僕らはみんな河合荘
僕らはみんな河合荘 | |
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ジャンル | 青春、コメディ |
漫画 | |
作者 | 宮原るり |
出版社 | 少年画報社 |
掲載誌 | ヤングキングアワーズ |
レーベル | ヤングキングコミックス |
発表号 | 2010年6月号 - 連載中 |
発表期間 | 2010年4月30日 - |
巻数 | 既刊7巻 |
アニメ | |
原作 | 宮原るり |
監督 | 宮繁之 |
シリーズ構成 | 古怒田健志 |
脚本 | 古怒田健志 |
キャラクターデザイン | 栗田新一、河野真貴(メイン) 山中純子、深川可純(サブ) |
音楽 | 松田彬人 |
アニメーション制作 | ブレインズ・ベース |
製作 | 委員会はみんな河合荘、TBS |
放送局 | #放送局参照 |
放送期間 | 2014年4月 - 6月 |
話数 | 全12話+OVA1話 |
ラジオ:僕らはみんな河合荘 〜ラジオもみんな河合荘〜 | |
放送期間 | 2014年3月27日 - 2014年7月10日 |
放送局 | ランティスネットラジオ HiBiKi Radio Station |
放送回数 | 16回 |
放送形式 | ストリーミング |
パーソナリティ | 花澤香菜(河合律 役) 佐藤利奈(錦野麻弓 役) 金元寿子(渡辺彩花 役) のうち2名。 |
テンプレート - ノート | |
プロジェクト | 漫画・アニメ |
ポータル | 漫画・アニメ |
『僕らはみんな河合荘』(ぼくらはみんなかわいそう)は、宮原るりによる日本の漫画。『ヤングキングアワーズ』(少年画報社)2010年6月号より連載されている。
概要
これまで主に4コマ漫画を描いてきた宮原にとっては初の「ストーリー形式」の連載漫画作品となる[1][注 1]。なお担当編集者は当初「4コマ漫画を始める」と『アワーズ』編集長の筆谷芳行に伝えていたため、ストーリー漫画のネームを筆谷に見せたところ相当驚かれたという。第1回がわずか10ページなのもその名残である[2]。
舞台は他の宮原作品同様に岐阜市をモデルとした地域[注 2]だが、人物の関連性などハイパーリンクの手法は当初は使われていなかった。宮原の別作品『恋愛ラボ』(芳文社『まんがタイムスペシャル』連載)のキャラとのコラボ作『かわいそうなラボ』が、『アワーズ』2013年10月号および『まんがタイムスペシャル』2014年6月号にそれぞれ掲載され、さらに本作の一部登場人物が『恋愛ラボ』内に出演もしている。
2013年11月30日発売の『ヤングキングアワーズ』2014年1月号でテレビアニメ化が発表され[3]、2014年4月より6月まで放送された。
累計出版数は第7巻の時点で140万部[4]。
ストーリー
男子高校生・宇佐和成は親の転勤により、食事付きの下宿「河合荘」で一人暮らしをすることとなった。そこには宇佐にとって憧れの先輩である女子高生・河合律も住んでおり、宇佐は「彼女と共に、穏やかで充実した高校生活を送りたい」と願う。だが彼女は無愛想で、いつも本に夢中で心を開こうとしない。なんとか彼女に近づきたい宇佐であったが、河合荘の住人は律以外も強烈な人ばかり。宇佐はルームメイトで人畜無害なマゾヒスト・城崎、美人だが男運のない面倒くさいOL・錦野麻弓、一見華やかだが実は腹黒という女子大生・渡辺彩花といった住人に振り回される。その後も日常的に起こるハプニングや、事件も宇佐和成自身の「人との距離をつかむのがうまい」性格(あだ名が変ショリ君(変人処理)のおかげで、周辺の人々同士のコミュニケーションが広がっていき、その中心的な役割を果たすようになっていく。それに伴い徐々に律と心の距離を詰めるようになり、これに応えるように彼女の中でも宇佐の存在がどんどん大きくなっていく。
登場人物
河合荘の人々
- 宇佐 和成(うさ かずなり)
- 声 - 井口祐一[5]
- 主人公の男子高校生で「北高」の1年生(初登場時)。名は長らく不明であったが、5巻でようやく明らかにされた。
- 親が転勤するにあたって拝み倒して念願の「一人暮らし」をすることとなったが、「家賃が安い」「賄い付」という理由で本人の承諾もなく親の決めた「河合荘」に入居することとなった。ルームメイト・城崎の変人さに一度は入居を拒否しかけるが、一目惚れした北高の先輩・河合律が住んでいることを知りあっさりこれを翻意した。これからの生活に対して明るい夢を持っていたのだが、その夢は残念な住人たちのおかげで脆くも崩れ去る。
- お人良し、かつ他人を無碍にはできない性格で、相手がどんなに変人であろうとしっかりと対応できる。しかし、これが災いしたのか中学時代は「『変人ばかりが寄ってくる』という災難続きでちっとも青春できなかった」らしく、挙句に卒業文集で自分が陰で「変人処理班」を略した「変ショリ」と呼ばれていたことを知った。
- 夏休みを利用して、明治時代に建てられた西洋館を改装して営業している喫茶店(この店は「書生カフェ」というコスプレ喫茶の一種)でアルバイトをしていた。店での源氏名は「姉小路」。常連と思われる特定趣味・嗜好の女性のグループには総受けキャラとして扱われていた。バイトは夏休み後に辞めたが以降もカフェには訪れ(その度にバイト復帰を要望され)、バレンタインイベントの時にはヘルプとして参加している。大好物は住子が作るチーズの乗ったハンバーグ。 料理はパンケーキが作れるなど、意外に上手い。
- 律に対してモーションらしきものをかけ続けているが、タイミングの悪さや周囲の妨害、そして何より律本人の面倒くささと鈍感さから進展は極めて遅い。
- 連載開始前の初期設定の段階では宇佐は存在していなかったが、ネームを切ってみたところもともとの主人公として据えていた律が「あまりにも動かない」為、「河合荘の近所に住む、律を気になっている爽やかな男子高校生・木俣」を改造して主人公のポジションに据えたという[6]。
- 河合 律(かわい りつ)
- 声 - 花澤香菜[5]
- 宇佐の1学年先輩(北高2年・初登場時)。高校入学と同時に河合荘に住み始める。母親が河合荘の実質的なオーナーであるが、海外赴任中のために同居していない[注 3]。怒った時は、オーナーの身内権限で家賃の値上げをほのめかすことも。
- 常に本を手にしており、ヒマさえあれば図書館に足を運ぶ「読書少女」。その一方で友人はほぼゼロで「プロぼっち」と称される。図書委員だった宇佐にとっては以前から「憧れの知的美少女」として顔は知っていた。だが常に無愛想・無表情・口数少なめ、さらにいつもイライラしているような素振りを取っていたため、彼女に近づきたかった宇佐は本心を読み取ることには苦労していた。だがその苦労の甲斐もあって、徐々にではあるが明るい表情も宇佐に見せるようになっていく。
- 実は笑いの沸点が低いがツボに入っても必死に堪え、大笑いすることはあまりない。また、怖がりであり、ホラー映画鑑賞会に参加はするが[注 4]「眠いから」と主張して画面を見ようとはしなかった。時折負けず嫌いな本性が顔をのぞかせる。宇佐にチェスで連敗した時には突然特殊ルール(「女王制に移行」「革命が勃発してポーンの中から英雄が」など)をでっちあげて勝負を継続させた。
- ぼっち状態については、楽だと感じているがずっと一人でいたいわけではない。「他人の心情を勝手にあれこれ深読みした挙げ句、最後には勝手に面倒になって離れる」結果が現在のぼっち状態であるらしく、彩花(後述)には「軽く考えりゃいいのに」、林(後述)には「深読みするのがクセなら(律に対する宇佐の態度を)別角度から考えてみたらどうなんだ」と煽られている[注 5]。
- 読書については濫読派だが好き嫌いはそれなりにあり、ハマった時は周囲の言葉や出来事も完全にシャットアウトしてしまう。また読んでいる小説作品に感情移入しすぎて、まるで自身がその作品の世界にいるような振る舞いをすることがある。アニメ版ではよく読む作家として三島由紀夫と山崎豊子の名を挙げている。本の扱いは雑で、乱雑に置いたり、凶器として利用することすらある。
- 成績はすでに志望大学入学は余裕と評価されるくらい優秀だが芸術方面は微妙。特に音感は極めて個性的で、住人全員でカラオケに行った際には麻弓にからかわれた怒りもあって「君が代」を歌い出した挙げ句、それを「君が代の可能性が広がった」(麻弓)「声とか音程じゃなく心で歌ってる」(宇佐)とまで言われた。
- 宇佐に対しては意識していると思わしき素振りを見せることもあるが、ほとんどの場合、最後には面倒くさい考えに終わるため恋愛方向の進展は極めて遅い。
- 城崎(しろさき)
- 声 - 四宮豪[5]
- 名は不明。宇佐のルームメイト[注 6]。ニックネームは「シロ」で、しかも「犬っぽく呼んで欲しい」とのこと。普段は作務衣(もしくは奇妙な日本語ロゴ入りのTシャツの上に袢纏をはおる)を着ており、ボサボサ頭で、前髪で目が隠れているために顔の造作はよくわからない。
- 河合荘に住んで4年目。毎年1回、自身が主催する「河合荘ゲーム大会」を開く。かつては小説を書いていたこともあったようだが現在は「充電中」と称しており基本は無職。だが何かしら一定の収入はあるようで家賃の滞納はゼロ。
- 性癖は真性のマゾヒストで、言葉で罵られたり殴られたりすると体が震えるほどの喜びを表す。「犬のように呼ぶ」ことを希望するのもこれが理由と思われる。住子も彼の扱いには慣れている様子で、お使いを頼むときには本人の希望で「思いっきり罵る」ようにして頼んでいる。外に出歩けば怪しい行動でたびたび警察官から職務質問を受けており、落し物の財布を届けに行った際にも「自首?」と訝られていた。
- 手先は器用で、亀甲縛りはお手の物。時折、思いつきで工作や新しい遊びを始めようとする。
- 性癖と言動が理由で河合荘の住人からは総じて邪険に扱われているが、大人の男性らしく人格的には住子と並んで練れており、宇佐には出来ないやり方で住人たちのフォローをすることがままあり、その点では住子などに信頼されている様子。大好物は住子が作る「チキンカツ」(第1話で住子が彼を指して曰く「チキンカツの好きなチキンカス」)。
- 錦野 麻弓(にしきの まゆみ)
- 声 - 佐藤利奈[5]
- 30歳手前のOL。河合荘に住んで3年。いわゆる「爆乳」の眼鏡美人だが男運には恵まれず、「ダメ男に捕まっては手のひらで転がされるように振り回され、最後は二股・三股(あるいはそれ以上)をかけられ捨てられる」という哀しい恋を繰り返しており[注 7]、律をして「吸引力の変わらないダメ男掃除機[注 8]」と評されている。恋愛面においては既に「自分が幸せでないと気がすまない」と大人気なく公言してしまうレベルにまで追い詰められている。酒好きだが酒癖が悪く、飲むと大抵やさぐれてしまい、周囲に当たったり毒づいたりするなどタチが悪い(宇佐が彼女と初めて会ったのも、男にフラれて河原でヤケ酒をあおっていた時であった)。普段から子供っぽい性格でやや場当たりかつわがままな言動が多く、律からは「ためらいなく頑丈な矛と盾振り回すよね」と言われたこともある。ただし性根はそれほど悪くなく、住人達に絡むのはむしろ仲間意識を持っているがゆえの気安さの現れでもある。そのため他の住人が外部の人間に不当に貶められたりすると擁護・反撃に回る。
- 自称「青春破壊団」。宇佐と律の初々しいやり取りも苦々しく思っており、二人がいい雰囲気になるとシモ方向に話を誘導しようとしたりするなど、場の雰囲気を壊したがる[注 9]。もっとも二人の関係が壊れることまでは望んでいないため、二人がすれ違いでモヤモヤした状態になるとそれはそれでイライラの種になる。
- 宇佐に対しては勝手に「童貞」扱いしており、下ネタやセクハラそのものの台詞を平気で口にするが他人のデリカシーのない態度には厳しい[注 10]。管理人の住子とオーナーの代理的存在の律には頭が上がらないが、それ以外の人物に対しては態度がでかい。大好物は住子が作る「親子丼」。テンションの強弱が激しい時にはギターの弾き語りをすることがある。ちなみに歌は上手い。料理はまるでダメでフル○チェぐらいしか作れず、椎名が手作りのマドレーヌを持参してきた時にはその圧倒的女子力にノックアウトされている。
- 渡辺 彩花(わたなべ さやか)
- 声 - 金元寿子[5]
- 20歳の女子大生。河合荘に住んで2年。性格は腹黒で、好きでもない男の気を引くように甘えたり、煽って修羅場を演出したりするのが趣味の小悪魔系。自他ともに認める「サークルクラッシャー」で、彼女がつぶした大学のサークルは数知れず。
- 麻弓をはじめ周囲の人間をからかうのが大好きだが、住子だけは怖いらしく、調子に乗りすぎて叱られる(脅される)と顔面蒼白になって謝る。また美晴からは彩花のある発言を理由に、何のかんの言いつつ他の住人たちを身内だと思っていると指摘されている。麻弓の胸やお腹の脂肪を揉むのが好きで、何かにつけて麻弓に抱きついている。
- 元ヤンキーかつ腐女子で、さらにバイセクシャルの気があることが友人の美晴(後述)の話で明らかにされている。農村出身でムカデを全く苦にしない一方、ウサギが大の苦手。実家は小さな土建屋で親は家を継がせたいらしく、ひとり暮らしも大喧嘩の末に交わされた「卒業後帰る」という約束の下に許されている(ただし守る気はない)。メイクは常に手を抜かないが、それを落とした素顔は宇佐も恐れおののく程の強烈なものらしく、美晴に中学時代の顔写真をバラされた際には林から「弟子にしてください」と言われている。料理はホット・スプリング・エッグが得意がぐらいで、他はダメ。
- 河合 住子(かわい すみこ)[注 11]
- 声 - 小林沙苗[5]
- 河合荘の管理人をしている小柄な老女。住人には「管理人さん」ではなく「住子さん」と呼ばせるようにしている。律は姪孫(兄の孫)にあたる。常に割烹着を着ており、笑顔を忘れない温厚な性格だが、笑顔でさらっと毒舌を吐いたりすることもある。したたかな所もあり本気で怒らせると怖いらしく、おふざけが過ぎた麻弓や彩花が住子の言葉に震え上がることも。住人の中では、城崎と特に仲が良い。常に住人の空気を読んでいて声をかける。住人が落ち込んでいるときやご褒美のときには、大好物を夕食に作る。
- 『恋愛ラボ』の舞台である「藤崎女子中学」(通称:藤女)のOGでもあり、同校100周年記念式典に来賓として出席している。
その他の人物
- 千夏(ちなつ[7])
- 声 - 清水愛
- 城崎が拾った財布の持ち主の小学生。9歳。城崎を不審がる母親(声 - 中川玲)を尻目に彼に興味を持つようになり、彼の作る「ピタゴラ装置(流し素麺台)」の製作を手伝うために河合荘に遊びに来るようになった。
- 子どもながらにサディストの気があり、城崎のM気質を刺激する言動を連発する[注 12]。また律のことも「ぼっち先輩」と呼び、宇佐との仲を事あるごとに容赦なく煽っている。
- 田神(たがみ)
- 声 - 酒井俊輔
- 宇佐の高校での友人。彼とともに図書係をすることも。麻弓に興味を持ち、実際に河合荘を訪れ彼女と会う。この時落ち込んでいた麻弓は彼のあからさまな態度によって自信を完全に取り戻し「年下もいいかな」と喜ぶが、15歳と聞いて「んな毛も生え揃っていなさそうなガキはパス」と宇佐に言い放つ。その後、彼は麻弓から同じクラスの女子・安藤にターゲットを変えた様で、それを宇佐から聞いた麻弓は悔しかったのか「あいつとお前に身体のどこかの骨がアロエゼリーになる呪いをかけておいた」と言い、その後の文化祭では露出狂紛いの色気攻勢に走った。
- 北条(ほうじょう)
- 声 - 緑川光
- 「書生カフェ」での宇佐のバイトの同僚。源氏名は「山本」。設定に煩いマニアックな性格。ただし時代考証は適当で、その辺りを黒川にツッコまれている[注 13]。宇佐に関しても「(前に勤務していた)姉小路の弟」などと勝手に設定付けした上に、それを頼みもしないのに説明してくる。もっとも基本的には他人思いな性格らしく、黒川が病気などの時にはバイトのシフトを交代したり[注 14]、美晴の腐女子トークを聞いた時には宇佐の門の無事を本気で心配したりしている。
- 黒川(くろかわ)
- 声 - 近藤隆
- 「書生カフェ」での宇佐のバイトの同僚。源氏名は「西園寺」。温和な顔つきだが、霊感があるらしく「自分の守護霊は幸田露伴の家の近所に住んでたおじいさんの孫」とのこと。ちなみに宇佐の守護霊は「夏目漱石の学校に行きたいなーと見てた人」とか。
- 彩花のちょっかいにも動じないマイペースな性格。本人にはまったく自覚がないが、相手が内心で「こう言って欲しい」と思っている言葉を無意識に把握し淡々と告げるため、スレているはずの麻弓ですら心を揺らされ、林にいたっては完全に心を射抜かれてしまった。
- 初期設定では「河合荘の住人・黒川」として登場する予定だったが、上述の宇佐の加入でバランスを取るためボツとなった[6]。
- 林(はやし)
- 声 - 沼倉愛美
- 宇佐の中学時代の同級生だった女子。彼にとってはトラウマな存在。中学時代はかなりの地味キャラかつ「自称超霊感少女」という変人で、「変ショリ」の宇佐を困らせることが多かった。自分を構ってくれる宇佐に好意を抱いていたものの、バレンタインチョコは周囲の反応を気にして渡すことができなかった。田神や友人たちと合コンのために訪れた書生カフェで宇佐と再会するが、高校デビューを果たしたその容姿は中学時代と打って変わって派手になっていた。自分の過去を知っている宇佐に対して、気まずさから冷たい態度を取ってしまうが、後にそのことを激しく後悔し、城崎の助言(らしきもの)もあって宇佐に非を詫びる。その直後、黒川にねぎらいの言葉をかけられ一目惚れしてしまう。
- 律と同じく読書家であるが、本の扱いは丁寧かつ神経質で、それが乱雑な律とは正反対。そのため、律の本の扱い方に憤慨し、一時期二人の関係は険悪になっていたが、北高文化祭で自分がトラブルに巻き込まれた際に助けてもらったことから態度を軟化させる。
- 後に書生カフェのヘルプ要員としてスタッフに加わる。バレンタインの時は自分が傍から見れば宇佐と律の間で当て馬的なポジションになっていることへの反感もあって律を煽ったものの、最後には律の鈍感さと非常に面倒くさい考え方に轟沈してしまう。
- 現在の律との関係は(特に「本」を間に挟む時は)基本的に良好、ただし宇佐が関わる部分については、律が宇佐に関して非常に中途半端な反応を示すため嫌味交じりに煽ることがある。また現在でも宇佐に対し好意を持っていると思しき描写があるが、宇佐が律を意識しているのが明らかなことから基本的には二人の関係を半ば呆れながら見守っている。
- 宇佐の母がメロンと一緒に送った卒業文集がきっかけで河合荘内で卒業文集の話題がブームになった時、「彩花からメイク術を教えてもらう」条件で彼女の文集を見せてもらうが、黒歴史満載のフリースペースは印刷直前に先生に頼み込んで真っ白にしてもらったものの、消さなかったプロフィール欄にあった「夢」の項目の「平凡で、心安らぐ日々を送りたい… 世界が…許してくれる、なら…」の一文で大爆笑を誘うことに(メイクはしてもらえた)。
- 「金華庵」のオーナー
- 声 - 甲斐田ゆき
- 住子の友人の女性。アニメでは氏名が「篠原タエ」とクレジットされていた[注 15]。彼女と同世代と思われる。住子同様、藤女OB。和食レストラン「金華庵」[注 16]と和風カフェ「川華路」(「書生カフェ」はこの店の「離れ」となる)を営む。「金華庵」に客として来た宇佐を「変人の扱いに長けているから」という理由で「夏休みの間だけでも」と書生カフェのバイトに誘う。バイト仲間がみんな「個性的」=「変人」と察した宇佐が嫌がると住子の差し金で河合荘を訪れ、店で着る書生スタイルの衣装を強引に身に着けさせ、それを見た律がときめく姿を見せ付けることで翻意させる。なお、この件に対する住子への成功報酬は「きみまろの公演のチケット」。
- 宇佐が同僚の変人さについていけず夏休み過ぎでバイトを辞めても諦めず、文化祭の時には「宇佐のバイト復帰」を条件にクラスメイトに書生コスチュームを貸し出す(当然宇佐本人の意思は無視)。結局宇佐はバレンタインイベント等でのヘルプ要員となる。
- 常田 美晴(つねだ みはる)
- 声 - 諏訪彩花
- 彩花の中学時代の友人。通称「ツネコ」。彩花とセットで「ナベツネ」と称されていた。
- 高校の同窓会の際に彩花の住む河合荘を訪ね、住人たちに彩花の過去について語る。彩花の弱みを知る人間として、住人からはこれ以上ないおもてなしを受ける。翌年のゴールデンウィークに再度河合荘を訪れる。その際は自身の要望で住人たちと書生カフェに行き、そこで再び彩花の過去を暴露しまくった。
- 初登場時は専門学校に通っていたが、卒業後は親戚のコネで地元の村役場に就職している。彩花には完璧なメイクを施してもらえるが、自分でやった場合は壊滅的なものになってしまう。また貧乳で、彩花には「大平原」呼ばわりされている。
- なお彼女が口にする「えらい(=つかれる)」「でえれえ(=すごく)」などの方言は岐阜弁で、アニメでの声を演じた諏訪は岐阜に住む友人から岐阜弁のレクチャーを受けたという[8][注 17]。
- 前村(まえむら)
- 声 - 中島沙樹
- 律のクラスメイトの女子。彼女と同じく「読書」好きで、本を通じて律と仲が良くなった。
- 「悪気はないが、相手の気持ちを真面目に汲むことをしない」性格で、良かれと思い彼女を「読書好きの男子」との合コンに(合コンであることを伏せて)誘った一件が元で一時期疎遠になる。それでも、文化祭の時には律に普通に話しかける程度には関係を修復させており、彼女の(やはり自分が良かれと思った)発案で律は執事の格好をする羽目になった。
- 三井(みつい)
- 声 - 竹内想
- 前村が律に誘った合コンに参加した「読書男子」。見た目はチャラ男。読んでいる本のジャンルによって読書趣味を格付けしカジュアルな本を読む者を見下すような発言をしたため、律を激怒させた。
- 佐久間 範弘(さくま のりひろ)
- 声 - 羽多野渉(ドラマCD)
- 河合荘の近くに住む中学3年生(初登場時)。受験へのストレスから河合荘の壁に落書きをするようになったが、それを見つかってしまい住人からキツいお仕置きを受ける。後に宇佐と律が志望校である北高に通っていることを知り、時々手土産(実家と思われる和菓子屋『くまや』の菓子)を持って河合荘を訪れるようになる。
- 落書き事件の際に親身に諭されたことから宇佐に一種の尊敬の念を抱いており、彼をイジりまくる麻弓とはカチあうことが多い。その際に「妖女」「毒婦」などと呼んだり「持ち主が分かるように」と彼女のペットボトルに漢字で「阿婆擦れ(アバズレ)」と書くなど、古風な表現を用いる事がしばしばある。
- 高校受験で北高を受験して合格したため、宇佐と律の後輩となった。
- 安藤
- 声 - 後藤沙緒里(第7巻特別編)
- 宇佐や田神のクラスメイトで、田神が狙っている女子。宇佐とも仲が良く、彼女から携帯ゲーム機を貸してもらうところを目撃した律はヤキモチからか気分がブルーになってしまう。
- 瀬戸 愛美(せと まなみ)
- 声 - 田村ゆかり(ドラマCD)
- 麻弓の高校時代の友人。当時は校内のミスコンで1位(2位が麻弓)という「ふんわり愛され系女子」で同じ男を争うこともあったという。現在は某商社の営業課長。傍目は幸せそうだがプチ同窓会でのアキラの一言がきっかけで麻弓に「実は婚約を破棄された」ことを打ち明ける。麻弓には「エリートとの合コンをセッティングする」と約束したが、飲みつぶれた彼女を迎えに来たスーツ姿の城崎(スーツは律の祖父のもの)を見て、これをキャンセルする。
- 麻弓の誘いで、彩花の実家近くで行われた「森コン」にも参加するが、苗字はこの時明らかにされている。
- アキラ
- 声 - 高橋伸也(ドラマCD)
- 麻弓の高校時代の彼氏(初めての恋人でもあった)。プチ同窓会で麻弓や愛美と再会するが、デリカシーのない発言を連発する。
- 馬淵 陽子(まぶち ようこ)
- 河合荘の元住人。東京の設計事務所に勤務しているが、河合荘にいた頃は就職した会社が倒産したりブラック企業だったりと、労働の面で相当苦労していたとのこと。剥がれた壁の漆喰の修繕のために呼び出され、住人たちと旧交を温めた(共に暮らした経験があるのは住子、城崎、麻弓で、宇佐など他の住人は彼女と面識が無かった)。
- 一見するとサバサバした性格だが、実は相手の痛いところを素でバサバサ斬っていくタイプ[注 18]。ボードゲームやファミリーゲームが好きで、シロがゲーム大会を開くようになったのは彼女の影響もあるらしい。
- 内心では東京での暮らしに疲れていたのか、別れ際に「河合荘に戻りたい」と住子に相談を持ちかけるが、「一度巣立った仮宿に戻って来てはいけない」と諭され、励まされて帰っていった。
- 大好物は住子が作る「たけのこたっぷりの五目ご飯」。
- 宇佐の母
- 声 - 田口宏子
- 単行本第1巻で電話の声で登場した後、第5巻で初登場。河合荘住人が初詣に行った際、律の母とともに姿を見せるがその時には公衆の面前で「かーくん」「かじゅっぺー」「キング[注 19]」と声を掛け息子をたじろがせる。
- フリーダムな性格で、息子の「変人が寄ってくる」ことの遠因にもなっているらしい。
- 律の母
- 河合荘の実質オーナー。宇佐の母による「息子の黒歴史」披露に最初は引くが、最後には思わず笑ってしまう。潔癖症気味の律とは違い下ネタもイケるタイプ。
- おみやげのセンスが絶望的になく、バッファローの角(フェイク品)や人形型置時計「チャーミーちゃん」[注 20]などを買ってきては娘を呆れさせている。
- 高橋
- 律や前村の知り合いの男子。律や前村・広瀬と一緒に、北高の図書室で、勉強会をすることになった。律のことが気になっている様子。
- 宇佐の眼前で律に近づくなど挑発的な態度をとるが、実際にはこれらの大部分は多少の嫉妬も含めたイタズラであり、(律本人の真意、および自覚の有無は別にして)律にとって宇佐が特別な存在であることは十分理解している模様。
- 椎名
- 佐久間の知り合いの女子。明るく社交的。アクの強い他の主要登場人物(女性)と比べるとごく普通の子で、麻弓ですら初対面の際には毒づくことなく「フツーにいい子」と評している。宇佐のことが気になっているそぶりを見せるため、林(と、おそらく律)からはある意味要注意人物扱いされているが、そんな彼女たちを相手に、しかも宇佐以外の共通の話題がほとんどないにも関わらず会話を成立させてしまうほどのコミュ力の持ち主(林曰く「コミュ力モンスター」)。
- 広瀬
- 高橋の友人。律や前村・高橋と一緒に、北高の図書室で、勉強会をしている。
用語
- 河合荘
- 主な舞台となる、木造の下宿。もともとは律の祖父(=住子の兄。故人)の自宅だった。岐阜市の「川原町」をモデルとした古い町並の中に所在している[9]。
- 管理人の住子を含め現状「男2:女4」が同じ一つ屋根の下で生活していることもあって、男に関しては「女子エリア(自室)」への侵入はご法度(逆に女は男子エリアに足を踏み入れても問題なし)。そのため女子エリアの廊下には竹刀・バット・スタンガンなどの護身道具が並べられている。
- 風呂・トイレは男女別の共同タイプだが、女性用は「温水洗浄機構付洋式便器」「シャワーもある大きなバスタブのお風呂」、片や男性用は「和式便器」「シャワーのない小さなバスタブのお風呂」と男女格差が付けられている[10]。
- 原則として「ごはんは皆揃って食べる」のがルール。また「(住子がその日の気分で決めた)自分の箸の置き場で食べること」も決まりとなっており、住子を怒らせると箸がとんでもない場所に置かれ「箪笥の天板がテーブル代わり(宇佐)」「廊下に正座、白飯のみ(彩花)」「強制便所飯(麻弓)」などの仕打ちを受けることになる[11]。賄いは平日のみ。休日でも住子の気が向いた日は一律300円で夕食が出るが事前申し込みが必要[注 21]。
書籍情報
- 宮原るり『僕らはみんな河合荘』 少年画報社〈ヤングキングコミックス〉、既刊7巻
- 第1巻 2011年6月13日発行(同年5月30日発売) ISBN 978-4-7859-3631-0
- 第2巻 2012年2月13日発行(同年1月30日発売) ISBN 978-4-7859-3777-5
- 第3巻 2012年9月13日発行(同年8月30日発売) ISBN 978-4-7859-3909-0
- 第4巻 2013年6月13日発行(同年5月30日発売) ISBN 978-4-7859-5057-6
- 第5巻 2014年4月9日発行(同年3月26日発売) ISBN 978-4-7859-5251-8
- 第6巻 2014年12月13日発行(同年11月29日発売)ISBN 978-4-7859-5435-2
- 第7巻 2015年10月14日発行(同年9月30日発売)ISBN 978-4-7859-5634-9
テレビアニメ
原作 | 宮原るり「僕らはみんな河合荘」 (「ヤングキングアワーズ」連載 / 少年画報社) |
---|---|
監督 | 宮繁之[12] |
助監督 | 古賀一臣(第1話 - 第4話)、室谷靖 |
シリーズ構成・脚本 | 古怒田健志[12] |
キャラクターデザイン | 栗田新一、河野真貴[12] |
サブキャラクターデザイン | 山中純子[12]、深川可純 |
プロップデザイン | 深川可純、秋篠Denforword日和 |
美術監督 | 黛昌樹 |
色彩設定 | 西香代子 |
撮影監督 | 浅川茂輝 |
編集 | 池田康隆 |
音響監督 | 川添憲五[12] |
音楽 | 松田彬人[12] |
音楽プロデューサー | 伊藤善之 |
音楽制作 | ランティス[12] |
音響制作 | ダックスプロダクション[5] |
プロデューサー | 田中潤一朗、石黒達也 吉江輝成、岩波順子 大石祐道、相田武一郎、林洋平 |
アニメーションプロデューサー | 米沢恵美 |
アニメーション制作 | ブレインズ・ベース[12] |
製作協力 | ポニーキャニオン、ランティス キッズステーション ダックスプロダクション ブレインズ・ベース ポニーキャニオンエンタープライズ ムービック |
製作 | 委員会はみんな河合荘、TBS |
2014年4月より6月まで[5]TBS、BS-TBSほかで放送された[12][13]。ロゴは原作のものとデザインこそ同じだが、「河合荘」にルビが記されている。
BD / DVDの第7巻はテレビ未放送のエピソードを収録[14]。
製作
テレビアニメ化に際し、監督の宮は河合荘の住人たちの日常そのものが魅力として、なかでも律の表情や仕草、宇佐主観の妄想カットにおける律を挙げている[15]。原作の持つテンポ感、爽やかさ、青春の甘酸っぱさなどをアニメーションとして再構築することを念頭に置いている[15]。声優陣のチームワークにも助けられ、彼らによるアドリブが豊富に盛り込まれた生の掛け合いを推している[15]。また、律の喜怒哀楽については何かしらの余韻が残って妄想が広がるように努めている[15]。なお、舞台である岐阜の景色は実際に取材したものが描かれている[15]。
主題歌
- オープニングテーマ「いつかの、いくつかのきみとのせかい」[13]
- 作詞 - 林英樹 / 作曲 - 佐藤純一 / 編曲・歌 - fhána[5] / ストリングス・アレンジ - 川本新
- OP最後のカットが、第6話までは春仕様(長袖の冬服と竹刀)、第7話以降は夏仕様(半袖の夏服)、特別編は秋仕様(文化祭でのコスプレ)になっている。
- エンディングテーマ「My Sweet Shelter」[13]
- 作詞 - こだまさおり / 作曲・編曲 - 山口朗彦 / 歌 - 河合律(花澤香菜)、錦野麻弓(佐藤利奈)、渡辺彩花(金元寿子)[13]
- 挿入歌「昆虫たちも祝福する森のウエディング」(第9話)
- 作詞 - 古怒田健志 / 作曲・編曲 - 松田彬人 / 歌 - 錦野麻弓(佐藤利奈)
- 原作では本曲が使われるシーンは『てんとう虫のサンバ』(チェリッシュ)だったが、アニメでは「大人の事情で使えなかった」ためにこの曲が製作された[16]。
各話リスト
話数 | サブタイトル | 絵コンテ | 演出 | 作画監督 | 総作画監督 | 後提供イラスト | 原作話 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
第1話 | たとえば | 宮繁之 | 古賀一臣 | 栗田新一 | 長谷川哲也 | 第1巻 第1話 - 第3話 | |
第2話 | これって | 吉川博明 | 室谷靖 | 河野真貴、江森真理子 | 河野真貴 | 水上悟志 | 第1巻 第4話 - 第6話 |
第3話 | どうして | 平野俊貴 | 黒田晃一郎 | 谷口繁則 | 栗田新一 | 大石まさる | 第1巻 第7話 - 第9話 |
第4話 | とりあえず | 米たにヨシトモ | 古賀一臣 | 小山知洋 | 河野真貴 | 小野寺浩二 | 第1巻 第10話・第11話 |
第5話 | やっぱり | 浦野美桜 | 大庭秀昭 | 江森真理子、栗田新一 山中純子 |
栗田新一 山中純子 |
鈴木小波 | 第2巻 第1話 - 第3話 |
第6話 | もしかして | 古賀一臣 | 室谷靖 | 深川可純、小川浩司 米田騎士 |
河野真貴 | むんこ | 第2巻 第4話・第5話 |
第7話 | おすすめの | 室谷靖 | 黒田晃一郎 | 谷口繁則 | 栗田新一 | 宮下裕樹 | 第2巻 第6話・第7話 |
第8話 | うれしぬ | 吉川博明 | サトウ光敏 | 梶浦紳一郎、深川可純 河野真貴、小林利充 |
河野真貴 小林利充 |
Ark Performance | 第2巻 第8話・第9話 |
第9話 | 禁断の | 中野英明 吉川博明 |
中野英明 | 山川宏治、栗田新一 | 栗田新一 | 聖悠紀 | 第3巻 第1話・第2話 |
第10話 | ほっとけばいいのに | 宮繁之 | 室谷靖 | 河野真貴、大木賢一 梶浦紳一郎、深川可純 栗田新一 |
河野真貴 | 曙はる | 第3巻 第3話・第4話 |
第11話 | 友達なんかいないって | 吉川博明 | 小柴純弥 | 谷口繁則、白川茉莉 深川可純、小川浩司 栗田新一 |
栗田新一 山中純子 |
石黒正数 | 第3巻 第5話・第6話 |
第12話 | 近づきたくて | 米たにヨシトモ | 室谷靖 | 梶浦紳一郎、深川可純 栗田新一、河野真貴 小林利充 |
河野真貴 小林利充 |
谷川史子 | 第3巻 第7話・第8話[注 22] |
特別編 | 初めての | 宮繁之 | 中野英明 寺澤伸介 |
小川浩司、深川可純 栗田新一、河野真貴 |
栗田新一 河野真貴 小林利充 |
第4巻 第6話 - 第8話 |
放送局
放送地域 | 放送局 | 放送期間 | 放送日時 | 放送系列 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|
関東広域圏 | TBSテレビ | 2014年4月4日 - 6月20日 | 金曜 2:16 - 2:46(木曜深夜) | TBS系列 | 製作局 |
兵庫県 | サンテレビ | 2014年4月7日 - 6月23日 | 月曜 23:30 - 火曜 0:00 | 独立局 | |
京都府 | KBS京都 | 2014年4月8日 - 6月24日 | 火曜 1:00 - 1:30(月曜深夜) | ||
中京広域圏 | CBCテレビ | 2014年4月11日 - 6月27日 | 金曜 3:26 - 3:56(木曜深夜) | TBS系列 | |
日本全域 | BS-TBS | 2014年4月13日 - 6月29日 | 日曜 1:30 - 2:00(土曜深夜) | BS放送 | |
キッズステーション | 2014年4月17日 - 7月3日 | 木曜 23:00 - 23:30 | CS放送 | 製作協力 『エリア23』枠 | |
ニコニコ生放送 | 2014年4月19日 - 7月5日 | 土曜 22:30 - 23:00 | ネット配信 | ||
ニコニコチャンネル | 土曜 23:00 更新 | [注 23] | |||
バンダイチャンネル | 2014年4月27日 - 7月13日 | 日曜 0:00(土曜深夜) 更新 |
関連商品
BD / DVD
BD/DVD各巻には映像特典として、原作単行本の話間に掲載されているショート作をアニメ化し収録。絵は原作のタッチに近いものになっている。このうち『シロさんと俺』は宇佐と城崎のストーリー外での日常を描いたもの。
巻 | 発売日 | 収録話 | 規格品番 | 特典映像 | ||
---|---|---|---|---|---|---|
BD | DVD | サブタイトル | 原作話 | |||
1 | 2014年7月2日 | 第1話 - 第2話 | PCXE-50401 | PCBE-54571 | シロさんと俺(1) シロさんと俺(2) シロさんと俺(3) |
第1巻 |
2 | 2014年8月6日 | 第3話 - 第4話 | PCXE-50402 | PCBE-54572 | シロさんと俺(4) 河合荘女子トーク | |
3 | 2014年9月3日 | 第5話 - 第6話 | PCXE-50403 | PCBE-54573 | 河合荘の住子さん シロさんと俺(5) |
第2巻 |
4 | 2014年10月1日 | 第7話 - 第8話 | PCXE-50404 | PCBE-54574 | 小悪魔♥麻弓さん 小悪魔♥さやかちゃん | |
5 | 2014年11月5日 | 第9話 - 第10話 | PCXE-50405 | PCBE-54575 | 俺の友人がMでした シロさんと俺(6) |
第3巻 第2巻 |
6 | 2014年12月3日 | 第11話 - 第12話 | PCXE-50406 | PCBE-54576 | シロさんと俺(7) シロさんと俺(8) |
第3巻 第4巻 |
7 | 2015年1月30日 | 特別編(TV未放映) | PCXE-50407 | PCBE-54577 | その頃ふたりは | 第4巻 |
CD
発売日 | タイトル | 規格品番 |
---|---|---|
2014年4月30日 | いつかの、いくつかのきみとのせかい | LACM-14228 |
2014年5月14日 | My Sweet Shelter | LACM-14229 |
2014年6月25日 | Between the Notes -TVアニメ『僕らはみんな河合荘』オリジナルサウンドトラック- | LACA-15406 |
2014年7月9日 | TVアニメ『僕らはみんな河合荘』ドラマCD[注 24] | LACA-15419 |
Webラジオ
『僕らはみんな河合荘 〜ラジオもみんな河合荘〜』のタイトルで、2014年3月27日から7月10日までHiBiKi Radio Stationとランティスネットラジオにて配信された。毎週木曜配信。DJCDは発売されていない。全16回。
- なお、ポニーキャニオンの通販サイト「きゃにめ.jp」でのBD/DVDの初回購入特典として、3名全員が出演する録り下ろしDJCDが各巻に添付される。
- パーソナリティ
- 花澤香菜(河合律 役)、佐藤利奈(錦野麻弓 役)、金元寿子(渡辺彩花 役)の3名のうち毎回2名が出演する。
- ニコニコ生放送
-
- 「僕らはみんな河合荘」Webラジオ「ラジオもみんな河合荘〜ニコ生スペシャル!」(2014年4月30日)
- 出演:花澤香菜、佐藤利奈
- 「僕らはみんな河合荘」Webラジオ「ラジオもみんな河合荘〜ニコ生スペシャル!2」(2014年5月28日)
- 出演:花澤香菜、金元寿子
- 「僕らはみんな河合荘」Webラジオ「ラジオもみんな河合荘〜ニコ生スペシャル!」(2014年4月30日)
- 同番組は事実上の公開録音として配信され、後にWebラジオでも配信された。
脚注
注釈
- ^ ストーリー形式の漫画自体は『恋愛ラボ』の特別編などがある。
- ^ 作中で「河合荘の近くに金華山があること」が明言されている他、長良橋をモデルにした橋などが登場する。
- ^ 第3巻第6話によれば、律の両親は離婚している。
- ^ 河合荘全体が雰囲気作りでホラー仕様になっていたため、一人でいると余計に怖いという理由もあった。
- ^ もっとも林は「宇佐が律を気にかける理由を『変ショリとして』ではなく『律が好きだから』だと考えてみたら」という意図で言ったのだが、律は「自分が宇佐の立場(=変ショリ)だったらどう思うか」と明後日の角度から考えてしまった。
- ^ 実際にはアコーディオンカーテンで4畳半ずつのパーソナルスペースを作っている。
- ^ 彩花によれば「男に都合良く気持ちを汲んじゃう」上にそういう恋愛経験を「上書きして忘れちゃうから」同じようなクズ男の手口に引っかかり続けるとのこと。
- ^ ダイソンの掃除機のコピーのパロディ。
- ^ 大体は特に意識してはいない反射的な行動のようで、宇佐がホワイトデーのお返しとして律に限定シュークリームを買ってきたときは、シュークリームが嫌いであるにも関わらず横取りして食べてしまった上に「何で私シュークリーム食べてるんだ?」と自分で悩んでいた。
- ^ 宇佐が廊下に落ちていた女性(住子)の下着を拾ったときに呆れていた。
- ^ アニメ1話より。原作での姓は表記されず。
- ^ 城崎は「18歳以下は恋愛対象外」と公言しているので、住人たちもそっち方面の問題はないであろうという点では安心している。
- ^ 北条の世界観では「日露戦争がようやく過去になるも、世界に暗雲が…」という1910年代半ばの設定のつもり。にも関わらず「漱石は東京帝大で教鞭を取っている」ことになっていて、黒川に「その頃には漱石は教職をやめている」と指摘されている。
- ^ 本人のいない所ではなぜかツンデレ的な言動になる。
- ^ 漫画では『ヤングキングアワーズ』2014年7月号で住子が彼女のことを「タエちゃん」と呼んだのが最初。
- ^ 「金華庵」は宮原の別作品『みそララ』にも登場。ただしオーナーは登場しない。
- ^ 諏訪は岐阜の隣の愛知県出身。
- ^ 後日麻弓に「クリスマスや年末年用に河合荘で遊ぶための麻弓向きのボードゲーム」を送っているが、これも彩花によれば「(麻弓には)クリスマスや年末年始予定が入らないってサラッと断言」しているらしい。
- ^ 和成がローマ字を覚えた際に「KAZ」と落書きしたため、「キングカズ」こと三浦知良にちなんで「キング」と呼ぶようになったという。
- ^ 録音機能付き。デフォルトではホラーチックな「Goog Morning!」しか入ってなかったため、母の入れ知恵で律に声を吹き替えさせて親戚にプレゼントしようとしたが怖がって貰ってもらえず、最終的には「律の声入り」が決め手になって宇佐が渋々貰うことになった。
- ^ ただしメニューも作る時点までの住子の気分に左右されるので、上は飛騨牛のステーキから下はゆで卵までとバクチレベルである。
- ^ 一部、第4巻第1話のエピソードも盛り込んでいる。
- ^ 第1話は無料配信、第2話以降は有料配信(第2話以降の無料配信期間は全て終了)。
- ^ 「せめてまともに」(原作話:第4巻 第2話)・「秋の夜長の」(同:第4巻 第3話)・「うつむかないで」(同:第4巻 第4話・第5話)の全3話。
出典
- ^ 単行本第1巻の帯。
- ^ “マンガ質問状:「僕らはみんな河合荘」 編集長もびっくり 4コマがストーリーものに”. まんたんweb. 毎日新聞社 (2012年10月22日). 2014年8月20日時点のオリジナルよりアーカイブ。2014年1月21日閲覧。
- ^ “僕らはみんな河合荘:テレビアニメ化決定”. MANTANWEB (2013年11月30日). 2013年11月30日閲覧。
- ^ 単行本第7巻の帯
- ^ a b c d e f g h i 『ヤングキングアワーズ』2014年3月号、少年画報社、2014年1月30日。
- ^ a b アニメBD/DVD第7巻収録「宮原るり描き下ろし漫画付き特別小冊子」より
- ^ 宮原るり (2011年7月31日). “河合荘9月号”. へっぽこですが。. 2014年1月21日閲覧。
- ^ 第11話あらすじ(アニメ公式サイト)
- ^ 2013年4月3日の作者のTwitterのツイート。
- ^ 第1巻第2話。
- ^ 第2巻裏表紙のおまけ漫画。
- ^ a b c d e f g h i 『ヤングキングアワーズ』2014年2月号、少年画報社、2013年12月28日。
- ^ a b c d 『ヤングキングアワーズ』2014年4月号、少年画報社、2014年2月28日。
- ^ アニメ公式Twitter - 2014年6月20日配信
- ^ アニメ公式サイト(第9話あらすじ)
外部リンク
- 僕らはみんな河合荘 公式ホームページ | TBSテレビ
- 僕らはみんな河合荘 (@anime_kawaisou) - X(旧Twitter)
TBS 木曜26:16枠 | ||
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前番組 | 番組名 | 次番組 |
桜Trick
※25:58 - 26:28 |
僕らはみんな河合荘
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