京都大学東南アジア地域研究研究所
京都大学地域研究統合情報センター (CIAS) | |
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正式名称 | 京都大学地域研究統合情報センター (CIAS) |
英語名称 | The Center for Integrated Area Studies (CIAS), Kyoto University |
略称 | 京大地域研 |
組織形態 |
大学附置研究所 (共同利用・共同研究拠点) |
所在地 |
日本 〒606-8501 京都府京都市左京区吉田下阿達町46 京都大学キャンパス内 北緯35度021分035秒 東経135度77分415秒 / 北緯35.35972度 東経136.39861度 座標: 経度の分が60以上です 座標: 経度の秒が60以上です {{#coordinates:}}: 経度 (lon) の値が無効です |
人数 | 専任教員12人、兼務教員7人ほか、国内客員、外国人研究員 |
設立年月日 | 2006年4月[1] |
前身 | 国立民族学博物館地域研究企画交流センター(旧地域研) |
上位組織 | 京都大学 |
ウェブサイト | ホームページ |
京都大学地域研究統合情報センター(以下、CIAS)は、京都大学東南アジア研究所、アジア・アフリカ地域研究研究科、アフリカ地域研究資料センターとともに、地域研究のための拠点研究組織の一つである。
また、CIAS は、全国約90の研究・教育機関および学会・市民団体からなる地域研究コンソーシアム (JCAS) の幹事組織として事務局運営を担当している。
沿革
国立大学の法人化、国立民族学博物館を含む5つの大学共同利用機関による人間文化研究機構の設置を経て、2005年6月末、その前身である国立民族学博物館地域研究交流センターの廃止と、新たに CIAS の設置を含む学術推進方策が提言された。その後、科学技術・学術審議会学術分科会の研究環境基盤部会での審議や総合科学技術会議での審議を経て、2006年度概算要求の実施となり、同年4月に発足した。
また、CIAS は、2008年4月から全国共同利用施設として公募による共同研究を実施し、その研究成果を共同利用研究成果発表ワークショップにて公開している。
さらに、2009年に CIAS は文部科学大臣により共同利用・共同研究拠点に認定され、翌2010年から同様に公募による共同研究活動に着手している。
体制
- 研究部門
- 地域相関研究部門
- 情報資源共有化部門
- 地域情報学(高次情報処理)研究部門
- 国内・国外客員研究部門
- 図書室
- 京セラ文庫「英国議会資料」室
活動の目的
おもに、①地域横断的な相関型地域研究の推進、②地域に関する情報資源の共有化システムの開発、③情報学を応用した地域情報学の構築、の3つのミッションを推進することを目的としている。
- 研究資料提供型
- 大型コレクション:人間文化研究機構から京都大学に移管された19-20世紀の『英国議会資料』の原本を共同利用に供している。
- 資源共有化システム:センター所蔵(英国議会資料図版データ)および教職員が収集した地域研究資料(マレー・インドネシア語雑誌記事、映画、選挙データ、地図等)を順次データベース化し、地域研究者コミュニティーおよび一般社会に対して公開している。
- 共同研究型
国公私立大学等に所属する全国の地域研究に関連する研究者による共同研究は、地域研のミッションに基づく「相関型地域研究」「地域情報学」「地域情報資源共有化」「地域研究方法論」の4プロジェクトの下に公募されている。
出版物
- 『地域研究統合情報センター年報』
- 地域研究統合情報センター ニューズレター
- 学術雑誌 『地域研究』
- CIAS Discussion Paper Series
メンバー
- 原正一郎 – 情報学、センター長、教授
- 貴志俊彦 – 東アジア地域研究、日中関係史、トランスナショナリティ研究、副センター長、教授
- de Jong,Wilhelmus Adrianus – 農学、林学、環境学、教授
- 林行夫 – 東南アジア民族誌学、文化人類学、宗教と社会の地域研究、教授
- 村上勇介 – ラテンアメリカ地域研究、政治学、准教授
- 帯谷知可 – 中央アジア地域研究、中央アジア近現代史、准教授
- 柳澤雅之 – ベトナム地域研究、農業生態学、准教授
- 山本博之 – マレーシア地域研究、東南アジア現代政治史、准教授
- 西 芳実 – 東南アジア地域研究、多言語・多宗教地域の紛争・災害対応過程、准教授
- 柴山守 – 地域情報学、人文情報学、特任教授
- 亀田尭宙 – 情報学、助教
- 中山大将 – 樺太・サハリン研究、助教
- 片岡樹 – 東南アジア地域研究、兼任准教授(東南アジア研究所)
- 東長靖 – イスラーム地域研究、 兼任准教授(アジア・アフリカ研究研究科)
- 山越言 – アフリカ地域研究、民族文化論、兼任准教授(アジア・アフリカ研究研究科)
OBメンバー
- 田中耕司 – 東南アジア地域研究、インドネシア生態学、教授
- 押川文子 – インド地域研究、南アジア社会史、教授
- 星川圭介 – 東南アジア地域研究、情報学、農業土木学、助教
- 谷川竜一 – 朝鮮半島地域研究、建築史、助教
- 篠原拓嗣 – 情報工学 知識システム分野、助教
交通
脚注
- ^ 設立の経緯 京都大学地域研究統合情報センターウェブサイト 2010-05-30 閲覧
関連項目
- 京都大学
- 京都大学東南アジア研究所
- 京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科
- アフリカ地域研究資料センター
- 地域研究コンソーシアム (JCAS)