佐野美津男
佐野美津男 | |
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ペンネーム | 佐野 美津男 |
誕生 |
佐野 暠俊 1932年12月16日 東京府東京市浅草区 |
死没 | 1987年5月9日(54歳没) |
職業 | 児童文学作家、評論家 |
国籍 | 日本 |
最終学歴 | 東京都立蔵前工業高等学校卒業、大学中退 |
ジャンル | 児童文学、評論、詩 |
代表作 |
「にいちゃん根性」(1968年) 「ピカピカのぎろちょん」(1968年) 「東京・ぼくの宝島」(1970年) |
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佐野 美津男(さの みつお、1932年〈昭和7年〉12月16日 - 1987年〈昭和62年〉5月9日)は、日本の児童文学作家、評論家。本名は暠俊(あきとし)[1]。
経歴[編集]
東京府東京市浅草区生れ[2]。1945年(昭和20年)3月の東京大空襲で両親を失い、孤児となる[1]。東京都立蔵前工業高等学校卒。大学中退。
古田足日ら児童文学研究誌の「小さな仲間」に参加。25歳から児童文学を中心とした文筆活動に入り、1970年「児童図書館」創刊に参加[1]。
1977年相模女子短大教授に就任[1]。相模女子大学短期大学部教授在職中に急死[1]。
著書[編集]
- 『ゆうゆうと一ばん』〈雨の日文庫〉(1958年、 麦書房)
- 『大酋長ジェロニモ』〈西部小説選集〉(1959年、 金の星社)
- 『浮浪児の栄光』〈三一新書〉(1961年、三一書房)
- 『日本の女たち』〈三一新書〉(1964年、三一書房)
- 『現代にとって児童文化とは何か』(1965年、三一書房)
- 『子どもにとって美は存在するか』(1965年、 誠信書房)
- 『ライオンがならんだ』〈理論社・童話プレゼント〉(1966年、理論社)
- 『勝海舟 維新風雲録 負けるが勝ちさ』〈ペンギン・ブックス〉(1967年、 大和書房)
- 『強者のエネルギー 若者を勇気づける書』〈青春新書〉(1967年、 青春出版社)
- 『にいちゃん根性』〈母と子の図書室〉(1968年、太平出版社)
- 『ピカピカのぎろちょん』〈創作児童文学選〉(1968年、 あかね書房)
- 『竜馬と海舟 維新風雲録 幕末に殴り込め』〈ペンギン・ブックス〉(1968年、大和書房)
- 『犬の学校』〈創作子どもSF全集〉(1969年、 国土社)
- 『幻想的日本人論 史実と虚構の主役たち』〈三一新書〉(1969年、三一書房)
- 『やりたいことをやるだけさ』〈三一新書〉(1969年、三一書房)
- 『だけどぼくは海をみた』〈創作子どもSF全集〉(1970年、 国土社)
- 『東京・ぼくの宝島』〈新選創作児童文学〉(1970年、 国土社)
- 『怨念人物史伝』(1972年、 北洋社)
- 『きょういく族探検』(1973年、第三文明社)
- 『子ども族探検』(1973年、第三文明社)
- 『なっちゃう』〈フレーベルどうわ文庫〉(1973年、フレーベル館)
- 『午前2時に何かがくる』〈国土社の創作児童文学〉(1974年、国土社)
- 『宇宙の巨人 佐野美津男少年詩集』〈現代少年詩プレゼント〉(1975年、理論社)
- 『てんぐになりたい』〈小学館の創作民話シリーズ〉(1976年、小学館)
- 『原猫のブルース』〈三省堂らいぶらりい SF傑作短編集〉(1977年、三省堂)
- 『ぞうの星みつけた』〈小学館の創作童話シリーズ〉(1977年、小学館)
- 『イメージの誕生 子どもにとって美は存在するか』〈人間選書〉(1978年、農山漁村文化協会)
- 『まほうのけんきゅうじょ』〈はじめてのどうわ〉(1978年、小峰書店)
- 『童話感覚 パート2』(1979年、北斗出版)
- 『児童文学セミナー』(1979年、季節社)
- 『子ども学』〈人間選書〉(1980年、農山漁村文化協会)
- 『白鳥は死なず ヤマトタケルの遠征』〈吉野ろまん新書〉(1980年、吉野教育図書)
- 『小説のなかの教師』〈日評選書〉(1981年、日本評論社)
- 『童話感覚 漫画論と偉人伝』(1981年、北斗出版)
- 『魔法使いの伝記』〈文学のひろば〉(1981年、小峰書店)
- 『論集子ども学』〈全2巻〉(杉山書店、1981-83年)
- 『わたしってだれ? きおくをなくした少女』〈小学中級文庫〉(1981年、TBSブリタニカ)
- 『ゆめのけんきゅう』〈小学館こども文庫創作童話〉(1981年、小学館)
- 『まぼろしブタの調査 〈社会科〉Kノート』〈サンリードおはなし文庫〉(1983年、サンリード)
- 『ふしぎともだち』〈こみね幼年どうわ〉(1984年、小峰書店)
- 『ふしぎなことはぶらんこから』〈創作どうわのひろば〉(1985年、小峰書店)
- 『児童文学のコスモロジー』(1986年、杉山書店)
- 『宮沢賢治の童話を読む』(1988年、辺境社)
- 『浮浪児の栄光/戦後無宿』(1990年、辺境社)
共著[編集]
- 阿部進共著『こども対おとな マスコミのなかの現代っ子』〈三一新書〉(1962年、三一書房)
- 現代子どもセンター家庭教育研究会著『子どもの才能の伸ばし方』〈現代家庭教育新書〉(1965年、明治図書)
- 石母田正、いいだもも他著『日本人のエネルギー』〈現代の発見〉(1965年、春秋社)
編著[編集]
- 山中恒共編『母と子のお話図書館』(全4巻)(1967年、三一書房)
- 山中恒共編『とってもおもしろい話・ちょっとこわい話』〈母と子のお話図書館1〉(1967年、三一書房)
- 山中恒共編『うつくしくすてきな話、みんなげんきな話』〈母と子のお話図書館2〉(1967年、三一書房)
- 山中恒共編『日本のむかし話、世界のむかし話』〈母と子のお話図書館3〉(1967年、三一書房)
- 山中恒共編『ほんとうにあった話・ふしぎなふしぎな話』〈母と子のお話図書館4〉(1967年、三一書房)
- 『この人たちは勇気があった』〈子どものための伝記図書館1〉(1969年、三一書房)
- 『この人たちは学問をすすめた』〈子どものための伝記図書館4〉(1969年、三一書房)
- 『この人たちは大きな望みに生きた』〈子どものための伝記図書館9〉(1970年、三一書房)
- 『この人たちは平和を愛した』〈子どものための伝記図書館11〉(1970年、三一書房)
参考[編集]
- 日本近代文学大事典
脚注[編集]