佐屋駅

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佐屋駅
駅舎(2022年1月)
さや
SAYA
TB10 五ノ三 (2.1 km)
(2.0 km) 日比野 TB08
地図
所在地 愛知県愛西市須依町佐原2277番地
北緯35度8分50秒 東経136度42分59.1秒 / 北緯35.14722度 東経136.716417度 / 35.14722; 136.716417座標: 北緯35度8分50秒 東経136度42分59.1秒 / 北緯35.14722度 東経136.716417度 / 35.14722; 136.716417
駅番号 TB  09 
所属事業者 名古屋鉄道
所属路線 尾西線
キロ程 4.6 km(弥富起点)
駅構造 地上駅
ホーム 2面3線
乗降人員
-統計年度-
3,505人/日
-2020年-
開業年月日 1898年明治31年)4月3日
備考 終日有人駅
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佐屋駅(さやえき)は、愛知県愛西市須依町佐原にある、名古屋鉄道尾西線に属する駅だが津島線と案内されることもある[1]。愛西市の代表駅である。駅名は合併による愛西市誕生前の佐屋町にちなむ。駅番号はTB09

歴史

駅構造

島式・単式の複合型2面3線ホームを持つ地上駅で、有人駅。1・2番線が島式ホーム、3番線が単式ホームで、駅舎と1・2番線ホームとは弥富寄りにある構内踏切を介して行き来する。券売機はICカードに対応していないボタン式券売機1台のみで、改札内にICカードチャージ機も設置されていない(2023年10月現在)ため、この駅でICカードのチャージなどを行う場合には必ず窓口を利用しなければいけない。1番線は弥富方に車止めがある。また津島駅から一宮行きになる回送も一部発車するためワンマン確認の看板が1番線に設置されている。ホームは1番線が8両対応、2・3番線は6両まで対応している。ホームに列車案内は設置されていない。

のりば
番線 路線 方向 行先 備考
1 TB 尾西線[13]
TB 津島線[1]
下り 津島須ヶ口名鉄名古屋方面[13] 当駅始発
2 上り 弥富ゆき[13] 一部の津島方面も発車
3 下り 津島・須ヶ口・名鉄名古屋方面[13] 弥富方面からの直通

津島線から尾西線弥富方面へ直通する列車は、普通列車のみで毎時2本程度の運転である。ここから終点(書類上は起点)の弥富駅までは単線で列車交換設備はなく、弥富駅も単線なので1列車しか入線できない。

配線図

佐屋駅 構内配線略図

津島方面
佐屋駅 構内配線略図
弥富方面
凡例
出典:[14]


利用状況

  • 『名鉄120年:近20年のあゆみ』によると2013年度当時の1日平均乗降人員は4,020人であり、この値は名鉄全駅(275駅)中106位、尾西線(22駅)中4位であった[15]
  • 『名古屋鉄道百年史』によると1992年度当時の1日平均乗降人員は4,555人であり、この値は岐阜市内線均一運賃区間内各駅(岐阜市内線・田神線・美濃町線徹明町駅 - 琴塚駅間)を除く名鉄全駅(342駅)中102位、尾西線(23駅)中3位であった[16]
  • 『愛知統計年鑑』によると1日平均の乗車人員は2010年度では1898人である。
  • 「愛西市の統計」、「移動等円滑化取組報告書」によると、各年度の1日平均乗降人員は以下の通り[17][18]
年度 1日平均
乗降人員
2002年 3,818
2003年 3,812
2004年 3,832
2005年 3,973
2006年 3,965
2007年 3,948
2008年 3,915
2009年 3,823
2010年 3,810
2011年 3,849
2012年 3,869
2013年 4,020
2014年 4,042
2015年 4,170
2016年 4,275
2017年 4,280
2018年 4,289
2019年 4,374
2020年 3,505

尾西線の駅では、名鉄一宮駅・津島駅・奥町駅に次いで4番目に利用客が多いが名鉄名古屋駅までは停車駅が多く時間がかかるため名鉄全体では利用客はそれほど多くない。津島線の駅を含めると、特急・急行・準急が通過する七宝駅や藤浪駅より少ない。

名古屋駅(名鉄名古屋駅・近鉄名古屋駅)までは接続が良ければ津島線経由より弥富駅(近鉄弥富駅)から近鉄やJRに乗り換える方が列車への乗車時間が短いために逆方向の利用も若干ある。なお、三重県方面へは名古屋駅経由より弥富駅乗り換えの方が所要時間が圧倒的に短い。

駅周辺

隣の駅

名古屋鉄道
TB 尾西線[13](津島線[1]
特急急行準急
佐屋駅(TB09) - 日比野駅(TB08)
普通
五ノ三駅(TB10) - 佐屋駅(TB09) - 日比野駅(TB08)

脚注

注釈

  1. ^ 美濃電気軌道の合併に伴って1930年9月5日より名岐鉄道へ改称[4]。その後同社は1935年8月1日に愛知電気鉄道と合併し、名古屋鉄道(2代・現)となる[5]

出典

  1. ^ a b c 各駅詳細情報”. 名古屋鉄道. 2021年10月7日閲覧。
  2. ^ 名古屋鉄道広報宣伝部(編)『名古屋鉄道百年史』名古屋鉄道、1994年、919頁。 
  3. ^ 名古屋鉄道広報宣伝部(編)『名古屋鉄道百年史』名古屋鉄道、1994年、941頁。 
  4. ^ 名古屋鉄道広報宣伝部(編) 『名古屋鉄道百年史』 名古屋鉄道、1994年、950頁。
  5. ^ 名古屋鉄道広報宣伝部(編) 『名古屋鉄道百年史』 名古屋鉄道、1994年、958頁。
  6. ^ 名古屋鉄道広報宣伝部(編)『名古屋鉄道百年史』名古屋鉄道、1994年、943頁。 
  7. ^ a b 名古屋鉄道広報宣伝部(編)『名古屋鉄道百年史』名古屋鉄道、1994年、990頁。 
  8. ^ 名古屋鉄道広報宣伝部(編)『名古屋鉄道百年史』名古屋鉄道、1994年、287頁。 
  9. ^ 名古屋鉄道広報宣伝部(編)『名古屋鉄道百年史』名古屋鉄道、1994年、340頁。 
  10. ^ 名古屋鉄道広報宣伝部(編)『名古屋鉄道百年史』名古屋鉄道、1994年、1022頁。 
  11. ^ 名古屋鉄道広報宣伝部(編)『名古屋鉄道百年史』名古屋鉄道、1994年、1030頁。 
  12. ^ 名古屋鉄道広報宣伝部(編)『名古屋鉄道百年史』名古屋鉄道、1994年、572頁。 
  13. ^ a b c d e 佐屋(TB09)(さや) 路線一覧”. 名古屋鉄道. 2021年10月3日閲覧。
  14. ^ 電気車研究会、『鉄道ピクトリアル』通巻第816号 2009年3月 臨時増刊号 「特集 - 名古屋鉄道」、巻末折込「名古屋鉄道 配線略図」
  15. ^ 名鉄120年史編纂委員会事務局(編)『名鉄120年:近20年のあゆみ』名古屋鉄道、2014年、160-162頁。 
  16. ^ 名古屋鉄道広報宣伝部(編)『名古屋鉄道百年史』名古屋鉄道、1994年、651-653頁。 
  17. ^ 愛西市の統計 - 愛西市
  18. ^ 移動等円滑化取組計画書・報告書 - 名古屋鉄道

関連項目

外部リンク