仲間由紀恵

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なかま ゆきえ
仲間 由紀恵
本名 仲間 由紀恵
生年月日 (1979-10-30) 1979年10月30日(44歳)
出生地 日本の旗 日本沖縄県浦添市
身長 160 cm
血液型 A型
職業 女優
ジャンル テレビドラマ映画CM舞台
活動期間 1994年 -
公式サイト プロダクション尾木 公式サイト (日本語)
主な作品
TRICK』シリーズ
ごくせん』シリーズ
功名が辻
映画版 大奥
ありふれた奇跡
テンペスト』シリーズ
神様、もう少しだけ
 
受賞
日本アカデミー賞
第31回 優秀主演女優賞『大奥』
第32回 優秀主演女優賞『私は貝になりたい』
その他の賞
受賞歴参照
備考
第56575960回NHK紅白歌合戦』紅組司会
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仲間 由紀恵(なかま ゆきえ、1979年昭和54年)10月30日 - )は、日本女優。本名同じ。愛称は、ゆきちゃん、ゆっきー、仲間ちゃん、由紀恵ちゃん

沖縄県浦添市出身。プロダクション尾木所属。

プロフィール

経歴

  • 『TRICK』の続編、『TRICK2』に主演。続けて、ドラマ『ごくせん』に主演、山口久美子役で人気を呼ぶ。さらに映画『TRICK 劇場版』では初公開でその週の映画興行成績第1位となる。
  • 第53回NHK紅白歌合戦』で初の紅白ゲスト審査員を務める。

人物

親友の島谷ひとみのレギュラーラジオでの話ではなかなか豪快なところがあるとされ、ドラマで泣き所を撮影し終えた直後、ある俳優が彼女の楽屋に行くと、自前の『ダウンタウンのごっつええ感じ』のDVDを見て大笑いをしていたというエピソードがある。「バラエティ番組自体は大好きであるがバラエティトークは苦手」らしい。「自分の前後の他の役者の台詞も覚えて来る」ほどの根性の持ち主である。

おしゃれカンケイ』出演の際、『ごくせん』で苦労したことに「怒る演技」をあげており、理由は日常生活で怒って声をあげたことがなかったためと発言。

容姿

ヘアスタイルはデビュー当時からワンレングスで、ドラマや映画でも大きな変化はない。髪については、シャンプーLux(ラックス)」を販売しているユニリーバ・ジャパンが、全国600人の男女(16 - 39歳)を対象に実施した「髪が美しいと思う日本の有名人」のアンケートで1位に選ばれた(2005年(平成17年)9月)。松下電器産業(現:パナソニック)「きれいなおねえさん」シリーズのCMで見せた、彼女の黒髪がたなびく映像は、CG処理などを使用せず、そのまま撮影されたものだという。視力は右が0.07、左が0.06で、コンタクトレンズを使用している。足のサイズは25から25.5cmである。

仕事

  • リング0 バースデイ』の山村貞子役のオーディションに合格してから見出され、『TRICK』や『ごくせん』などの主役に抜擢され、大ブレイクした。
  • ザテレビジョン』のドラマアカデミー賞主演女優最優秀賞を幾度となく受賞している。
  • NHK大河ドラマ『功名が辻』の放送開始時点では、女優としては最年少である26歳2か月で主役への起用(2006年(平成18年)当時。2008年(平成20年)の大河ドラマ『篤姫』で主役の宮崎あおいが放送開始時点で22歳1か月で更新)となった。
  • 大河ドラマ3回目の出演にして主役登板になった。大河ドラマにおいて女優が主役となったのは1994年(平成6年)の『花の乱』の三田佳子以来である。
  • CMにも多く出演している。「CMの女王」と云われ、コマーシャル出演料も吉永小百合の1億円に次ぐ6000万円とされる[要出典]2007年(平成19年)4月当時)。
  • 翌年に大河ドラマ『功名が辻』が放送されることなどから2005年(平成17年)、『NHK紅白歌合戦』の司会に初起用される。この年はグループ司会制となり、司会の役割は決められなかったが、事実上の紅組司会を務めた。2006年(平成18年)、2008年(平成20年)、2009年(平成21年)も正式紅組司会者として司会を担当(2007年(平成19年)も応援ゲストとして出演し、一青窈秋川雅史の曲紹介を行った)。紅組司会4回は水前寺清子と並び歴代3位。
  • 2010年(平成22年)の紅白は、2002年(平成14年)に続いて、2回目のゲスト審査員を務めた。司会を務めた翌年にゲスト審査員に起用されるというケースは史上初。
  • ドラマ「美しい隣人」では主演で悪役を演じ、新境地を開く。

交友関係

  • 島谷ひとみ:ミュージカル『スター誕生』の共演がきっかけで親しくなる。2人で食事や海外旅行に行くほどの仲である。
  • 阿部寛:『TRICK』で10年来の付き合いがある先輩俳優。大河ドラマ『功名が辻』収録時、仲間が共演者やスタッフに悩みを言うことができずに阿部に電話で相談し、アドバイスを受けたという。
  • 生瀬勝久:最も共演作が多く、親密な個性派俳優でクサレ縁。仲間の代表作ともいえる『TRICK』シリーズ、『ごくせん』シリーズの2作全てで共演。その他にも『ウソコイ』、『功名が辻』、『ゴーストママ捜査線~僕とママの不思議な100日~』、舞台『琉球ロマネスク テンペスト』と『ナツひとり―届かなかった手紙―』でも共演。舞台『ナツひとり―届かなかった手紙―』の制作発表において生瀬は、先の3作品を中心に自分と仲間が出た作品はヒットするということを発言している。2011年(平成23年)1月30日放送のトーク番組ボクらの時代』(フジテレビ系)において、生瀬の趣味に誘われたり自宅に招かれたりするほどの仲であると語った。
  • 布施明:事務所の先輩で、仲の良い関係にあり、『ウソコイ』、『スター誕生』で共演、二人は「紅白歌合戦」でも顔合わせ。「笑っていいとも!」で仲間を紹介したこともあり、布施のことを「お父さん」って呼んでた。
  • 宇津井健:『ごくせん』シリーズ、舞台『ナツひとり―届かなかった手紙―』で共演。仲間のことをかつて「赤いシリーズ」で共演した山口百恵を彷彿させる存在感と絶賛。脚本家・橋田壽賀子と仲間とのパイプを築いた。
  • 泉ピン子:『ジョシデカ!-女子刑事-』、『99年の愛〜JAPANESE AMERICANS〜』、『花嫁』で共演。泉の師匠・杉村春子から習ったものを全て伝授したいとまで言わしめた。

その他

  • 趣味はドライブ
  • 『TRICK』完結後の堤幸彦阿部寛の座談会にて、収録前に行われていたマジックの練習が大嫌いだったと語る。
  • 唇を「パッ」と鳴らすのが癖で、これは『TRICK 新作スペシャル2』の決め台詞でも使われている。
  • ゲームで『バイオハザードシリーズ』を得意とし、『『ぷっ』すま』にて高得点を出すなどしている。
  • 上記の経歴にあるが、女優として有名になる前はゲームアニメの主題歌を担当したり、声優としても活動していたが、現在ではそれらのジャンルでの活動は一切なくなった。
  • 上から3番目の兄は自衛官(既婚者)で、陸上自衛隊北熊本駐屯地に勤務しており、東日本大震災後、救難・復旧活動のため被災地の宮城県へ派遣された[1]

出演

テレビドラマ

映画

アニメ

バラエティ番組・その他

舞台

ラジオ

CM

2011年(平成23年)現在

  • 資生堂
    • 資生堂 アクア・水分ヘアパック(1998年 - 1999年)
    • 資生堂 プラウディア (2001年)
    • エフティ資生堂 スーパーマイルドシャンプー(2002年 - 2003年)
    • 資生堂 BEAUTY VOLTAGE(2003年)
    • 資生堂 ビューティーフーズ 美系(2005年)
    • 資生堂 TSUBAKI(2006年 - )
    • 資生堂 ザ・コラーゲン(2011年 - )
  • JA共済連(2000年 - )
    • 「自動車共済」カーレースゲーム篇
    • 「自動車共済」何?!篇
    • 「自動車共済」そんなバナナ篇
  • 西日本旅客鉄道(JR西日本)
  • 松下電器産業→パナソニック
  • サッポロビール 麦とホップ(2010年1月 - )
  • 森永製菓 小さなチョコビスケット(2011年10月−)
  • ファイザー(2012年1月 - )

過去

音楽

久保こーじプロデュースのもと歌手としても活動していた。リリースしたシングル7曲のうちの最高位は、『心に私がふたりいる』のオリコン70位(他の4曲は100位外)。2011年現在、音楽活動は休止している(所属のアンティノスレコードの解散に伴い、親会社であるエピックレコードジャパンに移されている)。

小室哲哉がプロデュースしたプレイステーション用ソフト「ガボールスクリーン」には「SHUBI-DUBA, DUBI-DUBA」という楽曲のプロモーションビデオが収録されている。

仲間由紀恵 with ダウンローズ

2006年(平成18年)1月31日よりau テレビCMのイメージキャラクターとして結成されたユニット。メンバー構成はヴォーカルが仲間、MC担当がダウン(藤田正則)、DJ担当がローズ(井田篤)で、オフィシャルサイトも作られた。

2006年1月31日、CM曲「恋のダウンロード」を着うたフル限定で配信。50万件以上という好アクセスにより3月15日に2か月限定でCD化され、音楽ダウンロードサイトMoraで最高3位、オリコン初登場8位となる。7月21日に『恋は無期限』を着うた配信。8月1日に着うたフル配信限定でリリース。その後すぐに解散した。

CMキャラクター名義にてオリコンシングルチャートでTOP10入りするのは、牛若丸三郎太(時任三郎)の『勇気のしるし〜リゲインのテーマ〜』以来16年ぶりとなった。

携帯電話の着うたフルでのデビューは史上初とされているが、2005年(平成17年)6月河村隆一率いるユニットTourbillonが先行着うた配信という形で着うたデビューを果たしている。

シングル

  1. MOONLIGHT to DAYBREAK (1996年6月24日)(オリコン74位)
    • TK MUSIC CLAMP』のエンディングテーマ、久保こーじ作曲、No! Galersのカバー。
    • 『TK MUSIC CLAMP』にはPRODUCTSガールとして出演(第2回と第27回)し、小室哲哉のギターをバックに歌った。
    • プレイステーション用音楽ソフト第1弾EPSシリーズ「MOONLIGHT to DAYBREAK」(SCPS-40002)も同時発売された。
  2. トゥルー・ラブストーリー〜恋のように僕たちは〜 (1996年12月12日)(オリコン122位)
  3. 心に私がふたりいる (1997年5月21日)(オリコン70位)
  4. 負けない愛がきっとある (1997年8月1日)(オリコン76位)
  5. 遠い日のメロディー (1997年11月21日) (オリコン178位)
  6. 青い鳥 (1998年11月26日)(オリコン173位)
  7. Birthday (2000年2月2日)(オリコン200位圏外)
  8. 愛してる (2001年2月21日)(オリコン30位)
  9. 恋のダウンロード (2006年3月15日)(オリコン初登場8位)
    • 仲間由紀恵 with ダウンローズ名義
  10. 恋は無期限 (配信限定)
    • 仲間由紀恵 with ダウンローズ名義

アルバム

  • 遠い日のメロディー (1998年1月21日)(オリコン49位)

写真集

  • Pastel (近代映画社、1997年)
  • SADA‐KO in「リング0」―仲間由紀恵写真集 (角川書店、1999年)
  • 20th-Nakama Yukie (集英社、2000年)
  • digi+KISHIN DVD 仲間由紀恵 (ポニーキャニオン、2002年)
  • g@me 写真集 ☆TOKYO STREAM (2003年)
  • 山田奈緒子フォトブック ~Naoko Yamada in TRICK~ (近代映画社、2010年)
  • フォトブック「仲間由紀恵」 (集英社、2010年)

テレビゲーム

  • プレイステーション「MOONLIGHT to DAYBREAK / 仲間由紀恵 EPSシリーズ」(1996年、アンティノスレコード
  • プレイステーション「ロックマンX4」(1997年、アンティノスレコード) - 主題歌を担当

受賞

脚注

外部リンク