示

兄弟拳バイクロッサー』(きょうだいけんバイクロッサー)は、1985年1月10日から同年9月26日まで日本テレビ系(一部地域を除く)で毎週木曜日17時30分 - 18時に全38回(34話 + 再放送4話)が放送された、東映製作の特撮テレビドラマ

概要

前年に放送された『星雲仮面マシンマン』の後続企画[出典 1]。町内などの比較的狭い範囲を舞台に、高校生・大学生の兄弟と子供をいじめる悪の組織との戦いをコメディタッチで描いている[出典 2]。マシンマンと同様に戦隊・宇宙刑事などの東映特撮番組に比べて低予算で制作された[1]一方で、アクションやメカニック要素が前作よりも強化された[2]

デザインは玩具先行であり、原作としてクレジットされている石ノ森章太郎の関与は、敵キャラクターのデザインやアイキャッチイラスト、主題歌歌詞作成にとどまっている[4]

作品タイトルである『兄弟拳バイクロッサー』は、「バイ」は2人(倍)、「バイク」に掛けており、「クロッサー」は変身時に両腕をクロスすることから付けられた。これは、石ノ森による命名である[6]

ストーリー

数々の悪人たちが探し求めた秘宝・魔神ゴーラの像は子供の泣き声を聞かせるとダイヤモンドを吐き出す力を持っていた。像を手に入れたドクターQは世界征服のための軍資金を得るべく、子供たちをいじめて泣かせようとする。

銀河系の守護神ペガサスは、水野兄弟に超能力とスーパーメカを与え、バイクロッサーに変身して、子供たちをドクターQの魔の手から守るように要請する。

第14話以降、魔神ゴーラの像に代わり悪神ゴーラゾンガーが登場。ドクターQらに命令を下し世界征服のための活動を始める。

登場人物

バイクロッサー

海蛇座第III銀河星団の守護神ペガサスによって選ばれた兄弟戦士。

水野 拳みずの けん / バイクロッサー・ケン
兄。1965年1月1日午前1時1分生まれ(20歳)の明和大学工学部に通う大学生。趣味はプラモデル作り[3]。愛車はスズキ・GS250FW
変身後は手技を得意とする[7]
  • 企画当初は「バイクロッサー・キン / 水野金太郎」という名前だった[8]
水野 銀次郎みずの ぎんじろう / バイクロッサー・ギン
弟。1968年2月2日午前2時2分生まれ(16 - 17歳)の高校生。趣味はコンピュータ[3]。愛車はスズキ・RG250Γ
変身後は足技を得意とする[7]

バイクロッサーの装備・戦力

クロススーツ
水野兄弟が着用する強化服。異次元空間に通ずる自室の洋服ダンスを通り抜け[注釈 1]、装着することで変身する[3]
ボディは、ケンは赤色、ギンは青色である。
  • 頭部はヘルメットを被ったようなデザインとなっており、撮影用スーツのマスクは頭囲が前後に長く、顔部分は小さく造形されている[9]。このような形状でもバランスが崩れていないことから、バンダイに所属していた野中剛は、造形を担当したレインボー造型企画の小松義人が手掛けたマスクの中で驚嘆したものとして挙げている[9]
  • バイクロッサー・ケンのスーツアクターを務めた村上潤は、プロテクターを装着するのに手間がかかったことを証言している[10]
ディメンジョン・アイ
両眼が光り、通常は見えない物体などが見えるようになる。透視能力は変身前でも使用可能。兄弟共通の能力だがケンが使用するケースがほとんどで、ギンが使用したのは第17話のみ。

バイクロッサー・ケン

クロスブレード[11]
鋭い長剣[12]。普段はクロスホルダー(腰のホルスター)に収められており、使用時に一瞬で刃が伸びる。斬撃の際に刀身を青白く発光させることも可能。最終決戦でのブライゾンガーとの戦いで折れてしまうが、ブライゾンガーが倒され兄弟の超能力が消失した後、折れて地面に突き刺さった刀身が元の剣の状態に復元、といった描写がみられた。
バスタークロス[11]
クロスホルダーに収められている専用レーザーガン。第17話ではギンがケンから借りて使用したこともある。最終決戦ではフルパワーで発射し、それまでの武器や技が利かなかったブライゾンガーにダメージを与えている。
ケン・フリスビー[11]
黄色いコイン状の爆弾でクロスホルダーに5枚収められている。軌道を操ることもできる。
ケン・クラッシャー
ガンメタリックカラーの円盤状小型爆弾。「BOMB!」のロゴマークが入っている。ケン・フリスビーと明確な区別がなされていなかった。第33話では地面に設置し敵が踏んだ瞬間に爆発、といった地雷のような使用方法も見られた。
ディメンジョン・サーチャー
頭部左側のアンテナを伸ばし、隠れている敵や特殊な電波などを探知する。

バイクロッサー・ギン

スリングフラッシャー[11]
ゴムパチンコのような形状の光弾銃。使用頻度は最も高かった。
クロスシューター[11]
ギンの手に内蔵されている2連装円盤速射砲[12]。折りたたみ式の照準装置が付いており精密射撃に向いている。照準装置は姿を消した敵や人間に化けた敵を見破ることも可能。内蔵武器のため、ヒャクメガンの磁石に引き寄せられなかった。

登場マシン

母艦スターコア
異次元空間にある、バイクロッサーの母船。水野兄弟がバイクロッサーに変身することで搭乗可能。ケンローダーとギンクロンを格納している。
ケンローダー
ケンが搭乗する、空飛ぶ車。地上走行モードから飛行モードに変形する[12]。飛行速度はマッハ5[11]。後部にギンクロンを格納しており、緊急発進させる[12]。両翼に2門のビーム砲ケンビームを装備[11]。第28話ではデスター・ロボに操られる人々を開放するために妨害電波を放射した。
ギンクロン
ギンが搭乗するスーパーバイク。最高時速400kmで走行する[11]。ギンの上半身部分がフードに覆われることで空中飛行も可能で[12]、飛行速度はマッハ1。ヘッドライトから必殺技・ブレーザーカノンを発射する。

合体技

ブレーザーカノン(ブレーザーカノン砲[11]
バイクロッサーの必殺技。ギンの乗ったギンクロンをケンが肩に担ぎ、ギンの「ブレーザーカノン砲、発射準備完了!」の発声とともにケンが敵に照準を合わせ、「OK!」と叫び、2人で「シューティング!」と叫んでギンクロンのヘッドライトから必殺の波動光線を発射する。太陽光がエネルギー。エネルギーの充填に時間がかかるために連射できず、最終話ではゴーラゾンガーにその弱点を突かれた[11]。光線の形状と色は、初期は幅広で稲妻状のオレンジ、後期はシャープな直線でブルーで、最終話では両方の色が交互に使用された。
  • オープニングの歌詞では「ブレーザーカノン 波動砲」と歌われる。
  • ブレーザーカノンの撮影は、ギンクロンを太い鉄棒で固定し、この鉄棒が映らないようにカメラ位置を工夫して撮られた。また、第7話以降に挿入される屋外での場面では、クレーンで吊って撮影された[13]
  • 企画段階では、ギンクロンはケンローダーと合体するという設定であったが、バンダイの村上克司がこれをリテイクし、完成作品でのブレーザーカノンとなった[14]。この案に対して周囲は驚いていたといい、村上は撮影現場でもどうやって担ぐのか問われ説明していたと述懐している[14]
クロスアタック
2人が腕を組み、敵の喉元にラリアットをくらわす。
クロスハリケーン
ケンがギンを放り上げ、ギンが空中回転して竜巻を起こす。
クロスボンバー
ギンがケンの右肩を踏み台にしてジャンプし、敵にパンチをくらわす。高所から落下するギンをケンが受け止めた後に放つバージョンや、ギンがギンクロンの座席から飛び上がり放つバージョンもある。
クロスパワー[注釈 2]
ケンのクロスブレードにギンがスリングフラッシャーを照射してエネルギーを充填し、2人でクロスブレードを持ち、襲ってくる敵を斬る。第15話でカッチュウナイトの黄金魔剣を破った。
隠烈剛かくれつごう
ギンがケンの背後に隠れ、一体となって敵の目を惑わせて、ギンがケンを飛び越えてキックする。第15話でカッチュウナイト、第33話でコブラミサイルに使用。
光射眩こうしゃげん
ケンがクロスブレードに太陽の光を反射させて敵の目を眩ませ、ギンがジャンプキックをくらわす。第16話でシルビアとリタに使用。
潜布身せんぷしん
ギンがケンの後ろからスリングフラッシャーを地面に撃ち込み、その隙に地面と同色の布で地面に同化し、隙を突いて2人で敵にキックする。第18話でシルビアとリタに使用。
爆勢斬ばくせいざん
敵が投げた爆弾の爆風を利用して2人が高くジャンプし、ギンがケンの背中をキックして、ケンがそのまま敵に突っ込んで敵の武器をクロスブレードで一刀両断する。第19話でリモギラーの杖を破壊した。
潜水身せんすいしん
敵の攻撃で水柱を上げさせ、その隙にケンとギンが水中に潜り、敵の後ろに回り込んでキックをくらわす。敵とバイクロッサーの間に水が無いと使えない。第20話でフォーカスマンに使用。
反射光はんしゃこう
ケンが敵の後ろに回ってクロスブレードをかざし、ギンがそれにスリングフラッシャーを反射させて後ろから敵の弱点を攻撃する。第23話でグリーンダーに使用。
風塵烈ふうじんれつ
ギンがパンチで岩を砕き、ケンがクロスブレードでそれを砂塵にして、風下にいる敵の目を眩ませてから攻撃する。第24話でイヤゴーに使用。
挟蹴旋きょうしゅうせん
ケンとギンが戦闘員ブラックマンを挟んでジャンプし、敵の攻撃する数秒の間にブラックマンを蹴って敵を怯ませ、敵の発射口を塞ぐ。第25話で石化ガスを使うベンキョーダーに使用。
爆激潜ばくげきせん
2人が敵の投げた爆弾を武器で爆破し、その爆煙に隠れて攻撃する。第28話でコブリオンに使用。
飛跳烈ひちょうれつ
ギンが敵に突進しながらケンがジャンプし、ギンのスリングフラッシャーで敵の武器を跳ね飛ばし、ケンが空中で受けて投げ返す。心の通い合った兄弟でなければできない技。第29話でヘラクレス兄弟に使用。
念動力
2人が腕を組み、互いの精神を集中させることで物理的な力を出す。第14話で使用。

デスター

ドクターQを首領とする秘密組織[15]奥多摩の地底から発掘した魔神ゴーラの像に良質なダイヤモンドを吐き出させるべく、子供たちを泣かす作戦を次々に遂行する[15]。一見すれば、やっていることが物凄くせこくてスケールが小さい。しかし子どもを、さらには目撃者(主にあけみ)を口封じとばかりに殺害しようとすることもあるなど、かなり悪質である。作戦の本質もダイヤを多く得ることによる自己満足と資金獲得のためにある。第15話でゴーラゾンガーが降臨してからは目的を「世界征服」に切り替えるが、あい変わらず回りくどいやり方が多い。

第33話でバイクロッサーの正体を知り、彼らが基地である大型船に近づいていることを知ると、基地に爆弾を仕掛けて抹殺しようとした。しかし彼らは裏をかいて海底から襲って来たために基地は自滅。Qたちは爆発に巻き込まれたかと思われたが命からがら脱出し、海外沿いの砂漠から逃亡してしまった。事実上の最終回である第34話では、回想シーンにのみ登場。

ドクターQ
悪の天才科学者にして、デスターの首領。だが本人はドンと呼ばれないと気が済まないという妙なこだわりを持っている。悪の世界ではその名を知られたダイヤコレクター[15]にして強欲極まりなく、手に入れたダイヤは全て己のコレクションにする。ゴーラの像を手に入れてからも「ここまで見事なものは出せない」と思って名だたるダイヤを狙ったこともあった。第17話からゴーラゾンガー製作の高知能ヘルメットを着用するが、性格は変わらなかった。
シルビア
デスター幹部。常に黒いコスチュームを着ている。Qの忠実な右腕として作戦を実行する。回りくどさこそあるものの作戦そのものは的確だったが、リタの登場以降は彼女に足を引っ張られ、失敗させられることが多くなってしまう。
リタ
第14話から登場するQの孫娘。デスターの新幹部として着任するが、それ以前はアメリカのマフィアの元に留学しあらゆる犯罪の手口を学んでいた。とにかく甘やかされて育ったゆえにQを「お爺ちゃま」と呼ぶが、当の本人からは「ドンと呼びなさい!」と毎回怒られる。シルビアを嫌って対立しており、彼女から手柄を横取りしようとするため、結果的に作戦を失敗させることが多い。
剣術を使った戦闘が得意で、一振りでサーベルに変わるスカーフを首に巻いている。
ブラックマン
デスターの下級戦闘員で、ドクターQに造られたアンドロイド。その名の通り、常に黒いジャケットと黒いソフト帽を身に付けている。集団で街に繰り出して子供たちを泣かせ、その泣き声を集音マイクで集める。頭頂部に銃が仕込まれておりソフト帽を脱いで発射できる。秘密隠蔽のために自爆する仕掛けがある。第1話ではブラックマンのオートバイ部隊が登場し、水野兄弟を襲撃した。
デスター・ロボ
デスターの最大戦力である、怪人ロボット。大別して2種類あり、第1 - 14話まではドクターQが設計製作した物だったが、第15話以降はゴーラゾンガーが設計し、Qが製作する強化版となった(強化版は装甲とパワーが強化)。なおどちらもボディは共通で、毎回頭部(固体によっては腕や足も)が異なる。また作戦実行の際に人間態に変身する者もいる。

デスターの支援者

魔神ゴーラ
海蛇座第III銀河星団から地球に現れた魔神。単眼の鬼のような姿をした奇怪な像に潜んでおり、子供の泣き声を聞かせるとダイヤモンドを口から吐き出す。過去さまざまな独裁者による内紛や戦争、抗争やクーデター、流血の惨事に関わってきたとされ、多くの悪人たちが探し求めていた存在。ただ、このダイヤは作戦が失敗すると瞬時に石ころや砂と化すため[15]、その度にQらを失望させる。
第13話でダイヤを吐き出さなくなったばかりか、第14話にて像に宿る魂がリタに憑依してQを叱責したため、それに激昂したQに捨てられるが、今度はあけみに憑依してバイクロッサーに挑戦する。最後は像の自爆ボタンを押してバイクロッサーを倒そうとするも、寸前で脱出され失敗。像の爆発と同時に魂となって母星に帰った。
悪神ゴーラゾンガー
ゴーラに代わって登場した魔神。その正体は、かつて海蛇座第III銀河星団によって作られた、邪悪な意思を持つコンピューター[15]であり、今まで第III銀河星団をはじめ、幾多の惑星を滅ぼした「惑星キラー」の異名を持つ。ドクターQの最終目標である世界征服に手を貸そうとして、事実上デスターの主導権を握ってしまう。作戦をめぐってQと対立することが多い。失敗続きのドクターQに業を煮やし、弟のコブラミサイルを呼び寄せ、バイクロッサーの正体を暴くことには成功するも敗北。最終的にはデスターを見限り、自ら宇宙最強の戦闘ロボブライゾンガーに変身。バイクロッサーのメカのエネルギーを消耗させて必殺技を封じることに成功するも、ペガサスの与えたエネルギーで復活したブレーザーカノン砲で撃破された。

キャスト

  • 水野拳 / バイクロッサー・ケン - 金子哲
  • 水野銀次郎 / バイクロッサー・ギン - 土家歩
  • 竹田あけみ - 沢近恵子
  • 水野勝子 - 中真千子(第1 - 14話)
  • 竹田大吉 - 相馬剛三
  • 杉原勇 - 那知武敏
  • 山下雄一 - 亀山浩樹(第1 - 21話)
  • 田村圭介 - 値賀忠士
  • 木下美樹 - 山岸晃子
  • 松山文夫 - 中島義実
  • 青木誠 - 萩生田善道(第21 - 34話)
  • ドクターQ - 潮健児 → 潮建磁(第13話より改名)
  • シルビア - 高橋みどり
  • リタ - 羽田圭子(第14話 - )
  • 明和大学の教授 - 平野稔(第3、15、23、28話)
  • 水野幸介 - 野村昇史(第1、5話)

声の出演

スーツアクター

ケン役の村上潤は、本作品をもってスーツアクターとしては引退し、アクション監督へ転向した[10][7]。村上は、プレーヤーとしての自身の色は出し切ったと述べている[7]

スタッフ

ノンクレジット

音楽

放送当時に主題歌・挿入歌・サントラ盤のEPレコードおよびLPレコードが、徳間ジャパンのアニメージュレーベルより発売された。

歌曲は徳間ジャパンおよび日本コロムビアのオムニバス盤でCD化されているが、劇伴については未CD化。

オープニングテーマ「たたかえ!バイクロッサー」
作詞 - 石森章太郎 / 作曲 - 菊池俊輔 / 編曲 - 馬飼野康二 / 歌 - 高橋元太郎
第1 - 4、6 - 10、13 - 21、23、24、26、28、34話では挿入歌として使用された。
エンディングテーマ「その名も兄弟拳バイクロッサー」
作詞 - 八手三郎 / 作曲 - 菊池俊輔 / 編曲 - 馬飼野康二 / 歌 - 高橋元太郎
第2、4 - 9、11 - 14、17 - 25、27 - 30、32 - 34話では挿入歌として使用された。
挿入歌
「おれとおまえはバイクロッサー」(第18、20、21、25、26、28、31 - 33話)
作詞 - 石森章太郎 / 作曲 - 菊池俊輔 / 編曲 - 川上了 / 歌 - 藤原誠
「ゴーゴー!ケンローダー」(第16、22、25、27、29、31 - 33話)
作詞 - 八手三郎 / 作曲 - 馬飼野康二 / 編曲 - 川上了 / 歌 - 藤原誠

放送リスト

放送日 話数 サブタイトル 登場怪人、ほか 脚本 監督
1月10日 1 嵐を呼ぶ兄弟戦士 高久進 小笠原猛
1月17日 2 ダイヤを好む帝王
1月24日 3 お化け空缶珍騒動 東條昭平
1月31日 4 弱虫少年の超能力
  • キバキラー(声 - 仁内達之、人間態 - 増田再起)
2月7日 5 急げ!父が危ない 奥中惇夫
2月14日 6 おもちゃになった子猫
  • ブラインダー(声 - 山下啓介)
2月21日 7 限りある命の戦い 東條昭平
2月28日 8 お菓子 SOS!!
  • ドラクロス(声、人間態 - 冷水良信)
麻尾るみこ
3月7日 9 ビデオの中の死神 高久進 奥中惇夫
3月14日 10 シルビア街を行く
  • タンクボンブ(声 - 八代駿)
3月21日 11 兄を忘れた弟
  • トゲバラ(声 - 伊沢弘、人間態 - 伍堂清彦)
鷺山京子 東條昭平
3月28日 12 ああ兄弟女難の日
  • バトラー(声 - 槐柳二、人間態 - 徳田雅之)
麻尾るみこ
4月4日 13 兄さん俺を撃て!
  • スプレーゴン(声 - 山本精二、人間態 - 大館光信)
高久進 奥中惇夫
4月11日 14 魔神ゴーラの反乱
  • ボルダー(声 - 後藤敦
  • カッチュウナイト
4月18日 15 悪神ゴーラゾンガー
  • カッチュウナイト(声 - 永井寛孝)
東條昭平
4月25日 16 赤ちゃんにするぞ
  • ロビンダー(声 - 村越伊知郎、人間態 - 黒岩幻城)
杉村のぼる
5月2日 17 カレーにご用心!
  • コックラー(声 - 山下啓介、人間態 - 水橋和夫)
奥中惇夫
5月9日 18 あけみ神様になる 鷺山京子
5月16日 19 ランドセルの爆弾
  • リモギラー(声 - 仁内達之、人間態 - 佐藤光一)
高久進 東條昭平
5月23日 20 にせもの大騒動おおそうどう
  • フォーカスマン(声 - 八代駿、人間態 - 川島一平
佐藤しげる
5月30日 21 おへそを取るぞ!
  • カミナリオン(声 - 永井寛孝、人間態 - 清水照夫)
杉村のぼる 奥中惇夫
6月6日 22 最強のタイムロボ 高久進
永井達郎
6月13日 23 人を食う毒花!
  • グリーンダー(声 - 山下啓介、人間態 - 佐々森勇二)
  • 食肉植物ドラキューレ
佐藤しげる 東條昭平
6月20日 24 心を読むイヤホン 鷺山京子
6月27日 25 魔のデスター学校
  • ベンキョーダー[注釈 4](声 - 村越伊知郎)
麻尾るみこ
7月4日 26 とんだ宝探し!
  • ヒャクメガン(声 - 八代駿)
高久進 奥中惇夫
7月11日 27 善人になったドン
  • イシャーゴン(声 - 仁内建之、人間態 - 永田博丈
杉村のぼる
7月18日 28 コブ取り大騒動だいそうどう
  • コブリオン(声 - 山下啓介、人間態 - 小瀬朗)
佐藤しげる 東條昭平
7月25日 29 死闘対決兄弟ロボ
  • ヘラクレスI(声 - 山本精二)
  • ヘラクレスII(声 - 山崎哲也)
高久進
8月1日 30 ロボット少女の罠
  • シシキバラー(声 - 村越伊知郎)
麻尾るみこ 奥中惇夫
8月8日 31 銀ちゃん結婚して 杉村のぼる
8月15日 32 孫悟空は悪魔の子
  • リングゴクウ(声 - 池水通洋、人間態 - 星光)
高久進
永井達郎
8月22日 33 デスターの最後!?
  • コブラミサイル(声 - 山下啓介)
高久進 東條昭平
8月29日 34 無敵の必殺拳!!
  • ブライゾンガー(声 - 沢りつお、人間態 - 平松慎吾
9月5日 35 お菓子SOS!! (8話の再放送)
9月12日 36 赤ちゃんにするぞ (16話の再放送)
9月19日 37 にせもの大騒動! (20話の再放送)
9月26日 38 無敵の必殺拳!! (34話の再放送)

第35 - 38話の「さよなら特集(再放送)」4回分のOP・EDタイトルは、奥中惇夫の演出による新規撮影のミニドラマに差し替えられている[19]。また、次回予告も、金子、土家、沢近のレギュラー出演者3人による新録音となっていた(映像は変更なし)。

映像ソフト化

  • 2007年11月21日から2008年1月21日にかけて国内で初ソフト化となるDVD東映ビデオより発売された。全3巻の各2枚組で各巻11話(Vol.3のみ12話)収録。「さよなら特集」は未収録。これはYouTubeなどネット配信の際にもこれに準じた措置が取られている。
  • 2008年7月21日発売の「石ノ森章太郎 生誕70周年 DVD-BOX」にテレビシリーズの第1話が収録されている。
  • 1990年代には韓国で「フラッシュマンシリーズ」の1本として、『兄弟戦士エースマン』のタイトルでビデオが発売されている。

放送局

CS放送・ネット配信

CS放送
ネット配信

その他

脚注

注釈

  1. ^ タンスを介さずに、屋外で母艦スターコアからの光線を浴びて変身する描写もたびたびみられる[3]
  2. ^ 資料によっては、パワークロスブレードと記述している[12]
  3. ^ 脚本の表紙に「制作:日本テレビ、東映、読売広告社」と印刷。
  4. ^ 書籍『全怪獣怪人 下巻』では、名称をベンキューダーと記載している[17]
  5. ^ 書籍『全怪獣怪人 下巻』では、名称をフデバゴンと記載している[18]
  6. ^ 4月25日のみ金曜 17:00 - 17:30に放送。

出典

  1. ^ a b c 全怪獣怪人 下 1990, p. 232
  2. ^ a b 竹書房/イオン編 編『超人画報 国産架空ヒーロー40年の歩み』竹書房、1995年11月30日、176頁。ISBN 4-88475-874-9。C0076。 
  3. ^ a b c d e 常識 2013, pp. 160–161, 「『バイクロッサー』の主題歌を歌った意外な歌手は?」
  4. ^ a b c 「ヒーローファイル 兄弟拳バイクロッサー」『甦る!石ノ森ヒーローファイル』Gakken〈Gakken Mook〉、2013年9月10日、64-65頁。ISBN 978-4-05-610166-9 
  5. ^ a b 『昭和石ノ森ヒーロー列伝』徳間書店〈HYPER MOOK〉、2013年10月15日、80-85頁。ISBN 978-4-19-730131-7 
  6. ^ DVD vol.3 解説書より。
  7. ^ a b c d e 「スーパー戦隊制作の裏舞台 村上潤」『スーパー戦隊 Official Mook 20世紀』《1995 超力戦隊オーレンジャー講談社〈講談社シリーズMOOK〉、2019年4月10日、33頁。ISBN 978-4-06-513710-9 
  8. ^ 講談社X文庫『メーキング・オブ・東映ヒーロー (1) アクションヒーローの世界』 p.222 - 223
  9. ^ a b 「特別対談 小松義人×前澤範×野中剛」『宇宙船』Vol.149(SUMMER 2015.夏)、ホビージャパン、2015年7月1日、124頁、ISBN 978-4-7986-1049-8 
  10. ^ a b c d 仮面俳優列伝 2014, pp. 173–180, 「第5章 プレイヤーからアクション監督への転身 16 村上潤
  11. ^ a b c d e f g h i j 常識 2013, pp. 164–165, 「バイクロッサーの最強技ってなに?」
  12. ^ a b c d e f 東映×石ノ森 2010, pp. 124–125, 「兄弟拳バイクロッサー」
  13. ^ X文庫『メーキング・オブ・東映ヒーロー (1)』 p.155
  14. ^ a b 「DESIGNER INTERVIEW_06 村上克司」『メタルヒーロー怪人デザイン大鑑 奇怪千蛮』ホビージャパン、2017年9月30日、189頁。ISBN 978-4-7986-1540-0 
  15. ^ a b c d e 常識 2013, pp. 162–163, 「なぜテスターは子どもを泣かしてばかりなの?」
  16. ^ a b 『テレビマガジン15周年特別編集・テレビマガジンヒーロー大全集』(講談社・1987年) p.130
  17. ^ 全怪獣怪人 下 1990, p. 236.
  18. ^ 全怪獣怪人 下 1990, p. 237.
  19. ^ 『テレビマガジンヒーロー大全集』 p.229
  20. ^ 北海道新聞』(縮刷版) 1985年(昭和60年)1月 - 10月、テレビ欄。
  21. ^ 日刊スポーツ』1985年4月1日 - 9月30日付テレビ欄。
  22. ^ 福島民報』1985年2月7日 - 10月25日付朝刊、テレビ欄。
  23. ^ 『福島民報』1985年2月20日 - 11月7日付朝刊、テレビ欄。
  24. ^ 特撮ファン用コンテンツ

出典(リンク)

参考文献

関連項目

日本テレビ 木曜 17:30 - 18:00
前番組 番組名 次番組
デビルマン(再放送)
※月曜 - 水曜に縮小して継続
兄弟拳バイクロッサー
【本作のみ特撮番組】