俳人協会

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俳人協会(はいじんきょうかい)は、日本俳句団体1961年現代俳句協会から有季定型派の俳人が分離するかたちで設立。初代会長は中村草田男。俳句文芸の創造的発展とその普及を図ることを目的とし、俳句文芸に関する調査研究、俳句大会や講演会・研究会の開催、俳人・俳文学者の顕彰、会報(『俳句文学館』)の発行などの事業を行う。1971年に社団法人に改組。1976年、俳句専門の図書館である俳句文学館を設立、その運営にあたっている。代表理事二名のうち、現会長は大串章、現理事長は能村研三。会員数は15000人(2013年12月現在)。入会には所属結社からの推薦を必要とする。

歴代会長[編集]

  1. 中村草田男(1961年 - 1962年)
  2. 水原秋桜子(1962年 - 1978年)
  3. 大野林火(1978年 - 1982年)
  4. 安住敦(1982年 - 1987年)
  5. 沢木欣一(1987年 - 1993年)
  6. 松崎鉄之介(1993年 - 2002年)
  7. 鷹羽狩行(2002年 - 2017年)
  8. 大串章(2017年 - )

俳人協会の賞[編集]

俳句文学館[編集]

俳人協会の発意により、1976年3月、東京都新宿区百人町に竣工された俳書専門図書館。俳句に関する資料の収集・保存・展示・閲覧を主な目的とする。建物は地上4階、地下3階で、1、2階に俳人協会の事務室がある。蔵書は2011年時点で句集54000冊、俳誌331000冊以上を数える。

参考文献[編集]

  • あらきみほ 『図説 俳句』 深見けん二監修、日東書院、2011年
  • 『現代俳句大事典』普及版、三省堂、2008年

関連項目[編集]

外部リンク[編集]